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自分を環境や他の人間とは異なる個人であることを認識する能力を自己認識と言いますが、それは自分の鼻が見えないのと同じくらい難しいことです。自分の得意なものが見えないこともよくあります。卓越した才能を特定するのは非常に難しく、多くの場合い、思いも寄らない所に潜んでいます。不得意だと思っている物事が実際には得意なものだと分かることもあるでしょう。自分の才能を見つけたいと思うのは当然で、見つける方法もたくさんあるでしょうが、少し時間がかかるかもしれません。

パート 1
パート 1 の 2:

自分についてじっくりと考える

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    あらゆる分野で自分の可能性を探る 大抵の場合、自分の才能を自分で見つけるのは難しいため、色々な分野で自分の能力を試し評価すると良いでしょう。才能とは単にギターを弾いたり、プロのダンサーのように踊ったりできるというだけに限りません。才能は色々な形で現れ、様々な領域、分野で発揮できます。[1]
    • 例えば、人の感情を正確に読めるのは1つの才能で、大変に役立つものです。
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    過去を振り返る 自分自身について深く考えるには、まず過去を振り返るのが効果的です。これまでに達成した物事を思い出しましょう。[2] 楽しみながら達成できた物事を考えましょう。また何をするにも人よりも優れていた時を思い出しましょう。さらに、「今まで達成したことで何が一番誇らしく思うか」また「人の意見に関係なく、自分がすごいと思えたのはいつだったか」などを自分に問いかけ考えましょう。
    • 幼い頃、自分はどんな子供だったかを考えるとヒントが見つかるかもしれません。子供の頃は何をして遊びましたか。好きでよくしたことは何ですか。どんなことで有名でしたか。これらを1つ1つ考えていくと、あなたの奥底に眠る才能が見えてくるかもしれません。また、深く追求したいと思うことが見つかるかもしれません。私たちの個性は関心ごとや興味ごとに大きく影響を受けます。自分の好きなことや惹きつけられるものを考えてみましょう。定期的に行う楽しみなどは自分の趣味だと言えるでしょう。隠された才能とは誰よりも上手にできる物事に深く関連します。それらに焦点を合わせましょう。どのようにそれらを実行している、ステップごとにじっくり考えましょう。
    • 難問を突きつけられた時の自分の行動を考えるのも、スキル探しに役立ちます。対処しなければならなかった厳しい状況について考えてみましょう。何かに真剣に取り組む際に、隠された才能が発揮される場合があります。例えば、父親が心臓発作を起こした時、冷静さを失わず機転を効かせて救急車を呼ぶなどはその例です。緊急時に慌てず警戒を怠らない姿勢は非常に有用な才能です。
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    どんなことで楽しめるかを考える これをすると幸せだと感じられるものは才能に通じるかもしれません。好きなことを考えましょう。それを披露すると人から褒められませんか。人からアドバイスや助けを求められませんか。自分では何とも思っていないものが、実際には才能かもしれません。[3]
    • 時間を完全に忘れてしまったことはありませんか。何かを始めていつの間にか時間が経っていたという経験はありませんか。それもあなたの才能を暗示するものでしょう。[4] 例えば、好きなビデオゲームを改造し出して、つい夢中になり全てを忘れてしまったという経験があるとしたら、それがあなたの才能の1つと考えられるでしょう。
    • 自分が何をどう話すかに意識を向けましょう。特定のテーマを家族や親友に延々と話している自分に気づくことはありませんか。それも才能を考えるヒントになるかもしれません。
    • 好きなことを全て書き出しましょう。自分にとっての本当の楽しみが分かり、何故楽しいと思うのかその理由を考える機会になります。例えば、オンラインゲームのファンタジーフットボールや自然散策が好きなのは、自分の持っている特別な知識が使えるからだと分かるかもしれません。
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    自分の得意なことを評価する 楽しいと感じるものと、得意なものとは大きく異なります。実践して楽しいと思えるものが才能だと考えるかもしれませんが、才能は時として、好きではないこと、あるいはやってみようなどと考えないことに潜んでいる場合があります。ですから、何が得意かは時間をかけて注意深く自分自信を観察しなければ、簡単に判断できません。
    • 自然にできるものを考えましょう。全く苦にならずにできるものです。誰かが悪戦苦闘しているのを見て、「気にしない。私がやった方がいいかも!」または「それ、僕が手伝うよ」などと声をかけたことはありませんか。あるいは誰かの作業の様子を見て正しくできるように助けてあげたことはありませんか。これらはあなたの得意なことや熟知していることを示しています。
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    素晴らしい成功を収めた時を思い出す 人生を振り返り物事が全て上手く行っていた頃、収めた成功が誇らしく鼻高だった時を思い出しましょう。これもあなたの才能を示唆するものです。
    • 上司のオフィスの整理整頓や配置換えなどを手伝った結果、作業がスムーズに流れるようになったという経験があるかもしれません。整理整頓は非常に有用な才能です。
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    自伝を書く 自伝を書く作業は才能を見つけるのに効果的なだけでなく、開発すべき才能の発見にも役立つでしょう。子供の頃の自分、登校前や帰宅後にするのを楽しみにしていたこと、好きだった授業科目などを記しましょう。また成長の過程も記しましょう。今、人生のどんな時期を過ごしているかを記したり、将来の自分の姿について考えたりしましょう。更にどんな方向に進みたいか、自分の葬儀ではどんな別れの言葉をかけてもらいたいかなどを考え記しましょう。
    • 費用を考えずに済むなら何をしてみたいかを考えましょう。費用を考えずにできるなら、どんなアクティビティに挑戦したいでしょうか。この考える訓練も興味や才能を特定するのに役立ちます。
    • この訓練により自分の優先順位が明確になります。真剣に考えている物事が自分にとって大切なものです。
    • 人生で欲しいものが分かり、それを達成するために開発すべき才能に焦点を合わせるのに役立つでしょう。
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    第三者の意見を聞く 第三者の目に自分がどう映るかを知ると、得意な物事が見えてくる場合があります。周囲の人たちに自分の長所について尋ねてみましょう。喜んで意見を述べてくるでしょう。あなたをよく知る人たちだけでなく、自分をあまりよく知らない人にも尋ねましょう。両者の見る目は大にして異なる場合があり、その差が更に自分を知る手がかりになります。[5]
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パート 2
パート 2 の 2:

色々なことに挑戦する

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    新しいことに挑戦する 自分の才能を発見するためには、色々なアクティビティへの挑戦が必要です。学校や仕事から帰ってきて家でゴロゴロしているだけ、また週末の空いている時間は全てパーティーで楽しむという生活なら、自分の才能を発見する余裕はありません。才能は、これまで試したことのないアクティビティに挑戦しなければ見いだすのは困難です。時間を割いて新しいアクティビティに挑戦しなければ、今の自分を更に成長させることはできません。
    • どのような時間の過ごし方をしているか考えましょう。物事に優先順位をつけ、優先度の低いものに費やす時間を削って新しいことに挑戦しましょう。
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    自分を理解するための時間をつくる 周りの人に才能探しを協力してもらう一方で、自分でも時間を作って深く考えることが重要です。自分探しには自分について深く考える時間が必要です。余暇を常に友達と映画を見て過ごしていれば、自分を理解するための時間が取れません。自分1人で静かに過ごす時間を設け新しいことに挑戦しましょう。[6]
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    既存のスキルを活用する おそらく既に基本的なスキルをいくつか持っているはずです。それらは全て本物に開花する可能性がありますが、時間をかけて磨き上げなければなりません。その才能が活かせる色々な活動に真剣に取り組みましょう。これまでの活動では活かし切れていなかったかもしれません。そのスキルを真剣に培いたいと思うなら、より多くの分野で活用しなければなりません。
    • インテリアデザインが得意だとしたら、自分の部屋の模様替えなどをした経験があるかもしれませんが、そのスキルを更に伸ばしてプロ並みのレベルに発展させましょう。インテリアデザインの勉強をする、あるいはインテリアデザイン用のソフトウェアを駆使して素敵な「Pinterest(ピンタレスト)」を作成するなど色々と試しましょう。今持っているスキルに投資し色々な物事に活用させながら磨き上げ、本物の才能に発展させましょう。
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    新しい物事に挑戦する[7]  挑戦する前に「できない」と言ってしまうことはよくありますが、自分の快適ゾーンから出ない限り自分に何ができるかは分かりません。「自分は大した人間じゃない」「あまり賢くない」などと思うことがあるかもしれません。あるいは、自分を「そのような優れた人間じゃない」などと考えているかもしれません。しかし優れた人間になろうと挑戦しない限り「優れた人間ではない」ことは分かりません。色々な物事に挑戦して自分を驚かせてはどうでしょうか。自分が思う以上に、あなたは素晴らしく味のある人です。冒険心を持って今まで試したことのない全く別の物事に挑戦しましょう。[8]
    • ロッククライミングやスキューバダイビングに行く、本を書く、ビジネスを始めるなど様々なアクティビティにチャレンジしましょう。全て努力が必要ですが、多くの人がそこに本来の自分を発見することがあります。
    • できることや既に知っていることをよく考えてみましょう。例えば、小さな子供と遊ぶのが好きだと分かっているなら、おそらく陽気で大らかな性格だと言えます。また、子供の世話と動物のそれには似た資質が必要なため、将来は動物と触れ合う仕事が得意だろうと判断できます。
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    興味のある授業を受ける 興味を持っているテーマがありそれを才能に発展させたいと思うなら、そのテーマに関連するクラスを受講してみましょう。多くの情報を取得し、講義内容が肌で掴めれば、その分野に自分の才能があるかどうかが分かります。また受講中に、「これをやろう!」と決めた段階で、既に基本的なスキルが身についているため、更にスキルを伸ばして将来に繋げることができるでしょう。
    • 大学や教育機関が近くにない、または通えない場合には、無料のオンラインコースを検索して受講しましょう。時間的にも金銭面にも授業に専念する余裕がある場合には、地元の大学や専門学校、コミュニティセンターでの受講を考えましょう。
    専門家情報
    Tracey Rogers, MA

    Tracey Rogers, MA

    認定ライフコーチ
    トレーシー・L・ロジャースはワシントンD.C.メトロポリタン・エリアを拠点に活躍している認定ライフコーチで、占星術師です。ライフコーチと占星術師として10年以上の経験があり、その業績はラジオ番組やOprah.comなどのインターネットメディアに取り上げられました。Life Purpose Instituteにてコーチの認定資格を、ジョージ・ワシントン大学にて国際教育学の修士号を取得しました。
    Tracey Rogers, MA
    Tracey Rogers, MA
    認定ライフコーチ

    専門家は次のようにアドバイスします。 自分の得意分野を知りたい場合は、その好奇心を大切にして関連分野の授業を受けましょう。料理に興味がありので料理人になりたい、または作家になる才能があるかどうかを知りたいと思うなら、自分に合ったクラスを見つけて受講しましょう。

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    旅を通して経験を広げる 旅は人生で最も衝撃的な体験の1つです。旅に出ると色々な試練に逢い、想像以上に自分について知ることができます。ただし、簡単なルートを辿るだけ、またはクルーズ船旅行やガイド付き旅行に行くだけでは効果がありません。自分1人で旅に出ましょう。今まで行ったことのない場所に行きましょう。積極的に色々なことを体験して旅を満喫しましょう。新しいことにも挑戦しましょう。困難な状況に遭遇するかもしれませんが、想像以上に簡単にできるアクティビティ、大満足できるアクティビティも体験できるでしょう。[9]
    • 旅は費用がかかると思うかもしれませんが、行き先、時期、したいことなどによって調節できます。費用をかける必要はありません。近場を選んでも旅のメリットを得られます。山や海辺、離島などに行ってみるのも良いかもしれません。
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    挑戦する 物事に悪戦苦闘している時、快適ゾーンから抜け出して新しい世界に飛び出した時こそ自分について深く学べるチャンスです。平穏な毎日を繰り返し、家を離れることなく、困難に直面したら諦め、課題を解決せずに逃げ出すなどして何事にも挑戦しなければ、才能を活かして輝ける機会が掴めません。積極的に挑戦しましょう。難題に挑み、快適ゾーンから脱出してより多くの経験をしましょう。立ちはだかる困難を克服する機会を敢えて得ましょう。[10]
    • お祖母さんが病気になり助けを必要としていたら、自発的に手を差し伸べましょう。高齢者との絆作りや高齢者支援が得意だと気付くかもしれません。
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    ボランティア活動で人助けに携わり物の見方変える 自分の生活だけに目を向け、自分の世界だけに閉じこもっていると自らの可能性を閉ざしてしまいます。どんな自分になれるか、どんなことができるかといった自分の可能性を追求できずに終わってしまいます。重要かつ衝撃的な方法で人助けをすると、新しい視点で自分を見ることができ、物事の優先順位も変わるでしょう。自分でも気づかなかった才能を発揮して人の役に立てたり、ボランティア活動を通して新しい才能を培う機会もあるでしょう。
    • 例えば、地方の役所では、延び放題の木々や植物の除去、子供の遊び場の建設といった事業で市民の協力を必要とする場合があります。そういった機会に協力を申し出れば、植物の識別、木工、設計図の解読などが得意だと気づくかもしれません。あるいは人を勇気付けたり、まとめるのが得意かもしれません。
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ポイント

  • 自信を持ちましょう。他の人にどう思われるかなど気にしてはいけません。周囲に自分の才能を見せて知ってもらいましょう。
  • あなたはあなたです。別の人になる必要はありません。才能が欲しいからと専門の知識や才能を持つ専門家のように振舞ってはいけません。
  • 自分のどんな所が好きか友達の意見を尋ねましょう。
  • 友達の才能探しに協力しましょう。その過程で自分の才能が見つかるかもしれません。
  • 何よりも自分らしく振舞うことが重要です。人がどう思おうと心配する必要はありません。
  • 日々努力し、新しいことに挑戦しましょう。
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注意事項

  • どんなことに挑戦するにしても決して人を傷つけてはいけません。
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このwikiHow記事について

Tracey Rogers, MA
共著者 ::
認定ライフコーチ
この記事の共著者 : Tracey Rogers, MA. トレーシー・L・ロジャースはワシントンD.C.メトロポリタン・エリアを拠点に活躍している認定ライフコーチで、占星術師です。ライフコーチと占星術師として10年以上の経験があり、その業績はラジオ番組やOprah.comなどのインターネットメディアに取り上げられました。Life Purpose Instituteにてコーチの認定資格を、ジョージ・ワシントン大学にて国際教育学の修士号を取得しました。 この記事は3,323回アクセスされました。
カテゴリ: 趣味・DIY
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