痔とは、直腸あるいは肛門の静脈が腫れて拡張し、炎症を起こすことで痒みと痛みが生じる病気です。男女関わりなく多くの人が痔になり得ます。通常、腫れて問題が生じるようになって初めて痔であることに気づきます。痔の症状とその原因を知っておけば、早期に発見し自宅で治すことも可能ですが、重度の痔は病院での治療が必要な場合もあります。では、ステップ1から痔について更に学んでいきましょう。

パート 1 の 3:
痔を特定する

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    腫れた血管を探す 肛門と直腸下部、およびその周辺には静脈が凝集しています。その静脈が腫れたり圧力によって膨らんだ部分が痔です。痔は肛門の内側あるいは外側に形成され、不快感を伴いますが通常は深刻な病気ではありません。最も典型的な症状は痛みと痒みです。[1] 更に、歩行中や座っている時に痛みを感じることもあります。
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    排便時に痛みがあるかチェックする 痔は、排便時の力みにより肛門や直腸付近に圧力がかかることで、特に痛みが生じやすくなります。痛みに加えて、便を出し切った後にまたすぐ排便したいような不快な感覚を多くの人が経験しています。[2]
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    出血がないか見る 痔の最も典型的なサインのひとつは痛みのない出血で、通常排便時に見られます。トイレットペーパーや便器に少量の血がついているのに気づくかもしれません。また、肛門に痒みや痛みがあったり、肛門周辺に小さな腫れが見られることもあります。[3]
    • ただし、こうした症状は痔以外の病気が原因であることも考えられます。医師の診察を受ければ、他の病気が原因かどうか分かります。
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    腫れを確かめる 肛門周辺にぶどう粒のような小さな腫れがあれば、それは痔の可能性があります。痔の大きさは様々で、通常、周辺の皮膚と同じ色をしています。但し、腫れが黒い、赤黒い、または紫色の場合は血栓性痔核の兆候ですので、早急に医師の診察および治療を受ける必要があります。
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    腫れをチェックする 外痔核になると肛門付近が腫れ柔らかくなります。腫れを抑える薬には、痔を縮小する血管収縮剤の配合された市販薬などがあります。処方箋なしで購入できる軟膏やお尻ふき、小さなアイスパックも痛みや腫れを和らげるのに効果的です。5~10センチの高さまでお湯を張った浴槽に1日2~3回入るか、便座にかぶさる大きさの特殊な「腰湯桶」を使って腰湯をするのも良いでしょう。その後、肛門を軽く叩くようにして乾かします。
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パート 2 の 3:
痔になるリスクを知る

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    排便習慣を査定する 痔になる最大の原因は排便時の無理な力みです。排便時に力むと直腸と肛門の静脈に圧力がかかるため、その結果腫れが生じ、痛みやヒリヒリ感が起きます。排便回数が少なかったり便が出にくかったりすると、力んでしまう可能性が高まります。自分の排便習慣について考えてみて、痔になるリスクが高いかどうか判断しましょう。
    • 排便時に力むと内痔核が肛門の外に出てしまうことがあります。この状態は脱肛と呼ばれます。[4]
    • 軟膏を使用しても痔が縮小しなかったり元に戻らない場合は、緊急措置が必要なこともあります。
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    便秘がないか判断する 便秘になると便が詰まったように感じるため、排便時に力む結果となります。定期的に排便するのが難しい人は、排便の際、便を早く出そうと必死になって力んでしまっている可能性があります。
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    長時間座ることが多いか考える 一日中座ったままでいると肛門付近に圧力がかかり、結果的に痔に繋がる可能性があります。長時間運転する人、デスクワークをする人、その他の理由で普段から動くことの少ない人は特に痔になるリスクが高いと言えます。日常生活を見直して、長時間の座姿勢が痔の原因になっていないか見極めましょう。
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    その他の病気が原因で痔を発症していないか見極める 痔は、肛門と直腸部分に炎症を起こすその他の疾患が原因で発症することもあります。例えば、肛門感染症という疾患は肛門周辺の組織に影響を及ぼし、その結果痔が形成されます。
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    妊娠により痔になりやすくなることを知っておく 妊娠による体重増加、内臓器官への圧力の増加、食事内容の変化、そして出産という行為自体も痔を引き起こす原因となり得ます。妊娠により痔の問題を抱えている人は、かかりつけの医師または産婦人科に相談しましょう。
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パート 3 の 3:
痔に対処する

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    ウィッチヘーゼルを試す ウィッチヘーゼルには収れん作用があり、痔の腫れと不快感を和らげる手助けをします。ウィッチヘーゼルをコットンに取り痔の部分に塗ったら、そのまま少し乾かしましょう。[5] 純正のウィッチヘーゼルの代わりに、ウィッチヘーゼル入りの軟膏を買うこともできます。
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    市販の軟膏を試す 痔を処置するのに、かなり効果的な市販の軟膏が何種類かあります。こうした市販の軟膏はよく効くので、医者を受診する必要がなくなったというケースは多くあります。薬局で下記の種類の軟膏を探してみましょう。
    • 痛みと腫れを抑える副腎皮質ステロイド軟膏。
    • 痛みを抑えるリドカインの配合された軟膏。
    • 血管収縮成分の配合された軟膏、クリーム、坐薬。
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    便秘薬を使う 痔があると排便時にかなりの痛みを伴うことがあるため、便秘薬の使用が有効的だと感じる人は多くいます。肛門、直腸部分に圧力をかけ過ぎることなく排便できるからです。また便秘薬を使用すると、トイレに座っている間力み過ぎる傾向を抑えることができます。
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    香り付きのトイレットペーパーやその他の刺激物を避ける 香料、染料、硬いトイレットペーパー、その他の刺激物は、痔を悪化させる恐れがあります。柔らかくて無地のトイレットペーパー、特に肌が敏感な人は綿ボールを使用しましょう。また、サイズのきついズボンやストッキング等を履くと痔が刺激されると感じる人もいるでしょう。
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    緩めの綿の下着を着る 柔らかい綿の下着は通気性が良く、痔が刺激されたり痛みが増すのを防ぐことができます。合成繊維の下着を着ると、水分が皮膚に閉じ込められてしまいます。痔の症状がある時にきつめの下着やティーバックショーツを履くと、不快感や刺激となることは言うまでもありません。
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    腰湯を試す この入浴法で痔の痛みと不快感を和らげることができます。浴槽にお湯(熱湯ではない)を張りその中に15分間座りましょう。入浴剤や気泡剤は痔を更に刺激してしまう恐れがあるので加えないようにします。浴槽にウィッチヘーゼルを加えれば、痔の回復を促します。
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    必要に応じて医療機関で治療を受ける 家庭療法が効かなかったり、1週間以上経っても治らない痔は、治療を受ける必要があるかどうかを見極めるために医師の診察を受けるべきでしょう。大抵の場合、痔は自宅で治すことが可能ですが、なかなか治らない痔のせいで不快感を長く引きずる必要はありません。
    • また、痔が改善する様子が見られない場合、直腸か肛門の先端からではなく別の部位から出血している等、より深刻な問題が潜んでいるサインかもしれません。
    • 重度の痔の治療には、一般的に熱治療や外科手術が施されます。
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    食事内容を変える 食物繊維の摂取量を増やしましょう。食物繊維は便を柔らかくし腸内をスムーズに移動できるようにします。豆類、全粒粉のパンやシリアル、生の果物や野菜等の食べ物に多く含まれています。食べ物から十分に摂れない場合は、サプリメントを試すのも良いでしょう。徐々に摂取量を増やすようにすれば、ガスの発生や膨満感を防ぐことができます。
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    十分な水分補給をする 十分な水分を摂ることで便が柔らかくなり排便が楽になります。飲むのは水が最適です。1日を通して水やその他の飲み物を多く摂りましょう。
    • プルーンジュースは天然の便秘薬として効果的です。
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    定期的な運動をする 日常的に運動をして腸を活性化しましょう。毎日20~30分早歩きするだけでも便秘を防げます。
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ポイント

  • 家庭で行える療法はたくさんあります。ペパーミントオイルをお風呂に入れたり、ティーツリーオイルとオリーブオイルを混ぜたものを患部に塗れば、一時的に痛みが和らぎます。
  • 痔を発症していると感じたら医師に専門的な意見を求めるのが最善策です。痔の症状を和らげる薬を処方してもらうか、または市販薬を紹介してもらえるはずです。

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注意事項

  • 一般的に誤解されがちですが、痔は肛門の外側にできるものに限らず、肛門の内側に隠れている場合もあり、それが外に突出することもあります。排便時に痛みや不快感があるなら、自分で肛門をチェックするか医師に診てもらいましょう。
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このwikiHow記事について

Marsha Durkin, RN
共著者 ::
正看護師
この記事の共著者 : Marsha Durkin, RN. マーシャ・ダーキンはウィスコンシン州在住の正看護師で、イリノイ州のマーシーホスピタル・医療センターで検査機関情報スペシャリストとして勤務しています。1987年にオルニー・セントラル大学にて看護学の準学士号を取得。
カテゴリ: 全般的健康
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