通常、猫の妊娠期間は9週間です。猫が妊娠すると、すぐに体つきや行動に変化が現れます。したがって、飼い猫が妊娠したかどうかを調べるためには、猫の妊娠期の変化の特徴を知っておくと大変役に立ちます。とは言っても、猫の妊娠を正確に確認するためには、獣医の診断を仰ぐのがもっとも確実な方法です。専門的な猫のブリーダー以外は、飼い猫に避妊手術を施すべきでしょう。猫が過剰に繁殖すると、飼い主が見つからずに安楽死を強いられる猫が増えるという大きな問題を招くことにつながります。

パート 1 の 3:
生殖能力の兆候

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    飼い猫の妊娠が可能かどうかを確認する 飼い猫に生殖能力があり、発情期の兆候が現れている場合は、妊娠している可能性があります。
    • ペットとして飼われているメス猫は、気温が上がり日照時間が長くなる春から秋までの季節に生殖活動を行います。
    • メス猫の発情周期は、気温が上がり、体重が成猫の80%ほどに達すると始まります。中には生後4ヶ月で発情期に入る珍しいケースの猫もいます。
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    交尾行動を見守る メス猫が発情期に入ると、オス猫を惹きつけようとする明らかな行動の変化が見られます。これは4日から6日ほど続きます。[1]
    • メス猫は発情期に入る直前に落ち着きを失い、人にまとわりつくようになると同時に、低い声で鳴き始めます。また、食欲も増加します。[2]
    • 実際に発情期に入ると、メス猫は絶え間なく「ニャー、ニャー」とうるさいほど鳴くようになり、食欲の減退が見られることもあります。
    • メス猫が発情期に入ると、普段より人にまとわりつくようになり、床を転げまわることが増えます。また、下半身を上げて尻尾を後ろ足で横に押さえつけたりします。[3][4]
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    発情期の意味を理解する 発情期に入るということは、飼い猫が不可解な行動をとり始めるだけではなく、それ以上の意味を含みます。お宅の飼い猫はすでに妊娠しているかもしれません。
    • 飼い猫が発情期を迎えたことを確信したら、妊娠する可能性は大いにあります。
    • 発情期が一旦治まると、メス猫は8日から10日ほど「静寂期」に入り、その間は比較的落ち着いた行動をとります。その後、再び発情期を迎えて、4月から9月まで発情期と静寂期を繰り返します。[5]
    • 発情期や不慮の妊娠を回避するためにも、飼い猫にはなるべく早く避妊手術を受けさせましょう。
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パート 2 の 3:
妊娠の兆候を探る

  1. 1
    乳首の大きさを確認する 妊娠後15日から18日経つと、メス猫の乳首はピンクまたは赤に変色し、大きく膨らみます。[6]
    • 乳房も同じく大きく膨らみ、乳首から母乳のような液体が出ることもあります。
    • 乳首の膨らみは発情期の特徴でもあります。乳首が大きくなったからといって、それが妊娠を決定付けるものではないことを覚えておいてください。
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    ロバのような特徴的な体型 妊娠中の猫は、横から見ると背骨がわずかに湾曲して、お腹が丸く膨らんでいるのがわかります。
    • 妊娠後期になるとこのロバ体型はさらにはっきりわかるようになります。
    • ただ単に太っているだけの猫は、おなか周りだけでなく、首や脚などを含む体全体が太ります。
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    営巣行動を確認する 出産の数日前になると、メス猫は子猫のための巣作りを始めます。
    • メス猫はクローゼットや押入れのような静かな場所に移動して、毛布やタオルなどの布地を集めて出産場所を準備します。
    • 営巣行動に気付いて初めて飼い猫の妊娠を知ったという場合は、直ちに飼い猫を獣医に連れて行き、出産前の健康診断を受けさせましょう。
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パート 3 の 3:
妊娠中の猫のケア

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    飼い猫に妊娠の疑いがある場合は獣医の診断を受ける 獣医は妊娠の有無を判断して、妊娠中の飼い猫のケア方法を教えてくれます。妊娠中の注意点と出産準備について獣医によく相談しましょう。
    • メス猫の腹部を診察してもらいましょう。妊娠後17日-25日が経過すると、経験豊富な獣医は胎児を触診することができます。
    • 触診は獣医に任せましょう。勝手にメス猫のお腹を押したりすると、流産につながる可能性があります。[7]
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    超音波で診察 獣医の触診だけでは妊娠が確認できない場合は、超音波による診察で妊娠を調べることが可能です。この時、子猫の数も確認することができます。[8]
    • 超音波を用いると、妊娠後20日頃から胎児の心音が聞こえます。
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    レントゲン写真を撮ってもらう 妊娠45日を過ぎた頃から、子猫の骨格がレントゲン写真で撮れるようになります。これで妊娠は確実になり、胎児の数も確認できます。[9]
    • たいていの場合、獣医はレントゲン写真を2枚撮影します。親猫の腹部の状態と胎児の数を確認し、妊娠中に何か問題が起きていないかを調べます。
    • レントゲン写真により親猫と胎児に悪影響が及ぶことはありません。
    • レントゲン写真のほうが超音波より胎児の数を確認しやすいのは確かですが、100%の正確性があるわけではありません。
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    妊娠中は予防接種と駆虫薬やその他の薬品の使用を避ける 特に妊娠中に予防接種を受けると、親猫と胎児に悪影響が及ぶ可能性があります。
    • 妊娠中および出産後は、駆虫薬などの薬品を親猫に与える前に必ず獣医に相談しましょう。
  5. 5
    出産前の数週間は親猫のカロリー摂取量を増やす 出産が近付くと親猫は食欲旺盛になり、体重が急に増えることがあります。[10]
    • 妊娠後期に入ると、胎児は急激に成長します。猫用の栄養強化食品などを親猫に与えて、十分なカロリー摂取量を確保しましょう。
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    出産前の数週間は親猫を屋外に出さない 出産が近付いたら、親猫を家の中に閉じ込めて、屋外で出産準備をさせないようにしましょう。[11]
    • 出産するための場所や箱などを家の中に用意してあげましょう。静かで暖かい場所に箱を置き、新聞や使い古したタオルや毛布などを敷きます。
    • 猫の飲み水や餌、トイレを箱の近くに置き、出産までの間は親猫を箱の中で眠らせるようにしましょう。[12]
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注意事項

  • 毎年、野良猫の数が増え過ぎて、何百万匹という猫が安楽死させられています。この問題をこれ以上悪化させないために、飼い猫には必ず避妊手術を受けさせてください。生後5-6ヶ月までに避妊手術を受けると、妊娠することはありません。
  • 獣医の中には妊娠中の猫の中絶や子宮摘出手術を勧める医師がいます。妊娠後期には手術を勧めない医師もいますが、妊娠期間に関わらず手術を行なう医師もいます。
  • 猫には普通、つわりはありません。飼い猫が頻繁に嘔吐したり具合の悪そうな様子を見せる場合は直ちに獣医の診察を受けましょう。[13]
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このwikiHow記事について

Pippa Elliott, MRCVS
共著者
獣医、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)
この記事の共著者 Pippa Elliott, MRCVS. Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるピッパ・エリオット獣医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医師、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得し、生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。 この記事は253,494回アクセスされました。
カテゴリ: ペット・動物
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