聴診器を使う方法

共同執筆者 Michael Corsilles, ND, PA-C

この記事には:聴診器の選択と調節聴診の準備心臓の音を聴く肺の音を聴く腹部の音を聴く血管雑音を聴く血圧のチェック58 出典

聴診器は、心臓・肺・腸管の音を聴くための医療器具です。聴診器を使って音を聴く作業を「聴診」といいます。[1] 医療者はみな聴診の訓練を受けますが、一般のみなさんでも聴診器を使って身近な人達の体調をチェックすることができます。この機会にぜひ聴診器の使い方を学びましょう。

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聴診器の選択と調節

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    性能の高い聴診器を購入しましょう。聴診器は性能がとても重要です。聴診器の性能が高いほど、患者の体の音を聴きやすくなります。
    • 聴診器は、ダブルチューブではなく、シングルチューブのタイプを選びましょう。ゴム管部分が2又に分かれていると、チューブ同士が頻繁に擦れ、その音のせいで、心音が聴き取りにくくなります。[2]
    • チューブは分厚く、短く、比較的硬めのものが理想です。もっとも、聴診器を頻繁に首に巻く場合は、長めのチューブを選びましょう。[3]
    • ダイヤフラム面(チェストピースの広い方の面、膜面とも)を軽く叩いて、音漏れがないことを確認しましょう。叩いた際に、イヤーチップを通して音が聞こえるかどうかを確かめます。音が全く聞こえない場合は、途中で音が漏れていることが考えられます。
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    耳管部を調節しましょう。耳管部を前向きにして、耳にイヤーチップ(耳管部の先)がしっかりとフィットするかを確かめましょう。適切に調節しないと、聴診器を通して音を聴くことはできません。[4]
    • 耳管部は必ず前向きにしましょう。後ろ向きにしてチップを耳に入れると、音を聴くことはできません。[5]
    • イヤーチップが耳にしっかりとフィットし、周囲の雑音が耳に入らないことを確認しましょう。ほとんどの聴診器のイヤーチップは、取り外しが可能です。耳に上手くフィットしない場合は、新しいものに付け替えましょう。各種イヤーチップは医療用品店で購入できます。[6]
    • 聴診器によっては、耳管部の位置を前に調整し、イヤーチップをさらに快適に耳にフィットさせることができます。[7]
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    耳管部の張り具合をチェックしましょう。耳管部は、できるだけ頭部に近い位置に調整する必要がありますが、締め付けすぎてもいけません。締め付けが激しい場合、または緩い場合は、耳管部の幅を再調整しましょう。[8]
    • 耳管部の締め付けが緩いと、満足に音を聴き取ることができません。耳管部を締め直すには、手で両管を握って間隔を狭めます。[9]
    • 耳管部を過度に締め付けると、耳が痛くなり、満足に聴診を行うことはできないでしょう。慎重に両管の間隔を広げて、締め付けを緩めましょう。[10]
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    みなさんの聴診器に最適なチェストピース(集音盤)を選びましょう。聴診器に取り付けるチェストピースには様々な種類があります。使用目的に合わせて選びましょう。例えば、成人と子供の聴診では、異なるサイズのチェストピースが必要になります。

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聴診の準備

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    聴診を行う際は、静かな場所を選びましょう。聴診器を扱うには、静かな場所が必要です。これから聴こうとする体の音が、周辺の騒音にかき消されるようなことがあってはいけません。
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    患者に適切な体勢を取ってもらいましょう。心臓の音や腹部の音を聴く場合は、患者を仰向けにする必要があります。肺の音を聴く場合は、座って背筋を伸ばしてもらう必要があります。まずは患者に横になってもらいましょう。[11]患者の体勢によって、心臓、肺、腸管の音は変わるでしょう: 座る、起立する、横向きに寝る、など。[12]
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    チェストピースには、ダイヤフラム面とベル面があります。ダイヤフラム面(振動板の付いた平らな面)は、主に中域から高域の音を聴く際に使用します。反対側のベル面(ベルの形をした円形部分)は、主に低域の音を聴く際に使用します。[13][14]
    • さらに高い音質で聴診を行いたいという人は、電子聴診器の購入を考えましょう。電子聴診器は内蔵アンプによって音を増幅させるため、心臓や肺の音がさらに聴き取りやすくなります。ただし、性能の高い聴診器は、それだけ値段も高価になります。[15]
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    患者には手術衣を着てもらうか、または服をめくって肌を露出してもらいます。聴診器を直接肌に当てるとともに、衣類の擦れる音を拾わないように注意しましょう。胸毛のある男性患者の場合は、擦れる音が入らないように、聴診器を胸に押し当てたまま、動かさないようにします。[16]
    • 患者に快く聴診に応じてもらうために、あらかじめ聴診器を温めておきましょう。服の袖で擦って温めるか、または聴診器用の加温器を購入しましょう。

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心臓の音を聴く

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    ダイヤフラム面を患者の心臓の上に当てます。左上胸部、第4肋骨と第6肋骨の間(乳房のほぼ真下)にダイヤフラム面を置きます。指同士の擦れる音が入らないように、人差し指と中指でベル面を挟み、慎重に、かつ適度な力で聴診器を患者の胸に押し当てましょう。[17][18][19]
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    そのまま1分間心臓の音を聴きます。患者にはリラックスして普段通りに呼吸をしてもらいましょう。まずは正常な心音を聴き分けましょう。「ドックン」という音が聴こえるはずです。心臓の動きには「収縮期」と「拡張期」があります。「ドッ」の音は心臓が収縮する際に発生し、「クン」の音は拡張する際に発生します。[20]
    • Ⅰ音とも呼ばれる「ドッ」は、収縮期に僧房弁と三尖弁が閉じる際に発生する音です。
    • Ⅱ音とも呼ばれる「クン」は、拡張期に大動脈弁と肺動脈弁が閉じる際に発生する音です。
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    1分間に聴こえる心拍を数えましょう。一般成人および10歳以上の子供の場合、平常時の心拍数は、毎分60~100です。トレーニングを積んだアスリートの場合、平常時の心拍数は、毎分40~60にまで低下します。[21]
    • 以下に挙げるように、10歳未満の子供の場合、年齢によって平常時の心拍数は変わります: [22]
      • 生後1か月未満の新生児: 毎分70~190
      • 1~11か月の乳児: 毎分80~160
      • 1~2歳の幼児: 毎分80~130
      • 3~4歳の幼児: 毎分80~120
      • 5~6歳の幼児: 毎分75~115
      • 7~9歳の児童: 毎分70~110
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    異常な心音を聴き分けましょう。心拍数を数えると同時に、異常な音が聴こえないかを確かめましょう。「ドックン」以外の音が聴こえたら、心臓に何らかの異常が発生しているかもしれません。少しでも異常な音が聴こえる場合は、医師による詳しい検査が必要です。[23]
    • 「シュー」という異音が聴こえる場合、またはⅠ音とⅡ音の間に異音があり、「ドッ…シャー…クン」と聴こえる場合は、心雑音の可能性があります。心雑音は、平常時に比べ、急激な速度で血液が心臓弁を通過する際に発生します。心雑音の中には、いわゆる無害性心雑音も少なくありません。[24] しかしながら、いくつかの心雑音は心臓弁の異常を示唆するため、患者の心臓から心雑音が聴こえる場合は、医師の診断を仰ぐように促しましょう。[25]
    • 「ドックン」に続いて、低周波の振動で第3の心音が聴こえる場合は、心室中隔欠損症の疑いがあります。この第3の心音は、Ⅲ音または心室性奔馬律動と呼ばれます。Ⅲ音が聴こえる場合は、患者に詳しい検査を受けるように助言しましょう。[26]
    • 正常な心音と異常な心音のサンプルを聴きましょう。いざ聴診を行う際は、今聴いている患者の心音が正常かどうかを的確に判断しましょう。

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肺の音を聴く

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    患者を真っ直ぐに座らせ、普段通りに呼吸をしてもらいます。聴診の最中に呼吸音が聴き取れない場合や、または呼吸音があまりに小さく、異常があるかどうかを判断できない場合は、患者に深く息をしてもらいましょう。
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    肺の音を聴く際は、聴診器のダイヤフラム面を使用します。患者の体の正面および背中から聴診器を当て、肺の上肺葉と下肺葉の音を聴きます(ちなみに、右肺は上・中・下の三肺葉に分かれます)。
    • 聴診の際は、聴診器を胸の上部(頸部)に当てた後、胸部鎖骨中線に移り、最後に胸の下部に当てます。必ず正面と背中から、それらの箇所を聴診しましょう。
    • 前後両側から聴こえる肺の音を比較し、それぞれの箇所に異常がないかを確かめましょう。
    • それら前後左右12カ所をカバーすれば、患者の肺のすべての肺葉の音を聴くことができます。[27]
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    正常な呼吸音を聴き分けましょう。呼吸が正常であれば、聴診をした際に、空のコップに息を吹き込むような、乾いて澄みきった音がします。まずは健康な肺の音のサンプル を聴きましょう。そして、患者の肺から聴こえる音と聴き比べてみましょう。
    • 正常な呼吸音には以下の2種類があります:[28]
      • 気管支呼吸音: 主気管支および、肺の中で複雑に分化した気管支樹から聴こえる比較的高い音です
      • 肺胞呼吸音: 肺組織から聴こえる比較的低い音です。
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    副雑音(異常呼吸音)を聴き分けましょう。「ヒューヒュー」という笛音、「ゼーゼー」という喘鳴、イビキ音、または水泡音(断続性ラ音)が聴こえる場合は要注意です。呼吸音がまったく聴こえない場合は、肺の周りに空気または水が溜まっているか(気胸または胸水)、または胸壁(胸郭)が圧迫されているか、あるいは胸腔内の気流が微弱になっているか(無気肺)、もしくは肺が過剰な量の空気を取り込んでいる可能性があります。[29]
    • 副雑音には、大きく分けて、以下の4つの種類があります:
      • 笛音: 主に息を吐く際に聴こえる「ヒューヒュー」という高音ですが、時として息を吸い込む際にも起こります。笛音は喘息患者の大半に見られる症状ですが、聴診器を使わずに聴こえる場合もあります。[30]
      • 喘鳴: 笛音と同様に、高音域で「ゼーゼー」という音色を奏でる副雑音ですが、こちらは主に息を吸い込む際に起こります。喘鳴は、のどの奥の閉塞によって引き起こされます。喘鳴もまた、聴診器を使わずに聴くことができます。[31]
      • イビキ音: イビキの音に似た「グーグー」という低い音です。この副雑音は聴診器でのみ聴き取ることができます。肺を通る気道の狭窄、または痰などの異物による気道の閉塞が原因で起こります(気管支狭窄、慢性気管支炎など)。[32]
      • 水泡音: 胸の下部から聴こえる、水泡が弾けるような「ブツブツ」という音、または「カタカタ」という音です。主に息を吸い込む際に起こります。水泡音が聴こえる場合は、肺気腫、肺炎、肺線維症などの疑いがあります。[33]

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腹部の音を聴く

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    ダイヤフラム面を患者の腹部に直接当てます。患者のへそを中心として、その周辺を4カ所に分けて聴診します。左上、右上、左下、そして右下の順に聴診器を当てましょう。[34]
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    正常な腸雑音を聴き分けましょう。正常な腸雑音は、お腹が鳴るように「グルグル」と聴こえます。[35] それ以外の音が聴こえる場合は、腸管に異常が発生している可能性があるため、さらに詳しい検診が必要になります。[36]
    • 通常は4カ所すべてで「グルグル」という音が聴こえるはずです。手術明けの場合、時として、腸雑音が再開するまでしばらく時間が掛かるケースもあります。[37]
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    異常な腸雑音を聴き分けましょう。腸管を聴診する際に聴こえる音の大半は、ただの消化吸収の音にすぎません。腸雑音のほとんどは正常なものですが、中には健康上の問題を示唆するものもいくつかあります。聴診器を通して聴こえる腸雑音が正常なものかを判断できない場合や、患者が他に症状を抱えている場合は、医師による詳しい検査が必要です。[38]
    • 腸雑音がまったく聴こえない場合は、患者の胃に閉塞が起こっている可能性があります。 もっとも、便秘の可能性もあり、その場合、しばらくすれば腸雑音はひとりでに再開するでしょう。しかし、一向に腸雑音が再開しない場合は、閉塞の可能性を疑い、さらなる検査のために患者を医師の元へ連れて行く必要があります。[39]
    • 5分ほど腸雑音が聴こえず(無腸雑音)、その後に活発な腸雑音が起こる場合は、腸管破裂または腸管組織の壊死の疑いがあります。[40]
    • 高音域で腸雑音が聴こえる場合も、腸管が閉塞を起こしている可能性があります。[41]
    • 処方薬、脊髄麻酔、感染症、外傷、腹部手術、または腸の過膨張によって、腸雑音のテンポが遅くなる場合があります。[42]
    • 速い、または極度に活発な腸雑音(機能亢進性腸雑音)の原因として、クローン病、胃腸出血、食物アレルギー、下痢、感染症、潰瘍性大腸炎などが考えられます。[43]

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血管雑音を聴く

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    場合によっては、血管雑音をチェックする必要があります。聴診の際に心雑音らしき音が聴こえたら、血管雑音もチェックしましょう。心雑音と血管雑音の響きは似通っているため、どちらかの疑いがあれば、血管と心臓両方の音に耳を傾けることが大切です。
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    聴診器のダイヤフラム面をいずれかの頸動脈に当てます。頸動脈は、患者の首の前部、喉仏(甲状軟骨)の左右両側を通っています。試しに、人差し指と薬指で自身ののどを上下に触ってみましょう。2カ所の頸動脈を探り当てることができるはずです。[44]
    • 頸動脈の音を聴く際は、聴診器を強く押し当てないように注意しましょう。頸動脈を強く圧迫すると、血行が阻害され、患者の意識が遠のいてしまいます。また、決して左右の頸動脈を同時に圧迫してはいけません。[45]
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    血管雑音を聴き分けましょう。「シュー」という音が聴こえれば、動脈内が狭くなっていることが分かります。時として、響きの似通った血管雑音と心雑音を区別するのは簡単ではありませんが、実際に血管雑音が発生している場合、心臓の音を聴いた後に頸動脈の音を聴くと、「シュー」という音がさらに大きく聴こえます。[46][47]
    • さらに、腹部大動脈、腎動脈、腸骨動脈、大腿動脈などの音を聴いて血管雑音の有無を確認しましょう。

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血圧のチェック

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    血圧計のカフを患者の右腕、肘の上に巻きます。袖は、邪魔にならないように、捲り上げておきましょう。[48] 必ず患者の腕に合ったカフを使用しましょう。カフはしっかりと巻く必要がありますが、締め付けすぎないように注意しましょう。カフのサイズが大きすぎたり、または小さすぎる場合は取り換えましょう。[49]
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    カフの端の真下を通る上腕動脈に、聴診器のチェストピースを当てます。ベル面は低域の音を拾うのに有効ですが、使いにくい場合は、ダイヤフラム面を当てましょう。患者の最大血圧(収縮期血圧、SBP)を示す、「ドンッ」という低音に耳を澄ませます。動脈をカフで締め付けた際に発生するこのノック音は、コロトコフ音と呼ばれます。[50]
    • 自身の内腕を触って脈を取ってみましょう。脈打つ場所が見つかったら、そこが上腕動脈です。[51]
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    180mmHgまたは患者の最大血圧から30mm高い圧力までカフを膨らませます。[52] 血圧計のデジタル表示または水銀目盛を見て、カフの圧力を確認しましょう。その後、毎秒3mmHgのペースでカフから空気を抜きます。空気を抜きながら、聴診器に入る音に耳を澄ませるとともに、血圧計から目を離さないようにして、カフの圧力をチェックしましょう。[53]
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    コロトコフ音を聴き分けましょう。最初に聴こえるノック音が患者の最大血圧(収縮期血圧)です。血圧計を見て数値を書き出しましょう。その後も血圧計から目を離してはいけません。最初のノック音が聴こえなくなったら、その時点での血圧計の数値を書き出します。その数値が最小血圧(拡張期血圧)になります。[54]
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    カフを減圧して取り外します。2番目の数値を記録したら、カフの空気を抜いて患者の腕から外しましょう。[55] 作業が終わった段階で、みなさんの手元には患者の血圧を表す2つの数値があるはずです。改めて2つの数値を並べ、110/70のように、間にスラッシュを入れて記録しましょう。[56]
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    もう一度患者の血圧を測定する場合は、2分ほど間隔を空けましょう。患者の血圧が高い場合は、測定し直したほうが良いでしょう。[57]
    • 最大血圧が120を超える場合、または最小血圧が80を超える場合は、高血圧の疑いがあります。患者には、医師の診断を仰ぐことを勧めましょう。

ポイント

  • 聴診器は頻繁に手入れしましょう。感染症を避けるためにも、各患者の聴診が終わるたびに汚れを落としましょう。アルコールパッドまたは濃度70%のイソプロピルアルコールを浸み込ませた布巾を使って聴診器を殺菌消毒しましょう。[58]

注意事項

  • 聴診器を水に浸したり、極度の熱や寒さに晒してはいけません。そのようなことをすれば、すぐに傷んでしまいます。
  • 聴診の際に少しでも異常な音が聴こえたら、必ず医療者の助けを求めましょう。
  • イヤーチップを耳に入れた状態で、チェストピースに向かって話し掛けたり、集音盤を強く叩くような真似をしてはいけません。耳を痛めてしまいます。あまり強く叩いたり、大きな声で話しかけてしまうと、場合によっては、聴覚障害を引き起こす恐れもあります。

必要なもの

  • 性能の高い聴診器

出典

  1. http://www.surgeryencyclopedia.com/St-Wr/Stethoscope.html
  2. www.shastacollege.edu/hsup_regn_stethoscopes
  3. http://www.reddingmedical.com/blog/choose-stethoscope-tubing-length
  4. http://www.littmann.com/wps/portal/3M/en_US/3M-Littmann/stethoscope/littmann-learning-institute/about-stethoscopes/stethoscope-use/
  5. http://www.littmann.com/wps/portal/3M/en_US/3M-Littmann/stethoscope/littmann-learning-institute/about-stethoscopes/stethoscope-use/
  6. http://www.littmann.com/wps/portal/3M/en_US/3M-Littmann/stethoscope/littmann-learning-institute/about-stethoscopes/stethoscope-use/
  7. http://www.littmann.com/wps/portal/3M/en_US/3M-Littmann/stethoscope/littmann-learning-institute/about-stethoscopes/stethoscope-use/
  8. http://www.adctoday.com/blog/intro-your-stethoscope
  9. http://www.adctoday.com/blog/intro-your-stethoscope
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記事の情報

この記事はMichael Corsilles, ND, PA-Cが共著しています。 コーシレス医師はワシントン州に住む自然療法医、そして医師助手です。2003年に自然療法と心理学の専門大学、「Bastyr University」にて自然療法医学の医療訓練課程を修了しています。2010年にはワシントン大学にて医師助手の認定資格を取得しています。

カテゴリ: 人間医学 | 学び・コミュニケーション

他言語版:

English: Use a Stethoscope, Español: usar un estetoscopio, Français: utiliser un stéthoscope, Deutsch: Ein Stethoskop verwenden, Português: Utilizar um Estetoscópio, Italiano: Usare uno Stetoscopio, Русский: пользоваться стетоскопом, Bahasa Indonesia: Menggunakan Stetoskop, Čeština: Jak používat stetoskop, العربية: استخدام السماعة الطبية, Nederlands: Een stethoscoop gebruiken

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