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この記事の共著者 : Shannon O'Brien, MA, EdM. シャノン・オブライエンはマサチューセッツ州のボストンにあるキャリアと人生戦略のコンサルティング会社「Whole U」の設立者、そしてプリンシパルアドバイザーです。Whole Uでは相談者たちがライフワークを達成すると共にバランスのとれた意義のある人生が送れるよう、コンサルティングやワークショップ、そしてeラーニングを用いたサポートを行っています。Yelpのレビューではキャリアコーチとライフコーチのカテゴリーにおいてそれぞれ第一位を獲得しており、その業績は Boston.com、 Boldfacers、そしてUR Business Networkで取り上げられました。ハーバード大学にてTIE(テクノロジー、イノベーション、教育)の修士号を取得しています。
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就職活動の面接を受けたり、正式な採用通知をもらったりすると、ワクワクすると同時に緊張もするものです。また、いざ給与の交渉となれば、多くの人が気まずさを感じます。しかし、今日では、待遇面についてメールで尋ねることができるおかげで、あまり気まずさを感じずに済みます。簡単な戦略を練り、適切な言葉を用いて尋ねれば、道理をわきまえた社会人として効率よく給与の交渉ができるでしょう。
ステップ
方法 1
方法 1 の 2:
初任給を尋ねる
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1メールは始まりの挨拶で始め、自分の署名で終える 仕事に関するメールは、手紙と同じ扱いと考えなければなりません。この場合、メールの送信者が文末に署名した名前、または面識があればその時に聞いた名前宛てに書きましょう。[1]
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3現在の給与額を提示する必要はない 企業の採用担当者または採用部長によっては、給与に関する質問に直接答えずに、応募者の現在の給与額を尋ねる場合があります。これも、給与を低く提示するための企業側の戦略です。企業側が設定した額よりも低い額が提示されれば、その低い額を初任給として提示できると考えるためです。[4]
- 米国では、企業が就職応募者に現在の給与額などの機密情報について質問することは非倫理的とみなされ、場合によっては違法となります。これはプライバシーの侵害に当たります。マサチューセッツ州では、雇用主が応募者に過去の収入について質問することは2018年から違法になっています。[5] ニューヨーク市とフィラデルフィア市でも同様の法律が可決されています。[6]
- 採用担当者から現在の給与額を聞かれたら、考えている希望の給与額の範囲を述べ、その額が企業が想定している範囲内にあるかを尋ねましょう。
- 企業が執拗に現在の給与額を尋ねる場合には、その企業は避けるべきでしょう。それは非倫理的な行為であり、あまり良い企業でない可能性が高いでしょう。[7]
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4納得できる給与額の幅を設定する 初任給に触れる前に、希望の給与額と許容範囲最低限の額の両方を自分なりに設定しましょう。初任給が最低基準を満たさない場合は、その仕事に関して就職活動を進めるのは避けた方がよいでしょう。
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6給与については新規メールではなく企業側からのメールへの返信で質問する 採用担当者または採用部長から、仕事への関心度を尋ねられるメール、または、二次面接の日程調整のメールが届いたら、そのメールに返信する形で給与に触れましょう。企業から連絡がない場合は、採用は見送られたと考えられるため、初任給の額を知る意味はあまりありません。[12]
- 返信メールで給与の質問をするもう1つの利点としては、メールの件名を自分で考える必要がないことが挙げられます。
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方法 2
方法 2 の 2:
より高い初任給を求める
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1メールで給与の交渉を行い自分の意図が明確であることを確認する 仕事の採用通知を受けたら、承諾する前に給与の交渉をしましょう。これまで企業側とのコミュニケーションをメールで行っていて、正式な採用通知もメールで受け取った場合は、給与の交渉をメールで行うことに全く支障はありません。メールであれば、企業からの提案に対してストレスを感じたり慌てずに自分の考えを整理する時間が確保でき、理路整然と別の案を提示することができます。[13]
- メールでの給与交渉には不利な点もいくつかあります。一部には、交渉は対面で行うのがより適切だと考え、メールによる交渉は、雇用主と応募者との対話というよりも、一方的な要求リストを提示する印象を与えがちだ、と考える専門家がいます。[14]
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3適切な始まりの挨拶を述べる 雇い主になる可能性のある相手には常に、手紙と同様、メールでも始まりの挨拶を述べましょう。適切な始まりの挨拶は、相手とのこれまでのやりとりの内容によって異なります。[17]
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4敬意あるかつ丁寧な口調を使う 給与の交渉をする際は、まず、仕事の採用通知に対する感謝の気持ちと、仕事への熱意を明確に伝えて良い印象を与えましょう。メールの冒頭で相手に感謝の気持ちと、仕事への意欲、採用された喜びを伝えましょう。[21]
- 常に完全な、かつ文法的に正しい文を書きましょう。書き終えたら読み返し、誤字脱字がないことを確認しましょう。プロ意識を伝えることが重要です。メッセージで使うような絵文字や「(笑)」などの略語は絶対に用いてはいけません。
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5別の提案をする際は、断固とした口調を使いつつも闘争的な印象を与えない ある専門家は、「(希望の額)くらいで合意できると助かります」などと提案すると、公平感が出て良い印象になると言います。[22]
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6企業と異なる額を提示する際は裏付けデータを用意する 希望の給与額が正当だと主張できる理由を、明確にかつ丁寧に書き出しましょう。調査から分かった関連分野の平均給与と、自分に似た経歴、スキルなどを持った人の給与とを提示して、自分の案の正当性を主張しましょう。[25]
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7敬意をもって締め括る 「どうぞご検討の程よろしくお願いいたします」や「考慮していただけますと幸甚です」などと丁寧に締めくくり、最後に、自分の署名を加えましょう。混乱が生じないように、企業とのメールのやりとりでは常に同一の署名を使いましょう。これまで一貫してフルネームを使っている場合は、最後までフルネームを使いましょう。[28]
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8企業からの別の提案に備える 給与交渉は1回のメールのやりとりで終わるものではなく、時間がかかります。辛抱強く構え、常に礼儀正しく接し、プロ意識を持ち続けましょう。自分が設定した最低許容額を下回る数字に同意するべきではありませんが、希望通りの額が提示してもらえない場合もあると心構えをしておきましょう。[29]
- メールで給与の交渉を始めたとしても、ある時点で電話で話し合うことになる可能性があるので注意しましょう。[30]
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出典
- ↑ https://www.ihire.com/careeradvice/pages/sample-emails-for-salary-negotiation
- ↑ https://www.forbes.com/sites/lizryan/2015/05/17/how-to-ask-what-does-this-job-pay/#2235d87760f1
- ↑ https://www.forbes.com/sites/lizryan/2015/05/17/how-to-ask-what-does-this-job-pay/#2235d87760f1
- ↑ https://www.forbes.com/sites/lizryan/2017/05/19/whats-the-salary-range-for-this-job/#211630c73c55
- ↑ https://www.fidelity.com/mymoney/when-to-ask-what-the-job-pays
- ↑ https://www.nj.com/politics/index.ssf/2017/05/will_nj_ban_employers_from_asking_your_salary_hist.html
- ↑ https://www.forbes.com/sites/lizryan/2017/05/19/whats-the-salary-range-for-this-job/#211630c73c55
- ↑ https://www.glassdoor.com/blog/email-salary-negotiation/
- ↑ https://money.usnews.com/money/blogs/outside-voices-careers/articles/2017-07-10/the-exact-words-to-use-when-negotiating-salary
- ↑ https://www.forbes.com/sites/lizryan/2015/05/17/how-to-ask-what-does-this-job-pay/#2235d87760f1
- ↑ https://www.forbes.com/sites/lizryan/2015/05/17/how-to-ask-what-does-this-job-pay/#2235d87760f1
- ↑ https://www.forbes.com/sites/lizryan/2015/05/17/how-to-ask-what-does-this-job-pay/#2235d87760f1
- ↑ https://business.tutsplus.com/tutorials/how-to-negotiate-your-salary-via-email--cms-27031
- ↑ https://www.themuse.com/advice/stop-dont-try-to-negotiate-your-offer-over-email
- ↑ https://www.ihire.com/careeradvice/pages/sample-emails-for-salary-negotiation
- ↑ https://www.glassdoor.com/blog/email-salary-negotiation/
- ↑ https://www.ihire.com/careeradvice/pages/sample-emails-for-salary-negotiation
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- ↑ https://www.glassdoor.com/blog/email-salary-negotiation/
- ↑ https://fearlesssalarynegotiation.com/salary-negotiation-email-sample/
- ↑ https://fearlesssalarynegotiation.com/salary-negotiation-email-sample/
- ↑ https://www.glassdoor.com/blog/email-salary-negotiation/
- ↑ https://www.glassdoor.com/blog/email-salary-negotiation/
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- ↑ https://www.ihire.com/careeradvice/pages/sample-emails-for-salary-negotiation
- ↑ https://money.usnews.com/money/blogs/outside-voices-careers/articles/2017-07-10/the-exact-words-to-use-when-negotiating-salary
- ↑ https://fearlesssalarynegotiation.com/salary-negotiation-email-sample/
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