ヘビは成長するために生涯を通して定期的に脱皮します。脱皮には1~2週間ほどかかります。脱皮過程は自然に進行しますが、脱皮中のヘビを世話する際にはいくつかやるべきことがあります。水をいつもより多く与えたり、ケージの湿度を上げたりとヘビにとって快適な環境を作ることが大切です。脱皮がしやすいように、たらいに入れた水と表面がザラザラしたものを用意しましょう。そして、完全に脱皮しきれていない等のトラブルがあった場合は、獣医師に相談しましょう。

パート 1 の 3:
ヘビが脱皮しやすい環境を作る

  1. 1
    ヘビが脱皮し始める兆候を知る 脱皮のための準備は脱皮が始まる前からしておきます。そのためには、常にヘビをよく見て脱皮の兆候をチェックする必要があります。兆候が見られたら準備を始めましょう。[1]
    • ヘビの目を見ましょう。脱皮の直前は、くすんで青白くなります。
    • また、普段からヘビの皮膚にも注目しましょう。脱皮の直前には皮膚がくすんできます。
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    脱皮用に湿らせた箱を用意する 適切に脱皮するには高い湿度が必要です。ヘビのケージ内の湿度を上げる方法として、脱皮用の箱を利用する方法があります。靴箱のような箱を用意して、全体に穴を開け空気が通るようにします。そして、箱の中に湿らせたペーパータオルを入れて、脱皮に好都合な湿った場所を作りましょう。[2]
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    ケージにぬるま湯を霧吹きする ケージに軽く霧吹きをして湿度を高めても良いでしょう。スプレーボトルにぬるま湯を入れて使用します。ヘビが嫌がらないようなら、脱皮の直前にヘビの体に霧吹きをしても良いでしょう。[3]
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    ケージの湿度を管理する ケージの湿度をモニターします。ヘビのケージ内の湿度を測る湿度計をペットショップやデパート等で購入しましょう。脱皮中はケージ内の湿度は50~70%に保つ必要があります。[4] ケージ内の湿度がこれより低い場合、下記の方法で湿度を上げましょう。[5]
    • 大きな皿に水を入れてケージ内に置きましょう。
    • ケージの上部を覆いましょう。ケージの上部が網目になっている場合、その半分を覆うと湿度が上がるでしょう。
    • 蘭の植え込み用のバークを使用しましょう。蘭の植え込み用のバークは他の材質より湿気を逃しにくいので、ケージの底に敷く床材に適しています。
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パート 2 の 3:
脱皮の進行を助ける

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    ヘビのケージに水の入ったたらいを置く ヘビが脱皮を開始すると、ウロコが落ち始めます。このときに、ケージに水の入ったたらいを置くと、脱皮がしやすくなります。ヘビが水の中に体を浸けると、皮が剥がれやすくなるでしょう。[6]
    • たらいは、ヘビの体全体が十分に収まるくらいの大きさにしましょう。
    • たらいにはヘビの体全体が濡れるくらいの量の水をいれます。ただし、たらいに入ったときにヘビが水中に潜るくらいの水は多すぎるため避けましょう。
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    ヘビのケージにザラザラしたものを入れる ヘビはザラザラしたものの上を這って皮を脱ぐこともあります。木の枝や石等のデコボコしたものは脱皮するヘビにとって好都合です。木の皮や松ぼっくり、その他屋外にあるザラザラしたものを使用しても良いでしょう。[7]
    • ケージの中でヘビが鼻を何かに擦りつけているようなら、脱皮の最中かもしれません。ヘビのこういった行動に気付いたら、ケージにザラザラしたものを入れましょう。
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    ヘビを重ねたペーパータオルの中に入れる ヘビが皮を脱ごうともがいているようなら、手伝ってあげましょう。ペーパータオルを数枚用意して濡らします。そして、ヘビを今いる場所からペーパータオルの層の中に移動させて、中で体をくねらせながら這えるようにします。湿気と摩擦で余計な皮が剥がれるでしょう。[8]
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    脱皮の後はケージをそうじする ヘビが完全に脱皮を終えたら、ケージの至る所に脱いだ皮があるのに気づくでしょう。しわくちゃの小さな皮の破片や乾燥した管状の皮が見られるでしょう。脱皮の後には、ケージに残った皮は全て取り去りましょう。[9]
    • ヘビは脱皮後に排便をすることがよくあります。便も片付ける必要があるかもしれないため、ケージをそうじする際は手袋を着用しましょう。
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    水を普段より多く与える ヘビは脱皮をすると大量の水分を失います。ヘビの水皿に気を付けて見ておき、脱皮後には頻繁に水を足しましょう。脱皮後数日間、いつもより多く水を与えるような状況は異常ではありません。[10]
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パート 3 の 3:
トラブルに対処する

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    脱皮不全の場合は動物病院に連れて行く 最善を尽くしても、脱皮がうまくいかないこともあるでしょう。1~2週間で脱皮を終えることができなかった場合、動物病院に連れて行きましょう。残った皮を取り除き、検査してもらいます。通常、脱皮のトラブルは湿気不足によるものがほとんどですが、何か健康上の問題がないか診てもらうと安心でしょう。[11]
    • 自分で皮を剥ぐのはやめましょう。特に目や口の周りの皮膚は触ってはいけません。
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    ストレスのない環境を与える ストレスは脱皮不全の原因にもなり得ます。ヘビが適切に脱皮できない場合、ヘビのストレスレベルを改善しましょう。生活環境を良くして、あまりヘビに触れないようにしましょう。[12]
    • 快適な湿度を保ちましょう。また、ケージの中にヘビが隠れられる場所をたくさん作ることも大切です。ヘビは単独で行動をし、独りを好みます。ケージには箱や囲いを置いてヘビが独りで過ごせるように工夫しましょう。
    • ヘビに頻繁に触れてはいけません。ヘビは触られることを嫌い、触り過ぎるとヘビはあなたのことを捕食者だと思うかもしれません。触るのは1回に30分未満、週に数回に留めましょう。
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    動物病院に頻繁に連れて行く 動物病院で定期的に診察を受けていれば、脱皮もスムーズにいくでしょう。稀ではありますが、病気が原因で脱皮が困難になるケースもあります。定期的に検診を受けておけば、何か問題が見つかった場合、脱皮のトラブルに発展する前に解決できるでしょう。[13]
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注意事項

  • 脱皮している期間はヘビを放っておきましょう。触ったりちょっかいをだしたりするとヘビにとってストレスになり、皮が一度でに脱げずに切れ切れになることもあるでしょう。また、ヘビは脱皮をしているときは普段より攻撃的になります。
  • 脱皮をしているヘビは一見具合が悪いようにも見えます。食べず、体の色や外観が変化し、普段よりも隠れたがりますが、この時点では動物病院に連れて行く必要はありません。脱皮は異常ではなく、ヘビが成長するために必要な過程です。
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このwikiHow記事について

Pippa Elliott, MRCVS
共著者 ::
獣医、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)
この記事の共著者 : Pippa Elliott, MRCVS. Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるピッパ・エリオット獣医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医師、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得し、生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。
カテゴリ: 動物
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