玉ねぎを栽培する方法

共同執筆者 Andrew Carberry, MPH

様々なジャンルの料理に重宝される玉ねぎは、栽培を楽しむ園芸愛好家も多い野菜です。玉ねぎの栽培は簡単で、狭い区画でも生長します。しかも、短期間で生育するため、春には収穫ができ、乾燥させると冬期間の保存ができます。

パート 1 の 2:
植え付けの準備をする

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    栽培する玉ねぎの品種を選びましょう。大半の野菜や果物と同様に、玉ねぎにも様々な種類があり、季節ごとに違う味わいを楽しめます。玉ねぎは一般的に、白、黄、赤/紫と3色に分類され、それぞれに特徴的な風味があります。また、発芽時の日長の違いで、長日種と短日種に分けられます。長日種は、1日の日照時間が14~16時間の時期(晩春から夏)に発芽します。一方短日種は、日照時間が10~12時間の期間(冬から早春)に発芽します。
    • 長日種の栽培は北方地域に適し、短日種は南方地域に適しています。[1]
    • 金色の黄玉ねぎには、ほのかな甘みがあり、白玉ねぎは黄玉ねぎに比べ、やや辛みと苦みがあります。紫色の赤玉ねぎは、しばしば生食でサラダなどに用いられます。
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    玉ねぎの栽培方法を決めましょう。玉ねぎの栽培は、子球(オニオンセット)、または種から栽培する2つの一般的な方法があります。種から発芽する繊細な新芽に比べ、子球の新芽は丈夫で悪天候にも強いため、子球からの栽培に人気があります。それでも、少々手間はかかりますが、室内で玉ねぎを種から栽培し、庭に植え替えて収穫することもできます。[2] 暖かい時期に、家庭にある玉ねぎを地面に植え付けることもできます。[3]
    • 購入した苗や、根が出た玉ねぎを植えることもできますが、子球や種からの栽培に比べると、失敗することも多い栽培方法です。
    • 近くの園芸店に尋ね、お住いの地域に合った子球や種を選びましょう。
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    栽培する時期を確認しましょう。適した時期に植えないと、玉ねぎは満足に生長しない場合があります。寒い時期に植えた場合、枯れるか、または春に花が咲き、球根(鱗茎)に栄養が行き渡らなくなります。種から栽培する場合は、庭に植え替える日の少なくとも6週間前から、室内で栽培を始めましょう。例年の霜の最終日の6週間前に室内で種を撒き、霜の時期が過ぎたら庭に植え替えます。[4]
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    植え付けに適した場所を選びましょう。玉ねぎは大抵の環境に適応できますが、栽培に好ましい条件はあります。日当たりの良い、十分な広さの区画を選びましょう。玉ねぎは広い区画で大きく生長します。そのため、植え付け場所が広いほど、大きな玉ねぎが収穫できます。背の高い植物や木の陰になる区画は避けましょう。
    • 玉ねぎは盛り土をすると健やかに生長します。適した場所が庭に見つからない場合は、玉ねぎ用にレイズドベッド(立ち上げ花壇)を作ることもできます。
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    土の準備をしましょう。事前の準備が必要になりますが、玉ねぎを植え付ける数カ月前に土を用意しておけば、収穫高を上げることができます。できれば、秋に土を耕して肥料を混ぜておきましょう。土壌が石・砂・粘土を多く含む場合は、培養土を加えて土を改善します。また、土壌のpH値を測定し、値が6 ~7.5になるように必要な成分を土に加えましょう。
    • 土壌のpH検査と調整は、植え付けの少なくとも1カ月前に行いましょう。その間、土に加えた成分が効果を発揮し、玉ねぎを植える準備が整います。
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パート 2 の 2:
玉ねぎを植える

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    土の準備をしましょう。玉ねぎを植えるには、15 cmほどの深さまで土を耕し、6 mの畝に対して1カップのリン酸肥料を加えます。ただし、土壌の検査をし、必要な場合に限りリン酸を加えます。窒素、リン酸、カリウムが、10-20-10 または 0-20-0の割合で配合された肥料を撒くと、玉ねぎの生長が促進されます。また、玉ねぎを植え付ける区画から雑草を取り除きましょう。
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    植え付ける穴を掘りましょう。子球や種を、深さが2.5 cm以内の穴に植えましょう。穴が深すぎると、玉ねぎの生長が遅れて大きな球になりません。植え付ける間隔は、子球は10~15 cm、種は2.5~5 cm程度にします。玉ねぎの生長に応じて、さらに間隔を空けて植え替えることもできます。そうすることで、玉ねぎは大きく生長します。
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    玉ねぎを植えましょう。掘った穴に種を撒き、5~10 mmほどの土で覆います。子球は5 cm以内の深さで植えます。土を被せた後、手や足で土をしっかりと押さえましょう。玉ねぎは、柔らかい土より締まった土を好みます。最後に水をやり、あとは玉ねぎの生長を見守りましょう!
    • 植え替えた苗には、子球や種より水を多くやる必要があります。苗を植え替える際は、水を多めに与えましょう。
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    玉ねぎ畑の手入れをしましょう。玉ねぎは比較的デリケートな植物です。繊細な玉ねぎの根は、雑草や雑草を引き抜く際の衝撃に敏感です。雑草は引き抜かずに、鍬で土から出ている部分を刈りましょう。雑草を引き抜くと、玉ねぎの根も一緒に抜けてしまい、生長に支障をきたす場合があります。毎週、2.5 cmほどの量の水をやり、窒素肥料を毎月与えましょう。植え付けた直後は、土の保湿と雑草を防止するために、玉ねぎの周囲をマルチで軽く覆いましょう。
    • 甘い玉ねぎを作るには、通常よりたっぷりと水やりをしましょう。
    • 玉ねぎに花芽が付いた場合は、苗を抜き取りましょう。玉ねぎに花芽が付くことを「とう立ち」と言い、球が太らず硬くなり、風味も損なわれます。
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    玉ねぎを収穫しましょう。玉ねぎが熟すと葉が黄金色に変色します。変色したら、葉を地面に倒します。葉の生長が止まり、栄養が球に集中します。葉を倒して24時間ほどすると、葉が茶色に変わります。この時点で玉ねぎを収穫できます。玉ねぎを掘り起こしてから、葉を球から2.5 cmほど残して切り落とし、根も切り取ります。玉ねぎを1~2日、日光に当てて乾燥しましょう。その後、屋内の乾燥した場所に2~4週間置いてさらに乾かします。
    • 玉ねぎを乾燥する際、ストッキングに入れたり、網の上に載せると、玉ねぎに空気が行き渡ります。十分に乾燥した玉ねぎは、長期保存が効くとともに、風味も持続します。
    • 水分を多く含むスイートオニオンは、他の玉ねぎに比べて痛みが早い品種です。傷む前に、スイートオニオンから食べ始めましょう。[5]
    • 保存中に傷んだ玉ねぎは、捨てるか、もしくは傷んだ部分を切り取って使いましょう。放っておくと、他の玉ねぎにも病気が感染してしまいます。
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ポイント

  • 玉ねぎを早い時期に栽培するには、庭に植える2週間前に、湿らせた培養土が入った容器に子球を植えます。容器を室内に置いて栽培すると、庭に植える準備が整う頃には子球が発芽して根も張ります。
  • ラディッシュを玉ねぎと同じ区画に植えると、病気や害虫を防ぐことができます。

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注意事項

  • 玉ねぎは一般的に害虫に強い植物ですが、しばしばタネバエの幼虫が玉ねぎの球根を食害します。除虫用洗剤を使ってこの害虫を駆除することができます。洗剤は説明書に従って使用しましょう。
  • 栽培に必要な日照時間は、玉ねぎの品種によって異なります。また、寒冷地や温暖地などの異なった温度に適した品種もあります。お住いの地域の園芸店で、地域の気候に合った品種を購入できます。
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このwikiHow記事について

フードシステム専門家
この記事はAndrew Carberry, MPHが共著しています。 アンドリュー・カーベリーは2008年よりフードシステム(食物の生産から消費に至る過程)関連の仕事をしています。テネシー大学ノックスビル校にて公衆健康栄養と公衆健康計画・管理の修士号を取得しています。
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