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軽くて塗料も塗りやすい発泡スチロールはあらゆる美術工芸に適した素材です。発泡スチロールを好きな形に切るのは簡単ですが、目的に合わせて正しい道具を使う必要があります。例えば、クッキー型や包丁、カッターナイフを使えば手作業で切ることができます。切り口がより滑らかで綺麗になるように切るには、ワイヤーカッターもしくは電動包丁を使用します。特製のコスプレ衣装、自分だけのクリスマスツリー用装飾、演劇の小道具など、発泡スチロールをあっという間に希望の形に切ることができます!

方法 1
方法 1 の 3:

手作業で発泡スチロールを切る

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    まっすぐ切る時には刃物を使いましょう。発泡スチロールを切る時、特に曲線を切る必要がない場合は包丁やカッターナイフ、精密ナイフ(X-actoナイフなど)、弓のこなどの刃物が最適です。より滑らかに切るには、発泡スチロールを切る前に刃を古いロウソクにこすりつけましょう。
    • 刃にロウソクを塗る際には、発泡スチロールに色が付かないように白いロウソクを使いましょう。
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    デンタルフロスを使って発泡スチロールを切りましょう。デンタルフロスは、発泡スチロール板をまっすぐ切るのに最適です。まず、デンタルフロスの上に発泡スチロールを置きます。そして発泡スチロールの切りたい位置にデンタルフロスを合わせ、片手を発泡スチロール板の上に乗せます。最後にデンタルフロスの先端を最も遠い所から手前に向かって引っ張って切りましょう。
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    クッキー型を使って発泡スチロールを個性のある形に切りましょう。比較的薄めの発泡スチロール(5cm未満)を使用する場合は、クッキー型で切ることができます。方法は、クッキー型の先端が反対側に貫通するまで発泡スチロールに押し付けるだけです。ちなみに発泡スチロールはクッキー型の形になります。
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    発泡スチロールを水中で切ってみましょう。部屋を散らかしたくない場合は、発泡スチロールを水中で切ってみましょう。つまり、水を入れたたらいやバケツに発泡スチロールを浸した状態で包丁やナイフを使って切るということです。この方法を使えば、小さなくずがあちこちに飛んでいくのを防ぎ、さらに素早く滑らかに切ることができます。ただし、水を捨てる前にろ過することを忘れないようにしましょう。また、発泡スチロールは水を吸収しないため、作業後には簡単に水気を拭き取ることができます。
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方法 2
方法 2 の 3:

電動工具で発泡スチロールを切る

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    電動包丁を使って厚めの発泡スチロールを切りましょう。1度に複数の発泡スチロールを切る場合や数cmの厚さがある発泡スチロールを切る場合は、電動包丁を使うのが1番です。電動包丁はまっすぐ切るのに長けていますが、ゆるやかな曲線を切ることもできます。
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    大きな発泡スチロールは電動フォームカッターを使って切りましょう。電動フォームカッターは、テレビなどの大型家電製品の包装に使われるような大きな発泡スチロールを切るのに最適です。ただし、電動フォームカッターはこの記事で紹介する道具の中でも高価な方であり、3000円以上の費用がかかります。[1]
    • 一般的な使用方法は、カッターの電源を入れ、発泡スチロールの切りたい部分に刃を当てるだけです。この際、両手は刃から離しておきます。自身のカッターの使用方法については、製造元の指示に従いましょう。
    • 電動フォームカッターを使用して発泡スチロールを切る時には、防塵マスクと保護メガネを着用しましょう。 電動フォームカッターはおがくずのような発泡スチロールのくずを発生させますが、これを吸い込むと肺に炎症を起こす恐れがあります。
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    発泡スチロールを滑らかに切るにはホットワイヤーカッターを使用しましょう。ホットワイヤーカッターは、熱線で発泡スチロールを溶かして切るため縁が滑らかになります。これは、縁を丸く切る時や、形を切り抜く時に特に効果的です。[2]
    • ホットワイヤーカッターを発泡スチロールの切りたい部分に沿って押し付けましょう。この時、一定の力でゆっくりと押し付けるようにします。発泡スチロールを切る速度が速すぎると、熱線が切れる原因となります。
    • 熱線は非常に熱く、ひどい火傷を負う恐れがあるため、取り扱いには細心の注意を払いましょう。
    • ホットワイヤーカッターは発泡スチロールのくずが最も出にくく、切れ目も滑らかになるため便利です。
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方法 3
方法 3 の 3:

様々な形に切る

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    作ろうとしているものの説明書に従いましょう。発泡スチロールを切る時には、先に曲線を切ることもあれば、直線を切ることもあります。説明書通りに進めるのであればどちらでも構いません。[3]
    • 説明書を見ながら製作するのではなく、自分がデザインした作品を作るのであれば、先に曲線を切っても直線を切っても構いません。自分の作品には、ルールなんてありません!
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    刃物を使って発泡スチロールを切る場合は、のこぎりを使うような動作で、途切れないように切りましょう。また刃を動かす時には刃に一定した力をかけて、発泡スチロールが割れたり砕けたりする可能性を減らします。一筆書きでのこぎりを使うような動作をすると、発泡スチロールのくずを最小限に抑えることもできます。
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    発泡スチロールの真ん中にへこみを入れましょう。発泡スチロールにへこみを入れたい場合は、中心部分から作業を始めましょう。まず切り取りたい部分に下書きをしておき、希望の深さと曲線の角度に合った道具を選びます。[4]
    • へこみを縦方向に切る時には、包丁やナイフを使うのが1番です。適切な長さのものを選び、下書きの線に沿って切りましょう。
    • 場合によっては、包丁やナイフよりも丸いやすりを使った方がへこみを入れやすいこともあります。
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    刃物を使って発泡スチロールに溝を掘りましょう。発泡スチロールに溝を掘るには、長くて鋸歯状の包丁もしくは電動包丁が最適でしょう。発泡スチロールに溝の長さと深さを示す印を付け、その深さに合わせて刃を押し込みます。そしてその部分がぐらぐらしてきたら取り除きましょう。[5]
    • この方法を利用して、発泡スチロールを貫通する溝や表面に沿って流れるような溝を掘ることができます。
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    球状の発泡スチロールを真ん中から切り分けましょう。シャープペンシルで球の円周に印を付ければ、発泡スチロール球を半分に切ることができます。多くの発泡スチロール球には、製造元によってすでにこの線が入れられています。鋭い刃物、ホットワイヤーカッター、もしくは電動包丁を使って球を2等分しましょう。
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ポイント

  • 作業面を保護するために、発泡スチロールを切る時にはまな板もしくはカッターマットを使用しましょう。
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必要なもの

  • 台所のカウンターもしくはテーブル
  • 刃が鋸歯状になった包丁
  • 白いロウソク
  • 精密ナイフ
  • 電動包丁
  • クラフトナイフ
  • ホットワイヤーカッター
  • 手動のこぎり
  • 電動フォームカッター
  • 保護メガネ
  • 防塵マスク
  • デンタルフロス
  • まな板もしくはカッターマット

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