腸内洗浄方法

共同執筆者 Joshua Ellenhorn, MD

腸が正常に働いていないときは、食物から得る栄養分を適切に吸収し、老廃物を排泄できるように、腸の洗浄をする必要があるかもしれません。腸内の環境を整えるためのさまざまな方法を耳にしたことがあるかもしれませんが、wikiHowが調査した結果、最良の解決策は健康的な食生活であるということがわかりました。食生活を見直しても改善されない場合は、生活習慣を変え、またさらに専門的な方法について 医師に尋ねることも検討しましょう。

方法 1 の 3:
食生活を見直す

  1. 1
    食物繊維を摂取する 食物繊維は便のかさを増すとともに便を柔らかくし、腸の蠕動運動(緩やかでリズミカルな収縮)を活発にして排便を促します。[1]腸内に食物繊維が多くあるほど、老廃物が早く効果的に体外に排出されます。毎日20~35gの食物繊維を摂るように心がけましょう。1日に5サービングの野菜(1サービング約70g)と果物(1サービング約100g)、そして多くの全粒穀物を食事に取り入れましょう。[2]
    • 玄米、キヌア、オートミール、ミレット(雑穀)、コーンなどの100%全粒穀物を摂取しましょう。
    • フラックスシード、小麦ブラン(小麦ふすま)、オーツ麦には多くの食物繊維が含まれています。家庭でもフラックスシードをスムージーに入れたり、他の食べ物に加えたりして摂取できます。
    • イチゴ、リンゴ、ブルーベリーは食物繊維が豊富な果物です。また、豆類、種類、ナッツ類からも食物繊維を摂取できます。
  2. 2
    緑黄色野菜を摂る 食物繊維の他にも、緑黄色野菜には腸内環境を改善する栄養素が含まれています。毎回の食事やスナックに、最低1種類の緑黄色野菜を取り入れるよう心がけましょう。[3]
    • アルファルファ、ウィートグラス(小麦若葉)、芽キャベツ、カラードグリーン、ケール、ホウレンソウ、エンドウ豆、バーリーグラスなどを食事に取り入れましょう。
    • 野菜をフムス(ひよこ豆のペースト)、ザジキ(ヨーグルト、キュウリ、ニンニクのディップ)、ババガナッシュ(ナスとゴマペーストのディップ)などのディップにつけてスナックにしてもよいでしょう。
  3. 3
    水をたくさん飲む 水は腸の正常な働きを助け、腸内の細菌や老廃物を排出させます。成人男性は最低3リットル、成人女性は最低2リットルの水を毎日飲みましょう。激しい運動をしている、または暑く乾燥した環境にいる場合は、より多くの水を摂取する必要があるかもしれません。[4]
    • 一日をとおして水分補給ができるように、常にウォーターボトルを携帯する習慣をつけましょう。また、給水時間を決めて携帯電話のタイマーをセットし、1日に最低2リットルの水を飲むことを心がけましょう。
    • 水にスライスしたレモン、ライム、キュウリを入れると、さわやかな風味を加えることができます。または、ミントなどのハーブを入れてもよいでしょう。
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    アルコールを控える ビール、ワイン、ハードリカーなどのアルコール類は控えましょう。アルコールの利尿作用で体から水分が奪われ、便秘を引き起こします。便秘になると便が大きな硬い塊となって腸内に留まり、腸を詰まらせることがあります。また、アルコールが腸の蠕動運動を抑制して便意がなくなるため、便秘が起こりやすくなります。[5][6]
  5. 5
    乳製品を制限する 牛乳や乳製品は便秘を悪化させます。特に日頃から乳製品をたくさん摂取している場合は注意しましょう。[7]活発に体を動かして水分を十分に摂っていても便秘に悩まされている場合は、乳製品を制限するか、一時的に乳製品を断ってみましょう。
  6. 6
    コーヒーまたは紅茶を飲む カフェインは腸を刺激して便通を促す場合があります。[8]また、熱い飲み物も腸を刺激する作用があります。腸の動きを活発にするために、1杯のコーヒー、紅茶または緑茶を飲んでみましょう。
  7. 7
    発酵食品を食べる 発酵食品には腸に有益な細菌であるプロバイオティクスが含まれています。発酵食品が腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えます。発酵食品にはヨーグルト、味噌、キムチ、ザワークラウトなどがあります。また、ケフィア、リンゴ酢、昆布茶なども飲むプロバイオティクスとして知られています。[9]
    • プロバイオティクスのサプリメントを摂取することもできます。プロバイオティクスのサプリメントは、信頼できるオンラインショップまたは健康食品店で購入しましょう。
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方法 2 の 3:
生活習慣を変える

  1. 1
    定期的に運動する 運動をすると消化器官が刺激されて便通を促します。[10]健康的な生活習慣を維持すると、腸も健康に保たれて正常に機能します。毎日または少なくとも週に3回の定期的な運動を心がけましょう。毎日30分散歩をする、または週に3回ジムでワークアウトをするなどし、カロリーを消費して健康を維持しましょう。
    • 自宅でもレジスタントバンドを使い、筋肉を伸ばして筋力を鍛えるワークアウトができます。または、ヨガやエアロビクスなどのエクササイズのクラスに参加すると、定期的なワークアウトを実践できます。
  2. 2
    市販の緩下剤を服用する前に医師に相談する 食物繊維を摂る、十分な水を飲む、または定期的に運動をするなどの習慣は、腸の正常な働きを促進します。しかし、生活習慣を改善しても問題が解決しない場合、緩下剤を服用する前に医師に相談しましょう。気づかない健康上の問題があるのかもしれません。医師に緩下剤を勧められた場合は、推奨する医薬品名を尋ねましょう。緩下剤に表示されている用量を守り、用量を超えて服用してはいけません。深刻な健康問題を引き起こすことがあるため、緩下剤を長期的に服用してはいけません。[11]
    • 過敏性腸症候群(IBS)、不規則な便通、または消化器系の問題を抱えている場合は、バルコーゼ、コロネル、サイリウムなどの膨張性下剤を試してみましょう。膨張性下剤の服用時は水をたくさん飲むことが重要です。副作用として、腹部膨満感、ガス、腹痛、便秘の悪化などがあります。
    • 排便時に問題がある場合は、便軟化剤を試してもよいでしょう。便軟化剤は一般的に安全な薬とされ、膨張性下剤ほど腹部膨満感を引き起こしません。
    • 減量のために緩下剤を服用してはいけません。健康を損ない、他の病気を引き起こす恐れがあります。[12]
  3. 3
    腸内洗浄剤はよく調べてから使用する 腸内洗浄剤を日常的に使うつもりであれば、よく調べたうえで使用しましょう。腸内洗浄剤が健康上の利益をもたらすことは、まだ証明されていません。[13]また、薬剤のなかには政府が規制していないものもあるため、有効性、純度、安全性は保障されていません。たとえ「天然」と表示されていても、安全であるとは限りません。[14]
    • 腸内を洗浄する製品を使用する前に、医師に相談しましょう。
    • 薬の成分表を調べ、特定の薬草成分が明記されているか確認しましょう。薬の成分にアレルギーの心配がある場合、または不確かな成分が含まれている場合は、その製品の使用を控えましょう。[15]
    • 腸内の洗浄剤を服用する際は、水をたくさん飲みましょう。脱水状態になるのを防ぎ、薬も効果的に作用します。
    • 腸内洗浄剤を減量やダイエットの目的で使用してはいけません。これは健康的な減量方法ではなく、他の健康問題を引き起こしかねません。また、減量効果は期待できないことが証明されています。[16]
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方法 3 の 3:
医師に相談する

  1. 1
    腸内洗浄について医師に相談する 腸内洗浄は大腸洗浄療法またはコロンハイドロセラピーと呼ばれ、温水を使用して腸内の老廃物を排出して洗浄する方法です。かかりつけの医師が施術するか、専門医を紹介される場合もあります。安全に治療を受けられるように、治療前に医師と過去の病歴や治療歴について話し合いましょう。[17]
    • 治療は、まず腹部マッサージを行い、直腸に洗浄装置を挿入します。そして、腸内に温水を注入し、温水は腸内の老廃物とともに排水されます。治療時間は30~45分程度です。
    • 憩室炎、重度の痔疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、腸または直腸の腫瘍、心臓疾患、腎疾患がある場合、または最近腸の手術を受けた場合は、大腸洗浄療法は受けられません。[18]
  2. 2
    医師に浣腸について尋ねる 腸に便が詰まっている場合、または腸に問題がある場合は、医師が浣腸を行うことがあります。便秘や排便に問題がある際の治療には、しばしば浣腸が使われます。[19]
    • 症状によって特定の種類の浣腸を勧められる場合があります。浣腸は訓練を受けた専門家によって、清潔な環境で殺菌済みの器具を用いて行われなければなりません。
  3. 3
    便秘薬について医師に相談する 慢性的な便秘が6カ月以上続いている場合は、腸を刺激して便秘を改善する薬の服用について医師に尋ねましょう。食事や生活習慣を改善したり、他の治療法を用いたりしても問題が解決されなければ、この方法を試してみましょう。また、過敏性腸症候群(IBS)などの腸疾患がある場合は、薬による治療は効果的かもしれません。[20]
    • 服用する薬の副作用を認識しましょう。深刻な副作用が現れたら、直ちに医師の診察を受けましょう。腸の薬の副作用としては、短期間の吐き気、めまい、腹痛などがあります。
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このwikiHow記事について

認定一般・腫瘍外科医
この記事はJoshua Ellenhorn, MDが共著しています。 ジョシュア・エレンホーン医師は外科腫瘍学、低侵襲手術、ロボット外科手術の分野で高度な技術と豊富な経験を持つ認定外科医です。 カリフォルニア州ロサンゼルスにあるシダーズ サイナイ医療センター内に個人クリニックを開業。胆のう手術とヘルニア修復術、そして大腸がん、皮膚がん及び黒色腫、胃がん、膵臓がんの外科治療を行っています。現在まで60人以上の腫瘍外科医師の教育にあたり、教授、そして一般・腫瘍外科手術医局の主任として18年以上にわたりシティー・オブ・ホープ国立医療センターにも勤務。外科手術、がん研究、外科教育における第一人者として全国的に認められています。ボストン大学医学大学院にて医学博士号を取得後、シカゴ大学とスローン・ケタリング記念がんセンターにてフェロー課程を修了。その後シンシナティ大学にて外科学の臨床研修を修了しました。
カテゴリ: 健康
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