耳垢は、耳詰まり、感染、外耳炎、その他の様々な症状を引き起こす自然な要因です。耳詰まりを解消するには様々な方法があるものの、外耳、中耳、内耳のどの部分に詰まりが生じているかによって変わってきます。幸い、この3つのどの部分にも解消方法があります。

方法 1 の 3:
外耳の詰まりを解消する

  1. 1
    感染症ではないことを確認する 耳が感染症を起こしている恐れがある場合、ここで紹介する手順を試してはいけません。下記のような症状が一つでも当てはまる場合は、
    直ちに医師の診断を受けましょう。
    • 数時間以上、深刻な痛みが続いている。
    • 発熱している。
    • 嘔吐や下痢をしている。
    • 耳から黄色や緑色の液体が流れ出た。
  2. 2
    耳垢を柔らかくする混合液を作る ドラッグストアなどで耳垢を柔らかくするクリーナー等を購入することができます。あるいは
    自分で混合液を作っても良いでしょう。
    自分で作る場合、既に家庭に材料が揃っている確率が高いでしょう。

    混合液を作る
    下記の材料のどれか一つをぬるま湯と混ぜ合わせましょう:
    数滴のベビーオイルまたはミネラルオイル
    数滴のグリセリン
    過酸化水素(3%):3%を超える濃度のものは使わないようにしましょう。耳を痛める恐れがあります。水と同量で混ぜ合わせましょう。

  3. 3
    混合液はぬるい温度を維持する 熱すぎたり冷たすぎる水を耳の中に挿入すると、めまいを起こす恐れがあります。

    水温を確かめる
    清潔な指を水の中に入れましょう。容器の中で大きな温度差が無いようあれば、使用に適した状態です。
    熱すぎる場合: 耳の中に挿入する前に1~2分待って冷ましましょう。使用する前にもう一度水温を確かめましょう。
    冷たすぎる場合: 少量のお湯を加えるか、10~15秒ほど電子レンジにかけて温めましょう。使用する前にもう一度水温を確かめましょう。

  4. 4
    横を向いて寝る 詰まりを解消したい方の耳を天井の方に向けて横になり、引力の力を利用しましょう。頭の下にタオルを敷き、混合液が耳から溢れてしまっても受け止めることができるようにしましょう。
    • 誰かに耳の中に混合液を入れてもらう
      と上手くいくでしょう。
    • 横になることができない場合、できる限り頭を横に傾けましょう。ほぼ同じ効果を得ることができます。
  5. 5
    外耳道をまっすぐにする こうすることで混合液が耳の中に入りやすくなります。
    耳たぶをつかみ、優しく外側に引っ張りましょう。
    耳たぶが首に対して垂直になるようにしましょう。
  6. 6
    混合液を外耳道に流し込む 点眼用のスポイト容器やゴム球注射器を使い、混合液を
    5~6滴
    落としましょう。この時、スポイト容器や注射器は外耳の中ではなく上から使用するようにしましょう。
  7. 7
    10~15分横になった状態を維持する こうすることで混合液が耳垢を分解します。
    • 過酸化水素を使用した場合、耳の中でブクブクという音が聞こえても心配する必要はありません。
      この音が止まった時が混合液を抜くタイミングです。
  8. 8
    耳から混合液を抜く 耳の下に空のボウルを置き、外耳道から抜けた混合液がボウルに落ちるよう頭の向きを変えましょう。
    • 完全に液体を抜くには、手順4と同様に耳たぶを引っ張り外耳道をまっすぐにすると良いでしょう。
  9. 9
    (オプショナル)もう一度液体を注ぎ込む まだ詰まりが残っている場合は
    手順を繰り返しましょう。
    3回繰り返しても耳の詰まりが解消されない時は他の方法を試すか、医師に相談しましょう。
  10. 10
    耳を乾かす 耳垢や混合液が取り除けたのであれば、次は優しく耳を乾かしましょう。次のような方法を試してみましょう。[1]

    耳を乾かす
    布やペーパータオルを使い力を入れず優しくたたきます。
    ヘアドライヤーを 低温 かつ弱に設定し 5~10センチほど耳から離して 風をあてましょう。
    数滴のアルコール を耳の中に垂らします。蒸発しながら肌を乾かす効果があります。

  11. 11
    医師の診断を受ける 耳垢の詰まりが酷く自分で解消することができない場合は医師に相談し、他の手段を検討してもらいましょう。さらに、耳詰まりを解消しようとした際に痛みを感じた場合も、直ちに医師の診断を受けましょう。
    • かかりつけ医も耳垢を分解するための点耳液を処方することができます。ただし、こうした液体の使用には注意が必要です。使いすぎると鼓膜を痛めてしまう恐れもあります。
    • 耳鼻喉の専門医(耳鼻咽喉科)であれば、特別な機器を使い簡単に耳垢を取り除くことができます。
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方法 2 の 3:
中耳の詰まりを解消するr

  1. 1
    予防策をとる 中耳の詰まり(鼓室)は中耳と外耳に異なる圧力がかかることで生じる辛い症状です。誰でもどこかで一度は経験したことがあるでしょう。次のような方法でこのような状態を回避しましょう。[2]
    • 飛行機での過ごし方を工夫しましょう。飛行機が降下している時は眠らないほうが賢明です。その代わりに
      ガムを噛み頻繁にあくびをしましょう。
      この際、小さな子供にはミルクや何か飲み物を与えるようにしましょう。また、風邪をひいている時に飛行機に乗らないほうが良いでしょう。風邪の症状を抱えて搭乗すると着陸時が大変辛いものとなり、半永久的に聴力が損なわれてしまう恐れもあります。
    • ゆっくりと潜水しましょう。スクーバダイビングを楽しむ際は、
      潜水と海面への上昇をゆっくりと行いましょう。
      気圧の変化に対応するための十分な時間を自分に与えることが大切です。風邪をひいていたり呼吸器感染を起こしている時はダイビングは控えましょう。
  2. 2
    耳抜きを試す 耳抜き、つまり中耳と外耳の気圧を均等にすると痛みが和らぎます。次のような方法を試してみましょう。
    • ガムを噛む。
    • あくびをする。
    • キャンディーを舐める。
    • ゆっくりと息を吸い、口をきつく結び、鼻を閉じる。その後、勢いよく息を吐きだしましょう。
  3. 3
    風邪を治す 耳管は喉とつながっていて、その膜組織は喉の膜組織と類似しています。つまり風邪や季節性のアレルギーを抱えていると、あっという間に激しく腫れ上がります。[3]
    • 鼻詰まりの薬や抗ヒスタミン薬を服用しましょう。
      膜組織の炎症が和らぐでしょう。経口タイプ、鼻からスプレーをするタイプのどちらでも良いでしょう。
    • 休んで回復しましょう。風邪を治すためにできること全てを行っていれば、耳管の詰まりもより早く回復するでしょう。
  4. 4
    温かい圧定布を耳にあてる 横向きに寝ましょう。お湯に浸したフェイスタオルや温熱パッドを耳にあてます。痛みが和らぐでしょう。[4]
    • 耳と温熱パッドの間にタオルを挟み、顔の火傷を防ぎましょう。
    • 電気式の温熱パッドを耳にあてたまま寝てしまわないよう気をつけましょう。顔に火傷を負ってしまう恐れがあります。また、電気式のパッドは火事の原因となることもあります。
  5. 5
    痛みが長引くときは医師の診察を受ける 深刻な耳の感染症の治療を怠ると、長期的な合併症につながることもあります。次のような症状が出ている場合は、直ちに医療的処置を受けるようにしましょう。
    • 深刻な痛みを感じている。
    • 膿がでている。
    • 耳からの出血している。
    • 発熱している。
    • 深刻なめまいが起きる。
    • 酷い頭痛に苦しんでいる。
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方法 3 の 3:
内耳の詰まりを解消する

  1. 1
    内耳に関する症状を認識する 内耳の詰まりは外耳や中耳よりも複雑です。
    感染症や炎症
    が原因となっているケースが多い傾向にあります。ただし、痛みを和らげることはできます。内耳が詰まっている可能性が疑われる場合は、下記の症状が出ていないか確認しましょう。[5]
    • 耳の痛み
    • めまい
    • 頭がクラクラする
    • 平衡感覚がおかしい
    • 吐き気
    • 嘔吐
    • 聴力障害
    • 耳鳴り
  2. 2
    直ちに医師の診察を受ける 医師に症状を診てもらい診断を受けましょう。内耳が感染症を起こしている場合は
    薬が処方されます。
    正しい治療を受けていれば、
    2週間程度
    で感染症は治るでしょう。
  3. 3
    医師から処方された薬を服用する 抗生物質や抗ウィルス剤が配合された点耳液が処方されるでしょう。また、イブプロフェンといった市販の鎮痛剤を勧められることもあります。耳の炎症を抑えるためにステロイド剤が処方される可能性もあります。
    • 吐き気を感じている場合は吐き気止めが処方されるでしょう。[6]
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ポイント

  • 耳垢の詰まりは聴力検査の結果にも影響を及ぼします。オーディオロジストや耳鼻科医の診察を受ける前に耳がきれいであることを確認しましょう。
  • 定期的に耳掃除を行いましょう。
  • イヤーキャンドルは推奨されていません。効果が実証されていないだけでなく、耳に火傷をする恐れもあります。
  • 綿棒の使用は控えましょう。耳垢をさらに奥に押し込んでしまったり、耳や聴力に影響する恐れがあります。
  • 耳の奥をいじらないようにしましょう。鼓膜を痛め、半永久的に聴力に影響が残ってしまうこともあります。
  • 直接ボウルから混合液を垂らすのではなく、スポイト容器などを使用しましょう。また、コットンボールを混合液に浸し、耳の上から絞って落としても良いでしょう。煩わしさが軽減され、後始末も簡単になります。
  • 混合液を耳に入れた状態で横になるときはタイマーを設定し、待機する時間が長すぎたり、逆に短すぎたりすることがないようにしましょう。
  • 鼓膜はとても繊細で様々な炎症を起こしやすい器官です。どうしても必要なときだけ耳詰まりの解消を試みましょう。
  • 外耳の詰まりを解消する時は、清潔な水とボウルを使いましょう。水質が疑わしい時は一度沸騰させて冷ましてから、耳垢を柔らかくするための混合液を作りましょう。または精製水を購入しましょう。
  • 耳に混合液を挿入する際は誰かの手を借りましょう。他人であればあなたの耳の中を見ることができるので、より簡単に点耳液が耳道を通るでしょう。

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注意事項

  • 詰まりを解消するためだからと言って、爪で鼓膜をいじるのはやめましょう。鼓膜を痛めたりや聴力が低下する恐れがあります。
  • ここでの手順は自然な耳垢を耳から取り除くことを目的としています。外的な要因によって耳に詰まりが生じている際は、医師に相談しましょう。
  • ウォーターピック等の水圧を利用した機器を耳に使用しないようにしましょう。鼓膜や聴力に半永久的な影響が残る恐れがあります。
  • 「肘より小さなものを耳に入れるな」という諺を覚えておきましょう。
  • 補聴器を使用している人は、特に耳掛け型(BTE)ではない時、耳の詰まりが解消され耳の中の液体が乾くまで補聴器を戻さないようにしましょう。
  • 鼓膜や耳管に損傷がある人は絶対に自分で耳詰まりを解消しようとしてはいけません。 医師に処置を行ってもらいましょう。
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必要なもの

  • 小さめのボウル2つ (1つはスポと容器等を満たすための液体を混ぜ合わせるため、もう1つは耳から混合液を抜くためのもの)
  • 過酸化水素あるいはミネラルオイル
  • ぬるま湯
  • 消毒された点眼用あるいは点耳用のスポイト容器
  • 温かい圧定布
  • 鼻詰まり薬あるいは抗ヒスタミン薬

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このwikiHow記事について

Marsha Durkin, RN
共著者
正看護師
この記事の共著者 Marsha Durkin, RN. マーシャ・ダーキンはウィスコンシン州在住の正看護師で、イリノイ州のマーシーホスピタル・医療センターで検査機関情報スペシャリストとして勤務しています。1987年にオルニー・セントラル大学にて看護学の準学士号を取得。 この記事は1,186回アクセスされました。
カテゴリ: 個人衛生
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