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胃痛や腹痛が起こる原因には腎臓結石などの深刻なものから、消化不良のような軽いものまで色々とあります。激しい痛みを感じる、もしくは痛みが2日以上続くようであれば、直ちに医師に助けを求めましょう。食生活や生活習慣が原因であるなら、この記事に書かれているいくつかの方法を試し、胃痛や腹痛を治しましょう。

方法 1
方法 1 の 5:
ハーブ療法を用いる

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    アロエジュースを飲む アロエジュースは胃酸の分泌を抑える役に立ちます。毎日グラスに1、2杯飲むと効果が期待できます。アロエジュースは健康食品店や、品数の揃ったスーパーで購入できます。[1]
    • アロエジュースには軽い下剤作用があることを覚えておきましょう。1日1/2杯飲むことから始めて、体の反応を確かめた方が良いかもしれません。
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    フェンネルティーを飲む フェンネルには胃酸の分泌を抑え、胃を落ち着かせる効果があります。[2] 1日に2、3杯、食事の20分程前に飲んで、胃痛を緩和する役に立てましょう。
    • フェンネルティーを作るには、熱湯250ミリリットルに、細かく砕いたフェンネルシードを小さじ1杯加えます。シードを5分間浸したのち、フィルターで濾します。
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    マスタードを多く食べる マスタードには抗炎症効果と制酸効果があります。胃酸による胃痛に苦しんでいるなら、マスタードを毎日の食事に取り入れましょう。[3] 良質のマスタードを大さじ1杯、サンドイッチのパンに塗ってみましょう。
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    カモミールティーやジンジャーティーを飲む カモミールとジンジャーは胃をなだめることに役立ちますが、炎症を抑える効果もあります。[4] カモミールティーとジンジャーティーはスーパーや健康食品店で購入できます。食後に1杯飲んで胃を落ち着かせ、胃痛や腹痛を緩和する役に立てましょう。
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    脱グリチルリチンリコリス(DGL、カンゾウ、甘草)のサプリメントを摂取する DGLのサプリメントは胃酸を制御する役に立ちます。胃は胃粘液のベールで守られていますが、DGLはこの胃粘液の分泌を促進し、胃痛を和らげる役に立ちます。[5] DGLのサプリメントは漢方薬店や健康食品店で購入できます。
    • DGLのサプリメントの摂取を始める前に、必ず医師に相談しましょう。また、その商品の注意書に従いましょう。
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    スリッパリーエルム(アカニレ)を試す スリッパリーエルムにも胃の粘膜を守り、胃を落ち着ける効果があり、胃痛を緩和する役に立ちます。[6] パウダーを溶かしてお茶として飲んだり、サプリメントの錠剤から摂取できます。
    • スリッパリーエルムの摂取を始める前に、必ず医師に相談しましょう。また、その商品の注意書に従いましょう。
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方法 2
方法 2 の 5:
食生活を変える

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    痛みを引き起こす食べ物を見分ける 食後に痛みが起きるようであれば、食べ物が原因かもしれません。胃痛や腹痛の治療に取り組みたいなら、食べたものと食後の体の状態を記録しましょう。[7] そうすると痛みを起こす食べ物と、食べても何も起こらない食べ物が徐々に明らかになってきます。食習慣を調節して胃痛や腹痛の原因になる食べ物を食事のメニューから外しましょう。
    • 例えば、ミートボール入りのトマトソーススパゲティーを食べた後で痛みが起きるなら、そこに原因があると考えられます。
    • 原因がトマトソースなのか、スパゲティーの麺なのか、それともミートボールなのかを判断するには、毎日それぞれの材料を外していきます。例えば、次の日にはトマトソースは加えず、スパゲティーの麺とミートボールのみを食べます。食後に胃痛や腹痛が起きないようであれば、トマトソースが原因だということが判明します。
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    一般的に問題のある食品を避ける 一般的に胃痛や腹痛を起こすと言われている食品を毎日の食生活から除外すると、胃痛や腹痛の治療に役立つかもしれません。下記の食品の摂取を避けましょう。[8]
    • カフェイン飲料(コーヒー、紅茶、カフェラテなど)
    • 脂肪分の多い食品(フライドポテト、クッキー、菓子パンなど)
    • 炭酸飲料
    • 酸性食品(パスタソース、オレンジジュースなど)
    • アルコール飲料
    • パスタ
    • 全脂肪乳製品
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    十分に水を飲む 十分な水分補給も、胃痛や腹痛を抑えるのにいい方法です。水は胃の消化活動を助けるだけでなく、胃酸の分泌も抑えます。成人の場合は、1日でグラスに8杯(約2リットル)の水を飲むようにしましょう。
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    食物繊維を多く含む食品の摂取量を増やす 健康を維持する上で、食物繊維を多く含む食品の摂取は欠かせませんが、これらの食品は胃痛や腹痛を和らげる役にも立ちます。食物繊維は腸の中の食べものを動かし、便秘を防ぎます。
    • リンゴを毎日食べましょう。リンゴは食物繊維の摂取源として優れていますが、それに加え胃酸を中和するペクチンも含んでいます。
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方法 3
方法 3 の 5:
食べ方を変える

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    一度に食べる量を減らす 一度に大量の食事を摂ると胃にストレスがかかり、胃痛や腹痛の原因になります。1日を通して少量の食べ物を回数多く食べると、胃のストレスを軽減できます。[10]
    • 例えば昼食の場合、たっぷりの量を一度に食べる代わりに、12時と3時の二度にわけます。朝食と夕食も同じようにします。一日を通して200~300カロリーの食べ物を3時間おきに食べるようにしましょう。
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    就寝の2~3時間前に食べるのをやめる 就寝時間の間近、体が睡眠体制に入ろうとしている時にものを食べると胃に負担がかかります。就寝時間の2~3時間前には食べるのをやめ、胃痛や腹痛が起きる可能性を取り除きましょう。[11]
    • 夜間の間食が癖になっている場合は、就寝の1時間程前にハーブティーを一杯飲むとリラックスするのに役立ちます。
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    ゆっくりと食べる 急いで食べるのも胃に負担をかける原因になります。食事には時間をかけ、ゆっくりと噛み、食べるものにも気を付けて胃痛や腹痛が起こるのを防ぎましょう。[12]
    • 一口食べるごとに箸をおく、もしくは2、3口ごとに水を飲みましょう。
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方法 4
方法 4 の 5:
生活習慣を変える

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    ゆったりした服を着る きつい服は胃を締め付け、それが胃痛や腹痛につながることもあります。ピッタリとタイトな服を着ることが多い場合は、しばらくの間ゆったりとしたスタイルの服に変えて、胃痛や腹痛の問題が改善するか様子をみましょう。[13]
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    禁煙する 喫煙が体に及ぼす数多くの悪影響の一つに、 胃酸の分泌量を増加させるというものがあります。そしてこれは胃痛を起こす原因になります。[14] 喫煙しているなら、医師に相談して禁煙のサポートを受けましょう。禁煙補助薬やプログラム、その他色々な方法の中に役立つものがあるかもしれません。
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    減量する 太り過ぎは内臓に負担をかけ、胃酸の逆流や胃食道逆流症(GERD)の発症につながります。太り過ぎ、もしくは肥満であるなら、体重を減らしてこれらの疾患の原因を取り除きましょう。[15]
    • その日に食べた物を記録しましょう。体重を減らしたいなら、カロリーの摂取量が消費量を上回ってはいけません。摂取した以上のカロリーを燃焼しているか確かめるには、毎日その日に食べたものを記録するのが一番良い方法です。
    • 適度なエクササイズを1時間、ほぼ毎日行いましょう。ファストウォーキングやサイクリング、スイミングなどの有酸素運動をすると体重が落ちやすくなります。長続きするように、自分に合ったエクササイズを選びましょう。
    • 流行りのダイエットは避けましょう。体重を減らすには時間が掛かります。一晩で何キロもの減量を約束するような流行りのダイエットは、守らなくてはならない規制が多く、ダイエットをやめた途端に減った体重が元に戻ってしまいます。
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    頭を高くして眠る ベッドや寝具に横になると、胃酸が逆流して胃痛を起こす場合があります。上半身を高くして眠るとこの現象が起こりにくくなります。ベッドの頭の部分に傾斜をつけるか、上半身の下にクッションを敷いて眠りましょう。[16]
    • 枕を高くしても頭と首を前方に曲げるだけで、胃酸の逆流を防ぐ役には立ちません。上半身全体を高くする必要があります。
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    ストレスの管理をする 胃痛や腹痛、またその他の消化器系疾患を起こす一般的な原因をして、ストレスがあげられます。日常生活の中にリラックス効果をもたらす活動を取り入れ、ストレスを管理しましょう。
    • 深呼吸の練習をしましょう。数分時間をとって深く息をするとストレスの解消に役立ちます。 鼻から息を吸いながら5つ数え、口から吐き出しながら5つ数えます。この呼吸方法を5分~10分間繰り返しましょう。[17]
    • 心が安らぐ音楽を聴きましょう。気分転換には音楽鑑賞が最適です。ストレスに見舞われた時に音楽を聴くと心が落ち着きます。つろげるクラッシックミュージックや、ネイチャーサウンド(自然音)を聴いてみましょう。好きな音楽をかけて一緒に歌うのもよいアイデアです。[18]
    • 瞑想の方法を学びましょう。瞑想をしてストレス管理に役立てましょう。駆け巡る思考を止められず、その結果胃痛や腹痛を起こす人がいますが、瞑想では思考をコントロールする訓練をします。また、瞑想を続けるとストレスに影響を受けにくい精神を養えます。[19]
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方法 5
方法 5 の 5:
病院で治療を受ける

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    医師の診断を受ける 胃痛や腹痛が2、3日以上続いている、もしくは何をしても治まらないようであれば、出来るだけ早めに病院を受診しましょう。胃痛や腹痛の痛みには、軽いものから激しいものまでありますが、原因もそれぞれ違います。的確な治療をするためには、医師の診断を受ける必要があります。下記の症状が胃痛や腹痛を引き起こす原因として考えられます。[20]
    • 食中毒
    • ガス
    • 潰瘍
    • 腎臓結石
    • 胆石
    • ヘルニア
    • 虫垂炎
    • インフルエンザ
    • アレルギー
    • 子宮内膜症
    • 消化不良
    • 便秘
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    痛みの特徴を認識する 病院を受診するまえに、痛みの種類、場所、頻度、また、痛みに伴う症状について把握しておく必要があります。医師は診断をする際に、これらの具体的な情報を必要とします。
    • 痛みの種類(鈍い、鋭い)、痛みを感じる場所(部分的、胃や腹部全体)、痛みを感じる頻度(持続的、間欠的)、また胃痛や腹痛に伴って起きる症状があれば、そのことについて医師に伝えましょう。
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    危険信号に注意を払う 状況によっては、救急治療室で緊急治療を受ける必要があります。胃痛や腹痛と同時に体に深刻な症状が起きている場合は、救急治療室に駆けこむ、もしくは救急車を呼ぶ必要があります。下記の症状を危険信号とみなします。[21]
    • 高熱がでる
    • 激しい痛みを感じる
    • 下痢が2日以上続く
    • 便秘が2日以上続く
    • 赤みのある血液の混ざった便や、タール状の黒い便がでる
    • 持続的に吐き気をもよおす、または嘔吐を繰り返す
    • 喀血、もしくはコーヒーの残りかすのような嘔吐物を吐く
    • 下腹部に激しい圧痛を感じる
    • 黄疸(目や肌が黄色く濁る)が出る
    • 腹部が目に見えて膨張している
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注意事項

  • 食生活や生活習慣を改善しても激しい痛みが続くようであれば、直ちに医師を受診しましょう。胃痛や腹痛のなかには、緊急処置を必要とする虫垂炎のようなものもあります。
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このwikiHow記事について

David Schechter, MD
共著者 ::
家庭医
この記事の共著者 : David Schechter, MD. シダーズサイナイ医療センターの指導医デビット・シェチター医師は、カリフォルニア州カルヴァ―シティに住む家庭医及びスポーツ医です。25年以上の医療経験を持ち、心・身体医療、予防医療、慢性疼痛の治療を専門としています。ニューヨーク大学にて医学博士号を取得。Los Angeles MagazineとMen's Health Magazineより最優秀医師賞に選ばれました。「The MindBody Workbook‐心身練習ブック」ほか、健康に関する本を数書出版しています。 この記事は2,150回アクセスされました。
カテゴリ: 健康
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