緯度と経度(経緯度)は地球上のある点を示し、場所を特定する手がかりになるものです。緯度や経度を表記する際には、誤解のないように正確な表記方法と適切な記号を使う必要があります。地図上の緯度・経度を特定し、さらに、自分で経緯度を表記してみましょう。経緯度を表記するには、まず緯度を、続いて経度を書きます。さらに細かい経緯度を示すには、度(°)、分(′)、秒(″)という単位を使います。

方法 1 の 4:
基本的な経緯度を表記する

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    経線を特定する 北極点と南極点を通って地球表面上を横切る垂直線が経線(経度を表す線)です。東西の経線のちょうど中央にあるのが本初子午線で、この線が経度0度に当たります。経度を表記するには、「〇〇度」、または、記号を使って「〇〇°」とします。[1]
    • 経線は南北方向に引かれています。東に進んでいくと、線を1本進むごとに経度(東経)は1度ずつ増えます。本初子午線の東側の経線を示すには、East(東)の「E」を添えるか、「東経」と書きましょう。たとえば、ある経線は「30°E」、あるいは「東経30度」と書き表せます。
    • 西に進んでいくと、経線を1本進むごとに、経度はやはり1度増えます。本初子午線の西側の経線を表すには、West(西)の「W」を添えるか、「西経」と書きます。たとえば、ある経線は「15°W」、あるいは「西経15度」と書き表せます。
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    緯線を特定する 緯線は地球表面を分割する平行線で、赤道に並んで東西方向に伸びています。赤道は緯度0度の緯線に当たります。緯度や経度を示すには、「〇〇度」または、記号を使って「〇〇°」と書きます。[2]
    • 赤道から北へ緯線を1つ進むごとに、緯度は1度増えて最大90度になります。90度のところが北極点に当たります。赤道の上側(北側)の緯線を表すには、North(北)の「N」を添えるか、「北緯」と書きます。たとえば、ある緯線は「15°N」、あるいは「北緯15度」と書き表せます。
    • 赤道から南へ緯線を1つ進むごとに、緯度は1度増えて最大90度になります。90度の地点が南極点に当たります。南側の緯線を表すには、South(南)の「S」を添えるか、「南緯」と書きます。たとえば、ある緯線は「30°S」、あるいは「南緯30度」と書き表せます。
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    経度緯度座標を表記する 経線と緯線の交わる地点を探しましょう。たとえば、北緯15度の緯線と東経30度の経線の両方が通る地点があります。経緯度を表記する際には、まず緯度を書いて読点またはカンマで区切り、続けて経度を書きます。[3]
    • たとえば、上述の地点の経緯度は「15°N, 30°E」または「北緯15度、東経30度」と書き表せます。
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方法 2 の 4:
度分秒で表記する

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    緯線、経線を特定する 大まかな経線・緯線では表せない、もっと詳細な経緯度を示す必要がある場合もあるでしょう。経線・緯線の度数は、「分」や「秒」に分割することができます。ただし、そのためにはまず、大まかな緯線や経線を読み取る必要があります。その地点がどの経線や緯線に近いか確認しましょう。[4]
    • 以下に例を挙げます。表記したい地点は北緯15度の緯線と東経30度の経線の付近にあるとしましょう。
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    経線・緯線のあいだの「分」を特定する 経線・緯線は、経度または緯度1度ごとに引かれています。1度をさらに分割した単位が「分」です。経度・緯度の1度は、60の「分」に等分されます。オンラインの地図のなかには、各経線・緯線のあいだの地点が厳密に何分に当たるかわかるものもあります。経線・緯線のあいだの「分」を記号で表すには、「′」(プライム)を使います。[5]
    • たとえば、緯線のあいだの23分の地点を表すには、「23′」または「23分」と書きます。
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    「分」のあいだの「秒」を特定する 「分」の間隔をさらに分割すると「秒」になります。各「分」が60の「秒」に等分されます。やはり、オンラインの地図が、「分」のあいだの正確な「秒」を特定するのに役立ちます。「秒」を表す記号は「″」(ダブルプライム)です。[6]
    • たとえば、「分」のあいだの15秒の地点を表すには、「15″」または「15秒」と書きます。
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    度、分、秒の順で表記する 分・秒単位での正確な座標がわかったら、正しい順序で表記しましょう。漢字表記の場合はまず、「北緯」「南緯」と方角を示し、緯線の「度」、続けて「分」、さらに「秒」を書き記します。アルファベット表記では、度・分・秒を書いた後で、方角を示すNやSを記しましょう。緯度の後にコンマか読点を書いたら、漢字表記の場合「東経」「西経」の後に経線の度、分、秒を記し、アルファベット表記では、度・分・秒の後にEやWを添えます。[7]
    • たとえば、緯度は北緯15度、24分、15秒に当たり、経度は東経30度、10分、3秒だったとします。
    • この場合、経緯度は15°24'15"N, 30°10'3"Eまたは北緯15度24分15秒、東経30度10分3秒と書き表せます。
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方法 3 の 4:
「分」以下を小数表記(10進数表記)にする

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    緯度、経度を特定する 分に小数点以下の数字を続けて、緯度や経度を表すこともできます。この場合もやはり、まずは大まかな緯線や経線を特定する必要があるので、目的の地点の付近で経線と緯線の交わるところを探しましょう。[8]
    • 例として、目的の地点は北緯15度、西経30度付近にあるとします。
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    小数点以下を含む「分」を特定する 「分」の次の単位として、秒の代わりに小数表記された「分」(10進化分)が示された地図もあります。オンラインの地図では、各緯線・経線のあいだに小数表記された「分」を表示できます。例えば、ある緯線は23.0256分と表せます。[9]
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    数字が正(プラス)か負(マイナス)かを特定する 「度」と、小数表記の「分」を使って経緯度を表す場合、東西南北という方角は使いません。代わりに、数字が正(プラス)か負(マイナス)かで、地図上の位置を示します。[10]
    • 繰り返しになりますが、緯線は赤道の南北にあります。経緯度を小数で表記する場合には、正の数字が赤道の北、負の数字が赤道の南を表します。緯度23.456は赤道の北、緯度-23.456は赤道の南の地点です。
    • 経線は本初子午線の東西にあります。正の数字が本初子午線の東、負の数字が西を表します。たとえば、経度10.234は本初子午線の東、経度-10.234は本初子午線の西になります。
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    経緯度を表記する 経緯度を組み合わせて表記するには、まず緯度から書き始めます。小数表記で座標を書きましょう。コンマを打ったら、小数表記で緯度を記します。座標の東西南北を表すには、正か負の数を使う点に注意します。この表記方法では、度を表す記号(°)は使いません。[11]
    • 15°N, 30°W(北緯15度、西経30度)付近のある地点の座標を記すとします。小数表記の分単位での座標を特定して表記しましょう。
    • たとえば、「15 10.234, 30 -23.456」のように書き表せます。
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方法 4 の 4:
度以下を小数表記(10進数表記)する

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    経緯度を特定する 経緯度の「度」を小数表記することもよくあります。「分」や「秒」を使う代わりに、「度」に小数点以下の数字を続けて、ある地点の正確な座標を表します。まずは、正確な緯度・経度を特定しましょう。[12]
    • 例として、目的の地点は北緯15度、西経30度付近にあるとします。
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    小数部分を特定する オンラインの地図では、経線・緯線のあいだの小数部分を求めることができます。通常、小数点以下5桁が表記されます。[13]
    • たとえば、ある地点は北緯が15.23456度、西経が30.67890度となります。
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    数字が正(プラス)か負(マイナス)かを特定する 小数表記では、方角を表すのに東西南北という表現は使わず、数の正負で表します。緯線の場合、赤道より北の線は正、赤道より南の線は負の数で表されます。いっぽう経線は、本初子午線より東ならば正、本初子午線より西ならば負の数になります。[14]
    • たとえば、15.23456の緯線は赤道の北、-15.23456の緯線は赤道の南になります。
    • 経度が30.67890ならば本初子午線の東、-30.67890ならば西の経線です。
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    小数点以下を含めて経緯度を表記する 小数表記の経緯度の書き方は簡単です。小数部分を含む緯度を表記し、続けて小数部分を含む経度を書けばよいのです。数の正負で方角を示しましょう。[15]
    • 15°N, 30°W(北緯15度、西経30度)付近のある地点の座標を記すとします。度以下を小数表記にした場合、「15.23456, -30.67890」のように書き表せます。
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カテゴリ: 地理学
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