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あなたは今までに上手に歌いたいと思ったことはありませんか? もしかすると本当は素晴らしい声の持ち主なのに、その可能性に気づいていないだけかもしれません。上手に歌うためにはまず自分の声域を知り、正しいテクニックを使って練習を重ねることが大切です。コツをいくらかつかめば、あなたの美声を響かせることができるかもしれません。

方法 1
方法 1 の 3:

自分の声を知る

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    自分の声域を見つけましょう一番低い音から高い音まで、何オクターブ出せるのかを調べます。[1] 自分の声域を見つけるにはスケールを使うとよいでしょう。確実に出せる低音から始めて、もうこれ以上は出せないと感じる高音まで発声します。声域はソプラノ、メゾソプラノ、アルト、カウンターテナー、テナー、バリトン、バスの7つに大別されます。
    • メジャースケールを使って発声練習をしてみましょう。まずは中央にあるCから始めます。C-D-E-F-G-F-E-D-Cと発声し、半音ずつ上下させながら他のスケールも同じように発声します。[2]
    • どのスケールが最もはっきりと発声できましたか? 音程を合わせづらくなったのはどの音でしたか? 上手く発声できなかった音をメモに取り、自分の声のタイプを判別しましょう。
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    自分のテッシトゥーラを見つけましょう。テッシトゥーラとは自分が無理なく一番きれいな声を出せる範囲のことを指します。[3] 声域がテッシトゥーラの範囲を超えることはあります。とても高い声や低い声を出せる人もいるかもしれませんが、人には力強い声を無理なく出せる範囲があります。自分の最高の歌声を知るには、このテッシトゥーラを見つけることが大切です。
    • いつもつられて歌ってしまう曲はありませんか? 大きな声で歌いたくなる曲があるとすれば、それは自分で一番自分の声に合っていると感じているからかもしれません。そうした曲を構成する音を意識して聴いてみましょう。
    • トレーニングによって力強く歌える声域が広がることもあります。[4]
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    正しい歌唱テクニックを身につけましょう。正しいテクニックで歌わないと自分の本当の歌声を発見できません。そのテクニックを使って歌うと透明で、しかも力強い声で歌うことができます。以下のポイントを念頭に置いて歌を練習してみましょう。
    • 姿勢を正します。呼吸をしやすいように背筋をまっすぐにして立ちましょう。リラックスして首をまっすぐに保ちます。
    • 呼吸は必ず横隔膜を使って行いましょう。息を吸うと腹部が膨らみ、吐くとしぼむはずです。この呼吸法によってピッチのコントロールができるようになります。
    • 喉の奥を大きく開け、母音をはっきりと発音しながら歌いましょう。
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方法 2
方法 2 の 3:

歌を練習する

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    必ずウォームアップをしましょう。声帯は筋肉なので、痛めないためにはウォームアップが必要です。最初の10~15分間はゆっくりとスケールで発声練習を行いましょう。声帯が温まって歌う準備が整ったら、練習曲を歌ってみましょう。
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    自分に合った曲を選びます。自分の声域に十分に収まる曲を選べば、上手に歌える可能性も高くなります。自分でも信じられないような歌声を発見できるかもしれません。
    • 選択した曲に合わせて何度も満足がいくまで歌います。
    • 今度は歌なしで歌ってみましょう。伴奏だけを流して練習します。
    • 色々なジャンルの曲を試してみましょう。一番好きなのはヒップホップでも、歌ってみるとジャズやカントリーミュージックのほうが合っていたなどの発見があるかもしれません。可能性の扉は開いておきましょう。
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    歌声を録音してみましょう。ウォームアップと歌の練習が終わったら、テープレコーダーなどを使って自分の歌声を録音します。その時、良かった部分と改善点をメモしておきましょう。
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    人前で歌ってみましょう。他の人の意見を聞くと、これまで気が付かなかったようなことに気が付くかもしれません。家族や友達の前で歌を披露し、正直な意見を聞かせてもらいましょう。
    • 歌う前にはウォームアップを忘れないようにしましょう。
    • 天井が高く、間仕切りの少ない広い部屋で歌いましょう。天井が低いカーペット敷きの部屋よりも声がよく響きます。
    • 他の人の意見が聞けたなら、それを肝に銘じ、次の練習時に生かしましょう。
    • カラオケは人前で歌う練習をする格好の場所です。
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方法 3
方法 3 の 3:

声を磨く

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    自分特有の歌い方を見つけます。あなたの声の個性はどこにありますか? 声域を知ったなら、次はいろいろな歌い方を試して自分の声の魅力を最大限に引き出しましょう。
    • オペラ風の声の持ち主なら、クラシックを練習してみましょう。
    • カントリー歌手によくある、少し鼻にかかった生き生きとした声の人は、それを前面に押し出しましょう!
    • 伝説的なロック歌手の中には叫ぶように歌っている人もいれば、ただつぶやくように歌っている人もいます。ロックの世界には決まった歌い方など存在しません。
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    バンドや合唱団に参加しましょう。個性的な歌唱スタイルを身に付けるには、他のミュージシャンと交流するのが一番です。地域や学校の合唱部や音楽クラブに入部するもよし、あるいは仲間を集めてバンドを組み、あなたがメインボーカルを務めるのもいいでしょう。ミュージカルのオーディションへの応募や、すぐにでも歌声を披露したいのであれば、地下鉄構内で路上ライブを行うという手もあります。
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    ボイスレッスンを受講しましょう。歌声を本気で追求しているのであれば、プロの講師にトレーニングをしてもらうのがいいでしょう。講師は声を楽器として使う方法を教えてくれるため、きっと自分が今まで体験したことのないような声域の広がりを体感できます。あなたの能力に合った歌唱スタイルについてもアドバイスを得られるでしょう。
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ポイント

  • 歌詞の意味を考えながら、感情を込めて歌いましょう。
  • 牛乳やオレンジジュースなどの飲み物は喉を粘膜で包んでしまうため、できるだけ避けましょう。
  • ジャズやヒップホップなどいろいろなジャンルの曲を試してみて、目指す歌唱スタイルを見つけましょう。
  • 音程を正しく取るために、ピアノを弾きながら歌ってみましょう。
  • 水は常温にして飲みましょう。[5] 極度に高温または低温の水を飲むと声帯に負担がかかり、歌を歌いにくくなります。発声練習の合間には常温の水を飲み、喉を潤しましょう。
  • 無理に声を出すことはやめましょう。声帯を痛めて裂傷を招く危険性もあります。
  • 頭をまっすぐに保って歌うと良い声を出しやすくなります。
  • 喉に不快感がある時に咳払いをしてはいけません。不快の元が拡散して症状が悪化する恐れがあります。この場合は水を飲むか、流しに吐き出しましょう(状況に応じていずれかの方法で対処します)。
  • 緊張したら、観客が全員裸になった様子を思い浮かべるか、観客が一人もいないと思い込みましょう。
  • 歌う時には胸からではなく、お腹から声を出しましょう。
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注意事項

  • 叫び声や大きな声を出すことはもちろん、小さな声でひそひそと話すだけでも喉には負担がかかります。むしろ囁いている時の方が、大声で話をするよりも喉を酷使しているのです。
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カテゴリ: 音楽
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