この記事の共著者 : Paul Friedman, MD. ポール・フリードマン医師はレーザー手術、皮膚形成手術、美容皮膚治療を専門とする認定皮膚科医です。テキサス州にあるヒューストン皮膚科・レーザー手術センターの最高責任者を務めるかたわら、ニューヨーク・レーザー&皮膚形成手術センターにて施術を行っています。ニューヨーク大学医科大学院にて皮膚形成手術学の臨床研修を修了。研修期間中にはチーフレジデントを務めており、その間に行った皮膚手術に関する研究業績が認められ名誉賞Husik Prizeを2度受賞。ニューヨーク・レーザー&皮膚形成手術センターにてフェロー課程を修了。米国皮膚形成手術学会からはYoung Investigator's Writing Competition Awardを授与されました。皮膚形成外科分野における第一人者として認められており、レーザーシステムや治療技術の開発に携わっています。テキサス大学医学部皮膚科学科とウェイルコーネル医科大学付属ヒューストンメソジスト病院の臨床准教授でもあります。
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自然な艶のある肌や、美しく輝く肌に憧れていませんか?この記事を読んで、肌に栄養を与える方法と肌を守る方法を学んで実践すれば、寝起きの肌が素晴らしいと感じられるようになります。
ステップ
方法 1
方法 1 の 3:健康的な食生活と運動を心がける
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1水分を摂る 一日にグラス6~8杯の水を飲みましょう。水を飲むと、からだの毒素を素早く排出できるので、輝くきれいな肌を手に入れることができます。
- 水の入ったボトルを持ち歩き、いつでも水分補給ができるようにしましょう。
- 水に飽きたら、ハーブティーなどの砂糖を含まない飲み物を飲みましょう。
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2健康的な食事を摂る からだに良いタンパク質、栄養価の高い果物や野菜は、輝く肌をつくるのに非常に効果的です。即効性があるので、日頃の食事に取り入れましょう。
- オメガ3脂肪酸-魚やクルミに含まれ、特に肌に良いとされています。
- ビタミンC-ニキビが早く治るので、ビタミンCを多く含むかんきつ類の果物やほうれん草を摂りましょう。
- 食物繊維が豊富な食べ物-新鮮な野菜、ナッツ類、加工されていない果物は、胃腸系のはたらきを活発にしてバランスを保つ効果があります。規則的に一日に一度または数回の便通がないと、疲れて見えるだけではなく、倦怠感、頭痛や腹痛など体調不良に陥りやすくなります。
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3糖分・塩分の摂取を控える 一日の糖分摂取量を45g以下に抑え、塩分の強い食事は控えましょう。塩分を摂りすぎると、顔がむくんでしまいます。
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4ビタミンを摂る 必要なビタミンやミネラルを十分に摂れていないと感じる場合は、マルチビタミン剤を摂取しましょう。妊婦用のビタミンは、特に肌に良いとされています。
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5運動をする 有酸素運動をすると、血流が良くなって肌がきれいになります。健康にも良く、からだが鍛えられます。即効性があるだけではなく、長期に渡って続けても結果が見えるでしょう。広告
方法 2
方法 2 の 3:ニキビ対策をする
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1ニキビを予防する ニキビを予防するために、毎日の生活で気をつけることをいくつかご紹介します。
- 枕カバーは4~5日毎に取り替えましょう。細菌がついていない清潔な枕カバーで寝ると、一晩のうちに大きなニキビができるということがありません。
- 顔を触るのをやめましょう。頬杖を付く、顔を触るなどの癖がある場合は、今すぐやめましょう。手に付いている脂が微量でも顔に付くと、吹き出物の原因になります。
- 就寝中は、髪を後ろで束ねましょう。特に髪が長い場合は、寝ている間に髪が顔に付かないようにします。頭の後ろで髪を編み、前髪はピンやヘアバンドで額にかからないようにします。
- きちんとからだを休めましょう。ストレスは吹き出物の原因になるので、睡眠をしっかり取り、気持ちを静めましょう。
- 避妊薬を替えましょう(女性のみ)。経口避妊薬にはエストロゲンを含むものがあり、定期的に出る吹き出物を抑える効果があります。医師に変更が可能か相談してみましょう。
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2「絶対に」ニキビを潰さない ニキビは潰すと悪化し、傷跡が残る場合があります。
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3皮膚科にかかる 自分ではどうにもできない場合は、医者にかかりましょう。トレチノインの処方やレッド・ブルーライトの照射など、専門的な治療を受けることができます。
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4サリチル酸を含む洗顔料で洗顔する ニキビケア用の洗顔料には、ニキビの原因となる細菌を殺菌する効果のあるサリチル酸が含まれているものもあります。
- 肌の乾燥を防ぐために、まずはサリチル酸入りの洗顔料の使用は朝のみに抑え、様子を見ましょう。朝だけの使用では効果が見られない場合は、夜も使用します。
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5部分用のニキビ薬を使う ニキビのある部分にのみ乗せるニキビ薬もあり、ニキビの赤みを抑えて殺菌します。サリチル酸配合のジェルや過酸化ベンゾイル配合のクリームが人気です。
- より効果を感じたい場合は、両方試してみましょう。
- 過酸化ベンゾイルは髪や服を漂白することがあるので、注意しましょう。
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6泥パックをする 泥は余分な皮脂を吸収して不純物を取り除くだけではなく、殺菌効果もあるので、肌に透明感が出てなめらかになります。週に一度、洗顔後にタオルで肌の水分を取り除き、泥パックを塗りましょう。10分置いた後、またはパックが乾き始めたら、洗い流して保湿剤を塗りましょう。
- 肌が乾燥しすぎてしまうので、泥パックが完全に固まるまで、または一晩置くなどはしてはいけません。
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方法 3
方法 3 の 3:習慣付ける
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1夜に顔を洗う 一日を通して、メイクや汚れ、皮脂が顔に蓄積します。就寝前の洗顔を習慣にしましょう。
- メイク落としを使いましょう。メイク落としを使うと、寝ている間に毛穴が詰まったり吹き出物ができたりするのを防ぐだけではなく、枕に細菌が付くのを防ぐことができます。枕に細菌が付着すると、枕を使用する度にその菌が肌に入り込んでしまいます。
- 刺激の少ない石鹸を使いましょう。洗顔とは、肌を洗浄するものであって、肌の油分をすべて奪うものではないことを念頭に置きましょう。洗顔後に、肌が突っ張って乾燥していると感じたら、その石鹸は刺激が強すぎるということです。
- 目の周りの皮膚は繊細なので、避けて洗顔しましょう。
- すすぎは水で行いましょう。洗顔タオルなどで洗顔料を手荒く拭き取ると、肌をより刺激することになります。洗面台に前屈みになり、手で水をすくって少量ずつ顔にかけてすすぎましょう。10回ほどすすぐと、洗顔料が落ちきるでしょう。
- 顔から水分を取り除く際は、タオルで肌を強く擦ってはいけません。小さい動きでやさしくタオルを肌に置くようにして水分を取り除くか、空気乾燥させましょう。
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2拭き取り用化粧水を使う 拭き取り用化粧水は、洗顔では落としきれなかった余分な皮脂や汚れを取り除き、毛穴を引き締めるはたらきをします。全ての人に必要なアイテムではありませんが、中には効果があると感じる人もいるでしょう。
- コットンに数滴乗せて、肌の上を軽く滑らせます。
- 収れん化粧水は、ひどい脂性肌にのみ使用しましょう。収れん化粧水は強力な拭き取り用化粧水で、最大60%のアルコールを含みます。乾燥肌に収れん化粧水を使うと、皮脂腺が過度に刺激され、ニキビができることがあります。
- マンサクのエキスは天然の拭き取り・収れん化粧水として使用できます。
- 拭き取り用化粧水は、鼻や額など、吹き出物ができやすい部分にのみ使用しても良いでしょう。
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3保湿剤を塗る 朝のルーティーンにメイクの下地として保湿剤を取り入れると、メイクが一日中長持ちします。また、夜に使用すると肌の自己治癒力を高め、シワの予防にもつながります。長い目で見て、保湿剤は輝く肌をつくるために最適なアイテムと言えるでしょう。
- 朝に使用する保湿剤は、軽めのものを使っても良いでしょう。吹き出物が出やすい肌には、軽めの保湿剤かジェルタイプの保湿剤を使いましょう。
- 保湿剤は、首やデコルテ(胸元)にも忘れずに塗りましょう。保湿をしないと乾燥がひどくなり、炎症を起こす場合があります。
専門家情報認定美容師Laura Martin
認定美容師認定美容師のローラ・マーティンさんからのアドバイスです。「より輝く肌に見せるために、メイクを利用することもできます。ブロンザーやハイライターを使うと肌に輝きを与えることができます。また、最初に滑らかで保湿効果のある下地(プライマー)を使うことも大切です。化粧下地と軽く色のついた保湿剤を併用して、柔らかく滑らかな肌に仕上げましょう」
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4週に一度、角質を除去する 乾燥し皮むけを起こしやすい肌質の場合は、週に一度角質を除去しましょう。細かい粒子の入った角質除去剤で、軽く圧をかけながらやさしく肌を擦りましょう。乱暴に擦ってはいけません。
- 砂糖と蜂蜜を混ぜると、簡単に角質除去剤が作れます。使用後は、ぬるま湯で洗い流しましょう。
- 角質除去用のブラシを使う方法もあります。小さい円を描くようにブラシを肌の上に滑らせましょう。
- ニキビが出来やすい肌質の場合は、週に2~3度角質を除去しても良いでしょう。その際、使用する角質除去剤は、ケミカルピーリングが最適でしょう。[1]
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5肌を紫外線から守る 乾燥して硬い肌になるのを防ぐために、外出する際は必ず軽い付け心地の日焼け止めを塗りましょう。日差しから受ける肌へのダメージを減らすと、肌の潤いと柔らかさを維持することができます。日焼けをするには15分もかからないので、必ず日焼け止めを塗ってから出掛けましょう。
- SPFは30あれば十分でしょう。それ以上あっても、大して効果は変わりません。
- スプレータイプの日焼け止めは、軽くてサラっとした付け心地です。スーパーや薬局などの化粧品売り場で購入することができます。
- SPF入りのファンデーションや色付きの保湿剤を使うと、別途日焼け止めを塗らなくて済みます。
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ポイント
- 必ずメイク落としで化粧を落とし、保湿しましょう。
- ローズウォーターは、刺激の少ない拭き取り用化粧水として使用できます。肌を柔らかくなめらかにする効果があります。
- 夜にアーモンドオイルを塗って寝ると、朝には肌が輝いているでしょう。
- 一度につき30分でいいので、週に3日は運動するようにすると、輝く肌につながります。
- 禁煙しましょう。
- 肌質に合った洗顔料と保湿剤を使いましょう。
- ライムの果汁と水を混ぜたものでパックをして、ニキビを治すという手もあります。
- 蜂蜜と砂糖を混ぜて角質除去剤として使っても良いでしょう。使用後の肌は、柔らかく輝いているでしょう。
- 洗顔後に肌に冷水をかけると、毛穴を引き締めることができます。
- 挽いたコーヒー豆をオリーブオイルまたは蜂蜜と混ぜて、フェイスパックを作ってみましょう。
注意事項
- 人工的に肌を漂白するのは絶対にやめましょう。必要な油分が失われ、肌の乾燥を招きます。
- 歯磨き粉やレモン汁はニキビには逆効果で、肌が乾燥するだけではなく、悪化することがあります。レモン汁を酸性の強い角質除去剤として使用したら、失われた油分を保湿剤やオリーブオイルで補いましょう。
必要なもの
- 洗顔料
- 拭き取り用化粧水
- 保湿剤
- 角質除去剤
- 日焼け止め