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運転しようと思ったらエンジンがかからずヘッドライトも点きません。ジャンピングスタートで急場をしのいだ後、新品のバッテリーやオルタネーターに交換する必要があるかを調べたい時は以下の方法を試します。

方法 1
方法 1 の 3:

電圧計でバッテリーを点検する

  1. 1
    イグニッションスイッチを切ります。
  2. 2
    プラスのバッテリーターミナルからカバーを外し、ターミナルの点検と掃除をします。
  3. 3
    用意した電圧計のプラス側のリード線をバッテリーのプラス極に繋ぎます。リードのプラス側には普通は赤い線が使われています。
  4. 4
    電圧計のマイナス側のリード線をバッテリーのマイナス極に繋ぎます。
  5. 5
    電圧計の数値を確認します。バッテリーの状態が良い場合、数値は12.4から12.7ボルトの間に納まります。12.4ボルトを下回る時は充電が必要になります。
    • 電圧計の数値が12.2ボルト以下の場合は低速充電を行い、充電完了後に再度バッテリーの状態をチェックしましょう。
    • 数値が12.9ボルトより上回る場合はバッテリーのオーバーチャージ状態です。ヘッドライトをハイビームにして点灯し、過剰な表面充電を放電します。この場合、オルタネーターがバッテリーを過充電している可能性が考えられます。
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方法 2
方法 2 の 3:

パワープローブ(サーキットテスター)でバッテリーを点検する

  1. 1
    プラス極のバッテリーターミナルからカバーを外します。
  2. 2
    プラス極のバッテリーターミナルに、パワープローブのプラス側のリード線を接続します。プラス側には普通は赤い線が使われています。
  3. 3
    パワープローブのマイナス側のリード線をバッテリーのマイナス極に接続します。
  4. 4
    パワープローブの先端をプラスのバッテリーターミナルに接触させて電圧を計測します。
  5. 5
    パワープローブの数値をチェックします。バッテリーの状態が良い場合、数値は12.4から12.7ボルトの間に納まります。
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方法 3
方法 3 の 3:

エンジンをクランキングしてバッテリーを調べる

  1. 1
    イグニッションキーをオンにし、スターターを2秒ほど作動させてエンジンを回します。バッテリーの電圧降下を調べるため助手にエンジンを回してもらいましょう。
  2. 2
    エンジンがクランキングしたらパワープローブが示す数値をチェックします。9.6ボルトを下回る場合は問題です。
    • 数値が9.6ボルト以下を示したバッテリーはサルフェーション(硫酸化)状態にあり、充電された電圧の受取りや蓄電をしていません。
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ポイント

  • 自動車のバッテリーは通常4~5年が寿命です。暑い気候では3年ほどしかもたない場合もあります。充電直後にも関わらず、車を使わない間にバッテリーが上がってしまう時は交換するべきでしょう。
  • 不要になったバッテリーは行政の規定に従って処分します。普通、自動車専門店などで依頼することも出来ます。
  • バッテリーの点検や充電はご近所の自動車専門店やガソリンスタンドでも行えます。
  • 新品のオルタネーターの購入を考えている場合は、その前に関連システムを一通り完全点検すると良いでしょう。
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注意事項

  • 深刻なやけどやターミナルへの損傷、あるいは水素ガスの爆発をも引き起こしかねないため、バッテリーのターミナル同士は絶対にショートさせないで下さい。
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必要なもの

  • 電圧計

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このwikiHow記事について

Jason Shackelford
共著者 ::
自動車整備士
この記事の共著者 : Jason Shackelford. ジェイソン・シャッケルフォードはワシントン州のシアトル市とレドモンド市にある家族経営の自動車修理店「Stingray Auto Repair」の経営者です。24年以上自動車修理の仕事に従事しています。同店で働く修理チームのメンバーは皆、10年以上の経験をもつベテラン自動車整備士ばかりです。 この記事は75,364回アクセスされました。
カテゴリ: 自動車
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