腎臓結石は、大量の鉱物や腎臓に蓄積された他の堆積物が原因で形成され、砂粒のように小さなものもあれば、真珠よりも大きなものもあります。尿管や膀胱、また尿道に定着してしまう場合もあるでしょう。特に結石が尿の流れを妨害すると、激しい痛みが生じることで知られています。病院では、大抵の場合、結石を放出するために水分を多めに摂取するように指示されるでしょう。大きい結石は医療技術を用いて粉砕することが可能であり、それにより小さな破片に分解されてから体外へ放出されます。

方法 1 の 3:
医療処置により結石を治療する

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    薬品を探してみる 小さな結石が自然に放出されない場合には、α遮断剤と呼ばれる医薬品を処方される場合があります。α遮断剤は尿管の筋肉を弛緩させるため、結石が放出されやすくなります。小さな結石であればこれで十分ですが、大きな結石の場合には他の手段が必要になります。[1]
    • 尿酸結石を患っている場合には、クエン酸カリウムを一定期間投与することで結石は自然に消滅します。[2]
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    体外衝撃波結石破砕療法(SWL)を試してみる この治療法は衝撃波を使って大きな結石を分解して、放出しやすくします。この治療法は痛みを伴うため、一般的に結石を粉砕する30分から45分間の間、患者には麻酔が施されます。これは効果的な治療法ですが、結石の小さな破片が通過する際に傷跡や痛みが生じる場合があります。
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    尿管鏡を使用して結石が除去可能か判定する 衝撃波による治療で破壊できないような大きさであるものの、手術で除去するには小さすぎるような結石の場合には、尿管に内視鏡を挿入して除去できる場合があります。結石が発見されれば、小さな器具を使って分解します。この手法は痛みを伴うため、局所または全身麻酔が必要です。
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    経皮腎結石摘出手術を受ける 衝撃波療法で分解できないほどの大きな結石の場合は、除去手術が必要な場合があります。背中に小さく切開をして小さな器具を挿入し、腎臓結石や結石を除去します。手術のために入院する必要があります。[3]
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    甲状腺治療が必要かどうかを見極める 場合によっては、カルシウム腎臓結石は副甲状腺機能亢進症によって引き起こされます。副甲状腺が副甲状腺ホルモンを多量に生産してしまうことが原因です。これは副甲状腺上に小さな腫瘍が成長するか、別の疾患により、副甲状腺ホルモンを過剰に生産するように副甲状腺が促される際に起こります。医師は副甲状腺機能亢進症の原因を見極めて、問題を治療する上で適切な治療計画を提案します。
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方法 2 の 3:
自宅療法で結石を治療する

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    毎日数リットルの水を飲む 結石の種類に関係なく、5㎜以下の腎臓結石は医療処置を施さなくても自然に体外へ放出されます。腎臓結石があることが分かっているものの、治療するほどの痛みを感じない場合には、おそらく結石が体外へ放出されるまで毎日2~3リットルの水を飲むように医師から指示されるでしょう。[4]十分な水分補給は、腎臓結石を体内から放出する上で役に立ちます。
    • ほぼ透明な尿が出るまで十分な量の水分を摂りましょう。透明な尿は体の水分補給が十分に行われている証拠です。
    • ジンジャーエールやフルーツジュース、クランベリージュース、また緑茶といった、カフェインや砂糖やアルコールを含まない飲料も水分補給の助けになります。腎臓結石を放出しようとしている時には、カフェインや人工甘味料、糖分、またアルコールの摂取を控えましょう。
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    結石を縮小するために食事習慣に変化を加える 腎臓結石は特定の鉱物が堆積することで形成されます。そのため、この種の鉱物を含む食品の消費量を減らせば、結石を縮小できます。特にカルシウムまたは尿酸結石のいずれかを患っている場合には効果的です。
    • カルシウム結石を患っている場合には、症状が悪化する恐れがあるので、塩分を多く含む食品、乳製品、牡蠣、豆腐、また脂肪分の多い食品などは避けましょう。[5]シュウ酸カルシウム結石を患っている場合には、シュウ酸を多量に含む食品を控えるように心掛けましょう。これにルバーブやブドウ、ほうれん草、スウィートポテト、コーヒーまたチョコレートが含まれます
    • 乳酸結石を患っている場合には、乳酸を含む食品を控えましょう。レバーや腎臓などの内蔵肉や、アンチョビ、イワシ、豆、マッシュルーム、ほうれん草、カリフラワー、酵母やアルコールが含まれます。
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    レモンを含む飲料を毎日飲む 100%のレモネードや、レモンジュース、レモンライム飲料、またレモンの輪切りを数枚浸した水を飲むだけでも、柑橘類の植物に含まれる天然の酸性が腎臓結石の形成を防ぐ効果が期待できます。[6]
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    薬草療法を試してみる 薬草療法には腎臓結石を除去する上で科学的な根拠がありません。しかし特定の薬草を、特にお茶にして摂取すれば、結石は縮小して放出されやすくなります。中程度の大きさの腎臓結石を治療するために次の薬草を試してみましょう。
    • 樺の木の葉を使ったお茶は、尿路系から廃棄物を除去する効果があると報告されています。[7]
    • 紅茶にも利尿作用があるため排尿を促進します。[8]
    • イラクサの葉にも利尿作用があり、腎臓結石を体外に放出する助けになります。
    • タンポポの根にも腎臓強壮剤としての効用があると報告されています。
    • りんご酢にも結石を溶かす作用があると報告されています。小さじ一杯(15ml)のりんご酢を直接飲むか、水に混ぜて毎日飲んでみましょう。
    • スイダは控えましょう。シュウ酸カルシウム腎臓結石が悪化する恐れがあります。
    • インドではバナナの茎を使ったジュースが腎臓結石を治療する上でよく使用されています。
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方法 3 の 3:
最善の治療法を決定する

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    本当に腎臓結石を患っているかを判定する 腎臓結石があると必ず症状が出るわけではありませんが、非常に小さな結石でさえ痛みを引き起こす場合があります。今までの人生の中で腎臓結石を患ったことがあれば、自らの経験から症状の重度が理解できるでしょう。しかし腎臓結石の症状は他の疾患と類似している場合もあります。そのため、医師の診断を受けて適切に治療しましょう。腎臓結石の一般的な症状には次のものが挙げられます。
    • 側部や背中の下部に著しい痛みが生じ、それは腹部や股間に拡散します。
    • 痛みは波状で行ったり来たりします。排尿時に痛みが伴うでしょう。
    • 異臭を伴う、濁った色やピンク色、また茶色の尿が出ます。
    • 吐き気や嘔吐が生じます。
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    医師を訪ねて画像検診を受ける 腎臓結石の症状が現れた際には、医師の判断でレントゲンやCTスキャン、また超音波検査を受けます。そうすれば効果的に結石を治療する方法を決定できます。画像技術により、問題となっている結石の大きさや形状、また数がはっきりと分かるでしょう。
    • 5㎜以下の結石であれば、自宅療法で結石を放出してみるように医師が提案する場合があります。
    • 大きな結石や多数の結石がある場合には、結石を粉砕して放出するするために、医師は薬を処方したり、別の治療法を提案するでしょう。
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    結石の種類を見極める 腎臓結石は同じ症状を伴いますが、その原因となる疾患は様々です。何が原因で腎臓結石が形成されているかが分かれば、その大きさを縮小するだけでなく、将来的な発生を予防できます。医師は血液検査や尿検査を実施して結石の種類を判定します。体外に放出された後に、結石は分析するために研究室へ送られ、その組織が判定されます。腎臓結石には以下のような種類があります。
    • カルシウム結石:これは最も一般的な種類の結石です。高度のカルシウムがシュウ酸塩や尿酸などの別の物質と組み合わされることで形成されます。結石を除去するために、医師はチアジド利尿薬やリン酸塩を含む調剤薬を処方します。
    • 尿酸結石:尿に多量の酸が含まれる際に形成されます。医師は腎臓結石を溶かすためにアロプリノールを処方するでしょう。 さらに尿のpHレベルを低下して尿酸結石を溶かす上で、クエン酸カリウムを処方する場合もあります。
    • ストルバイト結石:この結石は尿路感染症により形成される場合があります。ストルバイト結石を予防するためにも、尿路を清潔に保ち、感染症を予防するように医師から指導されるでしょう。
    • シスチン結石:この種の結石は珍しい遺伝的疾患により引き起こされ、治療が困難です。大量の水分を飲むように勧められる場合もあれば、尿に含まれるシスチンを減少させる薬品を処方される場合もあります。[9]
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ポイント

  • 毎日大量の水を飲んで腎臓結石を体外へ放出しましょう。結石が放出された後も、再発を予防するために毎日水を十分飲むように心掛けます。
  • 毎日紅茶や緑茶を飲めば腎臓結石が発生する危険を低減できるでしょう。紅茶や緑茶には腎臓結石の発症を軽減する効能があることが研究から分かっています。
  • 長期間にわたってクランベリージュースを摂取しないように注意しましょう。結石の放出や尿路感染症を治療する上で摂取するには問題ありません。しかしシュウ酸が多量に含まれているため、長期的に摂取し続けると結石の原因になるという研究結果があります。

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このwikiHow記事について

Chris M. Matsko, MD
共著者 by
家庭医(かかりつけ医)
この記事の共著者 by Chris M. Matsko, MD. クリス・M・マツコ医師はペンシルバニア州ピッツバーグ在住の元内科医です。25年以上にわたって医学研究を続け、コーネル大学最優秀指導者賞を受賞しました。テンプル大学にて栄養科学の学士号を取得後、同大学医学部にて2007年に医学博士号を取得。2016年にha この記事は4,261回アクセスされました。
カテゴリ: 健康
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