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この記事の共著者 : Jeanine Hattas Wilson. 壁画家のジャニーン・ハタス・ウィルソンは、「Hattas Public Murals, Inc.」の社長です。壁画の制作、監督、設計、壁面塗装を専門とし、経験はほぼ20年。マーケット大学にて広告学の学士号を取得、ミルウォーキー美術大学にてアトリエ絵画を副専攻。フランス・パリのアテリエ・アーティエン、 ロサンゼルス造形美術学校で勉強し、さらにロバート・リベラーチェ、マイケル・シーゲル、ウィリアム・コクランなどの著名なアーティストに師事。現在のまでに、同社では約5000件の依頼を受け、家屋、商業施設、公共の場に壁画を描いています。
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緑は青と黄色が混ぜ合わさった色です。色の原理を理解すれば、例えば絵の具、アイシング、樹脂粘土を使う際に緑色を作ることができるようになります。
ステップ
方法 1
方法 1 の 4:緑色の絵の具を作る
方法 1
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1青と黄色を混ぜ合わせる 同量の青と黄色を絵の具皿やパレットに出しましょう。パレットナイフを使って均等に混ぜ合わせます。
- 混ぜ合わさると緑色になっているでしょう。
- 緑色が実際にどのように目に映るのかを確認したい場合は、絵筆を使い、少量を予備の紙に塗ってみましょう。
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2割合を変える 作品によっては、通常の緑が合わないこともあるでしょう。こうした場合は最も簡単な方法として、まず青を増やしたり黄色を増やして調整してみましょう。
- 黄色を増やすと暖色系の緑色になり、青を増やすと、より寒色系の緑色が出来上がります。
- 色合いを変える場合は、絵の具を少しずつ加えながら、お好みの加減を見つけましょう。一度に大量の絵の具を加えて失敗し、再び基本の緑に戻そうとするよりも徐々に調整していった方が簡単で無駄もありません。
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3様々な黄色と青の組み合わせを試す パレットをきれいにして、様々な色合いの黄色や青を混ぜ合わせていきましょう。異なる緑が出来上がります。[1]
- 基本の青と黄色を混ぜれば基本の緑色が出来上がりますが、合わせる色が青や黄色「系」の色の場合は出来上がる緑も同様に異なります。例えばゴールデンイエローと基本の青を混ぜ合わせると、より落ち着いて茶色がかった緑になるでしょう。基本の黄色に明るい青を混ぜると明るい緑色になります。
- 混ぜ合わせる青と黄色でどのような緑色になるのかを把握できるようになるには、実際に試してみることが一番です。異なる色合いの黄色と青をそれぞれ複数用意しましょう。青と黄色を同じ割合で混ぜ合わせ、一つ一つの組み合わせを試してみましょう。今後参考にできるよう、結果を記録しておくと役に立ちます。[2]
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4異なる緑を混ぜ合わせてみる 2つの異なる色合いの緑がある場合(さらに、どちらも求めていた色に近いけれども、やはり違う、という場合)は、この2つの色を混ぜ合わせて好みの色を作りましょう。
- 緑はどれも青と黄色を含んでいるので、緑同士を混ぜ合わせることで、新しい色合いの緑が出来上がります。
- 異なる色合いの黄色や青を緑と混ぜると、より劇的に変わります。
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5黒や白を使って色の明るさを変える 求めていた緑が完成したら、黒や白を付け加えることで明るさを調整することができます。
- より明るい色が必要な時は白を、より暗い色が必要な時は黒を加えましょう。
- どの程度明るさを調整したいのかに関わらず、少量ずつ加えるようにしましょう。一度に大量に加えてしまうと、あっという間に極端に変わってしまいます。
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方法 2
方法 2 の 4:緑色のアイシングを作る
方法 2
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1実験皿を用意する 緑色のアイシングを作る方法は複数あり、出来上がる色合いも様々です。そのため、複数の組み合わせを一度に試して違いを見ることで、より明確にコツを掴むことができるでしょう。
- 少なくとも4枚の実験皿を用意しましょう。6~12枚用意しておくと尚良いでしょう。
- それぞれに60~120ミリリットル程度のアイシングを乗せましょう。後で食用着色料の量を決定する基準となるので、使用するアイシングの量も記録しておきましょう。
- 少なくとも4種類の食用着色料を用意しましょう。緑、黄色、青、黒があると良いでしょう。同様に緑、黄色、青系統の異なる色合いそろっていると、より理想的です。
- ペースト、粉末、ジェル状の食用着色料は、アイシングの色付けのために作られています。そのため、着色料を混ぜてもアイシングの質感が変わってしまうことは、ほぼありません。液体状の食料着色料は、うっすらと色をつけたい時にのみ使うことができます。大量に使い鮮やかな色を作ろうとすると、アイシングの質感も影響を受けてしまうので注意しましょう。[3]
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2一つ目の実験皿のアイシングに緑を乗せる 緑色の食用着色料の容器に爪楊枝を差し込み、その爪楊枝を白色のアイシングに移し、色を加えましょう。ムラのないように均等に混ぜ合わせます。
- 緑色が完全にアイシングと混ぜ合わさるまでかき混ぜましょう、出来上がった色合いを正確に把握しましょう。
- どのような緑色を用いるかによってアイシングの色も変わります。例えばモスグリーンを用いると、ケリーグリーンやリーフグリーンを用いた時よりも暖色系の仕上がりになります。
- 食用着色料の量によっても色合いは変わります。アイシングは白色なので、少量の緑を加えると薄いパステル系の緑になります。緑の量を増やすと、より鮮やかな色合いになるでしょう。
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3別の皿に同量の青と黄色を加える 新しい爪楊枝を2本用意して青と黄色の着色料を取り、2つ目の皿のアイシングに加えましょう。ムラがないように均等に混ぜ合わせます。
- 青と黄色が混ぜ合わせるので、緑色のアイシングが出来上がるでしょう。
- 最終的な色合いは、黄色と青の色合い、さらに着色料の量によって異なります。
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43つ目の皿に緑と黒を混ぜ合わせる 3つ目の皿のアイシングに、他の2つの時と同じ要領で、同量の青と黄色の着色料を加えましょう。次に、ごくわずかな黒も混ぜ合わせます。
- 黒が完全に混ぜ合わさると、色合いはそのままで明るさが変わります。
- 黒を加えると劇的に印象が変わるので、少量ずつ足していくようにしましょう。
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5その他の組み合わせを試す 残っている皿のアイシングを使って、他の組み合わせも試してみましょう。用いた色と量を記録し、今後の参考にしましょう。
- 食料着色料の取り扱い手順に従い複数の色を作ったり、自分なりに組み合わせてみましょう。
- 例えば下記を参考にしましょう。[4]
- 同量のスカイブルーとリーフグリーンを混ぜてアクア系の色を作りましょう。
- レモンイエローとリーフグリーンを9:1の割合で混ぜ合わせるとシャルトリューズ(明るい黄緑色)が出来上がります。
- 同量のリーフグリーンとロイヤルブルーを混ぜ合わせ、少量の黒を加えましょう。深いヒスイ色になります。
- 様々な量のレモンイエローとスカイブルーを組み合わせ、ティールやターコイズ系の色を作りましょう。
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方法 3
方法 3 の 4:緑色の樹脂粘土(ポリマークレイ)を作る
方法 3
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1実験用として複数の粘土を用意する 少なくとも青の粘土を2つ、黄色の粘土を2つ、白の粘土を1つ、透明の粘土、黒の粘土もそれぞれ1つずつ用意しましょう。
- 2つの青の粘土のうち1つは、わずかに緑色が感じられるような暖色よりのもの、もう一つは、わずかに紫色が感じられるような寒色よりのものにしましょう。同様に2つの黄色の粘土も、オレンジ色が感じられる暖色よりのものと、緑色が感じられる寒色よりのものを、それぞれ用意しましょう。
- 青と黄色の種類は、これ以上に増やすことも可能ですが、2つずつから始めるだけでも基本的な仕組みを理解し、求めている色合いの緑を作る際の大体のコツが掴めるでしょう。
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2青と黄色の粘土を混ぜる 暖色系の青と寒色系の黄色を同量ずつ指先で摘まみ取りましょう。2つを合わせて、均等になるまで練りましょう。
- 完全に色が混ざり合うまで、何度も丸めたり伸ばしたりして練っていきましょう。青や黄色がなくなっていれば完了です。
- 青も黄色も初めから緑色寄りだったので、比較的明るい緑色になっているでしょう。[5]
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3残りの組み合わせも試す 同量の青と黄色の粘土を合わせ、上記の要領でで緑の粘土を作りましょう。下記を参考に、考えうる組み合わせを全て試しましょう。
- 暖色系の黄色と寒色系の青を合わせると、少し茶色がかった、くすんだ緑色が出来上がります。
- 暖色系の黄色と暖色系の青を合わせると、中間的な色調の黄色がかって暖かみのある緑になるでしょう。
- 寒色系の黄色と寒色系の青を合わせると、中間的な色調の青色ががかった寒色の緑が出来上がります。
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4サンプルの1つに白の粘土を混ぜる 最も気に入った色合いの緑を同じ手順で複製しましょう。緑が出来上がったら、白の粘土を少量付け加えます。
- ムラがないように全て混ぜ合わせましょう。鮮やかさが元の緑よりも落ち着き、薄い色合いになるはずです。加える白の量を増やすごとに、薄さが増していきます。
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5別のサンプルに透明の粘土を混ぜる 上記と同様に気に入った色合いの緑を複製しましょう。ただし、今度は白ではなく、透明の粘土を少量加えましょう。
- よく混ぜ合わさると、明るさや色合いは変わらず、鮮やかさだけが変わります。
- 緑以上の量の透明粘土を使うと、くすんだ色でなく半透明の緑になります。
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6残ったサンプルには黒を混ぜる 白や透明の粘度の時と同じように緑のサンプルを作りましょう。今度は少量の黒を混ぜていきます。
- 緑に黒を混ぜると、色合いそのものは変わらずに暗くなります。
- ほとんどの場合、ほんのわずかな黒を混ぜるだけで暗くなるので、一度に大量に加えないよう注意しましょう。
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方法 4
方法 4 の 4:色の原理を理解する
方法 4
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1黄色と青を混ぜる 緑は二次色です。つまり、緑を作るためには原色の青と黄色を同量混ぜ合わせる必要があります。[6]
- 原色とは、単一で存在し、混ぜ合わせても作ることができない色を意味しています。赤、青、黄色という3つの原色があり、そのうちの青と黄色のみを混ぜて緑を作ります。
- 二次色とは、2つの原色を組み合わせて作ることのできる色を意味しています。緑は青と黄色によって作られるので二次色ということになります。その他にもオレンジや紫色などが挙げられます。
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2混ぜ合わせる比率を変えて色合いを調整する 基本の緑とは原色の黄色と原色の青を混ぜて作りますが、青の量を増やしたり、黄色の量を増やすことで、緑の色合いが変わります。
- その中でもブルーグリーン、イエローグリーンなどが最も基本的で、原色と二次色の間にあたることから三次色と呼ばれています。
- ブルーグリーンは青と黄色を2:1の割合で混ぜることで出来上がります。あるいは緑と青を同量混ぜ合わせ作ることが可能です。
- イエローグリーンは黄色と青を2:1の割合で混ぜることで出来上がります。緑と黄色を同量混ぜ合わせ作ることも可能です。
- その中でもブルーグリーン、イエローグリーンなどが最も基本的で、原色と二次色の間にあたることから三次色と呼ばれています。
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3黒と白を用いて明るさを変える 色合いそのものを変えずに緑を明るくしたい場合は白を加えましょう。緑を暗くしたい場合は黒を加えます。
- こうして明るくなった色は明清色、暗くなった色は暗清色と呼ばれることもあります。
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必要なもの
緑の絵の具を作る
- 絵の具皿またはパレット
- パレットナイフ
- 予備の紙
- 絵筆
- 青の絵の具
- 黄色の絵の具
- 黒の絵の具
- 白の絵の具
- 緑の絵の具(お好みで)
緑のアイシングを作る
- 4~12枚の小皿(カスタードカップやココットなど)
- 白のアイシング
- 緑の食用着色料(ペースト、ジェル、パウダー状)
- 青の食用着色料(ペースト、ジェル、パウダー状)
- 黄色の食用着色料(ペースト、ジェル、パウダー状)
- 黒の食用着色料(ペースト、ジェル、パウダー状)
- 爪楊枝
- スプーン
緑の樹脂粘土(ポリマークレイ)を作る
- 寒色系の黄色の樹脂粘土
- 暖色系の黄色の樹脂粘土
- 寒色系の青の樹脂粘土
- 暖色系の青の樹脂粘土
- 白の樹脂粘土
- 透明の樹脂粘土
- 黒の樹脂粘土
出典
- ↑ http://willkempartschool.com/is-green-ruining-your-acrylic-paintings/
- ↑ http://emptyeasel.com/2006/12/22/how-to-make-better-oil-paintings-tips-and-techniques-for-correctly-mixing-color/
- ↑ http://www.cakecentral.com/tutorial/20151/how-to-color-your-icing
- ↑ http://www.wilton.com/decorating/icing/icing-color-chart.cfm
- ↑ http://www.jaedworks.com/clayspot/polyclay-faq/mixing.html
- ↑ http://www.enchantedlearning.com/crafts/Colormixing.shtml
このwikiHow記事について
他言語版
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