夏場は特に、お風呂やプールの後にしばしば耳の中に水が入ることがあります。耳の中に入った水は不快なだけではなく、適切に取り除かないと、スイマーズイヤーと呼ばれる泳ぐ人がかかりやすい外耳炎、またはその他の炎症を引き起こす原因にもなります。しかし、耳に入った水は、実はとても簡単な方法で取り除くことができます。様々な方法を試しても水が抜けずに耳に痛みを感じる場合には、できるだけ早く病院で診察を受けましょう。

方法 1 の 2:
家にあるものを使って耳から水を抜く

  1. 1
    消毒用アルコールとお酢を半分ずつ混ぜ合わせた溶液を使いましょう。この溶液には、耳から水を抜くだけではなく、耳を感染症から守る働きもあります。消毒用アルコールとお酢を50%ずつ混ぜ、スポイトを使ってそっと耳の中に数滴垂らします。それから慎重に耳の外に溶液を出しましょう。耳の中にスポイトを使って垂らす際は、他の大人に手伝ってもらいましょう。[1]
    • 溶液に含まれている酸が、外耳道内の水を含んだ耳垢を分解します。すぐに蒸発するアルコールが、耳垢に含まれている水分と共に素早く蒸発します。
    • アルコールは、耳の中に入った水分の蒸発を促します。
    • 鼓膜が破れている場合は、この方法で耳から水を抜いてはいけません。
  2. 2
    耳の中に真空をつくりましょう。水が入っている耳を下にして手の平をあて、水が出てくるまで優しく押したり引いたりしてみましょう。水がさらに奥に入ってしまう可能性があるので、水が入っている耳を上に向けて行わないようにしましょう。手の平で真空吸引のようにすることで、中に入っていた水を外に出すことができます。
    • あるいは、水が入っている耳を下にして、耳の中に指を素早く出し入れして真空状態を作りましょう。すぐに中に入っていた水が出てくるはずです。しかし、この方法は耳の内部を傷つけてしまう可能性があるため、好ましい方法ではありません。手の平でうまくいかず、指を使う方法で水を抜く場合は、必ず爪を短く切った清潔な指を使いましょう。[1]
    • さらに、手や指で真空を作る際、手を押し当てた時、または指を入れて耳の中が密閉された時に手を優しく時計回り、もしくは反時計回りに回してマッサージをしてみましょう。こうすると、湿性耳垢の洗浄、さらに湿気を吸い取る効果も望めます。耳が聞こえにくくなっている時に特に有効な方法です。
  3. 3
    耳の中を乾かしましょう。耳の中に入った水を取り除く際、ドライヤーを使用することに違和感を覚えるかもしれませんが、この方法が有効な人もいます。[2] [3] ドライヤーの温度を一番低く、もしくは涼風に設定してください。ドライヤーを頭から30cm離し、耳の水がなくなったと感じるまで風をあてます。火傷をしないように、ドライヤーの温度の上げ過ぎや、ドライヤーを近づけ過ぎないように注意しましょう。 [1]
    • あるいは、温風を耳の中に入れるというより、耳の入り口全体に温風が当たるようにドライヤーをあてましょう。温かく、乾いた空気が水の上を通る際は、いつでも水が蒸発します。[4]
  4. 4
    市販の耳垢そうじ用の点耳薬を使ってみましょう。薬局で販売されており、蒸発が早いアルコールが成分に含まれています。定められた容量を点耳し、水が入っている耳を下に向けて水を抜きます。
    • 自家製の溶液を点耳する時と同様に、点耳する際には他の大人に手伝ってもらいましょう。
  5. 5
    布で耳を拭いてみましょう。水の入った耳を下に傾け、柔らかい布を耳にあてながら、耳の外側をゆっくりと優しく拭き取ります。[1] この時、耳の中にタオルを入れると、水が耳のもっと奥の方に入る可能性があるため、避けましょう。
  6. 6
    頭を横に傾けましょう。片足で立ち、水が入っている耳を地面に向けるように頭を傾けます。その状態で、片足で軽くジャンプをして中の水を出します。耳たぶを少し引っ張って外耳道を開く、または、耳の一番上を頭の方に向かって引っ張ると水が抜けやすくなります。
    • 片足でジャンプをせず、ただ頭を傾けるだけでも構いません。
  7. 7
    耳を下にして横になりましょう。重力によって、耳の中の水は自然に出る可能性があります。枕を使わず、水が入っている耳を下に向けて横になるとより効果的です。そのまま最低数分間はそのままの姿勢で横になります。テレビを見るなど、他のことをしながら行っても構いません。
    • 夕方になってもまだ耳に水が入ったままの場合は、就寝時に水が入っている耳を下に向けましょう。睡眠中に水が抜ける可能性が高くなります。
  8. 8
    顎骨を動かしましょう。何かを噛むように、耳の周りの顎骨を動かしましょう。水が入っていない耳を下に向け、素早く反対方向に頭を傾けます。この方法を試すときに、実際ガムを噛みながら行ってもよいでしょう。内耳の一部である耳管に水が入った場合に有効な方法です。
    • 水が入っている耳を下に向けながら噛むとさらに効果があります。
  9. 9
    あくびをしてみましょう。あくびをすると耳の中でポンと水の「泡」がはじける時があります。耳の水に影響する動作はどれも気圧を緩め、水を抜く効果があるでしょう。耳の中で水が「はじけた」、または水が少し動く感じがあれば、効果があったと思ってよいでしょう。ガムを噛む時と同様に耳管を広げる効果が期待できます。
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    必要ならば医師の診断を受けましょう。耳に水が入ったままで、痛みを伴うようであれば病院で診てもらいましょう。また、中耳炎は耳の中に水が入っている時と似た感覚があるため、この場合も医師に一度診てもらった方が良いでしょう。耳の痛みは、耳の中の水が原因でスイマーズイヤーなどの炎症や感染症を引き起こしているサインかもしれません。以下のような症状があれば、直ちに病院で診てもらいましょう。[5]
    • 黄色や黄緑色で膿のような臭い液体が耳から出てきた場合
    • 外耳を引っ張ると耳の痛みが増す場合
    • 耳が聞こえにくい場合
    • 外耳道や耳にかゆみがある場合
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方法 2 の 2:
耳のトラブルを予防するために

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    水泳のあとは、耳を乾かしましょう。海やプールでの水泳後、または入浴、シャワー後にいつも耳の中を乾かすようにします。清潔なタオルで耳の外側を拭き、外耳道は優しく叩くように拭きましょう。頭を左右それぞれに少し傾けて中に入っている水をしっかりと出すようにしましょう。[6]
    • 水が入りやすい耳の形状の人もいます。他の人より水が入りやすい方は特に注意が必要です。
  2. 2
    耳掃除に綿棒を使うのは避けましょう。耳掃除や異物を取り除こうとする際、綿棒を使用すると良いと思うかもしれませんが、綿棒を使うと耳の中の水や異物をさらに奥の方に押し込んでしまう可能性があります。また耳の中を綿棒でひっかいて、さらに痛みが増してしまう場合もあります。[7] [8]
    • 耳掃除の際にティッシュを使用しても、耳の中を傷つけてしまう可能性があります。
  3. 3
    耳に水が入っている場合は、耳栓や綿球の使用は避けましょう。耳の中に水が入っている状態で耳栓を使用すると、綿棒を使用した時と同様に、耳の中の水がさらに奥に入る可能性があります。水が入っている、または耳に痛みがある場合は、就寝中に耳栓を使用するのはしばらく避けた方が良いでしょう。[9]
    • 耳の痛みがなくなるまでは、ヘッドフォンの使用も避けましょう。
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ポイント

  • 耳の中をつついたり、ひっかいたりすると、耳の中が炎症を起こしてしまうのでやめましょう。
  • 耳を下にして頭を傾け、ジャンプをし、耳たぶを優しく引っ張って中の水を抜きましょう。
  • 水が入っている方の耳を下にして横になり、ガムを噛みましょう。数分後に全ての水が抜けるはずです。
  • 2本の指で鼻をつまみ、ゆっくりと鼻から息を出しましょう。強く息を吐きだすと鼓膜を傷めるので行わないようにしましょう。
  • 鼻をかみましょう。気圧の変化がきっかけで水が抜ける場合があります。
  • 水泳をした後は、耳を下にして頭を傾けましょう。
  • ジャンプをしながら耳たぶを優しく引っ張ってみましょう。この際、耳から出てくる水を拭きとるタオルを手元に用意しておくと良いでしょう。
  • 水が入っている耳を下にして頭を傾ける方法で水が抜けない場合は、放っておくと症状が悪化する場合があるため病院で診察を受けましょう。
  • 鼻をつまんで鼻呼吸を続けると、水が入っている耳から空気が抜けるのを感じるはずです。
  • 水が入っている耳を上にして、キャップ1杯分の水と消毒用イソプロピルアルコールを耳に入れます。次に水が入っている耳を下に向けると、中に入っていた水がすぐ出てくるはずです。
  • やさしく耳の上を叩きながら頭を傾けると、自然と耳から水が抜けやすくなります。
  • アルコール成分95%の、耳の水を抜くための商品を薬局で購入できます。使用方法は同じですが、水だけを使うよりも効果があります。(消毒用イソプロピルアルコールより高価な場合がありますが作用は同じです)
  • 10秒間、勢いよく頭を振ってみましょう。

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注意事項

  • 消毒用アルコールが皮膚に触れると、少しピリピリとした刺激を感じる場合があります。
  • 消毒用アルコールは局所にのみ使用し、決して内服してはいけません。万が一飲んでしまった場合は、直ちに病院で診察を受けましょう。
  • どの方法を試しても水が抜けない場合は、医師に相談をしましょう。
  • 水を抜くためにジャンプをする際、バランスを崩さないように注意しましょう。手すりや椅子などにつかまって安定した姿勢で行いましょう。
  • 紹介した方法で水を抜くと耳垢と水が混ざったものが出てくる場合があります。色移りしやすい布への付着に注意しましょう。
  • 耳の中に異物を入れないようにしましょう。綿球や詰め物などを耳の奥に入れると、傷がついて炎症を起こす原因となります。[1]


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