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川などで拾った石にペイントを施すのは、旅行先から持ち帰ったお土産の楽しい保存の仕方と言えるでしょう。また、空想的で創造的な趣味にもなります。石をペイントするために講座に参加したり、本格的なアーティストである必要はありません。まず石を見つけ、ペイントを施し、最後に仕上げるだけで完了するシンプルな手順です。[1]

パート 1
パート 1 の 3:

石を選択し洗う

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    石を見つける 川の石が欲しいのであれば、河原に足を運ぶのが一番でしょう。小川、湖、浜辺でも似た特徴の石を見つけることができます。好みの石を選ぶこともできますが、ペイントするのであれば表面の滑らかな石が理想的です。長い年月をかけて水にさらされた石は、何度も回転し、表面が滑らかに丸くなっているので、ペイントに適しています。[2]
    • 州立公園、国立公園から石を持ち帰ることはできません。
    • 石を探す際は身の回りの安全を確認しましょう。安全が確認できない場合や周りに誰もいない場合は水に近づきすぎないようにしましょう。
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    川の石を洗う 砂などが詰まっていないようにしましょう。また、表面がはげて取れてしまっていないよう確認しましょう。石を洗う際は、洗剤を混ぜたぬるま湯に浸し、歯ブラシでこすると効果的です。こすった後は洗い流し、タオルで水気をふき取りましょう。[3]
    • 汚れが落ちにくい箇所があれば、100グリットの紙やすりでこすり、必要に応じて150、次に220グリットに切り替えましょう。
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    テーブルの上に石を置く ペイントをするための場所を準備しましょう。ペイントをする場所は自由に選ぶことができますが、十分なスペースを確保できることから、テーブルやデスク上が理想的です。卓上の表面を必ず保護しましょう。新聞やペーパータオルを敷いておけばペイントもつきません。より環境にやさしい代案として、空になったシリアルの箱を再利用するのも良いでしょう。この場合は、箱は端から切り開き、広げて使いましょう。内側の見た目は薄い灰色なので、ペイントの色が際立つほか、材質はペーパータオルよりも強度があります。新聞を使用する時のような、染みになる恐れもありません。[4]
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パート 2
パート 2 の 3:

石をペイントする

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    デザインを選択する お好みのデザインを選びましょう。石の全体を使って、動物など他の物に似せても、石の表面に(非常に)小さく、何らかの場面を描いても良いでしょう。動物を描く場合は、猫、犬、魚、フクロウなどが描きやすいかもしれません。また、家、鳥が枝にとまっている情景なども見栄えよく仕上がります。石に十分な大きさがあれば、「Blieve」や「Hope」といったインスピレーションを与える言葉を書いても良いでしょう。[5]
    • ハロウィーンの時期に飾れるように、石の表面にフランケンシュタインのようなモンスターを描くというのも良いアイデアです。
    専門家情報
    Joy Cho

    Joy Cho

    Oh Joy!専属デザイナー、スタイルエキスパート
    ジョイ・チョーは10年以上前に自身で設立したデザインスタジオ、そしてライフスタイル・ブランド、「Oh Joy!」のクリエイティブディレクターを務めています。ジョイは日常アイテムに斬新さや豊富な色彩、そしてに意表を突いたスタイルを取り入れるデザイナーとして知られています。ジョイは現在までデザイン・クラフト関連の本を3冊出版しているほか、世界各国のクリエイティブ企業のコンサルティングを行っています。
    Joy Cho
    Joy Cho
    Oh Joy!専属デザイナー、スタイルエキスパート

    専門家も同意しています。「石をペイントするのは、年齢を問わず子供にも大人にも楽しい作業で、子供へのプレゼントにも喜ばれます。模様や絵、自分にとって意味のある言葉などを描いてみましょう」

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    石の表面にスケッチする 石がきれいになったところで、鉛筆を使って石の表面にデザインをスケッチしましょう。必要であれば、石の表面にスケッチする前に、紙を使ってアイデアをレイアウトしても良いでしょう。石にスケッチすることで、より正確にペイントを施せるようになります。[6]
    • HBの鉛筆が、はっきりとした線を引くことができ、簡単なスケッチに適しています。
    • 鉛筆を用いる際は、後で淡い色のペイントの下に透けて見えないよう、薄く書くようにしましょう。
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    絵の具を用意する リキテックスなどのアクリル絵の具、あるいはPlaid社製など屋外に対応した絵の具を使用しましょう。ですが、アクリル製パティオペイントが、岩などの多孔性の表面に対する使用を可能し、屋外の環境に耐えられるように開発されたペイントであることからやはり理想的です。石を屋内で保管する予定であれば、通常のアクリル絵の具で大丈夫でしょう。[7]
    • このペイントはパッケージの上部が鳥小屋のような形状になっていて、屋外でも利用ができるということを示しています。
    • 絵の具を混ぜ合わせるためのパレットを必ず用意しましょう。持ち合わせていない場合は、古くなった皿、ワックスペーパー、ボール紙にアルミフォイルを巻いたものなどで代用しましょう。
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    安価なブラシを使用する 特に硬い石の場合、絵の具を塗る作業によってブラシは劣化します。1パックに様々なサイズが詰め合わせになっているような安価なブラシを購入しましょう。複数のサイズを用意しておけば広い表面には大きなブラシ、細かなディテールには小さめのブラシを使い分けることができます。[8]
    • 特定のタイプのブラシを使用したいと考えているのであれば、アクリル製セミスティフの刷毛を選びましょう。
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    大き目のブラシを使って広い箇所から作業を開始する 多くの人が犯す間違いに、細かい箇所から作業を始めてしまう、という点があります。まずは基調となる色(単色、複数色限らず)といった広い箇所から作業を始めましょう。広めの箇所を塗り終わった後すぐに、近くあるいは色が重なるような箇所の作業に移らず、まず塗った絵の具を乾かします。石の片面に色を塗るのか、両面に塗るのかはお好みで決めましょう。[9]
    • 両面に色を塗る場合、片側に塗ってから少なくとも数時間から1日、放置し乾かしてから反対側に色を塗るようにしましょう。
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    細かな箇所に色を塗る 色を重ね、質感を加え、細かな箇所に色を塗っていきましょう。マジックなどの油性ペンを用いても良いでしょう。小さなミスなどもこの段階で修正していきます。[10]
    • 色を重ねる場合は、前の色が乾くのを待ちましょう。濃い色同士や淡い色同士を重ねないようにしましょう。十分にコントラストが効くような組み合わせを心がけ、2つ目のレイヤーによって最初のレイヤーが消えてしまうことがないようにするのがポイントです。
    • スポンジを活用して、葉のような質感を加えることもできます。キッチンスポンジなどを崩し、ペイントをそっとたたくようにつけ、石の表面に当てていきましょう。
    • ミスを修正する場合は、ミスをした箇所の上から、ミスが見えなくなるまでソリッドカラーを塗っていきましょう。あるいはミスを新しいデザインに変えてみても良いでしょう。例えば、青空を舞う鳥ならば雲にすることができます。
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パート 3
パート 3 の 3:

石のペイントを仕上げる

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    乾かす 触れたり動かしてしまうことのない安全な場所に石を置きましょう。全て塗り終えたら、少なくとも数時間から1日そのまま放置して乾かします。乾いていそうであれば、すべてのパーツが本当に完全に乾いていることをしっかりと確認しましょう。[11]
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    自分の名前と日付を残す 自分の名前と日付をサインをして、いつペイントした石だったのか記録しておきましょう。子供と一緒に作った場合は特に思い出として残しておけるようになります。マジックなどの油性ペンを使ってサインをすれば消えてしまうこともなく、石の表面にも使用可能です。[12]
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    下塗り剤をスプレーする 少なくとも1日かけて石を乾かした後は透明なウレタンスプレーを吹きかけて仕上げましょう。このひと手間を加えることで、ペイントがひび割れたり剥がれたりすることを防ぎます。作業は屋外または空気の通りが良い部屋で行い、スプレーを吸い込まないよう注意しましょう。[13]
    • この手順は大人が行ったほうがよいでしょう。子供が行う場合は大人が監督しているようにしましょう。
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    石を飾る 石は飾りとしておいても、実用しても良いでしょう。トレーの上や窓枠に置くことができます。あるいはペーパーウェイトとして、石に十分な大きさがあれば庭の飛び石として活用することも可能です。プレゼントや友情の印として誰かに贈っても喜ばれるでしょう。[14]
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ポイント

  • ペイントを塗り終えたブラシは洗剤と水でしっかりと洗いましょう。ペイントを塗る作業を行っている合間にブラシを水に浸して保管しないようにしましょう。毛先が損傷します。水で洗い流し、濡れたスポンジや小さなタオルの上に寝かせておきましょう。
  • オンラインでペイントされた石の画像を見て着想を得ても、魚や花などすでに何かに見える石を選んでも良いでしょう。
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注意事項

  • 場所によっては自然に影響を及ぼす行為に対して法令が定められていることもあります。また、生態系を部分的にあるいは完全に乱してしまうことは、自然に対する敬意に欠ける行為です。石を持ち帰ることで植物や動物といった生物に悪影響を与えないようにしましょう。
  • チューブ状の絵の具の中には、子供の使用に適さない色もあります。チューブに健康に関する注意が書かれていないかよく確認しましょう。
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必要なもの

  • 汚れを落とした滑らかな石
  • アクリル絵の具、または屋外用クラフトペイント
  • パレット
  • 透明の仕上げ用ニススプレー

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このwikiHow記事について

Joy Cho
共著者 ::
Oh Joy!専属デザイナー、スタイルエキスパート
この記事の共著者 : Joy Cho. ジョイ・チョーは10年以上前に自身で設立したデザインスタジオ、そしてライフスタイル・ブランド、「Oh Joy!」のクリエイティブディレクターを務めています。ジョイは日常アイテムに斬新さや豊富な色彩、そしてに意表を突いたスタイルを取り入れるデザイナーとして知られています。ジョイは現在までデザイン・クラフト関連の本を3冊出版しているほか、世界各国のクリエイティブ企業のコンサルティングを行っています。 この記事は26,769回アクセスされました。
カテゴリ: 工芸
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