膣の痛みを和らげる方法

共同執筆者 Lacy Windham, MD

この記事には:自宅療法で痛みに対処する医療に頼る膣の痛みを予防する18 出典

セックスや出産、感染症などが引き金となり膣が痛むことがあります。膣に痛みを感じている場合、症状を緩和するために自宅でできる療法が多く存在します。膣が痛む原因として思い当たる明確な要因がない場合、専門の医療機関を受診して、性感染症や特定の癌などの病状でないかを確認すると良いでしょう。今後、膣が痛むのを防ぐために行える対策がいくつかあります。安全なセックスを行い、潤滑ゼリーを使用することで膣の痛みは防ぐことができます。

パート 1
自宅療法で痛みに対処する

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    痛みを感じる部分に冷却剤を当て、感覚を麻痺させます。膣が痛む場合、冷却剤をその部分に当てることで痛みを緩和させます。冷却剤で冷やすことにより、その部分の神経末端が麻痺し、痛みを和らげることができます。[1]保冷剤の使用方法は以下の通りです。
    • 冷却剤を布で包みます。凍傷の恐れがあるので、冷却剤を肌に直接当ててはいけません。
    • 冷却剤を痛みのある部分に15〜30分放置します。
    • 冷却剤を持っていない場合は、氷をたくさん入れたビニール袋や冷凍野菜の袋で代用が可能です。先ほどと同様、冷たいものは必ず布に包んで使用しましょう。
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    温座浴を行います。座浴器は性器を清潔に保ち、炎症を抑えることを目的とした小型の浅い浴槽です。近所の薬局で購入できます。浴槽にお湯を溜め、膣がお湯に浸るようにします。15〜20分浸かりましょう。[2][3]
    • 水に浸かるのもまた有効です。
    • 塩や重曹、酢などを加えたい場合は事前に医師に相談しましょう。
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    香料を含む製品の使用は避けます。香料を含む石鹸、保湿剤、タンポン、生理用ナプキン等は膣をさらに刺激してしまう可能性があります。香りづけに使用されている化学物質は肌の状態を悪化させることがあります。痛みが残っている間は、膣に触れるもので香料が含まれる製品の使用は避ましょう。[4]
    • 無香料のトイレットペーパーはもちろん、可能な限り無香料の製品を使用しましょう。
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    セックスをしたり膣に触れたりするのは避けましょう。痛みを悪化させる恐れがあります。膣の状態を確かめるために触れたい衝動に駆られるかもしれませんが、痛みの原因を調べるのは専門医に任せましょう。[5]
    • 膣の痛みが心配なら、婦人科医の診察を受けましょう。
    • 交際中の場合、痛みが治まるまではパートナーとの性的行為は控えましょう。
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    下着は着心地の良いものにします。綿100%の下着の着用を検討しましょう。綿は非常に通気性の高い素材で、膣への負担が軽減されます。なるべく膣への通気性が確保されている方が良いでしょう。[6][7]
    • 可能であれば、夜間は下着の着用を控えましょう。こうすることで膣に最大限の空気の流れを確保できます。
    • ゆったりとした服を着用します。ピタッとした服には強い不快感を覚えるかもしれません。ナイロンのレギンスの着用は控え、代わりにゆったりとしたスカートやワンピース、ボトムスを着用しましょう。肌へ最大限の空気の流れを確保するため、通気性の良い綿の衣類を着用するようにしましょう。
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    ケーゲル体操を行います。骨盤底筋群を鍛えるケーゲル体操を行えば、痛みが和らぐ可能性があります。骨盤底筋がどこにあるのかわからない場合は、排尿を途中で止めてみましょう。その際に使われる筋肉が骨盤底筋です。[8][9]
    • 骨盤底筋を5秒間締め、その後5秒間緩めます。それを4回繰り返します。1日にこれを3セット行いましょう。
    • 段々と10秒間隔で骨盤筋を締められるようにしていきます。できるようになるまで2、3週間はかかるかもしれません。
    • ケーゲル体操を行う際は集中しましょう。お腹や太もも、お尻の筋肉ではなく骨盤底筋を締めるよう心がけましょう。

パート 2
医療に頼る

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    医師に連絡するタイミングを見極めます。明確な理由から膣に痛みが引き起こされていることがしばしばあります。最近、出産や乱暴なセックスをした場合はそれが原因かもしれませんが、明確な理由がなく膣が痛む場合は専門医を受診するべきです。以下のような症状がある場合は特に、受診が重要となります。[10]
    • おりものの色や匂いの異常
    • 赤み、痒み、炎症
    • 不正出血、セックス後や閉経後の出血
    • 膣に生じた異常なしこりや膨らみ
    • 膣内外に生じた水ぶくれ
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    医薬品に関して質問します。店頭で購入できる痛み止めでは、基本的に膣の痛みは和らぎません。医師に処方薬について相談する必要があります。[11]
    • 抗うつ薬のアミトリプチリンとノルトリプチリンは膣の痛みに効能があるかもしれません。担当医があなたの膣の痛みに効果的であると判断すれば、これらの薬が処方されるかもしれません。服用することで眠気、喉の渇き、体重増加などを引き起こす可能性があります。これは膣の痛みの要因として考えられる他の全てを除外した後の最終手段です。
    • 抗てんかん薬でも膣の痛みを軽減できますが、同様の副作用を引き起こす可能性があります。
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    性感染症の検査を受けます。膣の痛みは様々な性感染症の症状である可能性が高いので、検査をすることが大切です。性感染症にかかっている場合は治療が早いに越したことはありません。[12]
    • 性感染症の多くは、単純に抗生物質を一定期間服用することで治療できます。性感染症にかかっていた場合、担当医が感染症治療のための抗生物質を処方してくれます。処方された抗生物質は全て服用しましょう。
    • ヘルペスやHIVといったいくつかの性感染症には治療法がありません。病状や合併症を抑止するためには医師に最善の治療法を相談する必要があります。
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    さらに検査を行います。膣の痛みは特定の癌や膣嚢胞やその他の医学的問題によって引き起こされている可能性があります。しかしほとんどの場合、イースト菌感染症(膣カンジダ症)や洗濯用洗剤へのアレルギー、ヘルペスの発症、子宮内膜症などが原因です。症状に応じて、診断のため複数の検査が行われる場合があります。個人的な症状や既往歴について医師に伝えましょう。担当医は必要があれば何の検査を行うかを決定します。[13]

パート 3
膣の痛みを予防する

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    セックスの際に潤滑ゼリーを使用します。潤滑ゼリーはセックスの際に役に立ちます。こうした潤滑ゼリーは膣から分泌される実際の粘液と同様の働きをします。セックスの後に頻繁に痛みを感じている場合は、潤滑ゼリーを使うことで解決するかもしれません。[14]
    • セックスを行うおよそ10分ほど前に潤滑ゼリーを塗ります。絶えず痛みを感じる場合は一日中いつでも定期的に潤滑ゼリーを塗っても構いません。
    • 刺激を感じたらすぐに潤滑ゼリーを洗い流します。
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    閉経期におけるホルモン治療に関しては医師に相談しましょう。閉経期のホルモンの変化が膣に痛みをもたらすことがあります。エストロゲンのリング剤や錠剤、その他のホルモン治療により閉経から起こる膣の痛みは緩和されるでしょう。[15]
    • 医師に治療法の選択肢に関して相談しましょう。医師はあなたの年齢、症状、既往歴に応じてあなたに合った治療法を見つけてくれます。
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    自分の身体に責任を持ちましょう。性感染症を防ぐことは膣の痛みを防ぐことに繋がります。パートナーの交際状況がわからない場合、セックスの際は必ずコンドームを使用します。性感染症にかかってしまった場合にすぐに治療できるように、定期的に性感染症の検査を受けましょう。[16]
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    膣洗浄やスプレー剤の使用は避けましょう。膣内には膣を常に清潔に保ち、感染症から守る良い菌が存在しています。スーパーやドラッグストアで購入した膣洗浄やスプレー剤を使用することでこうした菌が除去され、症状が悪化したり痛みそのものが引き起こされたりする恐れがあります。膣の痛みを防ぎたいのであれば、そういった製品を使用してはいけません。[17]
    • 膣は分泌液やおりものを排出することで自然に清潔さを保っています。膣の外の部分である外陰部を日々の入浴の際に洗うのは問題ありません。外陰部を洗う際は低刺激性無香料の石鹸を使用しましょう。[18]

注意事項

  • 現在なんらかの抗生物質を服用している場合、イースト菌感染症の治療を行う前に医師に相談しましょう。

記事の情報

この記事はLacy Windham, MDが共著しています。 ウィンダム医師はテネシー州在住の認定産婦人科医です。メンフィスにあるテネシー大学医学部に学び、2010年にイースタン・バージニア大学医学部にて臨床研修を修了。同大学より最優秀母体胎児医学科研修医賞、最優秀研修医賞、最優秀腫瘍学科研修医賞を受賞しました。

カテゴリ: 全般的健康

他言語版:

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