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ぜにたむしや水虫などの皮膚真菌感染症や白癬感染症になってしまっても、心配することはありません。たいていの場合見た目が悪く、痒みもありますが、基本的には簡単に治ると言われています。主な治療法は2つあり、抗真菌性のクリームを患部に直接塗るか、薬を服用します。また真菌感染症の治療には、肌を清潔に保つことも大切です。医師に相談後、治療効果をさらに高めるために、自然療法を取り入れてみても良いでしょう。

方法 1
方法 1 の 3:
薬で感染症を治療する

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    発疹や乾燥などの真菌感染症の症状があるかを確認する ほとんどの真菌感染症では、患部に皮むけや乾燥、赤みの症状がみられます。また、たいていはかゆみを伴い、不快感を引き起こす場合もあります。[1] 膣内イースト菌感染症またはカンジタ膣炎など、真菌性の発疹の中には、見た目の症状がほとんどあるいは全く出ないものもあります。こういった発疹の場合は、かゆみや不快感が主な症状です。
    • 例えば、顔や体に白癬ができると、皮膚に約1cmの円状の模様が見られます。模様は赤く隆起していることが多く、皮膚はうろこ状で、縁が盛り上がった形状をしています。足にできる白癬や水虫では、足の指の間にかゆみや皮むけ、乾燥によるカサつきの症状が現れます。
    • いんきんたむしは、脚の付け根に大きめの発疹ができる場合もあり、通常は強いかゆみを伴います。
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    大部分の真菌感染症には、市販の抗真菌性クリームを使用する ほとんどの真菌感染症には、外用薬を使った治療がもっとも効果的です。抗真菌性クリームは、基本的に1日2〜3回を目安に、直接患部に塗ります。すると、1週間以内で患部が綺麗になってくるはずです。必ず箱に記載された使用法をしっかり読み、指示通りに使うようにしましょう。[2]
    • 最寄りのドラッグストアで市販の抗真菌性クリームを購入しましょう。たいていの大型店では、「抗真菌薬」の専門コーナーが設けられています。
    • よく使われている市販の抗真菌薬には、ラミシール、ピロエース、エンペシドLクリームなどがあります。箱に記載された使用方法か、医師の指示に従って使用します。ただし、子どもに使う場合は医師に相談しましょう。
    • 市販の抗真菌性クリームのほとんどのタイプには、ミコナゾール、クロトリマゾール、エコナゾールなどの薬が含まれています。
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    塗り薬で治らない場合は病院を受診する たいていの感染症は、軽症なら塗り薬で比較的すぐに良くなります。3週間以上治らない場合、または症状が広がって患部の面積が大きくなる場合は、かかりつけ医に相談しましょう。患部を見せ、どのくらい症状が続いているのか、また痛みの有無を伝えます。感染症に効果のある処方箋薬を出してもらいましょう。[3]
    • 頭皮など、手が届きづらい箇所に感染症の症状がある場合も、医師に相談しましょう。
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    必要であれば、患部の皮膚細胞の病理診断を受ける 症例によっては、発疹が真菌感染症によるものかどうか見分けがつかないこともあります。この場合、医師が患部から皮膚サンプルを採取し、専門機関で分析を行います。例えば水虫の疑いがある場合は、医師が足の指の皮膚細胞を削り取ります。[4]
    • 膣内イースト菌感染症の場合、医師が膣壁や子宮頸から皮膚細胞のサンプルを採取します。
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    広範囲の感染症や、首より上の感染症には内服薬を使う 例えば、背中全体や両脚に塗り薬を塗るのは難しいですよね。発疹が出ている面積が約30cm×30cmを超える場合は、内服薬を使った治療が最善です。また顔や頭皮にできた真菌感染症の治療にも、内服薬が必要となる場合があります。使用方法をよく読み、用法を守って服用しましょう。[5]
    • ほとんどの場合、発疹が消えた後も、2週間ほど服用を続けるよう医師から指示があるはずです。
    • 膣内イースト菌感染症の場合、自分で膣内に挿入するタイプの、感染症に効く柔らかい錠剤が処方されることもあります。[6]
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    内服薬による副作用を医師に確認する 人によっては、抗真菌薬の服用により副作用が出る場合があります。たいてい、副作用は胃のむかつきや肌のかゆみなど比較的軽いものです。副作用を防ぐ方法や対処法を医師に聞いておくと良いでしょう。[7] 例えば、胃の不快感にはファモチジン、肌のかゆみには薬用ローションを勧められる場合があります。
    • 抗真菌薬を飲んだ後に強い腹痛があれば、病院や救急外来を受診しましょう。
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    頭皮の感染症はミコナゾール硝酸塩配合のシャンプーで治す 頭皮に真菌感染症がある人は、メディクイックHなどのミコナゾール硝酸塩を配合したシャンプーを探してみましょう。箱に記載された使用法に従うか、医師に使い方を相談しましょう。
    • 子供の頭皮が真菌感染症にかかっている疑いがある場合は、小児科で診察してもらいましょう。
    • 水虫など、体の他の部分に使用できるミコナゾール硝酸塩配合のボディシャンプーもあります。お風呂で患部にボディシャンプーをつけ、数分置いてから洗い流しましょう。4週間ほどで症状が治まってくるはずです。
    • 症状が悪化したり、数週間で改善が見られない場合は、かかりつけ医に再度相談しましょう。
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方法 2
方法 2 の 3:
肌のケアを行う

  1. 1
    毎日お風呂に入った後は、肌をしっかり乾かす 真菌感染症にかかっている、あるいは真菌感染症を予防したい場合は、1日1回シャワーを浴びるようにしましょう。シャワーを浴びた後は、清潔な乾いたタオルで肌の水分をしっかり拭き取ります。特に、脇の下や脚の付け根など、汗をかきやすい部分やしわがよりやすい部分を完全に乾かすことが大切です。[8]
    • 菌は湿った皮膚を好むため、体が湿った状態で服を着ると感染症にかかりやすくなります。
    • 足は清潔で乾いた状態を保ち、靴下や靴を他人と共有しないようにしましょう。
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    肌から水分を逃す、ゆとりのある服を着る 真菌感染症にかかっているときは、コットンやリネン素材でできた、ゆったりとした大きめのシャツが最適です。重要なのは患部を乾燥させることですが、大きめの服はこれを促す効果があります。また、ゆとりのある服だと患部がすれたり、刺激を受けたりするのを防げるため、感染症が治りやすくなります。[9]
    • きつい服や通気性の悪い素材を使った服は避けましょう。レザーは避けるべき素材の代表的な例です。
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    シーツ、服、タオルを週1回は洗濯し、残っている菌を取り除く 真菌感染症を治療するは、普段使用している布製品をできるだけ清潔に保つことが大切です。菌は体に触れるあらゆる布製品に残存している可能性があります。すると感染症が完治しても、洗濯をしていないシーツに肌が触れれば、再び感染する恐れもあるのです。[10]
    • 感染症を周りの人に広げないためにも、これは重要なポイントです。菌は比較的簡単に広がるため、タオルやシーツ、衣服を清潔にしておかないと、友達や同居人、家族に感染させてしまう恐れがあります。
    • ジムやプールのシャワー設備など、共有のお風呂やシャワーでは、サンダルを履いて足を保護すると良いでしょう。
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方法 3
方法 3 の 3:
自然療法を試してみる

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    1日2回、患部にココナッツオイルを塗る たくさんの使用法があるココナッツオイルには、一部のイースト菌や他の真菌感染症を撃退する効果が期待できる脂肪酸が含まれています。ココナッツオイルの瓶に指2本を入れ、指を薄く覆う程度にオイルをつけます。指で擦りながら、患部全体にココナッツオイルをつけます。[11] これを1日2回行うと効果的です。
    • 膣内イースト菌感染症の場合は、タンポンに温めたココナッツオイルをつけてから使用すると良いでしょう。
    • ココナッツオイルは、アメリカ国立医学図書館が実施した研究により、その抗真菌性が明らかになっています。
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    爪の下の皮膚が感染した場合は、潰したニンニクを塗る 手足の爪の下の皮膚が真菌感染症にかかるのは珍しいことではありません。手が届かないこういった部分の治療には、まず包丁の柄でニンニク1〜2個を潰します。潰したニンニクを患部の爪に押し込み、20〜30分後に手や足を洗いましょう。[12]
    • 医学的研究によると、ニンニクには天然の抗真菌成分が含まれていることが分かっており、真菌感染症に効果があると言われています。
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    薄めたリンゴ酢を飲んで真菌感染症を治す リンゴ酢には抗菌成分が多く含まれており、菌を撃退し、感染症を治す効果が期待できます。リンゴ酢と水を1対1の割合で混ぜ合わせ、毎日240mlを目安に飲みます。こうすることで感染症が広がるのを防ぎ、患部の治りを早められるはずです。[13]
    • リンゴ酢にはリン、カリウム、カルシウムなどの健康に良い成分が豊富に含まれています。しかし、リンゴ酢に含まれる抗真菌効果の大部分は、裏付けに乏しいとも言われています。
    • リンゴ酢はどこのスーパーマーケットや食料品店でも手に入ります。大型のドラッグストアで扱っている場合もあります。
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    生きた菌が入ったプレーンヨーグルトを朝食に食べる 生きた細菌が入ったヨーグルトには、善玉菌が豊富に含まれており、胃や腸に存在する良い菌を活発にする効果があると言われています。胃や腸の調子が整うと、真菌感染症などの感染症にかかりづらくなります。[14]
    • ヨーグルトはどこのスーパーや食料品店でも購入できます。ヨーグルトのラベルを見て、生きた乳酸菌が入っていることを確認してから購入しましょう。
    • リンゴ酢と同様、ヨーグルトの抗真菌効果はほとんどが立証されておらず、これは胃腸全体の状態を改善するヨーグルト自体の効果に由来するものだと言われています。
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ポイント

  • 一般的な真菌感染症には、白癬、水虫、いんきんたむし、カンジダ症、明るい色の皮膚に褐色斑が現れる「でん風」などがあります。
  • 真菌感染症は子どもでも大人でもかかる可能性があり、その症状は様々です。感染症の種類によって、不快症状の程度は異なります。かゆみや不快感が強い場合もあれば、ほとんど気づかない場合もあります。
  • 暑い地域に住んでいて、1日の終わりに足に汗をかいていることが多い人は、2〜3日おきに履く靴を変えるようにしましょう。何日も続けて同じ靴を履いていると、真菌感染症の原因となる場合があります。
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注意事項

  • 真菌感染症の症状は、脂漏性皮膚炎、乾癬、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、さらにはライム病の症状とも非常によく似ています。真菌感染症の症状が出たら、適切に治療を行えるよう、医師からの正確な診断を受けることが大切です。
  • 医学療法の代わりとして自然療法に頼るのはやめましょう。自然療法は薬の補助的な役割をする場合がありますが、病院に行く代わりに使うものではありません。
  • 手足の爪の下にできた真菌感染症は、治療が難しいとされています。薬を使ったとしても、完治するまで最大1年かかる場合があります。
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このwikiHow記事について

Luba Lee, FNP-BC, MS
共著者 ::
治験審査委員
この記事の共著者 : Luba Lee, FNP-BC, MS. ルーバ・リーはテネシー州に住む家庭医療を専門とするナース・プラクティショナー(一定レベルの診断や治療を行うことが許可されている上級看護師)です。2006年にテネシー大学にて 看護学修士号を取得しています。 この記事は2,269回アクセスされました。
カテゴリ: 健康
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