自分が同性愛者かどうかを知る方法

3 パート:一概に同性愛者だと判断できない振る舞いや症状自分が同性愛者かどうかを判断する同性愛者であることに誇りを持ち、快適に過ごす

自分の性的指向を見極めるのは複雑なプロセスですが、自分なりの方法で、自分だけが決定できることです。性的指向を確認するテストはまだ開発されていないため、これまでの経験や感情に基づいて推測する方法が最も信頼できます。この記事では、自分の性的指向を把握するための方法を紹介します。「注記:この記事で「同性愛者」とは、レズビアン(女性の同性愛者)、ゲイ(男性の同性愛者)、両性愛者、全性愛者、その他のあらゆる形を含む同性愛者、かつ、両性愛者を含みます。」

パート 1
一概に同性愛者だと判断できない振る舞いや症状

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    同性を性的空想するからといって、必ずしも同性愛者とは限らない 異性愛者にも同性に対する空想癖があります。女性がレズビアンとの性的経験の夢を見たり、男性が更衣室で他の男性とキスする状況を妄想したりします。しかし、空想をめぐらせるのは、自分の性的指向を探るプロセスの一部でしかなく、実際に楽しめるかは別問題です。
    • 空想は自分の性的指向を探究するための手段です。同性との性的関係や異性との性的場面を空想する、または、その両方を比べてどちらが楽しめるかを考えてみましょう。異性愛者は同性との性的場面を空想しても、満足感をほとんど得ません。
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    同性とロマンチックな接触があったという理由で、同性愛者だという証拠にはならない タバコを一本吸っただけでは、喫煙者ではないのと同じです。[1]もちろん、一本吸えば立派な喫煙者だ、と言う人はたくさんいますが、そういう意見には耳を傾ける必要はありません。性的指向は、取った行動ではなく、誰に対して性的魅力を感じるかで定義されます。
    • 異性愛者と性的経験を持った後で、実は同性愛者だった、と自覚する人がたくさんいます。また、異性愛者で、興味本位から、又は、惹かれて、同性との性的接触や性行為を経験する人もいます。しかし、実際に同性に性的魅力を感じている訳ではなく、また異性愛者ではない、ということでもありません。
    • 性的指向を選ぶことで、頭のスイッチが切り替わり、感じ方が全て変わることはありません。挑戦はできますが、成果はあまりないでしょう。また、性的指向を変更してはいけないという規則もありません。性的指向は流動的です。同性愛者だと自覚した後で、全く別の自分を再発見するトランスジェンダー(出生時の体の性と心の性が一致しない状態)が、たくさんいます。
    • 同性との性的接触の後で不安を感じる、落ち着きを失う、などの感覚があったら、その相手が自分には相応しい人ではないのかもしれません。その感覚を基に自分の性的指向を即、断定してはいけません。「その相手が自分には相応しくなった」という事実の確認だけに留めましょう。
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    性転換者やトランスジェンダーを正しく理解する トランスジェンダーは同性愛者よりも少数です。この2つを混同している人がたくさんいます。
    • トランスジェンダーの女性(出生時の性は男性)のことを聞いた事がある、または直接話をしたことがある、という人は、たくさんいるでしょう。トランスジェンダーの女性は普通の女性です。生物学的にも他の女性と全く変わりません。男性がトランスジェンダーの女性に惹かれたとしても、それはシスジェンダー(トランスジェンダーの逆で、出生時の身体的性別と性自認が一致している大多数の人)の女性に惹かれるのと同じことです。実際に、トランスジェンダーの女性かどうかは一見判断がつかないことがあります。多くの場合、トランスジェンダーの人は、完全にシスジェンダーに見えるように努力しているためです。
    • ノンバイナリ―(男女に分類されない性)も存在します。男性又は女性が、ノンバイナリーに性的に惹かれたとしても、それだけで自分自身が異性愛者か同性愛者かを判断できません。また、自動的に両性愛者にもなりません。更に、ノンバイナリーにとって、出生時に与えられた身体的性が彼らの性的区別を示すものでもありません。例えば、女性生殖器と乳房を持ったノンバイナリーに、普通の女性が性的に惹かれたとしても、同性愛者という判断ができません。
    • ペニスをもった女性、あるいは女性生殖器をもった男性という概念に、性的刺激を感じても、必ずしも自身の性を特定できません。セクシュアリティ(人間の性の経験に関わる全ての事柄)とは、生殖器ではなくジェンダー(社会的及び心理的男女の性区別)に魅力を感じることです。
    • 男性らしさ・女性らしさと、ジェンダーの違いを知りましょう。ジェンダーは非常に複雑な概念です。男性的な女性が好き、女性的な男性が好きという感情が、自分の性的指向を具体的に示すものではありません。実際には、あるジェンダーの伝統的な特質を反対のジェンダーが備えた場合に、魅力的だと考えられるものがたくさんあります。例えば、背の高い女性、しっかりとした顎の女性、髪の毛の長い男性などです。
    • 恋愛関係にある2人の異性愛者の一方が、ある日、トランスジェンダーだと気づき、生き方を変えたい、と告白したとしても、それはもう一人のセクシュアリティには全く関係がありません。但し、生き方を変えた後のパートナーに性的魅力を感じたなら、おそらく異性愛者ではないでしょう。しかし、性的に魅力を感じなくても、ロマンチックな感情はあるかもしれません。パートナーの移行の最中に、性的魅力もロマンチックな感情も失せてしまったら、その関係を続けるのは困難でしょう。
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    自分以外のジェンダーを好まないからといって、同じジェンダーに性的魅力を感じるとは限らないことを理解する その場合は無性愛者だという可能性もあります。無性愛者とは、誰にも性的魅力を感じない人です。ロマンチックな感情を持つ、デートに行く、人と絆を結ぶという行為には興味はあっても、性的魅力は感じません。

パート 2
自分が同性愛者かどうかを判断する

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    同性愛者を自分なりに定義する 同性愛者の定義は色々あります。最も一般的に使われる辞書によれば、「性的志向」とは「性的魅力を感じる相手による」と定義されています。しかし、この定義に従うと本来とは別の性的指向に分類される人もいます。例えば、事実上両性愛者の女性でも、女性とだけ性的関係を持つとしたら、同性愛者だと判断されます。[2]セクシュアリティは、多かれ少なかれ、社会生活を通して教えられ、強いられるものだと考える人もいます。[3]何を信じるにせよ、議論の余地のない明確な定義を見つけることが大切です。
    • 異性愛者(ストレート):異性愛者とは、自分以外のジェンダーに性的魅力を感じる人です。自分と同じジェンダーには感じません。
    • 両性愛者(バイ):両性愛者とは2つ以上のジェンダーに対してロマンチックな感情を持ったり、性的魅力を感じたりします。ただ、好みのジェンダーもあります。男性と女性の2つのジェンダーだけに魅力を感じ、ノンバイナリーには感じない、と唱える人もいますが、一般的な定義ではありません。
    • 多性愛者:両性愛者と全性愛者の両方に似ています。しかし、多性愛者は2つ以上のジェンダーを好み、全てのジェンダーを好むわけではありません。例えば、男性以外の全てのジェンダーに性的魅力を感じるノマセクシュアリティは、多性愛者の一部と位置付けられます。
    • 両性愛者予備軍:両方のジェンダーに興味を持ちますが、自分の性的指向を断定できるに足る経験を持っていない人達です。
    • 同性愛者(ゲイ):自分と同じジェンダーに性的魅力を感じます。反対のジェンダーに対してはロマンチックな気持ちや性的魅力を感じません。
    • 全性愛者:全てのジェンダー、男性、女性、男女の枠を超えた人たちに魅力を感じます。全性愛者に共通して見られる特徴にジェンダーブラインド(ジェンダーフリー)があり、ジェンダーに関係なく人に興味を持ちます。例えば、ノンバイナリーよりも男性に魅力を感じ、女性には全く惹かれない両性愛者がいます。しかし全性愛者は、相手のジェンダーを意識せずに性的魅力を感じます。
    • 無性愛者(エース):どのジェンダーにも性的魅力を感じない人を指します。無性愛者はロマンチックな関係、性的関係を求め、楽しむこともできますが、性的な魅力は感じません。
    • エイロマンティック:ロマンチックな感情が全くない人です。性的魅力は感じるかもしれません。
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    同性愛者についての科学者の見解を理解する 研究によると、性的指向には遺伝的要素が強く影響するようです。最近は、エピジェネティクス(非遺伝因子が遺伝子の発現にどのように影響するかの研究)が注目を浴びています。遺伝学者は、遺伝子の発現方法を決定する情報の追加層である「エピマーク」が同性愛に関連する、という仮説を立てています。[4]通常、遺伝子が親から子に伝達されると、エピマークは削除されます。しかし、同性愛者の場合、エピマークは削除されず、代わりに父親から娘に、または母親から息子に伝達されるということです。[4]
    • また、複数の兄を持つと同性愛者になる確率が高くなると考えられています。[5]既に複数の男の子がいる家庭に生まれた男児は、同性愛者になる確率が2パーセント高くなるというカナダのセントキャサリンズにあるブロック大学の研究結果もあります。[5]
    • 研究者は、人の性的指向に環境が作用するという考えに強い疑問を抱いています。[6][7][8]科学者は、同性愛者であるかどうかは選択によるものではない、また、自発的に、又は、強制されても異性愛者にはならない、と考えています。また、同性愛者であることに「平均淘汰の仮説」と呼ばれる、進化上のメリットがある可能性があると考えています。[9]
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    異性との過去のロマンチックな経験を考える 異性からキスされた時に、どのように感じましたか。自分以外のジェンダーとの性的場面を空想する、又は、彼らに一目惚れしたことがありますか。過去に自分とは異なるジェンダーとロマンチックな関係や性的経験があり、その時の感覚が今でも性的興奮を起こすなら、性的魅力を感じていると考えられ、その場合は両性愛者か異性愛者のどちらかである可能性が高いでしょう。
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    自分と同じジェンダーとのロマンチックな経験や、彼らとの性的接触の妄想について考える 同性愛嫌悪者の意見を懸念して、同性への一目惚れの事実を秘密にしたことがありますか。自分と同じジェンダーとの性的な関係を空想したことがありますか。特定のジェンダーに対して魅力を感じるはずなのに、全く感じない自分を認識したことがありますか。自分と同じジェンダーとのロマンチックな経験や、彼らとの性的関係を空想したことがあり、それによって今でも性的に興奮するなら、同性愛者か両性愛者の可能性が高いでしょう。
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    知人や友達に対してとった自分の最近の態度を考える 同性の友達や知人と何等かの接触の後で、ロマンチックな気持ちや性的な感情が続くことがありますか。性的空想が、即同性愛者だと判断する基準ではないですが、彼らとの時間を楽しむ、また、彼らを求める自分がいるとしたら、性的に魅力を感じている証拠です。
    • 友達に対して極端に独占欲が強くなることがありましたか。永遠の大親友になりたいと思っていたのに、既にパートナーがいると知って、やきもちを焼いたことはありましたか。同じジェンダーの友達に対して、その裸を想像して、アートとして「きれいだ!」と思うのではなく、「自分のものにしたい」という強い願望が湧いて、性的に興奮したことがありますか。
    • スポーツをする時など、肌に触れてみたいと思って、同じジェンダーに対して強くタックルすることがありますか。一時的ではなく、真剣に同じジェンダーの人に興味がありますか。更衣室などで、周りの人たちの体を見てしまうことがありますか。シャツを抜ぐ姿に、興奮することがありますか。
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    誰から性的刺激を受けるかを考える ここでは性的興奮を考えます。「自分はこの性に対して性的魅力を感じるべきだ」という概念を捨て去りましょう。 多くのジェンダーをイメージし、どのジェンダーが最も性的に興奮するかを考えましょう。 

パート 3
同性愛者であることに誇りを持ち、快適に過ごす

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    自分一人ではないことを覚えておく 世の中には、ゲイ、レズビアン、両性愛者、異性愛者がたくさんいます。彼らもみなさんと同じように、疑問を抱き、罪悪感に襲われ、不安を抱え、しかしそれらを克服してきました。[10]再確認した性的指向を重荷として考えるのは避けましょう。代わりに、解放されたと考えましょう。同性愛者であることには何の問題もありません。みなさんが自分自身であることに全く変わりはありません。
    • 自分の悩みに理解を示し、批判しない人を探しましょう。最悪の場合、学校や職場、親にアウティング(本人の了解を得ずに同性愛者であることを暴露すること)する人もいるかもしれません。そのような人達からは離れましょう。友達や家族と話すのは、新しい自分の性的指向に自信をもってからで遅くはないでしょう。
    • ゲイ、レズビアン、両性愛者、全性愛者、トランスジェンダー、その他色々なジェンダーであることには、全く問題がないことを理解しておきましょう。人のプライバシーに関して、本人に嫌な思いをさせる権利は誰にもありません。真の友達なら、自然体の自分を受け入れてくれるはずです。子どもを大切に思っている親は、子供のあるがままの姿を尊重してくれます。
    • 攻撃してくる人は、おそらく本人に問題があるのだ、と認識しましょう。そういった人は、自分自身が混乱し、イライラしているので、怒りを周囲の人にぶつけるのです。自分に不満を感じるために、過激な行動に出るのかもしれません。
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    「君は混乱しているだけで本当は異性愛者なんだ」などと言い張る人に気をつける 全く知らない人が、そのような言いがかりをつけたり、固定観念やとるべき行動を押し付けたりしたら、特に気を付けましょう。自分自身も混乱していて、色々と試している最中かもしれませんが、自分が何者かを決めるのは自分自身です。誰が自分を何と呼ぼうとも、自分のアイデンティティーを特定する権利は、自分にしかありません。
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    自分の性的指向を見極める方法がたくさんあることを知る 幼少期に自分が同性愛者だと自覚する人がいる一方で、自分の本来の姿を見極めるのに何年もかかり、晩年になってようやく自覚する人もいます。自分の気持ちや性的指向に気づくのに時効はありません。自分でそう思うなら、それが正解です。新しい発見に感謝しましょう。人によってはそのことを受け入れられず、自分は決して同性愛者ではない、と生涯抗う場合もあります。
    • 人が特定の性的指向を発達させる原因については諸説あります。しかし、それらは必ずしも真実とは限らず、また証明もできません。フロイト派は過去に、同性愛の原因は「不在の父親と、大きな責任を抱えた母親」、またはフロイトの心理性的発達の二番目の段階である「肛門期」に固着した結果だ、と主張していました。 これらの仮説は、確かに興味深いものの、現実味または科学的根拠がなく、主流の心理学では使われなくなりました。
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    性的指向は「大変」複雑な問題だと考えられていることを理解する 外圧を受けて自分の性的指向を断定しないようにしましょう。セクシュアリティの問題は白か黒かで決められるものではありません。他人に断定させてはいけません。
    • セクシュアリティには色々な形があります。完全に異性愛者又は同性愛者で、自分達の性的指向を離れた性的体験を考えられない人達がいれば、男性のパートナーを求めるレズビアン、女性のパートナーを求めるゲイも少なからずいます。
    • 性的指向の種類はたくさんあります。1つのカテゴリーに適合しないとしたら、両性愛者かもしれません。心の準備ができるまで、自分のセクシュアリティについて断定しないようにしましょう。
    • あるジェンダーを別のジェンダーよりも好む、好まないに関わらず、性的に「普通ではない」権利は誰にでもあります。社会的には、男性優位、女性従属という異性愛規範のセックス(ヘテロノーマティヴセックス)が強調されますが、自分の指向をそれによって左右されてはいけません。異性愛者の男性で服従的な人もいれば、女性で支配的な人もいます。
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    人が自分の性的指向を認識し、その通りに生きようとするのを邪魔しない カミングアウト(これまで公にしていなかった自らの性的指向を表明すること)に慎重な態度をとる人のプライバシーを尊重しましょう。自分の性的指向と折り合いをつけるのは難しく、複雑な問題です。自分自身の性的指向と向き合おうとしている人達をそっと見守りましょう。
    • 自分自身の性的指向の探究を「闘争」と捉えてはいけません。闘争とは、何かに又は自分に抗うことを意味します。性的指向の探求は、自分発見の旅だと捉えましょう。自分と似たような経験をしている人と会って、オープンに話し合える安全な場所をみつけましょう。レズビアン、ゲイ、両性愛者という自覚がなくても、それらの概念を起点として、同性愛者の人権運動をサポートしたり、人と会ったりしましょう。
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    セクシュアリティは、個人としてのアイデンティティー同様に流動的だと心に留める ゲイ、レズビアンとしてカミングアウトした人たちには、以前に増して「ゲイ」として行動したり、そのような服装をしたりする人もいます。今までよりもゲイやレズビアンらしくありたい、と思うのかもしれません。それは悪い事ではありませんが、それを偽物、嘘だと決めつけたら、本人を傷つけてしまします。「前よりもゲイっぽくなった」とけなす友達がいたら、無視しましょう。自分自身であることに誇りを持ち、人に服装や行動の仕方、話し方や歩き方まで指図を受けずに、自由に行動しましょう。
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    複数の人に魅かれる、ほとんど誰にでもロマンチックな感情を抱いたり性的にも惹かれたりすることがあることを理解する 性的指向は、持って生まれたものと信じている人がいる一方で、そうではないと思っている人もいます。個人としてのアイデンティティーは構築されたもので、それ自体悪いことではありません。同じジェンダーに惹かれる自分に気づき、性的指向が分からなくなるとしたら、それは社会の定義に適応しようとしているからかもしれません。ゲイ、レズビアン、異性愛者、両性愛者など、どのようにでも自分を定義できます。同時に、無理に自分が何者かを決めつける必要もありません。
    • 自由に誰とでも恋におち、惹かれた人と性的関係を持つことに躊躇する必要はありません。社会に、自分の生き方をコントロールされないようにしましょう。「言うは易し、行うは難し」ですが、基本的には自分に正直であれ、ということです。ある人は異性だけに恋をし、ある人は同性だけに惹かれます。また、人によっては両方のジェンダーに惹かれます。例え、どのカテゴリーにも適合できないとしても、無理に合わせる必要はありません。自由に自分のアイデンティティー、愛、性について探究しましょう。

ポイント

  • 一般的にセクシーだと言われている人に対して性的魅力を感じないとしても、当人のジェンダーを好まない、ということではありません。スポーツタイプよりも細身の人、又は、小さな胸の女性が好みかもしれません。同性、又は異性との性的体験を想像してみましょう。必ずしも、知っている人でなくて構いません。何に魅力を、性的刺激を感じるかを探ってみましょう。
  • 性的指向を断定できるものは、特定のジェンダーの人に魅力を感じるかどうか以外にありません。また、ハローウィンパーティーが一般の人々の日常を表現するものではないように、プライドパレードも、同性愛者の日常を反映するものではありません。更に、異性愛者がプライドパレードを楽しむことに何ら問題はなく、誰がどんな行事ごとに参加しても、全く差し支えありません。人間としての価値は、性的指向やファッション感覚によって決定されるものではありません。
  • 望まないなら、自分を既存の枠に入れる必要はありません。好きな人が好き、それだけで十分です。そのように人に伝え、周囲もそれ以上詮索してはいけません。性的指向をスペクトラムと考えてもいいでしょう。また自分自身を「ジェンダーに関わらず、人間性を愛する人間」だと考えましょう。
  • ある教育者は「カウンセラーの仕事は、患者が自ら考えるようにサポートすることだ。患者が何者かを教えるなら、良いカウンセラーとは言えない」と言っています。
  • ある人が特定のジェンダーの人に惹かれたからといって、そのジェンダー全ての人に魅力を感じるわけではありません。また特定の性的指向を持つ人全員が、一人の人に魅力を感じるということでもありません。普段の生活では、他人に親しみやすい態度や、プロフェッショナルとしての態度をとる人が大多数で、性的な行動をとる人はほとんどいません。
  • ゲイだという理由で他人が批判するのではないか、と心配してはいけません。批判に耳を傾けないことです。自分の回りに同性愛者は何人かいるはずです。同性愛者は自分一人だけだ、と不安に思う必要はありません。他の人の意見や考えを気にするのはやめましょう。ありのままの自分でいましょう。
  • 性的少数派であることでどう感じるのか、と不安や恐怖があるなら、性的少数派の人に会いましょう。一般的な人たちと全く変わらないことに気づくでしょう。
  • 自分に誇りを持ちましょう。誰からの侮辱も受け入れないようにしましょう。自分をありのままに受けて入れてくれない人の近くにいる必要はありません。何が待ち受けているかは分かりません。心をオープンに、頭を柔軟に保っておきましょう。
  • 注意事項:「この記事は、自分が同性愛者かどうかを確認するための、絶対確実なガイドではありません。自分の性的指向を断定できるのは、自分だけです。そのプロセスを楽しみましょう。」
  • 他人を批判する人はたくさんいます。そういう人の言葉は無視しましょう。他人を貶めようとしているだけです。同性愛者、両性愛者を受け入れられない人と関わる必要はありません。自分を自然のままに受け入れてくれる人とだけ、付き合いましょう。そうすれば、なりたい自分になるのに何の問題もありません。
  • 自分自身のセクシュアリティについて色々と考え、友達や家族に相談すると、勝手に「君は同性愛者だね」と結論づけて、カミングアウトに協力しようとするかもしれません。その人たちはサポートをしているつもりかもしれませんが、彼ら自身が本人の立場になって色々と考え、自問自答を繰り返し、本人が自覚できるように支えない限り、それはサポートではありません。自分は同性愛者かもしれない、と考えてばかりいる異性愛者はたくさんいます。みなさんもその一人かもしれません。

注意事項

  • 常に安全なセックスを心がけましょう。同性同士のセックスは、異性同士のセックス同様に性病を招く恐れがあります。
  • 異性愛者の世界、異性愛者の友達を排除してはいけません。性的指向は自分の一部にすぎません。色々な友達や仲間を大切にしましょう。
  • 他人に自分のアイデンティティーをコントロールさせてはいけません。自分が主張したアイデンティティーに対して、他人が疑いを持つ権利はありません。親、色々な性的指向の友達、先生、牧師が何と言おうとも、人には誰を愛し、誰と性的関係を持つかを決める権利が当然あるように、自分を好きなように呼ぶ権利があります。なりたい自分でいましょう。後に、自分のアイデンティティーに疑問が生じ、変えたいと思ったとしても、罪悪感を持つ必要はありません。人には自分の人生や選択を正当化しなければいけない義務はありません。
  • 友達は賢明に選びましょう。自分が同性愛者だと自覚したからといって、同性愛者全員と友達になる必要はありません。ただ、同性愛者の友達がいると、自分と似たような経験を持つ人たちの支援ネットワークに参加できるメリットがあります。自分と同じ興味を共有できるコミュニティで、思いやりがあり、支援を惜しまない、考え方のしっかりした人たちを探しましょう。
  • 性的指向が原因のつらい気持ちを、薬物やアルコールで紛らわせてはいけません。薬物乱用をすると、自分を受け入れることが更に困難になるだけです。問題が複雑になり、精神的に参ってしまいます。
  • 同性愛者だと認識したことで、気持ちが混乱し、初めての同性愛経験で理性的に振る舞えないかもしれません。自分を大切にして、自身のセクシュアリティを見極めようとしている最中は、浮かれずに冷静な態度を保ちましょう。

記事の情報

カテゴリ: 人間関係

他言語版:

English: Know if You Are Gay, Français: savoir si vous êtes gay, Italiano: Sapere Se Sei Gay, Español: saber si eres gay, Português: Saber se Você é Homossexual, Deutsch: Feststellen ob man schwul ist, Nederlands: Erachter komen of je homoseksueel bent, 中文: 知道自己是同性恋, Čeština: Jak poznat, zda jste homosexuál, 한국어: 자신이 동성애자인지 판단하는 방법, Tiếng Việt: Nhận biết nếu Bạn Là Đồng tính, ไทย: รู้ตัวว่าคุณเป็นเกย์

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