背中の痙攣に対処する方法

共同執筆者 Luba Lee, FNP-BC

この記事には:痛みを緩和する痙攣の原因に対処する痙攣を予防する20 出典

背中の痛みはどんなものでも治療が困難で、背中の不随意収縮は跪いてしまうほど耐え難い痛みを伴います。残念ながら不随意収縮は一度起こると、再び起こる可能性があります。背中の痙攣は、一般的には関節への小さな負担が重なって起こる筋肉の炎症が原因だと考えられています。炎症は周りの神経を過敏にさせて、筋肉の収縮や痙攣を起こします。背中に痙攣が起こったら、まずその痛みを和らげたいことでしょう。痛みが多少おさまったら、次の手順を参考に痙攣の原因を突き止めて対処し、再び起こらないように注意しましょう。[1]

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痛みを緩和する

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    氷を20分間患部に当てる 氷を柔らかなタオルに巻いて氷嚢を作りましょう。仰向けになり痙攣した部位に氷嚢を当てます。そのまま20分間深く呼吸しながらリラックスしましょう。[2]
    • 背中への負担を減らすために斜めに横たわっても良いでしょう。腰背部が痙攣した場合は、両脚を高く上げると楽になるでしょう。
    • 48〜72時間の間で、2時間おきに氷嚢を当てましょう。一度に20分以上氷嚢を当ててはいけません。また氷嚢を当てたまま居眠りをしてはいけません。長い時間氷を当てると霜焼けにかかるか、神経を傷つけてしまいます。
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    薬局で痛み止めを買う 非ステロイド性抗炎症薬が痛みと炎症を和らげます。代表的なものに、イブプロフェン(アドビル、モトリン)などがあります。[3]
    • アセトアミノフェン(タイレノル)も痛み止めとして効くでしょう。ただし、アセトアミノフェンは抗炎症性がない一方で、腹痛を起こす恐れがあります。
    • Flexall やPercogesicなどの筋弛緩薬も使用できますが、服用は少量に抑えましょう。目眩を起こす可能性があります。
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    ウォーキングをする 痙攣が起こったらまず横になることが一番だと思いがちですが、歩くことで血流が良くなり、回復が早まります。痙攣が起こったら即、1時間に1回のウォーキングを開始しましょう。[4]
    • 長い間横になっていると、症状が悪化する可能性があります。体を動かさないと筋肉が硬くなり、それが原因で痛みが増し再び痙攣が起きてしまうでしょう。
    • ウォーキングや水泳などの低ストレスの有酸素運動は、痙攣直後の2 週間の間に行うと効果的です。ゆっくり始めて、徐々に運動する時間を長くしましょう。
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    72時間後に湿熱法で対処する 3日経つと最初の腫れや炎症が引きます。その時点で、熱を当てて血流を良くし筋肉を和らげましょう。市販のヒートパックを使うか、暖かいお風呂に入るのも効果的です。[5]
    • 湿熱は水分を奪わないので対処法として優れています。痙攣への対処と予防対策としても、十分な水分補給が大切です。
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    掛かり付け医にコルチゾン注射を打ってもらう コルチゾンは神経の周りで起こる炎症を和らげる抗炎症薬です。コルチゾン注射は市販の抗炎症薬と同じように作用しますが、効果が数時間で切れることがなく、何ヶ月も持続します。[6]
    • コルチゾン注射は、あくまでも筋肉の痙攣から来る痛みを和らげるだけで、その根本原因を治療するものではありません。

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痙攣の原因に対処する

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    痙攣の原因を特定する 背中の筋肉を使わない時期が長く続いた後で突然動かすと痙攣が起こることがあります。あるいは、重い物を持ち上げるなど筋肉を酷使することで起こる場合、他の怪我の影響でも起こる場合もあります。[7]
    • 背中の痙攣の処置方法は色々あります。その原因を理解することで、より効果的な処置ができます。
    • 長い間使っていなかった背中の筋肉を突然動かしたことで痙攣が起きた場合には、他に治療を要する根本的問題はないでしょう。氷と熱を交互に患部に当て体を動かし、時々軽めのストレッチ運動をしましょう。[8]
    • 掛かり付け医に相談しましょう。痙攣の原因を突き止めてくれるでしょう。また、運動のインストラクターや理学療法士に相談しても良いでしょう。
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    マッサージ療法でストレスや緊張を緩和する 資格を有する専門家によるマッサージ療法は、血流を改善し筋肉を緩めるのに役立ちます。痙攣がストレスから来ると感じる場合には、マッサージ療法が役立つかもしれません。[9]
    • マッサージの後で違いを実感することがあるでしょうが、持続的効果を得るには2〜3ヶ月かけて何回か施術を受ける必要があるでしょう。
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    掛かり付け医に診断を仰ぐ 自宅での治療で効果が出ない場合には、または同じ部位で痙攣が続くなら、掛かり付け医に診てもらいましょう。テストを行い原因を特定してくれるでしょう。[10]
    • 医者に相談すると共に、これまでに行った自宅での治療方法も伝えましょう。
    • 症状を正確に診断するためにレントゲン、CATスキャンまたはMRIを撮る場合があります。
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    筋肉の怪我に理学療法を試す 筋肉が裂けたり損傷している場合には、理学療法で修復することができます。筋活動に不均衡が生じると、ある部位の筋肉が働き過ぎて痙攣を起こすことが考えられますが、理学療法によって筋活動のバランスを整えることができます。[11]
    • 理学療法士はまた、背中の痙攣の原因に対処するために適切な運動メニューも作ってくれるでしょう。
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    背骨に問題がある場合にはカイロプラクターに診てもらう 背骨がずれている場合、または椎間板ヘルニアなど背骨を負傷した経験がある場合は、カイロプラクターに診てもらって痙攣の原因を突き止めてもらうと効果的でしょう。[12]
    • カイロプラクターは通常、手を使って背骨のずれを調整します。また治療体操やマッサージ、その他関連の治療法で筋肉や神経に刺激を送ります。
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    神経学的疾患の可能性を排除する 筋肉の痙攣は、多発性硬化症やパーキンソン病といった重度の神経異常によって起こる場合があります。痙攣が頻繁に起き、その原因が特定できない場合には掛かり付け医に相談しましょう。[13]
    • 他の症状などがないか尋ねられるでしょう。また、医者の判断で更なるテストを受けられるように神経科医を紹介してくれるかもしれません。
    • 失禁(尿を制御できないこと)がある場合には、医者に診てもらいましょう。重大な問題を知らせる危険信号かもしれません。

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痙攣を予防する

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    水を飲んで水分補給を行う 筋肉の痙攣は水分不足で起こります。ただ、水分をきちんと摂っても必ずしも痙攣を防ぐことはできませんが、筋肉を和らげる効果は期待できます。[14]
    • 1日に少なくともコップ8杯の水を飲んで健康を維持しましょう。利尿作用のあるアルコールやカフェイン飲料は、体内の水分を奪ってしまいます。摂取を避けましょう。[15]
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    健康的な体重を維持する 体重が増えると背中と筋骨格系に余計な負担がかかり、痙攣を発生させる危険が増します。身長に見合った体重を維持しましょう。肥満指数(BMI)を調べるか、医師の判断を仰ぎましょう。
    • 体重を落とす 必要があれば、管理栄養士に相談して自分に合った食事計画を立てましょう。また痙攣が治ったら、日課に運動を徐々に加えていきましょう。
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    食生活のミネラル不足を正す カルシウム、マグネシウム、またはカリウムの摂取量が不足していると筋肉の痙攣が頻繁に起こる可能性があります。理学療法士やカイロプラクターの力を借りて治療に取り組んでいても、食事でミネラルを十分に摂らないと痙攣は治らないかもしれません。[16]
    • まず、ミネラルを多く含む自然食品を探しましょう。乳製品はカルシウムが豊富で、バナナやジャガイモにはカリウムが多く含まれています。
    • コーヒーやプロセスチーズはミネラルの吸収を妨げます。ミネラルが欠乏している場合には、それらを控えるか思い切って絶ちましょう。
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    ウォーキングで健康を保つ 痙攣の予防には活動的でいることが最も大切です。ウォーキングは関節に負荷がかからず背中にも優しい運動です。短い距離から始めて、毎日20分間のウォーキングができるように時間を延ばして行きましょう。[17]
    • サイクリングや水泳も衝撃の少ない運動で、特に背中の治療には適しています。
    • ジムが近くにある場合は、エリプティカル・クロストレーナーや、ステア・クライミングマシンに15〜20分間程挑戦してみましょう。
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    日々の運動にストレッチを取り入れる ヨガやピラテスは柔軟性を上げ、背中の関節の可動域を広げるのに効果があります。日課としている運動の前後でストレッチ運動を行い、背中の筋肉を緩めるようにしましょう。[18]
    • ストレッチ運動は、心地良いと感じる範囲内で行いましょう。痛みや不快感を覚えたら、すぐにやめましょう。筋肉を益々痛めてしまう恐れがあります。
    • 背中の痙攣の直後に軽いストレッチを行うと痛みを和らげることができます。
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    腰かける時には腰背部にサポートを当てる 腰背部と椅子の背もたれの間に枕などを挟んで正しい姿勢で座れるようにしましょう。机に向かっての仕事や長時間の運転中に腰背部をサポートする枕を使うと良いでしょう。1時間に一度は立ち上がって歩きましょう。長時間座ったままの状態でいるのは避けましょう。
    • 腰掛けている時に前かがみになってはいけません。
    • 長時間腰掛けたままでいなければならない場合は、時々姿勢を変えましょう。
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    背中の痙攣が治ったら、コアマッスルを鍛えるための筋力トレーニングを開始する 体幹の筋肉はコルセットとして働き、背骨の並びを整え背中を正しい形に保つのに役立ちます。体幹を鍛えることで背中の痙攣を防ぐことができるでしょう。[19]
    • プランクはコアマッスルを鍛える基本的な筋力トレーニングで、器具を使わずに行えます。腹ばいになり前腕を床につけ両肘で体を起こす準備をしましょう。体を起こしたら、足の指全部と前腕で体全体を支えます。体幹を働かせ、まずは20秒間そのままの姿勢をキープしましょう
    • 1日に何回かプランクを練習しましょう。プランクをキープする時間を徐々に長くしていきましょう。
    • プランクの姿勢をキープしている間は一定のリズムで深い呼吸を行いましょう。体幹を働かせている間、呼吸を止めてしまう人がたくさんいます。
    • ウェイトトレーニング用の器具や重い物を持ち上げる時は、体をピクピク動かしたり素早く動かすのを避けましょう。背中の痙攣を引き起こす恐れがあります。

ポイント

  • 解剖学的欠損に起因しない限り、若しくは、間断のない痛みや進行性の筋力低下に関連のない限り、背中の痙攣の治療として手術が必要となることは滅多にありません。[20]

記事の情報

この記事はLuba Lee, FNP-BCが共著しています。 ルーバ・リーはテネシー州に住む家庭医療を専門とするナース・プラクティショナー(一定レベルの診断や治療を行うことが許可されている上級看護師)です。2006年にテネシー大学にて 看護学修士号を取得しています。

カテゴリ: 全般的健康

他言語版:

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