皮膚についたタールを落とす方法

共同執筆者 wikiHow編集チーム

タールが皮膚に付着すると非常に面倒です。建設や家屋の修理等の仕事をする人だけが遭遇する問題と考えるかもしれませんが、ビーチを歩いていてタールが皮膚に付着することもあります。[1]タールは非常にベタベタしていて、皮膚に付いたら落とすのは簡単ではありません。皮膚にやけどを起こしたり、病院での治療が必要なケガに繋がることもあります。タールを落とすには、応急処置をして氷で冷やし、タールを剥がした後に残ったシミを落とすという工程で行います。

パート 1 の 4:
タールが付着した皮膚に応急処置を施す

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    タールに流水を当てる タールが付いた皮膚を冷たい流水にさらします。体の広い範囲に付着した場合は、冷たいシャワーを浴びましょう。[2]皮膚に付いたタールは20分以上水の中に浸けるか、流水にさらしましょう。[3] こうすることで、やけどを防ぎます。処置をしている間に救急で病院に行くべきか家でタールを落とすかを判断しましょう。[4]
    • 次の行動方針が決まるまでは、非常に冷たい水や氷でタールを冷やすのは避けましょう。[5]
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    すぐに病院を受診する 稀ではありますが、タールによってやけどが生じ、皮膚が傷つくことがあります。[6]病院を受診すると、タールによるやけどやその他の皮膚の損傷を適切に処置でき、痛みや不快感も少なくてすむうえ、皮膚の回復も早くなるでしょう。下記のような状況の場合、直ちに病院を受診しましょう。
    • 流水にさらしてもタールが熱い
    • 付着した部分が焼けるような感じがする
    • 体や皮膚の広範囲にタールが付着した
    • 目の近くに付着したり目の中に入った[7]
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    患部の服やアクセサリーを外す タールが付着した皮膚を覆っている服や布製品は取りましょう。熱を逃がしてやけどや損傷、不快感を最小限に抑えます。皮膚に張り付いた服等は引っ張ってはいけません。余計に皮膚が傷つく恐れがあります。服を脱げない場合、直ちに病院を受診しましょう。[8]
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    タールを剥がそうとしない 完全にタールが冷えるまで、指で取り除こうとしてはいけません。付着した部分が傷つくリスクを抑え、適切に回復するように、完全に冷えるのを待ってから取り除きましょう。[9]
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パート 2 の 4:
付着したタールを氷で冷やす

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    タールを氷で固める 角氷や氷嚢で付着した部分を擦ります。タールが固まるか、ひびが入るまで続けましょう。こうすると、簡単に剥がすことができ、傷ついた部分の治療も楽になり、残ったシミも落としやすくなります。[10]
    • 皮膚が冷たくなりすぎた時は、数分間氷を離してタールをそのままにしておき、氷焼けや霜焼けを起こさないようにしましょう。[11]
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    固まってひびの入ったタールを剥がす 皮膚に付着した冷めたタールをゆっくりと慎重に剥がします。途中で割れてしまっても、小さな破片を最後まで取り除きましょう。タールに毛が絡まって、剥がすときに痛みを感じたり不快に感じたりすることがあります。剥がすときに強い痛みを感じるようなら、皮膚を傷つけないようにするため、すぐに病院を受診しましょう。[12]
    • 体温でタールが柔らかくなってきたら、再び氷で冷やし固めましょう。
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    皮膚を洗浄する タールを取り除く事に成功したら、刺激の少ないせっけんで皮膚を洗いましょう。優しく円を描くように患部にせっけんの泡を広げます。その後清潔なぬるま湯ですすぎましょう。洗浄することで、タールの破片や残りカス、また傷ついた皮膚に感染症を引き起こす細菌や病原菌を取り除きます。[13]
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パート 3 の 4:
家庭にあるものを使用する

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    ポリソルベートクリームを塗る ネスポリン(アメリカで販売されており、日本では扱いがありません。成分:ポリミキシンB硫酸塩、ネオマイシン硫酸塩、グラミシジン)やポリソルベート 80(成分:モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン)を患部に塗ります。数分待って浸透させたら、清潔な布で拭き取るかぬるま湯で洗い流しましょう。この方法が一番安全で効果的にタールを落とすことができるでしょう。この2つの製品はタールを分解し、事実上無毒に変える上に、痛みも少なくてすみ皮膚を傷つけることもないでしょう。[14]
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    マヨネーズを塗る 冷えたタールの上にマヨネーズを塗り、30分以上放置してマヨネーズを浸透させましょう。マヨネーズがタールを分解します。その後清潔な布か柔らかいブラシでマヨネーズとタールを優しく拭き取りましょう。そして、患部を洗浄して残りかすやシミ、細菌等を洗い流しましょう。[15]
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    家庭にある各種オイルを塗る 食料棚へ行き、食用や肌の手入れに使用している各種油を探しましょう。選んだ油をタールとその周りの皮膚にたっぷりと注ぎ、20分程放置して浸透させます。そして、タールを慎重にはぎ取るかこそげ落としましょう。余分な油やタールは拭き取るか、刺激の少ないせっけんと清潔な水で洗って柔らかい布で拭きましょう。[16]家庭にある下記の油で皮膚に付着したタールを落とすことができるでしょう。
    • ヒマワリ油(特に効果的でしょう)
    • バター
    • ベビーオイル
    • キャノーラ油[17]
    • ココナッツオイル[18]
    • オリーブオイル[19]
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    ワセリンを塗る ワセリンををタールとその周りの皮膚に塗り、5分程放置して浸透させます。そして、余分なタールとワセリンを優しく拭き取り、残ったタールやシミを洗浄しきれいにすすぎましょう。[20]
    • 皮膚にタールやシミが残っている場合は、繰り返しワセリンを塗ると良いでしょう。
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    有害な化学物質は避ける 除光液等の家庭にあるもので皮膚に付着したタールを落とすことができるという情報を耳にするかもしれませんが、毒性を有する物質は皮膚にしみ込んで健康を害する恐れがあるため、使用は避けましょう。下記のものを使用してタールを落とすのはやめましょう。[21]
    • アルコール
    • アセトン
    • 除光液
    • 灯油
    • エーテル
    • ガソリン
    • アルデヒド類
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パート 4 の 4:
残ったタールやシミを除去する

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    ブラシでシミを落とす タールを取り除いた後も皮膚にシミが残ることがあります。皮膚をブラシで擦り、残ったタールやシミを落としましょう。清潔なタオルや柔らかいブラシで残ったタールやシミを優しく擦ったら、皮膚を洗浄してぬるま湯ですすぎましょう。[22]
    • 必要に応じて、何度か擦り洗いしましょう。
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    軽石でシミを落とす 軽石で優しく円を描くようにしてタールやシミを落とします。軽石と共に刺激の少ないせっけんを使用しても良いでしょう。そして、ぬるま湯ですすぎ、清潔なタオルで軽く叩いて水分を取りましょう。この方法で簡単にそして効果的にタールの残りやシミを落とすことができるでしょう。[23]
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    角質除去剤を使用する タールやシミが頑固で落ちないときは、角質除去剤を使用しましょう。市販のものを購入したり、自分で作っても良いでしょう。タールやシミが残っている部分に角質除去剤を広げて、落ちるまで優しく擦りましょう。[24]下記のような家庭にあるもので簡易の角質除去剤を手作りしてみても良いでしょう。[25]
    • 重曹
    • 砂糖とオリーブオイルまたはココナッツオイルのペースト
    • 塩とアーモンドオイルのペースト
    • 粉末状のオートミールとハチミツのペースト
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    病院を受診する 皮膚のタールを落とせなかったり、落とした後に肌が非常に敏感になるケースもあります。こういった場合は、病院を受診しましょう。問題の原因を診断し、シミを落とす処置をして適切な皮膚の治療を行ってくれるでしょう。下記のような状況では病院を受診しましょう。
    • タールが落ちない
    • シミがなかなか消えない
    • 痛みや不快感が消えない
    • タールに触れた皮膚が傷ついている
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この記事は、経験豊富なwikiHowの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。
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