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多くの猫にとって、生涯のうち、体の何処かにしこりができることも珍しくありません。ペットの体にしこりを見つけると恐いものですが、全く無害なものがある一方、一刻も早く動物病院での処置を要するものもあります。よく分からないしこりを見つけたら、動物病院に連れて行くのが普通は良いとされます。猫のしこりと関連する他の症状がないかよく観察し、そういった情報は獣医師と共有しましょう。

方法 1
方法 1 の 3:
動物病院に連れて行く

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    新しくできたしこりは出来るだけ早く獣医師に診てもらう 一般的に、1~2週間で消えないしこりがある場合は動物病院に連れて行きましょう。ただし、しこりが小さくて大きくならない、液体が出ていない、猫が気にする様子がない場合は、危険なしこりではないでしょう。[1]
    • 突然しこりが現れて、目に見えて大きくなっている場合は、出来るだけ早く動物病院に連れて行きましょう。
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    無害と思われるしこりは経過観察する 全く害のないしこりも存在します。例えば、ケガや手術の痕の細胞が硬くなっていることがありますが、これはほとんどの場合単なる瘢痕組織でしょう。だたし、しこりのせいで猫が不快感を感じていたり、感染症を起こしているようならすぐに診てもらいましょう。[2]
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    動物病院で検査してもらう 動物病院では、しこりが膿瘍等の液体が詰まったものなのか、腫瘍や嚢胞等の固形のものなのかを判断することができます。ただし、検査をしてみないと腫瘍が良性なのか判断できません。針や外科用メスでしこりの細胞を少し採取し、施設で検査するのが通常の流れです。[3]
    • 初期検査は簡単で安全、そしてすぐに済みます。猫を眠らせずに行い、痛みもほとんどないでしょう。
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    生検をしてもらう 初期検査でしこりの原因が特定できない場合、生検を勧められるでしょう。麻酔をかけてしこりの一部もしくは全てを取り除きます。この方法だと、しこりの原因を確定診断できるため、行う価値はあるでしょう。[4]
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方法 2
方法 2 の 3:
原因を推定する

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    猫がケンカをしていないかを思い出す 膿瘍は猫によく見られるしこりで、他の猫や犬とケンカした数日後に形成されます。比較的大きく、中は液体で満たされています。猫が熱っぽかったり具合が悪い様子で、しこりの真ん中にかさぶたがあるなら膿瘍である可能性が高いでしょう。[5]
    • 膿瘍は細菌感染症で、普通はそれほど危険ではありませんが、動物病院で診てもらった方が良いでしょう。排膿して、感染症を治す抗生物質が処方されます。
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    耳のしこりが血腫かどうかを判断する 小さなケガをすると、血が患部の皮膚の下に溜まり、血腫という液体が詰まったこぶができることがあります。猫が頭を激しく振って、軟骨と耳の皮膚の間の毛細血管が傷つくことが原因で血腫ができるることはよくあります。[6]
    • 血腫は獣医師による診断が必要です。血腫には、治療を必要とする根本的な原因があるケースがほとんどです。例えば、耳ダニやケガをした耳からの感染症等が挙げられます。
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    嚢胞を切除してもらう 毛包や脂腺が詰まることにより起こることがあります。しこりが突然現れて、変化がなく、真ん中から毛が生えているようなら嚢胞かもしれません。繰り返し感染症にかかったり、猫が不快感を表さない限り、そのまま放置されることもあるでしょう。[7]
    • 確信が持てない場合は、嚢胞を動物病院で診てもらって、切除した方が良いかどうかを判断しましょう。
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    食べ物アレルギーの可能性を考える 猫の餌を最近違うタイプに変えたばかりで、頭や首にしこりが現れたのなら、おそらくアレルギー反応でしょう。その餌を止め、しこりが治まるかを見てみましょう。[8]
    • アレルギー反応としてできるしこりは、小さくて青白く、中には液体が入っています。
    • しこり自体は危険ではありませんが、猫が患部を掻いて痛みが出ることがあります。
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    ノミによる刺咬を疑う しこりが赤くて小さく、先が少し尖っているようなら、ノミが原因かもしれません。普通、体を掻いたり、毛が抜けるといった症状も同時に見られます。ノミ駆除の方法について獣医師に相談し、頻繁に舐めたり掻いたりしている箇所が傷になっていないか注意して見ましょう。[9]
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方法 3
方法 3 の 3:
様々な種類の腫瘍を見分ける

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    定期的に腫瘍をチェックする 毎月、猫の体にしこりがないか、そして行動パターンに変化がないかチェックしましょう。しこりが腫瘍だと判明したら、出来るだけ早く対処しましょう。まず、猫の頭のてっぺんに両手を置いて、耳の辺りを撫で、首の下へと移動します。そして、前足、肩の下、背中、お腹をチェックし、最後に腰の辺りと後ろ足をチェックしましょう。[10]
    • 新しいしこりを見つけたら、獣医師に電話で相談するか動物病院の予約を取りましょう。
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    良性の腫瘍を見分ける 良性の腫瘍はがん性がなく、普通はゆっくりと大きくなります。見つけたときはまだ小さく、サイズの変化さえ気づかないこともあるでしょう。良性の腫瘍のしこりは丸くて硬いのが特徴です。皮下でしこりを移動させることもでき、皮膚自体は悪い状態には見えません。[11]
    • 良性の腫瘍は猫にとって危険なものではありませんが、動物病院で診てもらうのが一番でしょう。一見良性に見えても、悪性である可能性もゼロではありません。
    • 顔や足の腫瘍は良性であっても切除を勧められ、それ以外はそのまま放置という処置が多いでしょう。
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    成長しているしこりを調べてもらう がんの悪性腫瘍は猫にとって危険で、直ちに対応する必要があります。幸いにも、悪性腫瘍は比較的判別が簡単です。気づいたときには突然現れたようで、驚くほど大きく、目に見えて成長が早いでしょう。形はいびつで、表皮は変色しているか不健康な色をしています。[12]
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このwikiHow記事について

Lauren Baker, DVM, PhD
共著者 ::
獣医
この記事の共著者 : Lauren Baker, DVM, PhD. バーカー医師は獣医、そして生物医科学の博士候補生です。2016年にウィスコンシン大学から獣医学の博士号を授与されています。現在は生物医科学の博士号取得を目指し、同校の研究機関、「Comparative Orthopaedic Research Laboratory」にて動物と人体に生じる整形外科系疾患の研究を続けています。 この記事は2,508回アクセスされました。
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