結核の症状を見分ける方法

共同執筆者 Amer Alnajar, MD

この記事には:危険因子を知る肺結核の兆候および症状結核の検査26 出典

結核は結核菌(Mycobacterium tuberculosis)と呼ばれる細菌が引き起こす疾患です。結核菌は空気を通して人から人へ感染します。結核は主に肺に影響を与えますが(結核の80%は肺結核です)、呼吸器以外のあらゆる器官で発症する可能性があります。[1] 潜在性の結核の場合、結核菌が休眠状態となるため、兆候や症状は現れません。一方、活動型になると、結核菌が増殖を始め、兆候や症状が現れます。結核感染の大半は潜在性のものですが、症状を放置したり、不適切な治療を行えば命に関わります。日頃から呼吸器系の異常を見落とさず、肺結核の兆候が現れたら、速やかに対処しましょう。[2]

パート 1
危険因子を知る

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    結核に感染しやすい地域を覚えておきましょう。[3] 発症率の高い地域に居住する場合や、その地域を旅行する場合は特に注意が必要です。あるいは、その地域を訪れた人物と接触するだけでも、感染の危険があります。世界の大多数の地域では、保健制度の不備や財源・物資の不足、または人口過多により、結核の予防・診断・治療は困難を極めています。そのため、早期に発見できず、適切な治療も行われないままに、結核は世界各地へ拡散していきます。とりわけ、以下の地域を飛行機で往復する場合、換気の制限された機内は、結核菌の格好の潜伏場所になります。
    • サブサハラアフリカ(サハラ砂漠以南の地域)
    • インド
    • 中国
    • ロシア
    • パキスタン
    • 東南アジア
    • 南アメリカ
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    職場環境や生活環境を見直しましょう。[4] 人混みの中や換気の悪い場所では、細菌は人から人へ感染しやすくなります。周りの人たちが定期的な健康診断または集団検診を受けていない場合、事態はさらに深刻です。感染症が拡散しやすい環境には以下のようなものがあります:
    • 刑務所
    • 入国管理局
    • 介護施設や養護施設
    • 病院や診療所
    • 難民キャンプ
    • 避難所
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    免疫力の低下に注意しましょう。[5]体調不良や特定の疾患によって、免疫系が本来持つ抵抗力が低下している場合も警戒が必要です。免疫系が正常に機能しないと、結核を始め、あらゆる種類の感染症にかかる危険があります。感染症にかかりやすい条件として、以下のようなものが挙げられます:
    • HIVおよびAIDS
    • 糖尿病
    • 末期の肝臓疾患
    • 栄養失調
    • 若年齢および加齢(免疫系が未発達の幼児、および免疫力が低下した高齢者は感染症にかかりやすくなります)
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    薬物の服用が免疫機能の妨げになる場合もあります。[6]アルコール、タバコ、そして静脈注射の乱用は、体の抵抗力を低下させます。いくつかの種類の癌は結核の危険を増大させますが、その一方で、癌治療のための化学療法もまた、免疫力の低下を招き、癌患者を結核の危険に晒します。さらに、長期にわたるステロイドの投与や、臓器移植による拒絶反応を抑える免疫抑制剤の服用も、免疫機能に深刻な影響を与えます。その他、関節リュウマチ、狼瘡(ルーパス)、炎症性腸疾患(クローン病や潰瘍性大腸炎など)といった自己免疫疾患の治療にも、免疫機能を阻害する薬剤が使用されます。

パート 2
肺結核の兆候および症状

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    異常な咳に注意しましょう。[7] 結核は通常肺に感染し、周辺の体組織を破壊します。私達の体は反射的に、その刺激物を咳によって体外へ排出しようとします。まずは、咳がどの程度続いているのかを把握しましょう。結核の症状は通常3週間以上続き、咳とともに血の混じった痰(血痰)が出る場合があります。
    • 市販の風邪薬やインフルエンザ治療薬、または呼吸器感染症の抗生剤を、効果のないまま、どの程度の期間服用したのかを思い出しましょう。結核には極めて特殊な抗生剤が必要です。治療を始めるにあたっては、まず検診を受け、結核と認められなければなりません。
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    咳をした際に出る排出物を調べましょう。[8] 咳をした際に痰(ネバネバした排出物)は出るでしょうか?匂いがきつく、暗い色合いをしている場合は、何らかの細菌感染にかかっている可能性があります。一方、痰が透明で、無臭であれば、ウイルス感染の疑いがあります。また、咳をした際に、手のひらやティッシュに血が付くかを確認しましょう。結核菌によって肺に「空洞」や「結節」が形成されると、周辺の血管が破壊され、喀血が起こります。咳をするたびに血を吐くのはそのためです。
    • 吐血がある場合は、常に医療専門家の指示を仰ぎましょう。治療の進め方について詳しい説明があるはずです。[9]
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    胸の痛みに注意しましょう。[10] 胸の痛みには様々な要因がありますが、他の症状を伴う場合は、結核の危険性があります。鋭い痛みを覚える場合は、痛みの発生する箇所を特定しましょう。とりわけ、その箇所を圧迫しただけで痛みが走る場合や、息を吐いたり吸ったりするたびに痛みを覚える場合、または咳をする際に痛みを覚える場合は注意が必要です。
    • 結核は、肺や胸の壁に空洞や結節を形成する疾患です。呼吸をするたびに、これらの硬い病変が呼吸器を傷つけ、周辺箇所に炎症を引き起こします。往々にして、特定の箇所に鋭い痛みが現れ、その箇所に圧力が加わるたびに痛みが再発します。
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    思いがけない体重の減少や食欲不振に気を付けましょう。体は結核菌に対して様々な反応を示します。そのうちのいくつかは、養分吸収の低下やタンパク質の代謝異常といった形で現れます。[11] すぐには自覚しにくいこれらの症状が、数か月にわたって続きます。
    • 鏡を見て、身体の変化を確かめましょう。骨の輪郭が浮き出ていれば、タンパク質や脂肪分の不足によって、体に十分な筋肉量がないことが分かります。
    • 体重計に乗って体重を測定しましょう。健康時に測定した直近の体重を比較対象にしましょう。体重は変わりやすいものですが、数値に急激な変化があれば、医療者にその旨を伝えましょう。
    • 以前から着ていた服が緩く感じる場合は、注意が必要です。
    • 食事をする回数を記録して、健康であった当時と比較してみましょう。
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    発熱、悪寒、そして寝汗を放置してはいけません。細菌は通常平熱の体温(約37℃)で増殖を繰り返します。脳および免疫系は、すぐさま体温を上昇させて病原菌の増殖を食い止めます。体温の変化を感知した体は、新たな体温に適応するために筋肉を収縮させ(震え)、その結果、寒気を感じます。特に結核の場合、特殊な炎症タンパク質の生成が起こり、長期にわたって発熱が続きます。[12]
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    潜在性の結核感染に注意しましょう。潜在性の結核は不活発で、他の人に感染することはありません。細菌は、害を及ぼすこともなく、ただ体内に住み続けます。その後、前述の通り、免疫力の低下とともに活性化され、活動型に変貌します。加齢に伴う免疫力の低下によって、何十年もの潜伏期間を経て活性化が起こる場合もあります。一方で、活性化の原因を特定できないケースも珍しくありません。[13]
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    結核をその他の呼吸器感染症と区別しましょう。[14][15] 病状によっては、結核と間違われやすいものも少なくありません。大事な仕事を放り出してまで、ただの風邪ウイルスが引くのをじっと待つこともないでしょう。以下の項目をチェックして、結核とその他の病状を見分けましょう:
    • 鼻から透明な鼻水は出るでしょうか?: 風邪は鼻および肺の鬱血や炎症を引き起こします。そのため鼻腔に粘液が溜まり、鼻水となって流れ出します。結核の場合、鼻づまりは起こりません。
    • 咳をした際に何が出るでしょうか?: 各種ウイルス感染やインフルエンザの場合、通常乾いた咳が出るか、または、咳とともに白い粘液が出ます。細菌が下気道に感染すると、茶色の痰が出ます。しかし、同じ細菌感染でも、結核の場合は、一目でそれと分かる血の混じった痰が出ます。
    • くしゃみは出るでしょうか?: 結核の場合、くしゃみは出ません。くしゃみは主に風邪またはインフルエンザの兆候です。
    • 発熱はあるでしょうか?: 結核が引き起こす発熱は、微熱から高熱まで様々ですが、インフルエンザの場合、総じて38度を超える高熱が起こります。
    • 目のかゆみや涙目はあるでしょうか?: このような症状は風邪には付き物ですが、結核では起こりません。
    • 頭痛はあるでしょうか?: インフルエンザは、しばしば激しい頭痛を伴います。
    • 関節または全身に痛みはあるでしょうか?: 風邪やインフルエンザを発症すると、体の節々に痛みを覚えます。インフルエンザの場合、さらに痛みはひどくなります。
    • のどの痛みはあるでしょうか?: 鏡でのどの奥を見て、赤みや腫れがあるかを確かめましょう。のど荒れは、主に風邪とともに現れる症状ですが、インフルエンザでも起こります。

パート 3
結核の検査

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    緊急の医療処置が必要な場合もあります。[16] 特定の兆候や症状は緊急の医療処置を必要とします。たとえ結核の診断につながらなくても、それらの症状は、他の深刻な疾患によって引き起こされた可能性もあります。とりわけ胸の痛みは、無害なものから危険なものまで、様々な原因によって起こりますが、その都度医師に報告し、心電図を取ってもらいましょう。
    • 慢性的な体重の減少は、栄養失調または癌の可能性を示唆します。
    • 体重の減少ともに、血痰が出る場合は、肺癌の可能性もあります。
    • 高熱と悪寒を併発している場合は、潜在的な血液感染症または敗血症の疑いがありますが、通常これらの疾患は、血圧の低下、めまい、錯乱、心拍数の上昇を引き起こします。[17] これらの症状を放置しておくと、深刻な機能障害につながり、命に関わります。
    • 医師は、抗生物質の静脈注射とともに採血を行い、白血球(感染症を撃退する免疫細胞)を検査するでしょう。
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    案内が来れば、潜在性結核感染の集団検診を受けましょう。[18] たとえ結核にかかっていないという確信があっても、潜在性結核の検診を義務付けられる場合もあります。医療現場で仕事を始める人は、1年ごとの定期検診に続き、所定の医療機関での検査(QFT血液検査など)が必要になります。また、結核発症率の高い国に行き来をする場合や、免疫力が低下した場合、または、混雑した場所や通気性の悪い場所で生活または仕事をする場合も、検診を受ける必要があるでしょう。いつでもかかりつけの医師に予約を入れて、結核の検査を受けましょう。
    • 潜在性結核感染の場合、症状や疾患を引き起こすことはなく、他の人へ感染することもありません。しかしながら、潜在性結核感染者の5~10%が、将来的には結核を発病します。[19]
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    精製タンパク誘導体(PPD、精製ツベルクリン)検査を依頼しましょう。[20] 一般には、ツベルクリン皮膚反応検査(TST)またはマントー試験の名で知られます。医師は、注射箇所を綿棒と水できれいにした後、皮膚の表層部分に精製タンパク誘導体(PPD)を注射します。液体を注入した直後に、小さなふくらみが現れますが、注射箇所に包帯などを被せてはいけません。皮膚の中の液体が分散しないように注意しましょう。そのまま2、3時間ほど、液体が自然に吸収されるのを待ちます。
    • 体内に結核への抗体があれば、PPDと反応して、注射箇所に「硬結」が形成されます(注射箇所の周辺が腫れ上がり、硬質化します)。
    • その後の検査では、赤みの広さではなく、硬結のサイズを測定します。ツベルクリン注射をしてから48~72時間後に、医師の元へ戻って硬結を測りましょう。
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    検査結果の判定方法を覚えておきましょう。[21]ツベルクリン反応検査で陰性とみなされる硬結のサイズは、人によって異なります。硬結が一定のサイズを超える場合は、陽性の所見とともに、結核と認められます。危険因子がなく、硬結のサイズが15mm以下であれば、検査結果は陰性となります。しかし、冒頭で述べた危険因子が一つでもある場合、硬結のサイズは10mm以下でなければ陰性とは認められません。さらに、以下のいずれかの条件に当てはまる患者は、硬結のサイズが5mm以下でなければ、追加検査を受ける必要があります:
    • 化学療法などで免疫抑制剤を服用している場合
    • 慢性的にステロイドを使用している場合
    • HIV感染
    • 結核陽性の人物と接触した場合
    • 臓器提供を受けた患者
    • 胸部レントゲン検査で線維性病変が認められた場合
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    ツベルクリン反応検査の代わりに、インターフェロンγ遊離試験(IGRA)という選択肢もあります。[22] この血液検査は、ツベルクリン反応検査に比べ、短時間でさらに正確な結核感染の判定を可能にします。ただし、さらに費用は掛かります。インターフェロンγ遊離試験を選択した医師は、患者から血液を採取して検査に回します。検査結果が出るのは24時間以内で、次回の受診は検査結果の説明だけで済みます。血中のインターフェロンγ生産量が、実験室の定める基準値を超える場合は、陽性結果となり、結核に感染していることが分かります。
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    追加検査を受けましょう。[23] 皮膚検査または血液検査のいずれかで陽性結果が出た場合は、少なくとも潜在性結核の疑いがあります。それが活動性結核かを判断するために、医療者は胸部レントゲン検査を行います。皮膚検査または血液検査で陽性と認められ、なおかつレントゲン検査で胸部に病巣が見つかれば、活動性結核であることが分かります。
    • さらに、医師は痰の培養検査(喀痰検査)を行います。検査結果が陰性であれば、潜在性結核と診断されます。陽性の場合は、活動性結核と認められ、結核が発病していることが分かります。
    • 乳児や幼児の痰は採取しにくいため、往々にして子供の結核診断には、培養検査以外の方法(気管支鏡検査など)が用いられます。[24]
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    診断後は医師の助言に従いましょう。レントゲン検査や痰の培養検査で活動性結核が確認できれば、医師は複数の抗結核薬を処方します。[25] しかしながら、レントゲン検査の結果が陰性であれば、患者は潜在性結核とみなされます。医師の治療指示にきちんと従い、潜在性結核の活性化を予防しましょう。結核感染は、指定医療機関(国立病院機構など)への報告が義務付けられています。近年の主な治療法の一つに直接監視下療法(DOT)があり、患者はその都度、医療者の立会いの下で抗結核薬を服用します。
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    無菌化ウシ型結核菌(BCG)ワクチンの接種を考えましょう。BCGワクチンは結核の予防に有効ですが、感染のリスクをゼロにするわけではありません。また、BCG接種は、ツベルクリン反応検査の際に、誤った陽性反応を引き起こします。そのため、過去に接種を受けた人には、インターフェロンγ遊離試験による結核診断が勧められています。
    • 結核発症率の低いアメリカ国内では、ツベルクリン反応検査の妨げとなるBCG接種は奨励されていません。日本では、結核予防法に基づき、乳幼児(生後5~8か月)へのBCG接種が強く奨励されています。

ポイント

  • 結核は咳やくしゃみを通して感染します。
  • 結核に感染したからといって、必ずしも発病するとは限りません。潜在性結核であれば、保菌者から他の人に伝染することもありませんが、後々免疫系の衰えとともに発病する可能性はあります。一方、潜在性結核を抱えながら、一生発病しない場合もあります。
  • 結核は再発性の高い疾患です。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の治療対象者に関するガイドラインは頻繁に変更されています。以前のガイドラインでは、イソニアジドによる内服治療は34歳以下を対象にしていましたが、現在では、当人および周囲の人達への警戒措置として、陽性結果が出た人すべてに抗結核薬が処方されています。自身の健康のみならず、周囲の人達のためにも、抗結核薬はきちんと服用しましょう。
  • 粟粒結核(ぞくりゅうけっかく)は、肺結核の症状とともに、複数の臓器に粟粒大の結節が形成される疾患です。
  • いろいろな議論はありますが、すでに一連の治療を受けた潜在性結核の患者であっても、再検査で陽性反応を示す場合があることを覚えておきましょう。最終的な判断には医師の診断が必要です。
  • BCG(無菌化ウシ型結核菌)ワクチンを接種すると、ツベルクリン反応検査で誤った陽性結果が出る場合があります。誤った陽性反応を示す場合は、胸部レントゲン検査が必要になります。
  • 粟粒結核にかかった場合は、病変の疑いがある臓器のMRI画像診断や生体組織検査を始め、さらに高度な検査が必要になります。
  • 過去にBCG接種を受け、ツベルクリン反応検査で誤った陽性結果が出た人には、インターフェロンγ遊離試験(IGRA)が奨励されています。しかしながら、現在でも、費用が安く、手っ取り早いツベルクリン反応検査を優先する医師は少なくありません。
  • ただし、インターフェロンγ遊離試験は保険適用となってまだ日も浅く、とりわけ、5歳以下の子供にはツベルクリン反応検査が優先されています。[26]

出典

  1. http://emedicine.medscape.com/article/221777-overview#aw2aab6b2
  2. http://www.cdc.gov/tb/topic/populations/tbinchildren/default.htm
  3. http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/tuberculosis/basics/risk-factors/con-20021761
  4. http://www.cdc.gov/tb/topic/testing/default.htm
  5. http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/tuberculosis/basics/risk-factors/con-20021761
  6. http://www.cdc.gov/features/tbsymptoms/
  7. http://www.lung.org/lung-disease/tuberculosis/symptoms-diagnosis.html?referrer=https://www.google.com/
  8. http://www.webmd.com/a-to-z-guides/understanding-tuberculosis-symptoms
  9. http://www.mayoclinic.org/symptoms/coughing-up-blood/basics/when-to-see-doctor/sym-20050934
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記事の情報

この記事はAmer Alnajar, MDが共著しています。 アルナジャー医師はニューヨーク州に本社を置くヘルスケア企業、「Vytaliz」の共同設立者であり、同企業にて内科医そして最高戦略責任者の役職を務めています。2011年ドレクセル大学医学部から医学博士の学位を授与されています。

カテゴリ: 健康 | 全般的健康

他言語版:

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