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グスルとはイスラム教のお清め沐浴のことで、生理期間が終了したときなど、特定の状態になったら実践しなければなりません。一度慣れたらその後は自然にできるようになるでしょう。あまり時間がないときは必要最低限の手順のみをこなす「義務のグスル」でも十分です。ただし、できれば時間を気にせずに完全なグスルを行うほうがよいでしょう。どちらの方法で行うにせよ、シャワーを浴びる際に簡単な手順を実行します。お清めをする意思を定めてからグスルを始めましょう。

方法 1 の 2:
義務のグスル

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    アクセサリーを外し、化粧をすべて落とします。グスルでは全身に水が触れなければなりません。肌に触れているものを取り除き、水が行き渡るのを妨げるものが無いようにします。マニキュアや化粧を落とし、爪と顔にも水が触れるようにします。[1]
    • 入浴中は安全なところにアクセサリー類を置きましょう。
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    お清めの意思を定めます。グスルを始めるときは、自分の中でお清めの意思を明確に定めます。声を出して言う必要はありません。「身を清めるためにグスルを行います」などと頭の中で言うとよいでしょう。[2]
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    お湯を出してシャワーを浴びます。シャワーから適温のお湯を出します。衣服を脱ぎ、アクセサリー類を取ってからシャワーを浴びましょう。[3]
    • 望ましいのはきれいな流水を使うことです。そのような水が無いところに住んでいる場合は、手に入る水を使いましょう。
    • グスルを始める前に普段通り体と髪の毛を洗いましょう。いつものようにシャンプーや石鹸を使い、その後グスルに移ります。
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    鼻と口をゆすぎます。シャワーを浴びながら頭を後ろに傾けてお湯を口に含みます。口をゆすいで吐き出します。頭を後ろに傾けて少量のお湯を鼻の中に流し、鼻をゆすぎましょう。[4]
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    少なくとも一度は全身にお湯を浴びます。鼻と口をゆすいだら、その他全身にお湯がかかるようにします。急いでいる場合は一度だけでも構いません。立つ向きを変えて、体の前面、後面、両側面にお湯をかけましょう。[5]
    • 多少時間があるときには3回行いましょう。それが完全なグスルのやり方です。
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    全身にお湯が流れるようにします。全身が濡れなければお清めは完了しません。全身とは、頭皮まで含まれます。髪の毛だけを濡らしても不十分です。髪の毛をどかしてお湯が頭皮に触れるようにしましょう。[6]
    • 髪の毛を編んでいる場合は、必ずしもそれをほどく必要はありません。そのままの状態でも頭皮を濡らすことができるでしょう。
    • 終わったら浴室から出て、清潔なタオルで拭きましょう。

方法 2 の 2:
推奨されるスンナの慣行を加えた完全なグスル

  1. 1
    初めにお清めの意思を定めます。心の中で意思を明確にする必要があります。グスルを始める前に、お清めのためにグスルを行うと意識しましょう。声に出して言う必要はありません。[7]
    • 「身を清めるためにグスルを行います」などと頭の中で言いましょう。
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    衣服を脱いでシャワーを浴びます。シャワーから適温のお湯を出しましょう。衣服、アクセサリー、化粧を落としてからシャワーを浴び始めます。きれいな流水でのグスルが理想的です。
    • きれいな水が手に入らない場合は、手に入る水を使いましょう。
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    「ビスミッラー」と唱えてから手を3回洗います。「神の御名において」という意味の「ビスミッラー」を声に出して言い、まず右手から右手首までを洗います。指の間もこするようにして、3回くり返します。その後左手も同様に3回洗います。[8]
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    左手で恥部を洗います。お湯で全身をこすったり撫でたりします。必ず全身を洗い、生理の後は特に外陰部も念入りに洗います。全身に水が流れるようにしましょう。[9]
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    ムスクの香料または香水を使って臭いを取り除きます。生理の後に残る臭いを取り除くために、女性は昔からムスクの香料を使ってきました。手のひらに少量のムスクオイルをたらし、外陰部に塗りましょう。[10]
    • ムスクオイルが手に入らなければ、何か持っている香水を使っても結構です。
    • 膣の中にはムスクオイルや香水を入れないようにしましょう。炎症を引き起こす可能性があります。
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    頭皮にも行きわたるようにしながら頭に3回お湯をかけます。両手でお椀を作ってお湯をため、頭にかけます。必要であれば髪の毛をどかして頭皮にもお湯がかかるようにします。[11]
    • まずは頭の片側に、その後反対側、そして中央にお湯をかけるという順番を好む人もいます。
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    手を使って全身を洗います。両手を使って全身にお湯がかかるようにします。例えばわきの下やかかとにも手でお湯をかけます。[12]
    • グスルが終わったら浴室から出て、清潔なタオルで拭きましょう。

ポイント

  • 生理期間中は入浴してはいけないというのは迷信です。入浴はむしろした方がよく、医師も推奨しています。
  • 性行為の後にもグスルを行いましょう。
  • グスルはウドゥよりも丁寧なお清めの儀式です。

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カテゴリ: 宗教
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