この記事の共著者 : Ibrahim Onerli. イブラヒム・オネーリは、ニューヨーク市の自動車教習所「Revolution Driving School」の共同オーナーであり、8人程からなる教官チームの訓練と管理を行うマネージャーでもあります。危険の予測と回避や安全確保を学ぶディフェンシブドライビングとマニュアル車操作の専門教官として活躍しています。同校は、安全運転を教示することで世界をよりよい場所に変えることをミッションに掲げています。
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縦列駐車は苦手と感じていませんか。僅かな練習であっと言う間に得意に変わります。まずは自分の車より縦幅のある駐車スペースを探します。駐車禁止場所ではないことを確認し、ハザードランプを点けてスペースの前方に停車しましょう。シフトレバーをバックに入れ、ゆっくりと後退します。下がりながら、車がスペースに対して45度の角度になるまでハンドルを回します。ハンドルを戻し、さらに縁石に沿って平行になるように逆方向に切ります。レバーをドライブに入れ、スペースの中心まで前進します。
ステップ
駐車スペースの選び方
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1駐車に適した場所を見つけます。他の車にぶつからずに駐車できるスペースを探します。縦列駐車が上達すれば、より狭いスペースにも止められます。まずは前後合わせて2m程度の余裕があるスペースから始めるとよいでしょう。最低でも車より1mは長いスペースが必要です。[1]
- 縦列駐車の初心者は駐車場にプラスチック製のごみ箱や三角コーンを立て、その間に止める練習をします。
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2駐車場所が安全かつ違反ではないことを確認します。駐車の規制を示す道路標識があるかよく見ます。消火栓の前や他の妨害となる場所に駐車しないよう注意します。駐車場所の時間規制も確かめます。
- 止める場所の前後にある車にフックやキャリア等が張り出していないかを確認します。あればその場所に十分な余裕があるかを再度確認します。
- 駐車スペース脇の縁石の高さに気を付けます。特に高い場合は、下がり過ぎないよう注意します。
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3ハザードを点灯し、バックを開始する場所に停車します。バックミラーで確認し、自分の直ぐ後ろに車がいないか確かめます。ブレーキを軽く踏み、減速を他車に知らせます。ハザードを点けて、スペース前方の車の横に停車します。自車と横の車との間隔は60cm程度が理想です。[2]
- 駐車の際に後方から車が来る場合は、一旦停止してハザードで合図します。必要であれば窓を開けて手を振り、後続車をやり過ごしましょう。
- スペースが狭いほど、前車の横に停める間隔は狭まります。具体的にはスペースの余裕が1m程度の場合は、前車との間隔を約30cmで停める必要があります。
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駐車スペースへの操車手順
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1誘導者の助けを借ります。スペースが狭く、縦列駐車の経験に乏しい場合は、車外でスペースへの誘導をする人の存在は重要です。同乗者がいれば、降車して誘導してもらいましょう。[3]
- 自車と他車の間隔を示すには、誘導者に両手で表示して貰います。この方法ならば、言葉で伝えるよりも正確です。
- サイドミラーを下方に動かして、縁石が見えるようにします。必要が無くとも、役に立つことがあります。
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2後退を始めます。シフトレバーをバックに入れます。自車の後ろに人や車がいないことを確認します。振り返って肩越しにスペースを見ます。運転席のシート後部が前車の後部と重なったら、スペースに入れるように車が45度の位置になるまで素早く、均等にハンドルを回します。[4]
- 頭の中で車の後部が進む方向へハンドルを切ることをイメージします。
- スペースに入る際に車の前部を振るタイミングが早過ぎると、前車と衝突または接触する危険性があります。
専門家情報自動車教習所教官Ibrahim Onerli
自動車教習所教官縦列駐車は「三角形を作るプロセス」と考えましょう。前の車のテールライトが自分の車の後部ドアの中央に来るまでバックし、ハンドルを左いっぱいに切ります。そのまま前部ドアの一番前が前の車のテールライトに並ぶまでバックしたら、ハンドルをまっすぐに戻します。左のミラーを見ると、車体と縁石が45°となった三角形が見えるでしょう。この三角形が消えるまでそのままバックしたら、ハンドルを右いっぱいに切って駐車スペースに入ります。ここまでくれば、あとは車輪をまっすぐにし、前後の位置を調整してギアをパーキングに入れるだけです。
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3後退しながらスペースに入れます。角度を保ち、縁石側の後輪が縁石から30cmの距離に近づくまで後退します。自車の後部と後車との間隔はまだ1m程度あるはずです。[5]
- 後輪が縁石に当たったら下がり過ぎです。ドライブに入れて前進し、やり直します。
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4スペースに入ったら、真直ぐに戻します。後部がほぼスペースに入り、なおゆっくりと後退している時点でハンドルを元に戻します。自車の前部バンパーが前車の後部バンパーと重なることを確認します。この最後の操作で、車がスペースに入ると同時に真直ぐになります。[6]
- ハンドルを逆方向に切り始める時期を示すもう一つのサインは、前車のナンバープレートが自車のフロントガラスの中央に来た時です。
- 狭いスペースでは、切り返し始めの時期を少し早める必要があります。
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スペース内での位置調整
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1スペースの中央に車を移動します。うまくスペースに入ったら、今度は縁石に沿って、また前後の車から均等な間隔に止め直す必要があります。まだ後方に空きがあれば、後車に接触する直前まで後退します。レバーをドライブに入れて、前進しながら少々縁石に寄せます。[7]
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3何度でもやり直しができます。初回でスペースに入らなくても、気にすることはありません。ハザードを点け、前車の横に出て再び入れ直します。
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4ドアを開ける際は注意を払います。車外へ出る前に、特に車道側では車や自転車が接近していないかを確認します。常にサイクリストを意識することが重要です。自転車レーン側にドアを開ける場合もあるため、サイクリストに危険が及ぶ場所での縦列駐車には特に注意しましょう。
- 縁石側では縁石や路肩のガードレール等でドアを傷つけないように気を付けます。
- 人が乗っている状態でドアを全開できなければ、車に乗り込む際に忘れないことです。空の状態では全開しても、乗員による加重で車体が沈み、ドアが縁石に当たることがあります。
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ポイント
- リアビューカメラやバックカメラがあれば縦列駐車が楽にできます。こういったカメラがない場合は、購入して設置することも検討しましょう。
注意事項
- 疑わしければ安全策を取ります。前車や後車に接触する危険を冒してはなりません。道路の状況によっては、自信が無い限り、停車の上、車外に出て間隔がどの程度あるかを確認します。
- ハンドルを切っている最中は、僅かな前進や後退でも、常に車を動かすように心掛けます。据え切りを避けて、ステアリング系統に掛かる負担を軽減します。
- しゃれたホイールやホイールキャップ、またはロープロファイルと呼ばれる扁平率の低いタイヤを装着している場合は、縁石への接近を避けます。
- ハンドルを目一杯切ったまま数秒以上握り続けると、パワーステアリングシステムに悪影響を及ぼすことがあります。
出典
- ↑ http://www.dmv.org/how-to-guides/parallel-parking.php
- ↑ https://www.youtube.com/watch?v=pB_iFY2jIdI&lc=z12qwvth2m3mf1dhi04cf115px3vu5tabq00k
- ↑ http://www.dmv.org/how-to-guides/parallel-parking.php
- ↑ https://www.youtube.com/watch?v=pB_iFY2jIdI&lc=z12qwvth2m3mf1dhi04cf115px3vu5tabq00k
- ↑ http://www.dmv.org/how-to-guides/parallel-parking.php
- ↑ http://www.dmv.org/how-to-guides/parallel-parking.php
- ↑ http://driving-tests.org/beginner-drivers/how-to-parallel-park/
- ↑ http://driving-tests.org/beginner-drivers/how-to-parallel-park/
- ↑ http://www.youtube.com/watch?v=Q4jdShU4MEQ
このwikiHow記事について
縦列駐車するには、まず駐車スペース前方の車の横に停車します。自車と横の車の間隔は60~90cmくらいが適当です。他車に縦列駐車することを知らせるために、ハザードを点けましょう。自車の真ん中が前車のリアバンパーと並ぶまで後退します。ハンドルを縁石側に目一杯切り、運転席側のサイドミラーに後ろの車のヘッドライトが映るまで45度の角度でゆっくり後退します。ハンドルをゆっくり戻しながら後退して駐車スペースに入りましょう。車が縁石と平行になったら停車します。駐車スペース内で車の角度を調整するために、ハンドルを左に切って前進する必要があるかもしれません。最後に、自車と縁石の間が30~45㎝空いていることを確認しましょう。 狭い駐車スペースで車の位置を調整する方法については、記事を参考にしましょう。