紙を手作りすること(紙漉き)は楽しい上に費用もかからないため、アート好きのあらゆる年齢層に適した趣味になります。さらに、紙作りに必要な材料は、ほぼ自宅にあるものばかりです!ミキサー、不要紙、水、型枠(作り方は記事内参照)さえあれば、紙漉きができます。記事を読み進め、自宅で紙を手作りする方法を学び、アートを楽しみましょう。

知っておくべきポイント

  • 木枠と金網などで型枠を作れば、紙を漉いてプレスしたり、形を整えたりすることができます。
  • 古紙や不要な紙を水と混ぜ合わせてドロドロの状態にして、手漉き紙のもとになるパルプ液を準備しましょう。
  • パルプ液に食用色素、花の種、ラメパウダーなどを入れると、おしゃれな紙に仕上がります。

パート 1
パート 1 の 4:
パルプ(紙の原料)を作る

  1. 1
    木枠に金網や水切りネットなどを取り付けます。まず、切れ味のよい植木ばさみなどで、金網を長方形(30cmx20cm)に切ります。次に、切った金網を木枠の上に置き、ホッチキスや釘で枠の外縁に固定します。[1]
    • 簡単に作れるこの道具は「型枠」と呼ばれ、手漉き紙を漉くときや、押さえて形を整える際に使用します。
    • 型枠を作るための材料がない場合は、2枚の布の間にパルプを挟み、手で形を整えるだけでもよいでしょう。[2]
  2. 2
    家の中にある不要な紙を800g(7カップ)程度集めましょう。一番手っ取り早いのは新聞紙かもしれませんが、不要になった印刷物、メモ用紙、電話帳なども使えます。光沢のない紙製品であれば、何でもかまいません。一方で、使用する紙の色や、印刷文字の濃さや量によって、手漉き紙の色合いが変わることを覚えておきましょう。例えば、古紙に印刷されている文字が多く、色が濃い場合は、濃いめのグレーの紙に仕上がります。[3]
    • 白い紙を作るには、ほとんど何も印刷されていない紙や白い紙を使いましょう。わずかに印刷文字があるだけでも、仕上がりの紙がグレーになる場合があります。
    • 雑誌、写真、包装紙などの光沢のある紙は、紙漉きには適さないため、使わないようにしましょう。
    • 古紙のサイズや厚さにもよりますが、約800g(7カップ)で、手漉き紙数枚分になります。
  3. 3
    古紙に付いているプラスチック類やホッチキスの針を取り除きます。特にダイレクトメール郵便の封筒などを使用する場合は、封筒にプラスチックの窓が付いている可能性があります。ホッチキスの針や異物が混ざっていると、パルプ液を作る過程でミキサーが壊れる恐れがあります。
  4. 4
    紙を細長く約5cm幅にちぎります。完全に同じ大きさにする必要はありませんが、大体5cm程度にそろっているとよいでしょう。[4] 大量の手漉き紙を作る際に、1枚ずつ紙をちぎる手間を省きたい場合は、シュレッダーにかけると楽でしょう。
    • 子供と一緒に手漉き紙を作るのであれば、この工程は子供に任せてみましょう。子供は紙をちぎる作業が大好きです!
  5. 5
    紙をぬるま湯に4〜6時間以上浸します。細くちぎった紙を、ピッチャーや大きめのプラスチックのボウルの半分くらいまで入れます。ピッチャー(またはプラスチックのボウル)にぬるめの水道水を入れ、紙を完全に浸します。4~6時間、または一晩浸すと、紙が適度に柔らかくなります。[5]
    • ピッチャーやボウルに紙が入りきらなくても問題ありません。いくつかの容器に分けるか、大きなプラスチックのバケツに全ての紙を浸しましょう。
    • 白い紙を作りたい場合は、パルプ液にホワイトビネガー120mLを加え、紙を「漂白」しましょう。
  6. 6
    紙と水を最低30秒間ミキサーにかけ、ドロドロの状態にします。一晩水に浸けた紙をミキサーの3分の2程度まで入れてから、水を500~700mLほど加えます。[6] ミキサーを「低速」に設定し、約30〜40秒間混ぜ合わせます。材料が滑らかになり、紙の原形がなくなるまでミキサーにかけましょう。[7]
    • 一方で、紙を細かく混ぜすぎないように注意しましょう。水っぽくドロドロの状態のパルプ液では、うまく紙が漉けません。
    • いくつかの容器に分けて紙を水に浸していた場合は、何回かに分けてミキサーにかけます。こうすると、ミキサーに材料を入れすぎることなく、毎回均一に混ざるでしょう。
    • この濃厚なおかゆのような混合物は、「パルプ液」と呼ばれ、紙パルプ(水に浸した紙を混ぜ合わせたもの)と水を混ぜ合わせたものです。
    広告

パート 2
パート 2 の 4:
芸術的センスを加える

  1. 1
    芸術的でおしゃれな紙を作るには、食品着色料を使って紙の色合いを変えてみましょう。ミキサー1杯分のパルプ液に食品着色料を5~6滴入れ、全体の色が均一になるまでスプーンでかき混ぜます。2色の別々の紙を作りたい場合は、パルプ液を分けてから2色の着色料をそれぞれに数滴ずつ加えましょう。[8]
    • 1つの容器に3色以上入れて混ぜると、汚い茶色になってしまいます。
    • 天然染料として、抽出したコーヒーを数滴入れると、紙の色が濃くなります。
  2. 2
    材料に花の種を一握り入れて、種入りの紙を作りましょう。パルプ液を混ぜたあとに、種を適量入れます。こうすると、芸術的な仕上がりの紙になり、おしゃれな贈り物にもなります。さらに独特な質感の紙になるため、色を塗っても楽しいでしょう。[9]
    • 種を使いたくない場合は、花びら、ドライハーブ、葉、緑の草などを一握りほどパルプ液に入れてみましょう。
  3. 3
    ラメパウダー(グリッター)を少量加えて紙をキラキラにするのもよいでしょう。紙をミキサーにかけた後のパルプ液に好きな色のラメパウダーを小さじ1杯(4g)入れると、明るくキラキラと光る紙を作ることができます。ラメを入れすぎるとパルプが乾燥してしまうため、注意しましょう。[10]
    広告

パート 3
パート 3 の 4:
紙を漉く

  1. 1
    大きめのアルミ容器に、ぬるま湯を3分の1以上入れます。大量に作れるように、少なくとも50cm×60cm程度の容器を使いましょう。薄めの紙を作るには、容器の半分まで湯を入れ、丈夫な繊維質の紙を作るには、容器の1/3より少なめに湯を入れます。
    • この工程では、大きなキャセロール鍋やプラスチック製の長方形の容器でも代用できますが、型枠よりもひと回り大きめの容器を使うようにしましょう。
  2. 2
    ミキサーにかけた材料を容器に入れてかき混ぜます。まず最初に、パルプ液を1200mL(6カップ)以上入れましょう。湯に加えるパルプ液の量によって、紙の厚さが左右されます。初めて紙を作る場合は、パルプ液の量を調整しながらいろいろ試してみましょう。容器に入れるパルプ液の量を増やしたり減らしたりすると、紙の厚さを変えることができます。スプーンや手でパルプ液をかき混ぜ、容器全体に均等に行き渡らせましょう。[11]
    • パルプ液を多く入れると紙が厚くなり、パルプ液が少なければ紙は薄くなります。
  3. 3
    パルプ液の中に型枠を浸します。まず、網の面を下にして型枠を45度の角度に傾けて持ち、容器に沈めます。型枠を完全に沈めたら、パルプ液の下で水平になるように持ちます。型枠を左右に軽く揺らして、網の上のパルプ液を平らにしましょう。[12]
    • 網の上にパルプ液を均一にのせないと、紙が出来上がったときに薄い部分と厚い部分ができてしまいます。
  4. 4
    パルプ液の中の型枠を持ち上げて取り出します。持ち上げる際に型枠を傾けないように注意します。容器の上で型枠を4〜5分持ったままにして、パルプ液の余分な水分を落とし、水分がほとんど落ちなくなるまでそのままにします。腕が疲れる場合は、型枠を容器の角にのせておくとよいでしょう。[13]
    • 予想以上に紙が厚くなってしまった場合は、上の層のパルプを少々取り除きましょう。薄すぎる場合は、もう一度パルプ液に浸し、網の上にもう少々パルプを重ねましょう。
    広告

パート 4
パート 4 の 4:
紙を型枠から外す

  1. 1
    スポンジを使って、塗れている状態の紙をタオルの上に移します。タオルを2~3枚用意し、その上に型枠を逆さにして置きます。型枠に金網を固定した釘またはホッチキスの側が上向きになっていることを確認し、紙がタオルの上にのるようにします。網の裏側を軽く押さえ、乾いているタオルの上に紙を移します。次に、スポンジを使って網の裏側からできるだけ水分を吸い取り、定期的にスポンジを絞りましょう。[14]
    • タオルがなければ、大きめのフェルトや布でも代用できます。
  2. 2
    タオルの上に移した紙から型枠を持ち上げます。まだ濡れている状態の紙をタオルの上に残したまま、型枠をそっと持ち上げて網を紙から離します。紙が網にくっついてしまう場合は、持ち上げるスピードが速すぎるか、水気が十分に切れていない可能性があります。[15]
    • 紙が分厚い場合は上からさらにもう1枚タオルを置き、手で優しく押さえて平らにして乾かしましょう。
    • ヘアドライヤーを使って紙の裏面から10〜15秒ほど風を当てると、紙をタオルに移しやすくなります。
    • 型枠からタオルに紙を移す工程は、英語では「クーチング」と呼ばれています。
    • 厚手の紙は、タオルに移しにくいことがあります。紙が網にくっついてしまっている場合は、指でそっと剥がしましょう。[16]
  3. 3
    紙を一晩乾燥させましょう。平らな場所に並べて乾燥させるか、洗濯ばさみで物干しなどに吊るします。[17] 紙の厚さにもよりますが、完全に乾くまでには6~8時間かかります。
    • ヘアドライヤーで紙に温風を当てると、早く乾燥します。低温設定で、10分ほど温風を当てましょう。
    • 漉いた紙を色付きの紙の上に放置して乾かすのは控えましょう。色付きの紙の素材の形や色が移ってしまう恐れがあります。
  4. 4
    紙が乾いたら平らにして保管するか、すぐに使用しましょう。完全に乾いたら、さっそく使うことができます。出来上がった紙をすぐに使わずに保管する場合は、本に挟んでおくと平らな状態を維持できます。または、乾いたらすぐに絵の具や鉛筆で絵を描いたり、印刷したりすることも可能です。以下のような方法で、手漉き紙をさらに芸術的にしてみましょう。
    • 友人や家族のために特別にデザインした紙にメッセージを書いて、手紙を送る
    • 結婚式やパーティー用のネームカードとして使う
    • や日記帳を作る
    • 絵や詩などを印刷する
    • スクラップブックやコラージュを作る
    広告

必要なもの

  • 古紙、不要な紙など
  • 金網
  • 木枠(任意)
  • 植木ばさみ、またははさみ
  • ピッチャー、または大きめのプラスチックのボウル
  • ホワイトビネガー(任意)
  • ミキサー
  • 花の種など(任意)
  • 食品着色料(任意)
  • ラメパウダー(任意)
  • 大きめのアルミ容器またはプラスチック容器
  • スプーン
  • タオル
  • スポンジ
  • ヘアドライヤー(任意)

関連記事

風船を膨らませる
アルミ風船を膨らませる
勝手に沈むオフィスチェアを修理する勝手に沈むオフィスチェアを修理する
自分で身長を測定する自分で身長を測定する
紙でじょうごや円錐を作る
風船ガムを膨らませる
プラスチックレンズの眼鏡の傷を取り除く
六角形を描く六角形を描く
タッチペンを手作りする
プラスチックを溶かすプラスチックを溶かす
(初心者用)かぎ針編みで帽子を編む
リボンのほつれを防ぐ最高の方法
革を染める
本革を柔らかくする本革を柔らかくする
広告

このwikiHow記事について

Claire Donovan-Blackwood
共著者 ::
アート・手芸専門家
この記事の共著者 : Claire Donovan-Blackwood. クレア・ドノヴァン・ブラックウッドは「創造的で幸福な生活」を推奨するウェブサイト、「Heart Handmade UK」の運営を行っています。12年以上にわたりブロガーとして活躍、作り手に配慮した手芸やDYIの簡単アイデアを紹介しています。
カテゴリ: 趣味・DIY
このページは 139 回アクセスされました。

この記事は役に立ちましたか?

広告