自分のセクシュアリティを把握する方法

共同執筆者 Paul Chernyak, LPC

人間の性のあり方(セクシュアリティ)は生物学、心理学、そして環境的要因が複雑に絡み合って決まります。医学の専門家によれば、性的指向は自分の人となりの一部で自分の意志で選ぶものではありません。かなり早い段階で性を自覚している人もいる一方で、生涯をかけて理解していく人もいます。自分の性的指向について疑問を持つことも自然な反応です。自分の性的指向(異性愛、同性愛など)がよく分からないという人は、自分の気持ちに耳を傾け、信頼のできる人(先生、カウンセラー、家族や友達など)に悩みを打ち明けましょう。また、様々な性のあり方や性的指向について知識を深めましょう。

方法 1 の 3:
自分の気持ちに耳を傾ける

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    心配し過ぎない 自分の性的指向が理解できるようになるまで時間を要することもあります。また、気持ちが徐々に変わっていく可能性もあります。つまり、自分の性的指向を急いで断定する必要はありません。肩の力を抜き、感情が自然に形成されるのを待ちましょう。また、否定的に判断せずに自分の気持ちについて考えてみましょう。[1]
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    異性に魅力を感じているか考える これまで恋愛関係や肉体関係を持ったことがない人でも、他人に性的な魅力を感じたり恋愛感情を抱いたことはあるかもしれません。このように魅力を感じた対象の人物を思い出してみましょう。個人的に面識があった人、有名人、あるいは物語の登場人物という可能性もあります。[2]
    • 魅力を感じた相手が自分とは異なる性の人物であれば、恐らくあなたは異性愛者でしょう。
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    異性と交際することに違和感がないか考える 親しい相手との人間関係について考えてみましょう。性的な関係、恋愛関係、あるいは友人関係でも構いません。この関係について自分がどのように感じているのか考えてみましょう。それが意味していることを決めつけたり過剰に分析する必要はありません。どの関係が自分にもって最も居心地の良い(安心感、満足感、あるいは幸福感が得られる)ものなのかを考えてみましょう。[3]
    • 異性の友人に対して恋愛感情や性的な魅力を感じることはありますか?ある場合は、その相手と交際することについてどう思うか想像してみましょう。
    • これまでの異性との恋愛関係や肉体関係についてどう思っていますか?あるいは、これまでの同性の相手との恋愛関係や肉体関係についてどう思っていますか?一緒に過ごす時間は楽しく、幸せな気持ちに満たされるようなものでしたか?最も良い印象が残っている人間関係について考え、相手の性が要因としてどの程度関わっているのか自問してみましょう。
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    友人関係について考える 性的な魅力を感じない相手とのほうが友達になりやすいという傾向が多くの人に見られます。つまり、同性愛者の男性は異性愛者の男性よりも女性とのほうが容易に仲良くなることができ、異性愛者の男性は男友達と仲が良くなる傾向があります。[4]
    • 現在の友人について考えてみましょう。異性の友人との関係が恋愛や性的感情によってこじれてしまうということがありませんか?同性の相手の方が友達になりやすく、気兼ねすることなく一緒の時間を楽しめるということはありませんか?当てはまる場合、あなたは恐らく異性愛者でしょう。
    • 特定の性の友達が多いからという理由であなた自身のセクシュアリティが必ずしも分かるというわけではありません。これまでの友人関係の他にも恋愛歴や妄想してしまう性的な状況についても考える必要があるでしょう。
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    想像力を働かせる 異性の相手との恋愛関係や肉体関係について想像してみましょう。考えすぎたり否定的にならずに自由に思い描いてみましょう。こうした状況下の自分の気持ちについて考えてみます。[5]
    • 想像する相手が主に異性であれば、恐らくあなたは異性愛者でしょう。
    • 異性を相手とした状況を想像して前向きな感情や興奮が生じるのであれば、あなたは異性愛者である可能性が高いということを意味しています。
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    異なる性の自分を想像してみる 性的指向は白黒はっきりしたものではありません。異性愛者、同性愛者、あるいはその中間(バイセクシャルやバイキュリアス)も想像します。[6]時に同性の相手に性的な魅力を感じることがあっても(あるいは同性との関係を持ったことがあったとしても)自分を異性愛者として捉えている人もいれば、異性の相手に性的な魅力を感じたり関係を持ったことがあったとしても自分を同性愛者として捉えている人もいます。また、自分の性に関係なく性的な関係や恋愛関係に全く関心がないという人もいます(アセクシュアルやアロマンティック)。[7] 大切なのは名称ではなく、あなた自身が自分についてどう思っているのかという点です。[8]
    • 「私は異性愛者」という文言を紙に書き出したり、声に出して言ってみましょう。どのような気持ちになりますか?違和感はありませんか?
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方法 2 の 3:
相談する

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    仲の良いの友達に性的指向について相談する 似た状況に直面し、似た内容を自問しているう人に相談することが役に立つかもしれません。信頼のおける友達に自分が感じていることを打ち明けてみましょう。また、こうした話題に抵抗のない相手であれば似たような経験がなかったかについても尋ねてみましょう。
    • 性について抵抗なく話し合える相手なのであれば、「自分の性的指向について自覚したのはいつ?どうやって分かったの?」といったことを質問してみましょう。
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    性に関することを相談できる場を探す あなたが悩んでいることを(必要に応じて匿名で)同じように悩んでいる人と交流し相談し合うことのできる場を探してみましょう。実際に参加することを躊躇しているのであれば、スレッドを読んでいるだけでも気持ちが軽くなるかもしれません。オンラインやSNS上のコミュニティなどを探してみましょう。
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    カウンセラーに相談する 自分の性同一性に関する悩みによって不安やストレスが生じている場合はメンタルヘルスの専門家(精神分析医、臨床ソーシャルワーカー、心理カウンセラーなど)に相談しましょう。あなたが自分の性的指向を理解する過程に寄り添い、必要に応じて役立つ情報を紹介してくれるでしょう。
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方法 3 の 3:
理解を深める

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    性と性的指向に関する本を読む 自分の性について理解を深める方法として読書が効果的です。例えば、現在10代から20代前半で自分の性的指向を模索しているという人は、こうした年齢の人に向けて書かれている著書を探してみると良いでしょう。
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    性に関して悩んでいる人のためのウェブサイトを参照する 人間の性的指向に関する研究を行い、性的健康やリプロダクティブ・ヘルスに関する情報を公開している団体は数多く存在し、特に海外では、こうした団体(Kinsey ConfidentialやPlanned Parenthood、American Psychological Associationなど)が啓蒙や教育活動を目的としたウェブサイトを運営していることも稀ではありません。このような情報源を活用し性的指向に関する知識を深めましょう。
    • 国内であれば、例えば一般社団法人日本児童教育振興財団内の日本性教育教会や女性学、ジェンダー論などの分野の文献を参考にしてみましょう。
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    性的指向に関する講座に参加する 現在学生の人は、性や社会的性に関する講義に参加してみましょう。あるいは地域の生涯教育センターなどで開講されている講座に参加してみると良いでしょう。こうしたテーマに関するオンライン公開講座もあるので、無料で開講されているものがないか探してみましょう。
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ポイント

  • 自分の性のあり方がすぐに分からなかったとしても心配しないようにしましょう。生涯をかけて理解していくこともあるので焦ってはいけません。
  • 自分の性を決めることができるのは自分自身のみです。違和感があるにも関わらず無理に分類しようとしたり型にはめないよう注意しましょう。



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このwikiHow記事について

認定カウンセラー
この記事はPaul Chernyak, LPCが共著しています。 ポール・チェルニャクはシカゴに住む認定カウンセラーです。2011年に心理学の専門大学、「American School of Professional Psychology」を卒業しています。
カテゴリ: 誘惑・女装
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