糖尿病かどうかを知る方法

共同執筆者 Chris M. Matsko, MD

この記事には:糖尿病の兆候・症状糖尿病の検査8 出典

糖尿病かもしれない、と思ったら、すぐ専門医に診てもらいましょう。1 型糖尿病は自己免疫疾患の一種で、膵臓のβ細胞が壊れて機能しなくなり、インスリンを作れなくなることにより発症します。一方、2 型糖尿病は、生活習慣(運動不足や糖分の過剰摂取など)が原因で発症します。糖尿病の兆候・症状、診断方法を理解し、万が一これらの兆候・症状が現れたときには、一刻も早く治療できるようにしておくことが大切です。

パート 1
糖尿病の兆候・症状

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    以下の兆候・症状を知っておく 二つ以上該当する場合は、かかりつけの医者に詳しく検査してもらいましょう。1 型糖尿病と 2 型糖尿病に共通する兆候・症状は次のとおりです。[1]
    • 口が渇く
    • 食べても満足できない
    • 目がかすむ
    • 尿の回数が多い(夜間 3 回以上トイレに起きる)
    • 疲れやすい(特に食後)
    • いらいらする
    • 傷が一向に治らない、または治りが遅い
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    生活習慣を確認する 座りがちでほとんど運動をしない人は、2 型糖尿病にかかるリスクが高まります。太り過ぎや肥満の人、または甘い物や精製炭水化物を摂り過ぎる人も 2 型糖尿病にかかるリスクが大幅に高まります。[2]
    • 2 型糖尿病は、主に不健康な生活習慣により引き起こされる後天的な病気なのに対して、1 型糖尿病は、先天的な病気であり若年者に最も多く発症します。
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    医師の診察を受ける[3] 糖尿病にかかっているかどうかをしっかりと確認するには、医者に診断してもらう以外ありません(血液検査を実施)。血液検査の数値によって、「正常型」、「境界型」(生活習慣を根本的に変えなければ、近い将来糖尿病になる可能性が極めて高い糖尿病予備軍)、「糖尿病型」に分類されます。
    • 糖尿病かどうかを早い時期に確認することは大事なことです。というのも万が一糖尿病であった場合、早期治療がカギになるからです。
    • 糖尿病になると血糖をコントロールできなくなり、長期間にわたり体に悪影響を及ぼす場合がほとんどです。これは、治療により血糖をコントロールすれば、健康上の慢性的悪影響を防ぐか、少なくともその進行を遅らせることができるということです。こうした理由から、早期診断・早期治療がカギなのです。

パート 2
糖尿病の検査

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    検査を受ける かかりつけの医者が行う血糖検査には、二つの方法があります。[4]通常は空腹時血糖検査が行われますが、尿検査を実施する場合もあります。
    • 血糖値が 70 から 100 mg/dL の間ならば正常です。
    • 100 から 125 mg/dL ならば境界型(糖尿病予備軍)です。
    • 126 mg/dL を超えると糖尿病とみなされます。
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    HbA1c(ヘモグロビン A1c)の数値を調べてもらう[5] HbA1c の数値は、新たに糖尿病の診断基準に加えられたものです。HbA1c とは、赤血球中のヘモグロビン(たんぱく質の一種)とブドウ糖が結合したもので、これの血液中の割合を調べます。数値が高くなればなるほどヘモグロビンに結合したブドウ糖が多い、つまり糖尿病である可能性が高いということになります。(そもそも、糖尿病は、血液中のブドウ糖濃度が高くなった状態です。)
    • HbA1c と平均血糖値の標準的な相関関係は、HbA1c 値が 6 %の場合の血糖値は135 mg/dL、以下同様に、7 %=170 mg/dL、8 %=205 mg/dL、9 %=240 mg/dL、10 %=275 mg/dL、11 %=301 mg/dL、12 %=345 mg/dL となります。
    • たいていの測定施設において、HbA1c 値が 4.0 から 5.9 %であれば正常値とされます。糖尿病患者で、HbA1c 値が 8.0 %以上ある場合は、症状を十分にコントロールできていないとされ、7.0 %未満だとよくコントロールできているとみなされます。
    • HbA1c 値を測定すれば、過去一定期間にわたる血糖値がわかるのでとても有効な検査法と言えます。通常の血糖検査では血液採取時の血糖値しかわかりませんが、HbA1c 検査では過去 3 ヶ月間にわたる血糖値を知ることができます。[6]
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    治療する 糖尿病の治療では、インスリン注射や薬の服用が毎日必要になる場合があり、また医者からは、食事療法や運動療法を行うように指示されるでしょう。[7]
    • 軽度の 2 型糖尿病は、食事療法と運動療法のみで治療できる場合もあります。生活習慣を十分に改めることができれば、実際に症状を改善でき血糖値を「正常型」に戻すことができます。医師と相談しながら、日々の生活を積極的に変えていきましょう!
    • 甘い物と炭水化物を控え、毎日約 30 分運動をします。これをきちんと実行すれば、血糖値が目に見えて下がっていくのがわかるでしょう。
    • 一方、自己免疫疾患である 1 型糖尿病の場合は、体内でインスリンを作ることができないため、インスリン注射が不可欠となります。
    • 適切な治療をすることがきわめて重要です。糖尿病を放置すると、血糖値が高い状態が続き、深刻な健康問題につながります。これらには、神経障害、腎症、失明、重度の血行障害などがあり、なかでも血行障害については感染症から壊疽(特に下肢)を発症して切断を余儀なくされる場合があります。
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    継続して検査を受ける 糖尿病または境界型にある人は、3 ヶ月に一回程度、血液検査を受けることが大切です。これは、生活習慣を改めたことで症状が改善しているか、あるいは症状がさらに悪化しているかを確認するためです。[8]
    • 定期的な血液検査の結果をみて、医者はインスリン注射や薬剤の量・種類を決定します。医者は血糖値の「数値目標」を設定しますが、その際に継続的な血液検査から得られる数値がどうしても必要になります。
    • さらに、患者も数値の変化を把握できれば、次の検査でもっとよい結果を得ようとして、運動療法や食事療法への取り組み意欲が高まります!

記事の情報

この記事はChris M. Matsko, MDが共著しています。 クリス・M・マツコ医師はペンシルバニア州在住の内科医です。マツコ医師は2007年にテンプル大学医学部から医学博士号を授与されています。

カテゴリ: 全般的健康

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