路地や空き地、裏庭には、たくさんの野良猫や捨て猫が住み着くことがあります。人間への害がない場合でも、その地域の鳥の数が減少する原因となることがあります。また、飼い猫に病気を移す可能性もあります。そのため、庭から食料や住みかとなるようなものを除去し、猫を寄せ付けないようにしましょう。また、猫の繁殖を防ぐTNR活動(地域猫を捕獲し、避妊手術を施して、元の場所に戻す活動)という方法もあります。

方法 1 の 3:
食料と住処になるものを除去する

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    野猫の食べ物となるものは除去します。ごみが容器からあふれないようにし、ふたをしっかりと閉めます。生ごみは外に放置しないように気を付けます。また、近所の人にもしっかりとふたが閉まるごみ容器を使うようにお願いしましょう。[1]
    • 猫はわずかな食糧でも暮らしていくことができるので、地区全体から食料源を完全に除去することは難しいかもしれません。
    • 猫に餌を与えたい場合は、少なくとも家から10メートルほど離れたところに餌を置きます。猫に来てほしいわけでなければ、家のドアの前に餌場を設置するのはやめましょう。
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    猫が住み着かないように、住処になりそうなものは撤去するか侵入できないようにします。雨風をしのげるように、猫は住処として暖かく乾いた場所を探します。ちょうどよい場所が見つからなければ別の地域に移動していくことでしょうから、縁側やベランダ下のすき間を塞ぎ、車庫のドアはしっかりと閉めるよう気を付けます。材木などは撤去し、生い茂った雑木林は刈ることで、猫の住処にならないようにしましょう。[2]
    • 自分の敷地内のある場所で猫が集っていることに気付いたら、 何を住処としているのか探りましょう。住処がわかったら、猫が侵入できないように処置をします。

    ポイント: ベニヤ合板や金網は、効果的にすき間を塞ぐことができる安価な材質です。猫が侵入できないように、ベニヤ合板を釘またはU字釘で留めましょう。

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    庭には市販の猫除けスプレーを使います。猫除けを目的とした薬剤散布スプレーは、さまざまなブランドのものが販売されています。これらの製品には猫が不快に感じる(天然または人工の)原料や臭いが使用されています。スプレーの使用頻度などは、製品に印刷された使用方法に従いましょう。猫がよく現れる庭のエリアにスプレーを吹きかけます。[3]
    • 猫除けスプレーは、たいていのペットショップかホームセンターで購入できます。
    • これらの製品は野良猫や飼い猫にとって安全で無害です。
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    猫が増えて自分ではどうしようもない場合は、動物管理センターに連絡をします。敷地内で野良猫や捨て猫が増えすぎている場合は、動物管理センターに問い合わせましょう。職員が猫を除去するために必要な方法を取ります。ただし通常、動物管理団体に捕らえられた猫は安楽死させられる可能性があるということを認識しておきましょう。
    • 猫の集団を駆除しても、他の猫が移り住んでくることがあります。すぐに新しく別の猫が移り住み、以前住んでいた猫が残した物資を使って生きていくでしょう。
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方法 2 の 3:
庭から猫を追い出す

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    動作検知式スプリンクラーを設置し、侵入してきた猫に水を吹きかけます。よく知られているように猫は水が嫌いなため、ネコ科の動物であれば水がかかる範囲に入らなくなり、庭から追い出すことができます。[4] 歩道の通行人がびしょ濡れにならないように、夜間、動物が1メートル程度の範囲内に接近してきたときにスプリンクラーが作動するように設定しましょう。
    • 芝生や花の適度な水やりにもなるため、一石二鳥です。
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    柑橘類の果物の皮を庭に直接まきます。猫は、オレンジやレモン、ライム、グレープフルーツなどの香りと味を嫌います。そのため、これらの果物を食べたりジュースを作ったりする機会があったら、皮を庭にまきましょう。猫は皮をまいたところから十分な距離を取るようになるでしょう。[5]

    ポイント: 庭で柑橘類の木を育てても、匂いがそれほど強くないためあまり効果はありません。

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    猫が穴を掘る庭の土の上に金網を敷きます。野良猫が庭に穴を掘ったり露出した植物の根をかじったりする場合は、金網で防御することができます。庭園を覆うのに十分な大きさのものを購入します。金網を直接地面に敷き、猫に動かされないよう4か所の角に石を置きましょう。[6]
    • 近くの金物店やホームセンターで、さまざまなサイズの金網が販売されています。
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    猫が嫌うハーブや植物を植えます。柑橘類の果物の皮と同じような効果を期待した方法です。庭園や植木鉢いっぱいに猫の苦手なハーブを植えれば、猫に土を荒らされなくなるでしょう。有害な動物を寄せ付けないように、少なくとも庭の3~4か所に猫除け効果のある植物を設置します。猫除け効果のある植物には次のようなものがあります。[7]
    • ラベンダー
    • レモンタイム
    • ヘンルーダ
    • ボレイハッカ
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    猫が集まる場所には、粉末黒コショウをまきます。毛づくろいをするときに、足に黒コショウの刺激臭があると猫は嫌がります。継続して庭に黒コショウをまくことで、猫も間もなく嫌な刺激は庭のせいだと気づくようになります。ベランダや車庫、裏庭など、猫が遊んだり眠ったりするあらゆる場所に、粉末黒コショウをまきましょう。
    • コショウは、草で覆われた芝生にも効果があります。しかし、激しい雨の後などは特に、頻繁にまき直す必要があるでしょう。
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方法 3 の 3:
TNR活動をする

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    敷地内の野良猫を捕獲し、避妊手術をして元のところへ戻します。猫を捕獲して去勢または卵巣摘出手術を施すこの方法は、猫の長期的な駆除に最も効果があります。プラスチックまたは金属製の、苦痛を与えない猫捕獲器を用意し、ツナ、イワシ、キャットフードなどでおびき寄せましょう。捕獲器は、猫が通常食事をする場所の近くに設置し、毛布で覆います。[8]
    • 猫を捕獲したら、捕獲器の中から出さないようにします。落ち着かせるためにブランケットをかけておきましょう。
    • 苦痛を与えない猫捕獲器は、近くのペット用品店、アニマルシェルター、ホームセンターなどで購入できます。
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    アニマルシェルターに連れて行くことは避けましょう。野良猫は飼育しづらいことが多いため、ほとんどのアニマルシェルターは野良猫を受け入れていません。野良猫はたいてい恥ずかしがりで交流を好まないので、飼育には向いていません。そのため、シェルターに入れても安楽死させられてしまうかもしれません。

    ポイント:しかし、近くのシェルターや動物保護施設に連絡をして助言を求めることは可能です。 効果的な捕獲方法、引っかかれないようにする方法、動物を傷つけないようにする方法などについて教えてくれるでしょう。[9]

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    避妊手術と、目印のための耳カットをしてくれる獣医に連れて行きます。野良猫の数が問題になっている現状から、去勢または卵巣摘出手術を無料で行う事業に協力している動物病院は多数あります。自分の状況にふさわしい事業を行っている近くの動物病院やシェルターに電話をかけてみましょう。避妊手術を受けさせるために野良猫を連れて行きたいという旨を説明します。また、通常獣医は、捕獲して避妊手術を施した目印として猫の耳をカットします。[10]
    • 野良猫を扱わない動物病院の可能性もあるため、病院に足を運ぶ前に野良猫を連れていくことを伝えましょう。
    • 去勢または卵巣摘出手術は、猫の繁殖を防ぎ猫の数をコントロールする人道的な方法です。
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    猫は家に連れて帰り、回復するまで面倒を見ます。動物病院に連れて行ったら、一定の期間はその健康状態に責任を持ちましょう。手術が済んでから、また元の場所で野生生活が送れるほど回復するまでは、家で面倒を見ましょう。[11]
    • 負傷した猫、麻酔が効いている状態の猫を野生に返してはいけません。
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    野良猫は捕獲した場所に戻します。捕らえられた猫は心に傷を負っていると思われるので、慣れ親しんだなわばりに戻すのが最適です。また雄猫には、自分のなわばりに他の知らない雄猫を入れない習性があります。それによって卵巣摘出手術を受けていない雌猫が他の雄猫と交尾をする機会が減るため、猫の繁殖を防ぐことになります。TNR活動の最終的な目標は、自由に徘徊する猫の高頻度の繁殖を防止することです。[12]
    • TNR活動で効果的に猫の数をコントロールするには、すべての猫を捕獲し、避妊手術を施し、元の場所に戻す必要があります。その結果猫は出産しなくなるため、猫の数の減少につながります。
    • TNR活動をした猫は繁殖しないため、家に連れ帰ってエサをあげても数が増えることはありません。
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ポイント

  • 捨て猫は飼い主に捨てられた猫で、野良猫は生まれたときから人に飼われることなく野生の生活をしている猫を指します。
  • TNR活動(地域猫を捕獲し、避妊手術を施して、元の場所に戻す活動)は、完全な野良猫にのみ行われるべきです。かつて人に飼われていた捨て猫は、清潔にして再度飼い主が見つかるようにシェルターに連れて行くとよいでしょう。[13]
  • 問題を起こす猫が正式に飼育されている猫の場合、飼い主に連絡をして屋外に出さないようにお願いしましょう。飼い主による協力が得られなければ、地域の動物管理センターに相談するか警察署に被害届を出しましょう。
  • 地域の猫の数を最も効果的に減らす方法は、TNR活動です。自分で猫を捕獲することが難しければ、動物管理センターに連絡をしてTNR活動への協力を依頼できます。
  • レストランでの食料廃棄物を入れる大きなごみ容器は閉められていなかったり、容器が満杯になるまで処理されなかったりするため、捨て猫や野良猫の食糧源となりがちです。地域内でこのような状況に気が付いたら、レストランのオーナーに話をしてごみのより適切な管理をお願いしましょう。
  • 猫に関する本を読んだり、猫について友達に話を聞いたりしてみましょう。だんだんと猫を好きになるか、ひどく嫌う気持ちが薄れるかもしれません。

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注意事項

  • 敷地に入ってきた猫は、決して傷つけてはいけません。非人道的で残酷なだけでなく、動物愛護法違反となります。
  • 野良猫は凶暴になることもあるため、捕獲や隅に追い詰めるのはやめましょう。万が一野良猫に引っかかれたり噛まれたりした場合は、病院で適切な処置を受けましょう。
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