自分を分析する方法

共同執筆者 Paul Chernyak, LPC

この記事には:自分の感情を知る自分の価値観について知る自分の物語を発見する10 出典

自己を認識するというのは、価値観や信念、振る舞いや性格の傾向などの自分自身の核となっている部分を知ることです。自己を認識することは自分がどういう人間かを知るための重要な最初のステップです。自分の信念や態度、行動や反応を理解するひとつの方法が自己認識を得ることなのです[1]。自己を分析する方法を学ぶ手段はたくさんあります。

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自分の感情を知る

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    自分が何を考えているかを知りましょう。頭の中で考えていることはその人自身と切り離せないその人の一部です。物事に対してどのように感じるか、どのような態度を取るか、ある状況をどのように理解するかというようなことは、自分が抱いている考えに大きく依っています。自分の思考を見つめ、どのような考えを持っているかを理解しましょう。あなたの思考は否定的ですか?自分のことを低く評価したり、いつも何か悪いことが起こるだろうというふうに考えたりしていませんか。 人生のどの面において自分に対して最も厳しく当たっているでしょうか。
    • 人生の一つ一つの局面について上記のようなことを考えてみましょう。生きていく上で何を行う時でも自分がどのような考えを抱いているかを意識するように徹底しましょう[2]
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    日記をつけましょう。日記に一日のこと、葛藤、目標、夢などを書くことで、自身の毎日考えていることの記録になります。日記の内容を分析し、傾向についてメモを残しましょう。内容は明るいでしょうか、暗いでしょうか。 行き詰まりを感じているでしょうか、それとも自分の力を信じているでしょうか。 自分の考えを分析し続けることで、自分がどういう人物であるかをより理解できます。
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    自分の知覚に敏感になりましょう。ときどき私たちの知覚は、ある状況について何が起きて何を見たのかという認識を誤った結論に導くことがあります[3]。たとえば、昼食の後で友達があなたに対して腹を立てていたと感じたとします。このような場合人によっては混乱し、相手が機嫌を損ねたのは自分が何かしたためだろうと反射的に考えるでしょう。相手の機嫌について自分が感じたことを正確に把握していれば、相手が腹を立てたという結論になぜ至ったかを理解する助けになります。
    • このような状況に置かれたら、起きたことに対する自分の考えと行動を時間をかけて分析してみましょう。見聞きした事柄や感じたことなど、自分がその状況をどのように理解するかを決めた因子を書き留めましょう。相手の機嫌が変化したことに他の原因がありえるか、または自分の知らない外的な要因があったのか、ということを自問してみましょう。
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    自分の感情を理解しましょう。その時々で抱いた感情もまた、自分がどういう人間であるかやある状況や人に対しての自分の振るまいを理解する助けになります。特定の話題に対する自分の反応や、声のトーン、表情や身ぶりなどについてより自覚的になり、自分の感情を分析します。自分が感じている気持ちに気づき、なぜそのような感情を抱いたのかを考えてみましょう。それは何に対する反応でしたか。 どの部分がそのような反応を引き起こしたのでしょうか。
    • 身体的な反応も自分の感情について知る手がかりとなります。たとえば、呼吸が荒くなったり早くなったりしたら、ストレスか怒りを感じていることを示しているかもしれません[4]
    • 自分の感情をすぐに特定できない場合は、その時の状況について感じたことや反応を書き留めておきましょう。起きたことから時間と距離を取って初めてどのように感じていたかを理解できることもあります。
    • 自分が感じていたことを正確に知るためには、信頼できる友達や家族に頼んで自分の考えや反応を聞いてもらうのも効果的です。ある出来事に対する自分の感情やそれがどんな意味を持っていたかを真に理解するために、適切な距離をとるのは時として難しいことです。

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自分の価値観について知る

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    価値観を理解しましょう。自分が重要視する物事について知ることは自分の核への洞察につながります。個人の価値観の多くの部分を形成するのが人生経験ですが、自分についてより深く知るにつれ価値観は少しずつ変化していきます。
    • 価値観というのは言葉も概念も抽象的で曖昧なことが多いので、正確に理解するのは難しいでしょう。価値観とは人が人生を通して何かを判断する際の拠り所とする信念や理想なのです[5]
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    自分が持っている価値観はどのようなものでしょうか。自分がどんな人間で自分にとって大事なものは何かを知るためには自分の価値観を特定して定義する必要があります。何が大事か、自分を形作る価値観は何かということを時間をかけて内省し、分析することで、答えが見えてくるでしょう。自分の価値観を知るための第一歩として以下の質問に答えてみましょう。
    • 最も敬愛する人物を二人挙げてみましょう。尊敬しているのはどういう資質でしょうか。 敬愛に値すると考えるのはなぜでしょうか。
    • これからの人生で、三つだけ持ち物を選ぶとしたら何を選びますか。 理由も考えてみましょう。
    • 自分が情熱を感じる話題、イベント、趣味は何でしょうか。なぜそれらの物事はあなたにとって大事なのでしょうか。 どういった要素が熱意につながっているのでしょうか。
    • 自分が最も達成感と満足を感じたイベントはなんだったでしょうか。 その時の何がそのように感じさせたのでしょうか。 また、なぜでしょうか[6]
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    価値観の核の部分をまとめてみましょう。今までの質問への答えを考えていく中で、自分にとって大切なものや自分が価値を置くものへの理解が深まったのではないでしょうか。自分の信念や考え方の核心によりせまるために、今までに挙げた自身の価値観に関わる考えや出来事、物を核となる価値観のグループにわけてみましょう。核となる価値観の例としては、礼儀、誠意、プラス思考、自身、友情、達成感、信念、優しさ、正義、信頼、平和などがあります。
    • このように価値観の核となる部分を定義することで自分をより深く理解します。これらの物事は自分にとって大事なものを教えてくれるだけでなく、何かを選択するときにも役に立つでしょう。この方法で自分を分析することで、真の自分に大きく近づくことができます[7]
    • 価値観の核が複数に分かれるかもしれませんが、人間はいろいろなことを感じる複雑な生き物なので、それは自然なことです。たとえば、誠実さ、信念、競争、自信などといった必ずしも一つにはまとめられない別々の物事に価値を置いていたとしても、これらはそれぞれ自分が置かれている状況や周囲の人々をどのように評価するかを示していると同時に、人生において獲得したいものでもあるでしょう。

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自分の物語を発見する

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    自分の物語を書きましょう。自分の人生の物語を書くことで、自分自身のみならず人生における困難や喜び、チャンスや葛藤をどのようにとらえているかがよくわかります。さらには個人的な体験から学んだことや、そこから自身が得た影響についての洞察も得られます[8]
    • この方法を用いると、自分の経験がどのように価値観、態度、信念、偏見、物事への反応などを含む自分自身や自分と世界との関わり方に影響を与えてきたかを理解できるようになります。
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    自分の物語を分析してみましょう。自分の人生の物語を書いたら、以下の質問に沿って分析をしてみましょう。
    • 物語のテーマは何でしょうか。 人に助けられることと誰かを助けることのどちらが多かったでしょうか。 無力さ、もしくは能力といったテーマは含まれているでしょうか。 自分の物語をジャンルで表すとしたらラブストーリーでしょうか。それともコメディやドラマ、または他の何かでしょうか。
    • タイトルをつけるとしたら何がふさわしいでしょう。
    • 自分の物語をいくつかの章に分け、そのように分けた理由も考えてみましょう。 どのような変化があったでしょうか。 何を学んだでしょうか。 各章にもタイトルをつけてみましょう。
    • 物語の中で自分はどんなキャラクターでしょうか。 また他人はどんなキャラクターでしょうか。 それぞれのキャラクターは自分にとってどういう意味を持つでしょうか。自分自身や他人や世界をどのように見ていることを示しているでしょうか。
    • 自分自身や他人や世界を説明するのに適切な言葉は何でしょう。 それらの言葉はあなたの物語やあなたの生き方について何を示しているでしょう[9]
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    自分の分析がどういう意味を持つかを考えましょう。自分の物語を書いたら、それらの意味するところについて考えましょう。自分の物語を書いて分析するこの手法はナレーションセラピーと呼ばれますが、これを行うことで自分の存在にとって大事もしくは決定的だと考えているものが見えてくるのが興味深い点です。自分にとって意味の大きい出来事にハイライトを当て、自分自身や今まで生きてきた中で起きた悲劇についてどのように感じているかを示します。
    • たとえば、自分の物語をドラマとして書いてく中で、自分の人生が思っていた以上に劇的で緊張感のあるものだと気がつくかもしれませんし、コメディとして書くなら、おもしろくてアップテンポの人生を今日まで歩んできたことに気がつくかもしれません。ラブストーリーとして書いている人は、もしかしたら大恋愛を経験しているか未来に期待して、恋に恋しているのかもしれません。
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    時間をかけましょう。これらのことを全て行ったとしても、自分を知るというのはさらに時間がかかることだということを覚えておきましょう。自分自身により自覚的になる、もしくは自分を分析するというのは、人生を通して行われるべきものだということを理解することが大事です。今日の自分や自分の信念は未来には変わっているかもしれません[10]

記事の情報

この記事はPaul Chernyak, LPCが共著しています。 ポール・チェルニャクはシカゴに住む認定カウンセラーです。2011年に心理学の専門大学、「American School of Professional Psychology」を卒業しています。

カテゴリ: 自己啓発

他言語版:

English: Analyze Yourself, Español: analizarte a ti mismo, Português: Analisar a Si Mesmo, Deutsch: Dich selbst analysieren, Русский: проанализировать себя, العربية: تحليل ذاتك, Bahasa Indonesia: Menganalisis Diri Sendiri, ไทย: วิเคราะห์ตัวเอง, 한국어: 자기 분석하는 법, Tiếng Việt: Phân tích Bản thân, Nederlands: Jezelf analyseren, Français: s'analyser soi même, Čeština: Jak analyzovat sám sebe, Italiano: Analizzare Te Stesso

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