腱膜瘤を治す方法

共同執筆者 Luba Lee, FNP-BC, MS

この記事には:自然療法で治す重篤な腱膜瘤を治療する生活習慣を見直す6 出典

腱膜瘤は足の親指の付け根の関節に生じる骨様のしこりです。きつい靴、ハイヒール、怪我、遺伝子上の骨構造などにより、親指が人差し指のほうへ押されると腱膜瘤が生じます。症状が進むと親指の関節が大きく変形して痛みを覚え、運動や歩行に支障をきたします。生活習慣の見直し、民間療法、医学的治療で腱膜瘤を治す方法を紹介します。

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自然療法で治す

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    足の体操をします。体操して症状の進行を止めるまたは遅らせると、将来手術の必要がなくなります。[1] 毎日靴を脱いだら次の体操をしましょう。
    • 親指を伸ばします。手の指で親指を正常な位置に引き戻し他の指と揃えます。
    • 他の指も伸ばします。足の指を10秒間まっすぐに伸ばし、次の10秒間はグーを作るように丸めます。数回繰り返しましょう。
    • 指を曲げます。足の指が反るように床や壁に押し付けます。そのまま10秒間おいて、元に戻します。数回繰り返しましょう。
    • 足の指で物を掴みます。足の指で服やタオルを掴んで持ち上げます。持ち上げて落として、再度持ち上げましょう。
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    ヒールが低く足に合う幅の靴を履きます。靴店で足の幅を測ってもらいましょう。自分の足の幅を知り、ぴったり合う靴を選びます。また、つま先に圧力がかかると腱膜瘤につながるので、ヒールの低い靴を選びましょう。
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    靴の中敷きや腱膜瘤パッドで指を正常な位置に戻します。初期の腱膜瘤は、ドラッグストアなどで取り扱う腱膜瘤パッドを使うと、痛みの緩和や親指を正常な位置に戻す効果があります。また、靴に中敷きを敷くと親指を正常な位置に戻すのに役立つでしょう。
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    つま先をテープでとめて正常な位置に戻します。1~2週間テープで固定すると、指が正常な位置に戻るかもしれません。この方法を正しく行うために医師に相談しましょう。
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    痛みを緩和します。足やつま先の体操も大事ですが、腱膜瘤によって生じる痛みを緩和しましょう。足の痛みを緩和する方法は次の通りです。
    • 足を温水に浸けます。[2]ボウルに温水を入れ足を20分間浸けましょう。つま先が温まり、関節の痛みが一時的に緩和します。
    • 足を冷やします。とりわけ痛みが激しい時は冷して痛みを和らげましょう。ジッパー付きビニール袋に氷を入れ薄手のタオルで覆います。これを関節にあてて20分間冷やします。1日数回行いましょう。
    • イブプロフェンをはじめとする非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を服用して痛みを緩和します。
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    夜は腱膜瘤(外反母趾)補正サポーターを使います。腱膜瘤補正サポーターで親指を正しい位置に固定するとより快適に過ごせます。腱膜瘤補正サポーターは、ドラッグストアやネットショップで購入できます。[3]
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    バニオンエイドスプリントを試しましょう。軽度~中程度の腱膜瘤には、曲げ伸ばしのできるバニオンエイドスプリントのような矯正器具を使いましょう。バニオンエイドスプリントは外反母趾の矯正や腱膜瘤の痛み緩和に効果があることが科学的に実証されています。[4]

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重篤な腱膜瘤を治療する

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    医師の診察を受けます。激しい痛みが悪化する、または靴を履けない場合は直ちに医師の診察を受けましょう。症状の進行を止めるまたは遅らせることは自分でもできますが、治すことはできません。
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    鎮痛剤の処方を受けます。医師が生活習慣の見直しを指導し、痛みを緩和するために鎮痛剤を処方することがあります。腱膜瘤の悪化を防ぐために医師の指示に従いましょう。
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    手術を検討します。腱膜瘤の痛みが深刻で何をしても症状が改善しない場合は、手術について医師に相談してみましょう。医師は、親指の骨を削って位置を元に戻し他の指と揃えます。このような手術は一般的に行われており、腱膜瘤を治す唯一の方法だと考えられています。
    • 腱膜瘤切除術にはいくつかの方法があります。医師に相談して最適な術式を選択しましょう。
    • 通常手術で腱膜瘤が改善しますが、すべてのケースで痛みが完全に消失又はつま先が完全にまっすぐになるとは保証できません。
    • 手術後は生活習慣を見直し指の体操をして、痛みや炎症を予防しましょう。
    • 手術には、傷口の感染や腱膜瘤の再発および親指の感覚低下といった、予期せぬ事態が起こる可能性もあります。医師がこのような合併症の可能性について説明するので、理解したうえで結論を出しましょう。

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生活習慣を見直す

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    裸足で過ごします。両親どちらかの遺伝子により腱膜瘤ができやすい体質、またはきつすぎる靴を長期間履き続けたなど腱膜瘤の原因は様々ですが、できるだけ長時間裸足で過ごすと腱膜瘤を予防するだけでなく、すでにある腱膜瘤の改善に効果があります。裸足で歩くと足の筋肉が鍛えられ、靴に合わせて足が変形することもないので、骨を自然な位置に戻す効果があります。[5]
    • ただし、腱膜瘤の症状がかなり進行して激しい痛みがある場合は、裸足で歩くと症状悪化につながる恐れがあります。そのような場合は、厚手の絨毯の上を裸足で歩きましょう。家の中で過ごす時や日常生活で衝撃吸収ソックスを履く方法もあります。
    • 家の中では履き心地の良い厚手のスリッパを履いて過ごすと、靴を履いた時のような圧力がかからないので痛みを緩和できます。
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    靴が症状悪化の原因か確認します。自分の靴は履き心地がよく足に合っていると思うかもしれませんが、テニスシューズや運動靴でも腱膜瘤が悪化することがあります。クッション性があり、足裏のアーチをサポートする靴を履きましょう。どのような靴が自分の足に適しているかわからなければ医師に相談します。
    • 正しいサイズの靴を履きます。小さすぎる靴は腱膜瘤の悪化につながります。靴を試着した時に、親指の先が靴の先端に触れる場合は靴が小さすぎます。手の親指の法則に従って靴を選びましょう。足の親指の先と靴の先端には手の親指が入るくらいの隙間が必要です。
    • ハイヒールやつま先の尖った靴を履くのはやめましょう。ハイヒールやつま先の尖った靴はおしゃれかもしれませんが、腱膜瘤には最悪です。これらの靴は腱膜瘤の改善を阻害し、痛みの悪化につながります。できる限り足を締め付けないサンダルなどを履きましょう。
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    腱膜瘤につながるような課外活動を避けましょう。バレエをはじめ足を締め付ける靴を履く必要がある課外活動は、腱膜瘤につながる恐れがあります。足にやさしい課外活動ができないのなら、課外活動を一切控えましょう。

ポイント

  • 曲げ伸ばしのできるバニオンエイドスプリントのような矯正器具は、足の動きを制限せずに親指の位置を矯正します。バニオンスプリントは、手術でもとに戻した親指の位置を定着させ、傷ついた組織を保護するためにも使われます。
  • 夜つま先と足に装着する腱膜瘤補正サポーターは、骨の成長を矯正し子供の足に腱膜瘤ができるのを予防する効果があります。大人の足は骨が形成されてしまっているため、腱膜瘤補正サポーターで腱膜瘤を治すことはできません。
  • ドラッグストアや100円ショップで取り扱う足指パッドを使うと、痛みの緩和や腱膜瘤の進行を遅らせる効果があります。

必要なもの

  • 靴の中敷きや腱膜瘤パッド
  • 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
  • ヒールの低い緩めな靴
  • テープ

記事の情報

この記事はLuba Lee, FNP-BC, MSが共著しています。 ルーバ・リーはテネシー州に住む家庭医療を専門とするナース・プラクティショナー(一定レベルの診断や治療を行うことが許可されている上級看護師)です。2006年にテネシー大学にて 看護学修士号を取得しています。

カテゴリ: 健康

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