子猫を見つけたり、貰ってきたり、親から引き継いだら、子猫の年齢を知る必要があります。子猫は人間よりもとても早く育ち、生後2週間の子猫と生後6週間の子猫とでは必要なことが異なります。正確な年齢は分からなくても、情報にもとづいて推測すれば、子猫の世話を適切に行うことができます。

方法 1 の 4:
体の特徴を調べる

  1. 1
    へその緒を探す へその緒がついていれば、生まれたばかりの子猫に違いありません。[1]
    • 通常、母猫は臍帯を噛み切ります。子猫の腹にぶら下がって残った組織の一部がへその緒です。
    • 猫のへその緒は普通は生後3日までに取れます。子猫にへその緒がついていれば、生後数日でしょう。
  2. 2
    子猫の目を調べる 子猫の目は、開きはじめてから最後に色が変わるまでにいくつかの成長段階をたどります。目の変化を見れば、子猫の年齢を推測できます。
    • 子猫は生後10日から14日になるまでは目が開きませんが、7日から10日で目が開く場合もあります。子猫の目が閉じていれば、生まれたばかりでしょう。目が開いている子猫なら、少なくとも生後1週間は経っています。[2]
    • 子猫の目が、開きはじめてはいるものの細目のようであれば、生後2週間から3週間でしょう。目が開きはじめる段階では、成長後にどのような色になるかに関わらず、子猫の目は明るい青色です。
    • もう少し成長した子猫で、目の色が変わりはじめていたら、生後6〜7週間前後でしょう。この時期には虹彩の色が、以後変わることのない、成熟した色に変化しはじめます。青い目の猫の場合は、子猫が成長していても変化が見られず、年齢を判断する材料にはできない場合があります。
  3. 3
    子猫の耳を調べる 目と同様に、子猫の耳も成長段階の初期にいくつか変化が見られます。幼い子猫では、耳の特徴や変化から正確な年齢を推測できる可能性があります。
    • 子猫の耳が頭に付くように倒れていたら、生後1週間未満かもしれません。生まれたばかりの子猫は、耳の穴が閉じているので、[3] 耳が平たく伏せられているように見えます。子猫の耳は生後5日から8日で立ちはじめます。
    • 子猫の耳が立ちはじめるのを注意して観察しましょう。耳が立つのには目が開くよりも時間がかかります。閉じている耳の穴が開くのは生後5日から8日の間ですが、耳が立ち上がるのが目に見えるのはもっと長くかかります。生後2週間から3週間目の間には耳が立つでしょう。[4]
  4. 4
    子猫の乳歯を調べる 幼年期から若年期の子猫の年齢を見積もるには、歯の有無と発達度合いを調べましょう。歯が生えていない子猫は生まれたばかりで、生後2週間未満でしょう。歯が生えていれば、歯の数や特徴から年齢を推測できます。
    • 最初の乳歯は、生後2週間から3週間で歯肉から出てきます。はじめに顔を出すのは門歯(前歯)でしょう。歯が見えなければ、子猫の歯茎をやさしく触ると歯の存在が感じられます。[5]
    • 乳歯の犬歯は、生後3週間から4週間目に生えてきます。犬歯は、先が尖った長い歯で、門歯の隣に生えます。
    • 乳歯の小臼歯は生後4週間から6週間で歯肉から出てきます。小臼歯は、犬歯と大臼歯(奥歯)の間の歯です。
    • 子猫の歯が生えているものの、大臼歯はまだ生えていない場合は、生後4ヶ月ほどでしょう。[6] [7] 下記の歯があることを確認しましょう。
      • 門歯が上下ともに6本
      • 犬歯が上下ともに2本(門歯の左右に1本ずつ)
      • 上の小臼歯が3本
      • 下の小臼歯が2本
  5. 5
    永久歯を調べる 乳歯よりも大きい永久歯が生えていれば、子猫は生後4ヶ月以上でしょう。幼い子猫に乳歯が生える時期に比べて、成長した猫では歯の生える時期は正確ではありませんが、永久歯の生える時期を基に子猫の年齢を推測することができます。
    • 最初に生える永久歯は門歯です。生後4ヶ月ほどで生えます。
    • 生後4ヶ月から6ヶ月の間に、乳歯の犬歯、小臼歯および大臼歯が永久歯に生えかわります。
    • 子猫の歯が永久歯に生えかわっており、大臼歯が4つあれば、少なくとも生後7ヶ月でしょう。
    • この説明は一般的で健康な子猫の場合を想定しています。医学的な問題や事故によって、一部の歯が無かったり、生えるのが遅くなったりする場合があります。
  6. 6
    体重を計る 猫の大きさや種類によって体重が異なるため、体重による年齢の推測は正確ではありませんが、子猫の体重は年齢を推測する要素のひとつです。
    • 平均的で健康な子猫では、生まれたときの体重は100gほどで、1日に約7gずつ増えていきます。[8] そのため、通常の子猫は生後1週間で100gから150gほどに体重が増えます。(体重が100g未満の子猫は、病気か栄養不良の可能性があるため、獣医師に見てもらいましょう。)
    • 通常の子猫は、生後1週間から2週間は体重が110~170gで、大人の手より小さいくらいの大きさです。
    • ほとんどの子猫は、生後2週間から3週間で体重が170~225gになります。
    • 体重が225~450gの子猫であれば、生後約4~5週間でしょう。
    • 体重が680~900gの子猫であれば、生後約7~8週間でしょう。
    • 平均的な猫では、生後3ヶ月以降には1ヶ月に450g程度ずつ体重が増えて、4.5kgほどで体重増加が止まり、安定します。そのため、1.3kgの猫であれば生後3ヶ月ほど、1.8kgであれば生後4ヶ月ほどでしょう。これは一般的な説明ですが、生後12週間以上の猫が4.5㎏ほどの成猫に成長するまでの間は、上記のおおよその指標が年齢の推測に役立つでしょう。
    広告

方法 2 の 4:
行動から推測する

  1. 1
    子猫の離乳の兆候を観察する この項目は母猫と一緒にいる子猫のみに当てはまります。母猫は子猫が生まれてから4~6週間で授乳を止めます。[9] この頃に母猫の母乳が出なくなってきます。
    • 母猫が子猫を完全に離乳させていたら、子猫は生後7週間程度と考えられます。母猫は生後7週間以降は授乳しません。子猫が母猫に近づいて乳を吸おうとすると、叩いて追い払われているのに気づくかもしれません。
    • 生後7~8週間の子猫は、以前より頻繁に母猫のそばを離れ、長い時間探検に出かけるようになります。[10]
  2. 2
    子猫の動く能力を観察する 子猫の歩き方の上達度合いによって、正常な発達と比較して年齢を推測することができます。子猫は生後2~4週間になるまでは、立ったり歩いたりすることはできません。[11] それまでの間は、母猫やきょうだいに寄り添って寝たり、乳を飲んだりして過ごします。子猫は生後数週間は腹ばいで動きます。
    • 子猫が歩くときにふらついたり、足取りが不確かな場合は、生後2週間ほどでしょう。[12]
    • 次第に歩くのに自信がみえはじめたら、生後3週間以上と考えられます。
    • 生後3~4週間の間に子猫は立ち直り反射を示すようになります。立ち直り反射とは、中空で体の向きを変えて足で着地する反射のことです。[13]
    • 生後4週間ほどで子猫は安定して歩けるようになり、周囲を探検するようになります。動く能力が高まるにつれ、好奇心も高まり、遊びたがるようになります。この頃の子猫は、獲物に飛びつくような動作をするようになります。[14]
    • 走ることができる子猫は少なくとも生後5週間でしょう。[15] [13]
  3. 3
    音や動く物に対する子猫の反応を観察する 子猫の目や耳は生後2週間から3週間目には開きはじめますが、幼年期のこうした感覚は発達途中です。外部の刺激に対する反応があるのは、生後3週目半ばごろからでしょう。
  4. 4
    子猫の自信と遊びたがる度合いを見る 健康な子猫は生後5週間から6週間で自信に満ちた立ち振る舞いをするようになります。筋肉運動の整合がとれ、動く能力が向上することが大きく寄与しています。子猫は以前にはもっとためらいがちだったのに比べて、恐れずに周囲を探検するようになります。
    • 生後7~8週間までには高度に筋肉運動の整合がとれ、動く能力が高くなっているはずです。走り回り、人間や他のペットと遊んだり交流するようになるほか、飛び跳ねる動作を練習しながら高い場所を探検するようになります。
    広告

方法 3 の 4:
性的成熟を確認する

  1. 1
    思春期の兆候を見つける 生後4ヶ月ほどになると、ホルモンの変化の影響で、子猫の行動が変化します。この頃の子猫は、夜に大きな声で鳴いたり、屋外に逃げ出そうととしたりします。[16] こうした兆候は、子猫が思春期にさしかかっているしるしかもしれません。
  2. 2
    継続的な性的成熟の兆候を観察する[17]  生後4~6ヶ月の子猫は、人間でいうと10代の時期にあたります。この頃の猫は、体重が増加している場合でも、幼児期の丸々した体型からすらりとした体型に変わります。
    • 生後4ヶ月以降のオスの子猫は、メスを惹きつけるために、尿による匂いづけ行動(スプレー)を始めます。
    • メスの子猫は生後4ヶ月から6ヶ月で発情期に入りはじめます。発情期には大きな声で鳴いたり、匂いづけをしたり、転げまわることがあります。
  3. 3
    少年期に入るのを確認する 生後7ヶ月以降の子猫は少年期であると考えられています。体も大きくなり、性的にも成熟します。少年期のメスの猫は、避妊手術を受けていなければ妊娠する可能性があります。性的に成熟するのに伴い、攻撃性も増します。
    • 生後6ヶ月ごろから、子猫は縄張りをめぐって他の猫に戦いを挑むようになります。[13] 少年期の子猫は、幼い子猫や大人の猫に比べて噛む傾向があります。
    • 少年期の猫はよく噛み付くので、この時期の猫を扱う際には気をつけましょう。
    広告

方法 4 の 4:
年齢の推測を裏付ける

  1. 1
    猫を譲ってくれた人や団体に尋ねる きちんとした団体やブリーダーは子猫の記録を付けているため、少なくともある程度正確な推測が可能でしょう。出産を直接に確認していなくても、推測することはできます。生まれてしばらくしてから子猫を受け入れた施設であっても、経験豊富なスタッフや獣医師が職業経験に基づいた推定年齢を提供してくれるでしょう。
  2. 2
    獣医師に尋ねる 初めて子猫を獣医師の診察に連れて行ったら、獣医師の知識に基づいて年齢を推測してもらいましょう。診察の際には、子猫が健康に過ごすための検査やワクチン接種について助言があるでしょう。
    広告

ポイント

  • 生後2~7週間は子猫が社会化する時期です。[18] 生後7~8週目の子猫の行動は、子猫が人間や他のペットとともに幸せに生きられるかどうかにとって重要となります。社交性のない猫は野性的で、将来的に人間に馴れることは困難でしょう。

広告

関連記事

How to

発情期の猫を落ち着かせる

How to

猫の死期が近いことを知る

How to

猫にノミがいるかを確かめる

How to

猫の鼻づまりを治す

How to

猫のおしっこの臭いを取る

How to

猫の口を開けさせる

How to

失明した猫の世話をする

How to

夜中飼い猫に起こされるのを防ぐ

How to

猫に寄生虫がいるかを確かめる

How to

猫の熱を下げる

How to

愛猫とコミュニケーションをとる

How to

活発な子猫を寝かしつける

How to

猫を追い払う

How to

家出した猫を見つける
広告

このwikiHow記事について

Pippa Elliott, MRCVS
共著者 ::
獣医、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)
この記事の共著者 : Pippa Elliott, MRCVS. Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるピッパ・エリオット獣医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医師、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得し、生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。 この記事は8,858回アクセスされました。
カテゴリ:
このページは 8,858 回アクセスされました。

この記事は役に立ちましたか?

広告