耳詰まりを軽減する方法

この記事には:一般的な処置方法飛行機での耳詰まりや気圧による耳詰まりの処置方法耳あかによる耳詰まりの処置方法感染による耳詰まりの処置方法

耳詰まりは一般的に外耳道が塞がった状態のことを言います。耳詰まりには、目まいといった耳詰まりとは無関係にも思える症状が含まれることがあり、蓄膿症、風邪、アレルギーと関係していることもあります。耳がツーンとしたり、聞こえが悪くなったり、風がトンネルを勢いよく通り抜けるような音が聞こえたり、耳の中に粘液などの液体が溜まっているように感じるかもしれません。しかし、飛行機に乗った時や高度変化があった時など、中耳内部の気圧に変化があった時にも耳が詰まったように感じることがあります。

パート 1
一般的な処置方法

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    耳詰まりの原因を突き止めます。飛行機に乗ると耳が塞がったように感じることがありますが、それは自然に治ります。しかし、最近風邪をひいたという場合やアレルギーがあるといった場合には、耳詰まりが鼻づまりに似たような症状として現れることがあります。耳の聞こえが悪いという場合には、耳あかがたまりすぎているのかもしれません。症状が48時間以上続き、痛みを伴う場合には医師に相談してください。
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    重力を有効に活用します。耳詰まりは、耳管(中耳の一部)に溜まった液体が原因で起こることがあります。耳に液体が溜まっているかもしれないと思ったら、重力を利用して耳詰まりを軽減する方法を試してみましょう。
    • 片足で立ち、頭を横に傾け(できれば耳が塞がっている方)、片足でゆっくりとジャンプします。転ばないように気をつけて行ってください。この方法は、外耳道にたまった液体の除去に効果的です。
    • 枕に頭をのせて横向きに寝ます。耳詰まりのある方の耳を下にして、この状態で1時間ほど休みます。重力によって液体が耳から引き出されます。
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    鼻腔を洗浄する、またはネティポット(鼻洗浄)を使用してみます。鼻詰まりは耳が塞がった時と同じような状態になるため、耳詰まりだと思っていたのは実は鼻詰まりだったということもあります。薬を使わなくても、鼻を洗浄することで鼻詰まりの症状が簡単に軽減されることもあります。[1] ネティポットは、粘液を薄めて鼻腔から流し出してくれます。
    • 鼓膜が破れている場合や耳の感染が疑われる場合には、液体を耳に入れてはいけません。医師にご相談ください。
    • ネティポットはメーカーにより使用法が異なります。説明書をよく読んでご使用ください。しかし、大抵の場合はまず、(殺菌した)ぬるま湯と小さじ1杯の塩で洗浄液を500ml作り、ネティポットに食塩水を注ぎます。
    • 頭を45度に傾け、ネティポットの先を上側の鼻の穴に持って行きます。食塩水が片方の鼻の穴から鼻腔を通って、反対側の鼻の穴から出てきます。液が口の中に入ったら吐き出してください。鼻をかんだら、反対側も同じように行います。
    • ネティポットを使用する頻度:重度の蓄膿症やアレルギーがある人は、毎日使用して症状を軽減しています。[1] 症状が改善されたあとは、一週間に3回程度の使用をおすすめします。
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    鼻炎薬を使用します。耳詰まりの原因が季節性のアレルギーや風邪によるものであれば、使用法に従って鼻炎薬を服用してください。外耳道の腫れの軽減に効果があります。使用上の注意をよく読み、特に体に及ぼす影響がないと判断されれば抗ヒスタミン剤と鼻炎薬を併用することも可能です。
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    耳に指を入れ、真空状態を作ります。人差し指を耳に差し込み、優しく上向きに動かしてください。耳の形は人によって異なるため、ちょっとしたこつが必要となります。真空状態になるまで、指を優しく動かします。耳から液体を吸い出すようにしてください。
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    熱湯とタオルを使って水蒸気治療を行います。少し湯気が立つくらいの熱いお湯を大きめのボウルに入れ、頭からタオルをかぶって熱湯ボウルの上に顔を伏せます。水蒸気で粘液が柔らかくなったら、用意した別のボウルに粘液を吐き出します。
    • 水蒸気治療にお茶やハーブを使用してみましょう。カモミールなどのお茶には抗炎症作用および殺菌作用があり、より効果的な水蒸気治療を行うことができます。
    • 熱いシャワーを浴びたり、サウナに行ったり、加湿器を使用することでも症状を軽減することができます。こうした方法で作られる水蒸気は熱すぎることがあります。耳の近くに水蒸気の噴射口を近づけないようにしてください。

パート 2
飛行機での耳詰まりや気圧による耳詰まりの処置方法

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    「『航空性中耳炎』と言われる耳の閉塞を治療する」飛行機に乗っている時や高地で運転している時は「航空性中耳炎」の症状が現れることがあります。高度の急激な変化は気圧を変化させ、航空性中耳炎を起こす原因となります。
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    あくびをしたり、唾液を飲み込んだりしてみます。これで内耳の空気が抜けることがよくあります。ガムを噛むと、唾液がよりたくさん分泌されます。。
    • バルサルバ法を用います。指で鼻をつまみ、優しく鼻をかんで気圧を調整します。成功するとポンという小さな音がします。
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    飛行機に乗る前に抗ヒスタミン剤を飲みます。搭乗前または高地で運転する30分〜1時間ほど前に抗ヒスタミン剤を飲んでください。抗ヒスタミン剤は、腫れの原因となる外耳道内の刺激物を減らすことで、内耳の空気の通りをより良くしてくれます。
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    耳栓を使用して空気圧の変化を緩和します。フィルター処理した耳栓は薬局や空港内の売店で購入することができます。

パート 3
耳あかによる耳詰まりの処置方法

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    市販品で耳あかを取り除きます。閉塞、または医師が言うところの「栓塞」は耳あかが外耳道の奥の方に押し込まれた際に起こります。[2] 耳詰まりの原因が耳あかの蓄積によるものであれば、市販の耳あか除去剤で対応できます。使用上の注意をよく読んでから使用してください。
    • 綿棒や丸めた紙ナプキンを使用すると栓塞が悪化することがあります。耳あかの一部はめん棒で取り除くことができますが、残りの耳あかは外耳道の奥に押し込まれ、症状が悪化してしまいます。
    • 補聴器を使用している人もまた栓塞を起こしやすいようです。[2]
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    酢とイソプロピルアルコールで作った簡単な液を使って耳あかをほぐします。スポイトを使って、同量のリンゴ酢とイソプロピルアルコールを外耳道にゆっくり流し込むと、耳あかの一部が溶け、耳あかの後ろにたまった液体があれば、それも取り除いてくれます。
    • 他に、刺激の少ない3%の過酸化水素水(オキシドール)を数滴耳に垂らす方法があります。この方法では耳あかが除去できるだけでなく、耳を清潔にすることができます。
    • 鼓膜が破れている時や耳の感染の疑いがある場合には、耳に液体をいれてはいけません。医師にご相談ください。
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    イヤーキャンドルは医師が推奨する方法ではありません。[2] イヤーキャンドルは、パラフィンと蜜蠟のついた布でできた円錐形の筒の端に火をつけ、反対側を耳の中に差し込んで使用します。こうすることで真空状態が生まれ、耳あかが吸い出されます。臨床実験ではその効果について疑問の声があがっていますが、医師らはその治療方法の安全性を危惧しています。

パート 4
感染による耳詰まりの処置方法

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    医師に相談します。内耳の痛みを伴う耳詰まりや外耳に触れると痛みを感じる場合には、耳が感染している可能性があります。特に幼い子供にこういった症状がよく見られます。このような場合、以下の治療薬が医師により処方されます。
    • 指示に従って抗生物質を飲みます。耳が感染した場合は、感染の原因となるバクテリアを耳から取り除くため、抗生物質を服用する必要があります。
    • アンチピリンーベンゾカインといった処方点耳薬を使います。この薬はしびれ薬で、耳詰まりの緩和に効果はありませんが、痛みの副作用を和らげる効果があります。
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    感染した耳に温湿布を施します。温めた膝掛けからお湯の入った哺乳瓶まで、どんなものでも使用できます。温めた布巾の熱が耳詰まりを緩和し、痛みを和らげてくれます。
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    他にもこういった方法があります。自分の症状に効果がある方法について、医師に相談してみましょう。
    • 耳詰まりを伴う耳の感染が見られる場合には、抗ヒスタミン剤だけを服用します。[3] 抗ヒスタミン剤を摂ると喉や気管が渇くので、水分をしっかりとりましょう。
    • 小さなお子様の耳が感染した場合には、可能な限り上体を起こして哺乳瓶で栄養を与えます。[3] 哺乳瓶を持たせたままベッドに寝かせてはいけません。小児科医が大丈夫だと判断したら、哺乳瓶の使用はやめてください。
    • 食塩水でうがいをすると、耳の感染に伴う喉の痛みを緩和することができます。また、耳管の鎮静化にも効果があります。[3] ぬるま湯に小さじ1杯の塩を加えて簡単な液を作りましょう。水に少量のレモンやハチミツを加えても良いでしょう。15〜30秒間うがいをし、吐き出してください。

ポイント

  • 小さな子供には市販薬を与えないでください。使用する場合はまず医師に相談しましょう。子供は耳の感染を起こしがちです。より厳格な処置方法が必要となることがあるため、症状が現れたらすぐに病院へ連れて行きましょう。
  • 医師への相談なしに、抗ヒスタミン剤または鼻炎薬を一週間以上使用しないでください。
  • 鼻炎の場合は、香辛料を煮出してその蒸気を吸い込むことでくしゃみが発生し、鼻詰まりが解消されます。

記事の情報

カテゴリ: 健康

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