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お香は、宗教儀式に結びつけて使用されたり、アロマテラピーのアクセントとして使われたりします。線香作りに興味があるなら、早速作ってみましょう。作り方は非常に簡単です。自分の香りを作ることが好きなら、大きな満足感が得られるでしょう。

方法 1 の 3:
線香を簡単に作る(エッセンシャルオイル)

  1. 1
    無香料の線香パックを購入する インターネットや雑貨店などで購入できます。無香料、室内線香、仏事線香などとして市販されており、1パック数百円程度と非常に安価です。
    • 線香に香りを吸収させるには、外側に厚い粘着性のゴムコーティングが施されていることが不可欠です。古い竹製の棒は避けましょう。[1]
  2. 2
    好きな精油(エッセンシャルオイル)を見つけ、必要に応じて混ぜ合わせる エッセンシャルオイルは、大型スーパーマーケットの健康グッズセクションなどで販売されています。香りの強い濃縮された液体で、線香に染み込みやすい特徴があります。好きな香りを1種類選んで使用するか、何種類か組み合せるのも良いでしょう。次に一般的に使われている香りを紹介します。
    • 木の香り:サンダルウッド(白檀)、パイン(松)、シーダー(杉)、ジュニパー、ピニオンパイン
    • ハーブの香り :セージ、タイム、レモングラス、ローズマリー、スターアニス
    • 花の香り :ラベンダー、アイリス、ローズ、サフラン、ハイビスカス
    • その他:橙花水、シナモン、ショウブの根、フランキンセンス、バニラ、ミルラ[2]
  3. 3
    小さな浅い皿にエッセンシャルオイルを線香1本につき、20滴垂らす 1回に1本だけ作る場合は、20滴で十分です。一般的には一度に4〜5本作るのが理想的です。同時に5本作る場合は、エッセンシャルオイル、100滴(およそ4ml)が必要です。[3]
    • 香りを混ぜる場合は、数滴ずつ垂らしながら好みの香りに近づけていきましょう。相性が悪いオイルの組み合わせも何通りかあるため、注意しながら、最も好きな香りが見つけられるまで、色々と試しましょう。
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    浅い皿の中に線香を入れて転がし、エッセンシャルオイルを染み込ませる 線香が皿から出てしまう場合は、エッセンシャルオイルをアルミホイルのシートに移しましょう。アルミホイルのシートの角をV字型に折り込んで、オイルが漏れないようにします。線香の全面にオイルを染み込ませましょう。[4]
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    線香を転がしたりそっと押し込めたりして、オイルを全て吸収させる 長くはかからないはずですが、線香の全面に染み込むように、線香を転がしたり押し込んだりする必要があるかもしれません。線香がオイルを全て吸収したら、次のステップに進みます。
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    線香の下端(線香に上下がある場合)を上にしてマグカップに挿し一晩乾かす 線香を焚けるようになるまではおよそ12〜15時間乾かす必要がありますが、線香が乾く過程で、素晴らしい香りが立ち始めるため、線香を焚かなくても1日は良い芳香剤として「機能」します。
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    別の方法として、試験管にエッセンシャルオイルとジプロピレングリコール(DPG)を混ぜて入れ、その中で線香を一晩浸して更に強力な香りの線香を作る 難しい名前の化学物質ですが、ジプロピレングリコール、またはDPGは、線香を市販している店やインターネットで、簡単に購入できます。線香1本につき、エッセンシャルオイル20滴とDPGを試験管に入れます。線香の少なくとも4分の3が浸るくらいに混合液体を作ります。[5] 線香を混合液体に浸して24時間放置し、その後、24時間乾燥させてから使います。[6]
    • DPGの代わりに「リフレッシャーオイルベース」を使用すると、香りが薄くなり満遍なく広がります。
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方法 2 の 3:
線香に巻き付ける

  1. 1
    線香に吸収させたい香りをいくつか決め、各香りにつき大さじ1〜2の分量を混ぜ合わせる まず、2〜3種類の香りだけで試し、慣れてきたら、更に追加しましょう。線香作りは難しくありませんが、香りによっては、後に追加する水と抹香(可燃性結合剤)の量が異なるため、多少の試行錯誤が必要です。次に紹介する香りは、原料そのまま(ホール)でも、粉末状でも購入できますが、粉末状の方が遥かに扱いやすいことを覚えておきましょう。
    • ハーブとスパイス :カッシア、ジュニパーの葉、レモングラス、ラベンダー、セージ、タイム、ローズマリー、オレンジパウダー、パチョリ
    • 樹脂とゴムの木(ユーカリ):バルサム、アカシア、琥珀、コーパル、ハイビスカス、ミルラ、バーガンディ
    • 乾燥香木 : ジュニパー、パイン、ピニオン、シダー、サンダルウッド(白檀)、アガーウッド[7]
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    今後の線香作りのために各香りの使用量を確認し書き留める 後に追加する水と結合剤(抹香)の量は、選んだ香りの粉末量によって異なるため、使う分量を全て書き留めておきましょう。通常は、香料1種類につき、大さじ1〜2杯で十分ですが、量は必要に応じていつでも増やせます。[8]
    • 線香の作り方(レシピ)では、通常、ミックスドリンクの作り方に見られるように「パーツ」という単位が用いられることがあります。レシピで「サンダルウッド2パーツ、ローズマリー1パーツ」と説明がある場合は、サンダルウッド大さじ2杯、ローズマリー大さじ1杯、または、サンダルウッド2カップ、ローズマリー1カップなどと解釈しましょう。
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    乳鉢と乳棒を使って、選んだ香りを全て混ぜ合わせて粉状にする 粉末状ではなく、新鮮な植物原料を使う場合は、全てをできるだけ細かく砕き、粉状にしましょう。それにはハーブグラインダーが役に立ちます。電気式コーヒー・グラインダーは避けましょう。グラインダーからの熱が香りの一部を逃がしてしまう可能性があります。粉砕する時は、次のことに注意しましょう。[9]
    • 粉末にするのが最も難しい乾燥香木から砕きましょう。砕くのが非常に困難な場合は、「電気式コーヒー・グラインダーを避ける」という基本原則を適用する必要はありません。香木は十分に頑丈なため、香りが逃げてしまう心配はありません。
    • ゴムの木(ユーカリ)や樹脂は粉砕する前に、30分間冷凍しましょう。冷凍すると、樹脂が固くなるため、砕きやすくなります。[10]
  4. 4
    香りがよく混ざり合うように、砕いた後数時間置く 個々の材料を全て一緒にして、最後にもう一度よく混ぜ合わせたら、しばらく寝かせます。このプロセスは、厳密には必要ではありませんが、全てがよく混ざり合い香りに均一性が生まれるため、良いお香が作れます。
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    粉末状になった香りの量を確認し追加する抹香の量を決める 完成した線香がしっかり焚けるように、可燃性かつ粘着性のある抹香を粉末の混合物に対して一定の割合で追加します。ここで、何度か試行錯誤を繰り返さなければならないでしょう。良く焚けるお香に仕上げるには、混合物によって抹香の量を調整しなければならないためです。
    • 混合物がハーブとスパイスだけなら、必要な抹香の量はその混合物の10〜25%です。
    • 樹脂を使った場合は、かなり多くの抹香が必要です。使った樹脂の量に応じて、その量の40〜80%の抹香が必要です。樹脂100%の混合物には、その混合物の量の80%の抹香が必要です
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    香りの混合粉末の量に応じて抹香の割合を掛け合わせ、抹香の追加量を決める 少量の樹脂を含む混合粉末を大さじ10使う場合は、抹香を大さじ4追加します(計算式:10 X 40%=大さじ4)。混合粉末の量に適した抹香の割合を掛け合わせれば、追加する抹香の量が簡単に求められます。
    • 抹香はいつでも追加できますが、取り出すのは難しいことを覚えておきましょう。抹香の適量が分からない場合は、適量範囲の最小値から試しましょう。[11]
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    混合物の一部を取り出し脇に置く 混合物の約10%を取り出し脇に置きましょう。次のステップで誤って水を入れすぎた場合に、脇に置いておいた混合物を追加することで、お香の濃度を再び高められるため、最初に水を入れすぎた混合物が無駄になりません。
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    ピペットまたはスポイトを使って、混合物に温かい蒸留水をゆっくりと加え、混ぜてペースト状にする 抹香が水を吸収して粘土状になります。最終的には、形状が保持でき、かつ順応性がある工作粘土のような質感が必要です。蒸留水を混合物に3〜5滴加え、混ぜ合わせながら、ぬめりのない湿ったボール状に仕上げましょう。理想形は、ボールをギュッと手で潰しても形が崩れず、乾燥している様子を表すヒビもできない状態です。
    • 水を入れすぎた場合は、ボウルからできる限り掬い取り、残っている混合粉末を追加して少し乾かしましょう。[12]
  9. 9
    生地を手で数分間捏ねる 捏ねるには一定の圧力が必要です。手のひらの付け根部分を使って「生地」を押し込み、軽く平らにします。次に、生地を折り返して厚くし、再び平らになるように押し付けましょう。この作業をしばらく続けます。時々生地を回転させたり、捏ねている部分を巻き込んだりしましょう。[13]
    • 良質のお香にするには、捏ね終わったら生地に湿ったタオルをかけて一晩置きましょう。翌朝、水を少々かけ、もう一度捏ねてから次のステップに進みます。[14]
  10. 10
    生地から3〜5センチ程度の塊をつまみ取り細長い長方形にする 手のひらを使って、つまみ取った塊を捏ね、長いロープ状にします。蛇のような形に整えましょう。お香の4分の3の長さになるように捏ねましょう。次に、指で「蛇」を平らにし、数ミリメートルの厚さに仕上げます。
    • 線香を使わない場合は、線香を入れずに薄い蛇型の生地をクルリと巻き、ナイフで先端を切り取り、乾かしましょう。
  11. 11
    コーティングされていない線香を生地にのせ、線香の4分の1の長さを残して生地を巻き付ける 無香料のシンプルな線香が必要ですが、インターネットなどで安く購入できます。線香に指で生地を巻き付け、完全に外側を覆います。[15]
    • 仕上がりは、通常の鉛筆よりもやや薄めにします。
  12. 12
    表面がワックス塗装された平らな器の上に線香をのせて乾かす 1日に1〜2回転がしましょう。スピーディに仕上げるには、ワックス塗装の器を紙袋に入れて閉じると良いでしょう。時折線香を転がして、均一に乾くようにします。
  13. 13
    4〜5日後、生地がしっかりと線香に巻きつき、触ってみて乾燥していることが確認できたら、線香を焚く準備ができたと考える 線香がシナっと垂れることなく、脆さもない状態なら、すぐに使用できます。湿気の多い地域では、完成するまで5日程度かかりますが、乾燥地域なら1〜2日で仕上がるでしょう。
    • 抹香と水を多量に使うと、乾燥に時間がかかる可能性があります。[16]
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方法 3 の 3:
証明済みのレシピを試す

  1. 1
    線香を何種類か作り、その焚け具合を確認する 自分で線香を作る時は、抹香と水の適量を見極めるのに時間がかかります。常に経験から学べるように、次のレシピを試す際、または、独自の線香を作るたびに、必ず、使用する抹香と水の比率を書き留めましょう。
    • 線香が上手く焚けない場合、次回は抹香の量を増やしましょう。
    • 抹香の香りしかしない場合、あるいは、線香がすぐに燃え尽きてしまう場合は、抹香の量を少なくしましょう。[17]
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    「古典的な」お香の香りを作るためにサンダルウッドを多く使ったレシピをいくつか試す サンダルウッドは最も一般的で、人気のある香りの1つです。次の比率を試すと、古典的な香りを即たたせるのに役立ちます。
    • サンダルウッド2(単位:大さじ、または、カップ)、フランキンセンス1、マスチック1、レモングラス1
    • サンダルウッド2、カッシア1、クローブ1
    • サンダルウッド2、ガランガル1、ミルラ1、シナモン2分の1、ボルネオール2分の1
  3. 3
    バニラベースのお香を作ってみる 次のレシピも簡単に試せます。クローブやシナモンを混ぜてスパイスを効かせたり、シーダーなどの香りと混ぜて素朴な香りを作ってみましょう。
    • パロサント1、トルーバルサム1、ストラックスの樹脂1、バニラの実(粉末)4分の1[18]
  4. 4
    香木を混合してみる このレシピはシーダーの代わりにパインでも合います。また、ミルラを少々追加すれば、伝統的なお香の香りを一層深めることができます。
    • シーダー2、ベチバー1、ラベンダー1、ベンゾイン2分の1、一握りの乾燥したバラの花びら
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    「クリスマス用お香」レシピを試す このレシピでは、シナモンチップやクローブも使うことができ、バニラとも相性良く混ざり合います。新鮮な松の針葉、杉の葉が必要です。ただし、粉末状の葉や乾燥した葉も、それほど強い香りにはなりませんが、使えます。
    • 松の針葉1、アメリカツガの針葉2分の1、粉末のサッサフラス2分の1、杉の葉(ニオイヒバ)2分の1、クローブ4分の1
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    情熱的な香のレシピでロマンチックな雰囲気を作る ハーブ、花びら、ラベンダーの強い香りを混ぜ合わせて、誰もが虜になるムードある香りを作りましょう。60%の確率で、成功します。
    • ラベンダーの花1、ローズマリーの葉1、バラの花びら2分の1、赤いサンダルウッドパウダー4[19]
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ポイント

  • 線香を乾燥させている時は、直接、太陽光や熱に当てないようにしましょう。
  • 数種類の香りを混ぜ合わた後、線香の形に捏ねる時は、必ずゴム製手袋で手を保護しましょう。
  • 気に入った混合物が作れるまで、さまざまなハーブ、香木、樹脂の組み合わせを試しましょう。また、異なる線香の作り方を試して、混ぜる過程に慣れ、材料の使い方を学びましょう。
  • サンダルウッドとフランキンセンスなど、選択した香りによっては、混合物の10%の抹香を加えるだけで、十分な場合があります。
  • 期待通りの成果が得られない場合は、線香を分解し、もう一度作り直しましょう。
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注意事項

  • オーブンや電子レンジでお香を乾かしてはいけません。火災の危険性があります。
  • お香は必ず人がいる場所で焚きましょう。焚く際は、換気を良くし、ペットや子供から離れた場所を選びましょう。
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必要なもの

  • ハーブ、香木、樹脂
  • 乳鉢と乳棒
  • 抹香
  • 竹の棒
  • ゴム製手袋

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カテゴリ: 趣味・DIY
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