献血をする方法

共同執筆者 Shari Forschen, NP

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良質な血液の蓄えがあるということば現代の医療に不可欠な要素です。合成的に作り出すことができないため献血を通して集めなければいけません。ただ、献血に対して不安を抱いている人も少なくありません。その理由は痛みに対する恐怖や病気を移されてしまうのではという懸念まで様々です。献血は必要な予防策を講じているため安全で、恐れる必要はありません。献血の際に注意しなければいけない最も深刻な事態を挙げるとすれば、めまいやふらつき、あざといった献血時の身体の反応でしょう。献血を行う際は下記の手順を参考に、できる限り準備を整えておきましょう。

パート 1
献血に向けて準備をする

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    献血可能なのか調べる 国によって献血の仕組みには異なる必要条件が課されています。血液に関わる疾病やその恐れの有無、過去の渡航先、さらに年齢や体重など様々な項目があります。一般的に下記の要件を満たしていれば献血可能と判断されるでしょう。
    • 米国の場合はMayo Clinicの献血に関するガイドを読んでみましょう。[1]
    • 健康かつ元気で、現在何の病気にもかかっていないことがまず大前提です。風邪をひいていて、ヘルペス、咳といった症状がでている人、ウィルスに感染している人、胃の調子が悪い人は献血は控えましょう。また、抗生物質といった特定の処方薬を服用している場合も献血ができないと判断されることもあります。
    • 体重が50キログラム以上あることが求められます。
    • 最低年齢を超えている必要があります。多くの場合16~17歳の人は保護者の許可なしに献血を行うことはできません。このような年齢にあたる場合は必要事項を最寄りの献血センターなどで問い合わせてみましょう。
    • 男性の場合は例えば56日、女性では84日(月経周期のあとに充分な鉄分濃度があることを徹底するため)といった間隔を空けなければ次の献血を行うことはできません。これよりもより短い期間内に前回の献血を行っている人は、この最低日数を満たすまでもうしばらく待つ必要があります。[2]
    • 24時間以内に簡単な歯科治療を受けた場合、あるいは過去1か月間に大掛かりな歯科治療を受けた場合も献血はできません。[3] 一般的に歯科治療を受けると細菌が取り除かれます。この細菌が血流に入り、全身感染を起こす恐れがあります。
    • ボディピアスやタトゥーを入れた人は少なくとも6~12か月待ってから献血を行いましょう。[4]
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    予約をする 献血センターは各国、各地に設置されています。このような施設は献血に来る人のために準備を行う必要があるので、事前に予約をしましょう。こうすることで献血者もまた特定の日付までに要件を満たし万全の状態で献血を行えるようになります。[5]
    • 予約をしたくない人は献血イベントに赴いても良いでしょう。地域のイベント予定に目を通しましょう。
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    鉄分が豊富な食品を摂取する 血液の生成には鉄分が不可欠なので、予約日の2週間前から鉄分が豊富に含まれた食品を摂取するようにしましょう。こうすることで良質な血液を提供することができるだけでなく、献血後に体が順調に回復します。ほうれん草、全粒粉、魚、鶏肉、豆類、肉のホルモン部位、卵、牛肉を率先して食べるようにしましょう。[6][7]
    • ビタミンCもしっかりと摂取していると、鉄分の吸収量が高まります。かんきつ類の果物、ジュース、ビタミンCのサプリメントなどを通して摂取しましょう。
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    水分をしっかり補給する 献血によって一定量の血液を失うことに備え、前日の夜と当日の朝はたっぷりの水やジュースを摂取しましょう。気を失いかけたり、めまいが起きたりする主な原因は血圧や血糖値の低下です。事前に充分に水分補給を行うことで危険は大幅に軽減されます。[8]
    • 暖かい季節は特に献血の24時間前から、たっぷりと水分補給をするよう推奨されています。さらに、献血3時間前からコップ4杯の水やジュースを飲んでおくようにしましょう。[9]
    • 血漿や血小板を献血する場合、予約時間の2~3時間前に240ミリリットルのコップで6杯分の水分を補給するようにしましょう。[10]
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    しっかりと睡眠をとる 献血前夜はしっかりと睡眠をとるようにしましょう。献血をする際に気分が悪くなったりせず、注意力も保てるようになり、結果的にあらゆる副作用の危険が軽減されます。[11]
    • 大人の場合は7~9時間、たっぷりと睡眠をとりましょう。[12]
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    献血の1~3時間前に食事をとる 何も食べていない状態で献血はできません。食事をとることで血糖値が安定し、献血後の気分不良を防ぐことにつながります。体内に食べ物があることで、めまいや気を失いかけるといった事態の予防にもなります。健康的で腹持ちの良いものが理想的ですが、満腹にならないようしましょう。
    • 午前の早い時間に献血を行う人は、卵とトースト、あるいはその他の鉄分、塩分、水分量を高めるメニューを選びましょう。日中に献血を行う人は、サンドイッチとフルーツといった昼食をとりましょう。食べ過ぎないよう気をつける必要がありますが、献血に耐えられるような血糖値を維持するためにしっかりと食べましょう。
    • 献血中に吐き気を催さないようにするために、予約時間直前に食べないようにしましょう。
    • 献血24時間前からは脂肪分の高い食事を避けましょう。血中の脂肪が高まると献血後の測定で正確な値を読み取ることができなくなってしまいます。センターの担当者が必要な測定のすべてを行えなかった場合、採血しても破棄しなければならないこともあります。
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    複数の身分証明書を用意しておく 献血時の必要条件の詳細は献血を行う場所によって異なることもありますが、身分証明書は少なくとも1点、必ず持参しましょう。運転免許証、献血カード、あるいはそれ以外の身分証、例えばパスポートや米国であれば社会保障番号カード等を2点用意しておくようにしましょう。献血日当日に忘れず持参しましょう。[13]
    • 献血カードとは献血センターによって登録された献血者に渡されるカードです。米国の場合オンラインで注文することも、献血センターで頼むことも可能です。あるいは初回の献血時に希望し、次回の献血時に受け取ることもできます。[14]
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    献血直前に避けるべきことを把握しておく 提供する血液が汚染されることを防ぐために献血直前の数時間は避ける必要のある項目がいくつかあります。例えば、献血の1時間前からは喫煙は控えましょう。また、24時間前からはアルコール摂取も避けましょう。
    • 飴を舐めたりガムを噛むと口内の体温が上がり、発熱を疑われ献血ができなくなることもあります。ただしこうした反応は5分で収まります。[15]
    • 血小板を献血する場合、献血の2日前からはアスピリンやイブプロフェンといった非ステロイド性抗炎症剤(NSAIDs)の服用を控えましょう。

パート 2
献血する

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    問診表に入力する 献血センターに到着したら、まず健康状態についての質問に答えます。場合によってはこれまでの病歴に関して答える必要もあるかもしれません。献血を行う場所によって、質問内容は異なる可能性があるものの、それに関わらず現在服用中の薬と過去3年間の渡航先を全て答えられるようにしておきましょう。
    • 例えば、米国のUnited Blood Servicesは食品医薬品局(FDA)の規制の対象となっていて、この管轄機関によって定められる規定を順守する義務があります。FDAは市民を守ることを目的とした機関であるため、血液の汚染や病気感染の可能性を示唆する行動、疾病、医薬品が疑われる場合は献血を拒否されることもあります。これは差別を目的とした措置ではありません。
    • つまり、血液感染性の疾病の可能性を高める行動がみられる献血希望者に対しては、問診でさらに詳しく聞かれます。例えば静脈注射による薬物の使用、特定の性的行為、特定の医薬品の使用、特定の国の在住歴などが追加の質問の対象となでしょう。こうした項目についての回答が全てイエスである場合、献血を断わられるかもしれません。
    • 肝炎、ヒト免疫不全ウイルス、(HIV)エイズ(AIDS)、あるいはシャーガス病など献血が絶対にできないケースもあります。
    • 質問事項にはすべて正直に答えるようにしましょう。デリケートな内容を含む項目もあるかもしれませんが、献血センターがあなたの血液を使用することができると確証できるようにするためにも、事実に即した回答を提供することが不可欠です。[16]
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    健康診断を受ける 質問事項を全てクリアしたら、次は簡単な健康診断を行います。一般的に看護師による血圧、脈拍、体温測定が行われます。つぎに指先を軽く刺し、ヘモグロビンと鉄分濃度を調べます。
    • 血圧、脈拍、体温、ヘモグロビンおよび鉄分濃度は、正常な範囲内の測定値であることが献血の条件です。健康的な血液であるということだけでなく、献血者が供血後に貧血にならないようにするための措置です。[17]
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    気持ちの準備をする 針が怖いと感じたり、針を刺されるのが苦手という献血希望者も少なくありません。できるだけ楽に献血を行えるよう、気を紛らわせたり気持ちの準備を行いましょう。針から目をそらせ、針が刺される直前に深呼吸をしてみましょう。また、献血と逆の腕をつねり気をそらすこともできます。
    • 逆に息を止めてはいけません。気を失ってしまう恐れもあります。
    • 多くの献血者はわずかにチクりとする以外、ほとんど痛みを感じなかったという感想を述べています。不安感が問題なので、緊張を和らげることができるほど楽になるでしょう。[18]
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    採血をする 健康診断を済ませると、リクライニング式の椅子腰を掛けるか完全に背を倒して横になるよう指示を受けます。血管を見つけ血液を採取しやすくするために腕が固定されます。次に、針が刺されることになる肘の裏が消毒され、看護師が針を刺します。この針は長いチューブにつながっています。手を数回握ったり開いたりするよう指示があるので従うと、血液がチューブを通り始めるでしょう。
    • まず検査用に数本のバイアル瓶に血液が採取され、次に血液用バッグに血が集められます。多くの場合、一度に400ミリリットル強の血液を集めることができます。
    • 通常10~15分で完了します。[19]
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    リラックスする 緊張すると血圧が低下し、めまいが起こりやすくなります。気が休まるようであれば採血担当者に話しかけたりしてみましょう。献血の流れや集めた血液がどのように活用されるのかなどを聞いてみると良いでしょう。
    • 気を紛らわせる方法を考えておきましょう。歌ったり、何かを暗唱したり、読んでいる本や毎週見ているドラマがどのように完結するのかを考えても良いでしょう。その他にも音楽を聴いたり、献血によって誰かの助けになることができること等に思いをはせましょう。
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    休んで回復する 採決が完了すると、看護師が採血箇所に絆創膏を貼り、次に、気を失ったりめまいを起こしたりすることがないよう15分ほど待機するよう伝えられます。この時、体を回復させ血糖値を上げるために、お菓子やジュースが提供されます。最後に献血後当日は控えるべき行動の説明があり、48時間で水分を補うよう指示を受けるでしょう。
    • 献血をした当日は力仕事や激しい運動といった体を酷使するような行動は控えましょう。
    • 少し時間が経過してクラクラしているように感じる時は横になり、足を少し高くしましょう。
    • 絆創膏は献血後4~5時間は貼ったままにしておきましょう。あざがひどい場合は冷湿布を当てましょう。痛みが感じられるときは市販の鎮痛薬を服用し和らげましょう。[20]
    • 献血後、長期間気分がすぐれない場合は医師の診断を受け、問題がないか確認しましょう。.

ポイント

  • 大きなオレンジジュールを1本持参しましょう。献血後に手早く栄養補給をすることができます。
  • 献血時は真っすぐに横になりましょう。こうすることで特に初めて献血を行う際、血圧の低下に伴うめまいを防ぎます。
  • 献血の手順に慣れたら、血小板の献血について聞いてみましょう。血小板の献血は通常の手順よりも時間がかかりますが、赤血球を残すことができます。血小板は血流を詰まらせる要因で、深刻な病状の患者に対して有用な血液製剤となります。
  • 気を失いそうになった場合は、その場にいるスタッフに助けを求めましょう。椅子の背を完全に倒してくれます。万が一、既に献血センターを出たあとにこのような症状に見舞われた場合、膝の間に頭を挟み、脳に血液を送るようにしましょう。可能であれば横になり足を高くしましょう。このような事態にならないよう、献血場所でよく休み、指示通りの量の水分を摂取し、用意されているお菓子を食べるようにしましょう。
  • 献血前に必ず自分の血液型を把握しておきましょう。ネガティブの血液はポジティブの血液型の人に輸血することが可能である一方で、ポジティブの血液をネガティブの血液型の人に輸血することはできません。輸血を受ける人の血液型マーカーがあなたの血液型と一致していることが不可欠です。例えばA+をAB+の人に輸血することは可能ですが、B-をA-に輸血することはできません。

出典

記事の情報

wikiHow共著者の一人、Shari Forschen, NPがこの記事を共著しています。wikiHow共著者は、可能な限り正確でわかりやすい記事を提供するため、wikiHow編集者と緊密に協力しあっています。

カテゴリ: 全般的健康

他言語版:

English: Prepare to Donate Blood, Español: prepararse para donar sangre, Português: se Preparar para Doar Sangue, Italiano: Prepararti per Donare il Sangue, Deutsch: Bereite dich auf eine Blutspende vor, 中文: 为献血作准备, Русский: подготовиться к сдаче крови, Français: se préparer pour donner du sang, Bahasa Indonesia: Bersiap untuk Mendonasikan Darah, Tiếng Việt: Chuẩn bị để Hiến máu, ไทย: เตรียมตัวบริจาคเลือด, العربية: التجهيز للتبرع بالدم, Nederlands: Je voorbereiden op een bloeddonatie, 한국어: 헌혈 준비하는 방법

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