空気圧が急激に変化すると(例えば飛行機の中にいる時やダイビング中など)、耳が詰まったり「耳の通りが悪くなった」と感じることがあります。この不快な状態は内耳気圧外傷と呼ばれます。内耳気圧外傷は鼓膜の外側(外界)と内側に気圧差が生じることにより起こります。気圧差をなくすには、中耳と喉をつなぐ耳管を開く必要があります。[1]内耳気圧外傷が起こったら簡単な顔のエクササイズを行い気圧差を無くしましょう。耳が頻繁に詰まる場合は根本的な原因を治療するか、民間療法や代替治療を試しましょう。

パート 1 の 4:
耳鳴りを素早く治す

  1. 1
    少し口を開けてあくびをする 「ああ」と言いながら口を開きあくびを試みましょう。唇を大きく「あ」の形にゆっくりと開き実際にあくびが出るのを待ちましょう。
    • 耳の詰まり感が無くなったらあくびをやめましょう。ただし、1回で治らない場合にはもう一度あくびを試しましょう。気圧の均衡が取れれば自然に実感できます。また気圧差がなくなった瞬間にポンとなる音が聞こえたり感じられたりするだけでなく、突然周囲の音がはっきりと聞こえるようになります。
  2. 2
    頭を後ろに傾け顎を前に付き出す 空を見上げると耳管が適切な位置に戻ります。また、あごを押し出すとあくびをしたくなり、耳管が開いて圧迫感が和らぐかもしれません。
  3. 3
    ガムを噛む あくびで上手行かない場合はチューインガムを噛みましょう。噛むふりだけでも効果が期待できます。噛む動きは耳の内側と外側のとの気圧を均一にするのに役立ちます。ガムを噛むと耳鳴りの予防にもなります。大きな気圧の変化に対応しなければならない場合には、ガムを噛んで詰まり感を無くしましょう。
    • 大きめのガムを噛みましょう。耳の中と外の圧力を均等にするには、喉を大きく開く必要があるため、口も大きく動かさなければなりません。噛むものが何もない場合は大げさに何かを噛む振りをしましょう。実際には噛むというよりも噛み砕くような動きが良いでしょう。
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    硬い飴や薬用キャンディーを舐める しばらくの間硬い飴や、ミント、またはトローチ剤を吸い込むように舐めると気圧差が元に戻る場合があります。噛んではいけません。目的は鼓膜の内側と外側の気圧差をなくすことなので舐めるだけです。食べるのではありません。
  5. 5
    大きめのコップ1杯の水を飲む 飲む行為には気圧差をなくためのテクニックが全てが含まれています。頭を後ろに傾けて耳管の位置を正常に戻し、勢いよく大きめのコップ1杯の水を飲み込んで気圧差を正常に戻しましょう。正しく行えば耳の詰まりがとれ、痛みも和らぐでしょう。
  6. 6
    水が耳に入った場合は注意しながら圧力をかける プールや海などから出た時に圧迫する痛みを感じてイライラする場合は、重力を利用して治せる場合があります。痛い方の耳が地面と平行になるように体を横に倒し、手のひらを耳に当てたり外したりしましょう。耳の中に手を入れてはいけません。手を覆いかぶせて当てたり外したりする動作を行います。トイレが詰まった時に行う処理に似ています。気圧差を元に戻し詰まり感を無くすことができるでしょう。あるいは、気圧差が均等になり詰まっていた水が出てくるかもしれません。
    • 指を耳の中に入れてはいけません。水を掻き出すのではありません。気圧差を元に戻すだけです。指を耳の奥深くに入れると聴覚障害を引き起こす可能性があります。
  7. 7
    バルサルバ法を実践する 難しそうに聞こえますが方法は至ってシンプルです。この方法は、穏やかに息を吐き出すことで耳管に逆圧をかけるという考え方が基本です。鼻をつまみ、口を閉じ、鼻からやさしく息を吐くように意識しましょう(実際には鼻をつまんでいるので吐けませんが、そのような動作を試みることで逆圧がかかります)。耳が開いて鼓膜内外の圧力が均等になるはずです。
    • 極力やさしく行いましょう。バルサルバ法では大きな力は必要はありません。激しくまた頻繁に行うと耳管を刺激し、炎症を起こす可能性があります。そうなると耳抜きを治すのが更に難しくなります。
    • 人によっては体を倒して行うと上手く行く場合があります。つま先の方に手を伸ばして前屈しましょう。まずバルサルバ法を行い、その後で手を鼻から離して大きく息を吸い込みます。気圧差がなくなるか耳が通るまで、前屈したままバルサルバ法を行い、その後で鼻から手を離して息を吸い込む動きを続けましょう。
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パート 2 の 4:
詰まりを和らげる

  1. 1
    躊躇せずに医者に相談する 耳が頻繁に詰まったり、耳の通りが悪いと感じる場合は深刻な副鼻腔炎、つまり副鼻腔が炎症を引き起こしている可能性があります。医師に相談しましょう。市販の鎮痛薬、スプレー式点鼻薬、または抗生物質の服用を勧めるかもしれません。[2]医師に診てもらうまでの間、耳の痛みや感染症を和らげるための処置を施しましょう。
    • 顎関節痛(顎と頭蓋をつなぐ関節の問題)が原因だと思われる場合は、歯科医、口腔外科医、または耳鼻咽喉科の専門医に相談すると良いでしょう。[3]
  2. 2
    医師から耳管通気装置(イヤポッパー)を処方してもらう いろいろ試してもまだ耳の詰まりが解消されない場合には、イヤーポッパーについて医師に相談しましょう。イヤーポッパーは鼓膜の内側と外側との気圧差を均等にして耳の詰まりを解消するための装置です。高価なため医師に処方箋を出してもらう必要があるかもしれません。きっとそれが最善策でしょう。
  3. 3
    副鼻腔を定期的に洗い流す 風邪やアレルギーが原因で副鼻腔が詰まると、耳も詰まって平衡状態が崩れ、耳の通りを改善したいと感じることがあります。このような症状を和らげるには、温かい塩水で副鼻腔を定期的にかつ軽く洗い流すと良いでしょう。副鼻腔洗浄液を使用する場合は指示通りに行えば安全で効果も期待できますが、感染やその他の合併症を避けるために適切に使い、その後で洗浄することが重要です。[4]
    • ネティポットは広く入手可能で少量の塩を混ぜた温かい蒸留水を満たして使用できます。首を逸らして水を片方の鼻孔に注ぎます。水が鼻腔を通ってもう一方の鼻孔から流れ出るようにします。洗面所で行うと良いでしょう。最初は奇妙に感じますが、副鼻腔の詰まりが解消されて気分が良くなります。
    • 副鼻腔が詰まり過ぎて水が通らない場合には、気圧の変化だけでも鼻の詰まりが緩和され、耳の詰まりも和らげることができるかもしれません。
    • ネティポットを使ったら必ず洗浄しましょう。また蒸留水または滅菌水のみを使い、体に有害な細菌が混入しないように注意しましょう。
  4. 4
    症状が悪化する前に抗ヒスタミン薬またはうっ血除去薬を服用する 鼻や耳の詰まりが起きないように予防策を講じましょう。頻繁に副鼻腔炎が起こる場合には、痛みが激しくなり酷い耳鳴りや詰まり感が生じる前に処置を施しましょう。副鼻腔の問題を薬剤師などに相談して鼻腔の詰まりを取り除きましょう。
  5. 5
    温かい風呂に入り耳を風呂の中に沈める 体の調子が悪く耳の詰まりを少しでも緩和したい場合は、温かい風呂で耳がお湯につかるまで体を沈めましょう。首を逸らして数回唾を強く飲み込んで、耳の詰まりが取れるかどうかを確認しましょう。圧力を与えると鼓膜内外の気圧が均等になり、風呂の蒸気で詰まり感を和らげることができます。風呂から出てもなお詰まり感がある場合には、耳が床と並行になるように体を倒し、耳の入り口に指を押し付けて圧力をかけましょう。
    • 耳の感染症や外耳炎がある場合は、感染を悪化させる可能性があるため、風呂で耳を沈めるのはやめましょう。ただし、温かい風呂やシャワーの蒸気は詰まり感を和らげ耳の通りを良くするのに役立つでしょう。
  6. 6
    そっと鼻をかむ 鼻をかむのは本質的にバルサルバ法を実践することと同じことです。加えて詰まった鼻の通りを良くするという効果もあります。ティッシュで片方の鼻の穴をふさぎ、静かに鼻をかんで、もう片方の穴から空気を抜きましょう。耳の気圧を均一にするのに役立ちます。
    • 力を入れずにかみましょう。トランペットを吹くかのように大きな力を込めて鼻をかむと症状を悪化させます。鼓膜が破れたり痛みが激化したりする可能性があります。[5]優しく行いましょう。
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パート 3 の 4:
民間療法を試す

  1. 1
    温かい塩水でうがいをする うがい用の水を温めましょう。火傷をしないように温め過ぎないように注意しましょう。[6]マグカップに温めた水を注ぎ小さじ1杯の塩を入れて溶かします。何度もうがいを繰り返しますが、うがいを1回したら1分間休憩をとりましょう。カップの水がなくなるまでうがいを繰り返し行いましょう。もう一度試す場合には少なくとも30分の休憩を取ってからにしましょう。
  2. 2
    酢と消毒用アルコールで耳抜きをする 耳の気圧の不均衡が耳垢の蓄積によるものだと思われる場合は、まず耳垢を取り除いてから他の方法を試しましょう。耳の感染症が疑われる場合は、この方法を試す前に医師に相談しましょう。酢と消毒用アルコールを使った耳抜きの方法は次のとおりです。
    • 酢と70%イソプロピルアルコールを同量混ぜて作った液体により耳垢が緩み、詰まりが解除されるでしょう。[7]
    • 耳を横に傾け先ほど作った液体を薬用スポイトで数滴耳の中に入れましょう。
    • 頭を床に平行にしたまま数滴垂らし、しばらく経ってから頭を元の位置に戻しましょう。液体が耳から流れ落ちるかもしれません。次にもう片方の耳に液体を注ぎましょう。
  3. 3
    酢を入れたアルコール消毒液を使用した後は、耳を水で洗い流しましょう。酢の溶液はアルコールが含まれているため蒸発しますが、念のため耳を洗い流すと良いでしょう。頭を横に傾けた状態で薬用スポイトで数滴溶液を耳の中に垂らし、その後頭を反対側に倒して液体を耳から出しましょう。
  4. 4
    ハラペーニョや唐辛子のような激辛のものを食べる 心地よい味でも食感でもありませんが激辛の物を口にすると粘液が流れ出ます。実際に粘液が流れ始めたら鼻をかみ、あごを動かしましょう。音がして耳通りが良くなるかもしれません。[8]
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パート 4 の 4:
代替医療を試す

  1. 1
    頭蓋仙骨療法を試す 20世紀初頭に開発された頭蓋仙骨療法は「脳脊髄液の自然なリズム」を取り戻すことを目的としています。様々な疾患や治療に使用されていますが、耳の詰まりを引き起こす耳管内の圧力の不均衡を矯正するのに役立つかもしれません。
    • 頭蓋仙骨療法の多くは証明されていません。[9]代替治療は害にはなり難いため、強く希望する場合は試しても良いでしょう。
  2. 2
    カイロプラクターに診てもらう 耳の不快感が首やあごの問題に起因する場合、評判の高いカイロプラクターに関節の調整をしてもらうと良いかもしれません。認可されたカイロプラクターを選び、耳の痛みや不快感を和らげたいと伝えましょう。[10]
  3. 3
    鍼治療を試す 鍼治療は、足の靭帯の痛みから顎の不快感、さらには耳の炎症まであらゆる治療に使用できます。色々な処置法を全て試してもまだ耳の詰まり感が取れない場合は、鍼師に相談してみるのも1つの方法でしょう。
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ポイント

  • 絶えず耳が詰まったり音がこもって聞こえたりする場合(自分にだけこもったように聞こえる場合)は、副鼻腔炎または副鼻腔感染症の疑いがあるかもしれません。
  • 冷凍食品が役立ちます。たとえば、アイスクリームやフローズンヨーグルトなどを試しましょう。あごを大きく動かさなければならない食品も役立ちます。また激しく噛んで食べる物も試しましょう。
  • 頭を横に傾けて耳に圧力をかけると詰まりが治ります。反対側の耳も行いましょう。.
  • 耳が詰まっている時に鼻をかまなくても済むようにするには、ティッシュペーパーを鼻に少しだけ入れます。ティッシュペーパーが千切れないように注意しましょう。最悪の場合に引っ張って出すことができます。
  • 鼻を塞ぎ水の中で思い切り鼻から息を吐き出すようにしましょう。
  • 耳の先端を持ち円状に動かしましょう。
  • 唾を飲み込むのも役立ちます。ガムをかむと唾液が出るため簡単にできます。

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このwikiHow記事について

Sarah Gehrke, RN, MS
共著者
正看護師
この記事の共著者 Sarah Gehrke, RN, MS. セーラ・ゲールケはテキサス州在住の正看護師、および認定マッサージ療法士です。患者の身体、精神、気持ちのサポートを重視した静脈切開術と点滴療法の指導・実践を10年以上行っています。2008年にアマリロマッサージセラピー協会にてマッサージ療法士の資格を取得後、2013年にフェニックス大学にて看護学の修士号を取得しています。
カテゴリ: 全般的健康
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