この記事の共著者 : Sarah Gehrke, RN, MS. セーラ・ゲールケはテキサス州在住の正看護師、および認定マッサージ療法士です。患者の身体、精神、気持ちのサポートを重視した静脈切開術と点滴療法の指導・実践を10年以上行っています。2008年にアマリロマッサージセラピー協会にてマッサージ療法士の資格を取得後、2013年にフェニックス大学にて看護学の修士号を取得しています。
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皮膚に噛みついたマダニを除去するには、マッチの火を近づける、ワセリンで窒息死させる、マニキュアで殺すなど、さまざまな方法が用いられているようです。一般的に、これらの方法は有効であると考えられていますが、実はマダニを皮膚の中へとさらに潜り込ませてしまうだけです。正しい除去方法は至って簡単で、マダニを皮膚から引き抜くだけです。この記事で紹介する簡単なマダニの除去方法を実践すれば、マダニともすぐにお別れできます。
ステップ
方法 1
方法 1 の 4:ピンセットを使用する
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1マダニの頭部を探す 注意深く観察すると、皮膚に噛みついているマダニの口とその胴体部が見つかります。
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2
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3しっかりと着実に外側に引き抜く マダニの口の部分が皮膚から離れます。マダニの口が皮膚に残らないように、引き抜く際にはピンセットをねじる、急に引っ張る、くねらせるなどの動きをしないようにしましょう。マダニを引き剥がしながら皮膚も引っ張られるのは、ほつれ毛を抜くときと同じでよくあることです。
- 口の部分が残ってしまった場合は、ピンセットで取り除きます。口の部分が皮膚の中に埋まっている場合は、皮膚に感染が起こっていないことを時々確認しながら、皮膚の回復を待ちましょう。[3]
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4せっけんとお湯で洗浄する 消毒用アルコール、オキシドール、ヨードなどを利用することもできます。噛まれた箇所と両手をしっかりと洗って清潔にしましょう。[4]
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5マダニを除去するのが難しい場合は医師の診察を受ける マダニの種類によっては、小さすぎて一般的な方法では皮膚から除去するのが難しい場合があります。こうした場合は、医師がマダニを取り除く処置をしてくれます。広告
方法 2
方法 2 の 4:糸を利用する
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1糸を1本切る ワックス加工されていない細いフロスや別の種類の細い糸を準備しましょう。この方法は、ピンセットが手元にない場合に実践できる方法です。[5]
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2マダニの頭部に糸を巻きつける できるだけ皮膚に近いところに糸を巻きつけましょう。
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3巻きつけた糸で頭部を縛る 糸がピンとなるように両手で引っ張りましょう。
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4糸の両端をゆっくりと一定の動きで上に引っ張る マダニの口が皮膚から引き剥がされていきます。
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5せっけんとお湯で洗浄する 噛まれた箇所と両手をしっかりと洗って清潔にします。感染症、マダニ媒介疾患の拡大の防止のために、消毒用アルコール、オキシドール、ヨードなども利用することもできます。広告
方法 3
方法 3 の 4:クレジットカードを利用する
方法 4
方法 4 の 4:後処理をする
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1マダニを適切に処分する マダニは皮膚から剥離された後も生きている可能性があります。取り除いたマダニは、消毒用アルコールにつける、トイレに流すなどして自分や家族などが噛まれることを防ぎましょう。[8]
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2検査のためにマダニを保管する 居住地域でマダニが頻繁にライム病を媒介していることが分かっている場合は、検査の必要が生じた場合に備えて、取り除いたマダニを保管しておくとよいかもしれません。マダニを食品保存用のポリ袋に入れて閉じ、冷蔵庫に保管しておきましょう。マダニを検査する検査所を探し[9] 、マダニを適切に提出するための手順にしたがいましょう。
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3噛まれた箇所の症状を観察する マダニを除去してから数週間は、ライム病や他のマダニ媒介疾患にかかった兆候がないかを観察しましょう。マダニに噛まれたことに気づいた時期とそれを除去した時期、その後気づいた症状などを医師に伝える必要があります。以下の症状が見られる場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。[10]
- 発熱または悪寒:これは、マダニ媒介疾患の一般的な症状です。
- 頭痛および筋肉痛
- はっきりとした環状紅斑:これは、ライム病や南部マダニ紅斑病(STARI)の症状のひとつです。マダニに噛まれた箇所の周囲に牛の目のような模様の赤い斑点が現れていないか、注意して観察しましょう。
- その他の発疹:ロッキー山紅斑熱(RMSF)もマダニ媒介疾患のひとつであり、牛の目のような模様ではありませんが発疹を引き起こします。
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ポイント
- 日のあまり当たらない深い茂みに入った後でマダニに噛まれたかどうか不確かな場合は、シャワーを浴びましょう。その後、マダニに噛まれていないか自分、家族、ペットの体を調べましょう。
- マダニは日陰を好むため、庭の芝を短く保ってマダニの発生を防ぎましょう。
- 自分でマダニを除去することができない場合や不安な場合は、誰かに手伝ってもらいましょう。
- マダニに噛まれた場合は、いつ噛まれたのかを記録しておきましょう。すぐには気づかなくてもライム病にかかっている可能性があります。場合によっては、噛まれてから1年後に症状が現れることもあります。ライム病は一定時間経過後に慢性化する場合があるため、日付を記録しておくことで、医師がそれを考慮しながら診断することができるようになります。
- マダニを除去した後に噛まれた箇所の腫れを確認しましょう。患部が腫れている場合は、医師の診察を受けましょう。
- 皮膚にマダニが付いている場合は、できるだけ速やかに取り除きましょう。
- 多くのアウトドア・アパレルメーカーがマダニ除去器具を販売しています。器具の穴をマダニのそばの皮膚に押し当てます。そのまま、器具をゆっくりとマダニの口の下へと運びマダニを皮膚から引き剥がしていきましょう。
- 噛まれてからすぐにマダニを除去すれば、感染症にかかる可能性が大幅に低下します。マダニが噛みついてから36~48時間以内であれば、ライム病にかかることは恐らくありません。[11]
注意事項
- マダニをワセリンで窒息死させようとしてはいけません。これによって、マダニがさらに強く皮膚に噛みつくようになってしまいます。
- マッチの火でマダニを除去しようとしてはいけません。これによって、マダニがさらに深く皮膚の中に潜り込んでしまいます。
- マダニを指で除去しようとしてはいけません。これによって、マダニの頭部が皮膚に埋もれたまま残ってしまい、感染症につながる可能性があります。
必要なもの
- ピンセットまたは糸
- 脱脂綿
- 消毒用アルコール
出典
- ↑ https://www.cdc.gov/ticks/removing_a_tick.html
- ↑ https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmedhealth/PMH0072424/
- ↑ https://www.cdc.gov/ticks/removing_a_tick.html
- ↑ http://www.cdc.gov/ticks/removing_a_tick.html
- ↑ https://canlyme.com/lyme-basics/tick-removal/
- ↑ https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmedhealth/PMH0072424/
- ↑ https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmedhealth/PMH0072424/
- ↑ http://www.health.harvard.edu/blog/matchless-strategy-for-tick-removal-6-steps-to-avoid-tick-bites-201306076360
- ↑ http://ag.umass.edu/services/tick-borne-disease-diagnostics
このwikiHow記事について
皮膚に噛みついたダニを取り除くには、ピンセットを使う方法が最も簡単で安全です。皮膚にくっついているダニの頭の部分にピンセットをできるだけ近づけて、ダニをつかみます。ピンセットでダニをつぶすと、胃の中身が傷口に入る可能性があるので注意しましょう。ダニを皮膚から素早く引き抜いて袋に入れて密閉するか、トイレに流してもよいでしょう。噛まれた部分を石鹸と水で洗うか、消毒用アルコールで消毒します。米国疾病管理予防センターによると、ダニを取り除く際に熱療法やマニキュアやワセリンの使用などの治療法は控えたほうがよいとされています。ダニを取り除いてから数週間以内に発熱や発疹の症状が出た場合には、医師に相談しましょう。 糸を使ってダニを取り除く方法について、この記事の医学評論家からアドバイスがあります。読んでみましょう!





