自宅の浸水被害に対処する方法

この記事には:浸水後の対策をとるカビを除去する将来の被害を防ぐ保険金の請求をする6 出典

生活するうえで欠かせない水でも、家に大きな損害を与える場合があります。家が浸水すると様々な問題が生じ、発生直後は言うまでもなく、後になっても家主を悩ますことがあります。洪水の被害から蛇口の水漏れまで、大小にかかわらず厄介な水害は、健康面でも安全面でも深刻な問題を引き起こしかねません。この記事の手引きに従い、家の浸水被害の阻止、修繕、防止をしましょう。

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浸水後の対策をとる

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    水道の元栓を閉める 浸水の原因が水道管の破裂や温水器の故障であれば、家の水道の元栓を閉めます。
    • 水の出所が分からない場合は、水道業者に連絡しましょう。
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    電源を切る 家が浸水したら、電源を切り、ガスの元栓を閉めます。この処置は少量の水漏れの場合は必要ないかもしれませんが、浸水している場合は安全のために電源を切りましょう。[1]
    • 適切な絶縁対策をとらない限り、電化製品に触れてはいけません。
    • 水の中に入らなければ電源を切ることができない場合は、電気工事士に問い合わせましょう。
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    被害の程度を査定する 甚大な被害を受けた場合、掃除を始める前に、まず家を建て替える価値があるかを判断します。保険会社に提出する写真をできるだけたくさん撮り、必要な記録や書類を揃えます。
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    貴重品を拾い集める 可能であれば、家族に代々伝わる品、現金、宝石などの貴重品を、浸水場所から探して拾い集めましょう。ただし、浸水による家への被害はまだ広がっているため、貴重品の収集・掃除にあまり時間をかけてはいけません。
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    溜まった水を排水する 浸水時間が長いほど、被害も拡大します。安全な状況になったら、直ちに溜まった水を排水します。自然災害の場合は、水が家より低い位置まで引いてからポンプで汲み出します。[2]
    • 適切な防具を身に着けましょう。浸水場所で作業する際、ゴム長靴、ゴム手袋、マスクまたは防毒マスクを身に着けましょう。
    • 水が汚染されている可能性もあるため、子供やペットを浸水場所から遠ざけましょう。
    • 排水ポンプを浸水した床の一番低い箇所に置きます。水が深い場合は、ナイロン製のロープを結び付けてポンプを下ろす必要があるかもしれません。
    • 少量の浸水であれば、乾湿両用掃除機で水を吸引できる場合もあります。ただし、15~20リットルの容量しかない掃除機であれば、何度も水を捨てる必要があるかもしれません。[3]
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    がれきやゴミを片づける 釘などの危険物が流れ着く可能性もあるため、注意が必要です。
    • 洪水で流れ着いた泥には、しばしば大量の有毒物質が含まれている場合があります。泥をできる限りショベルですくい出し、清潔な水で壁を洗い流します。換気口内に泥が付着していないかを確認しましょう。泥が乾くと有害物質が飛び散る場合があり危険です。
    • 洪水の後、ヘビやネズミが家の中に入り込むことがあります。
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    電化製品を自然乾燥させる 完全に乾くまで、電化製品やコンセントを使ってはいけません。冠水後の取り扱いについては、各電化製品の取扱説明書に従いましょう。

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カビを除去する

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    カビが生えていないかを調べる 通常は目につきやすいカビでも、換気口、床下、屋根裏、壁の内側などの見えにくい場所にも発生します。カビが確認できなくてもカビ臭がする場合は、見えない場所に発生していると思われます。
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    水の被害を見つけたら、直ちに対処する カビは湿気があると24~48時間以内に生え始めます。そして、湿気とカビを完全に除去するまで、生長を続けます。[4]
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    電源を切る ケーブルや電線が濡れていたり、カビが生えていたら、掃除をする前に電源を切ります。電気工事士が配線を確認した後、再度電源を入れましょう。
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    カビの発生場所を乾かす カビが発生した場所や濡れた場所を直ちに乾かし、カビの拡大を防ぐことが大切です。湿ったままにしておくと、カビは生長を続けます。
    • 外の湿度が屋内より低い場合は、窓を開けましょう。
    • カビが生長前であれば、扇風機を使ってもよいでしょう。ただし、扇風機でカビの胞子が拡散される場合があります。
    • 家具、カーペット、おもちゃなど、濡れている物は移動しましょう。
    • カビが生えたカーペットは廃棄しましょう。カーペットの繊維に入り込んだカビを除去するのは非常に困難です。その他の物は、個別に掃除・除菌をしましょう。
    • 防水の密閉容器に入っていない食品は、汚染されている可能性があるため処分しましょう。
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    壁と天井の湿気を除去する 壁が浸水被害を受けた場合は、濡れた断熱材や木材など、浸透性のある資材をすべて除去します。
    • 石膏ボードは非常に浸透性が高いため、浸水被害を受けたら直ちに張り替えましょう。
    • 浸水跡の30 cm上まで壁を取り除きます。
    • 壁の内側の水を抜くには、壁と床が接する部分に取り付けられた幅木(すそ板)を外し、ドリルで床に穴を空けます。
    • 壁の内側にカビが生えていないかを確認しましょう。
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    カビの状況を見極める カビが広範囲にわたって発生していたら、掃除の専門業者への依頼を検討しましょう。掃除中にカビの胞子が拡散すると危険です。
    • 掃除中は、部屋の十分な換気が必要です。
    • 常にゴム手袋、マスクまたは防毒マスク、保護メガネを着用しましょう。
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    硬質な表面を洗浄する 金属、無垢材、プラスチック、ガラスなどの素材は、最初にアンモニアを含まない洗剤とお湯で洗います。コンクリートなどのキメが粗い面には、硬毛ブラシを使いましょう。
    • 乾湿両用掃除機で溜まった水を吸い取ります。
    • 洗浄後、10%の漂白剤水溶液で表面を除菌します。水溶液をつけて最低10分おき、清潔な水で洗い流して乾かします。
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    浸透性のある素材を掃除する 布張りの家具、衣類、寝具、ラグ、カーペット、本などは、水が染み込みやすい製品です。水に濡れた物を残すべきか判断がつかなければ、安全を考えて廃棄しましょう。
    • パインオイル(松の精油)クリーナーで洗浄・除菌をし、完全に乾かします。その後、カビや臭いが発生しないかを数日間観察します。カビが再発生したら、その製品は処分しましょう。
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    カビによる体調不良を感じたら、掃除を中止する 掃除中に体調が悪くなったら、直ちに作業を中止し、専門業者に掃除を依頼しましょう。カビによる健康被害には、以下のような症状があります。
    • 喘鳴を含む呼吸困難
    • 鼻づまり
    • からせき
    • 目の炎症、充血
    • 鼻血
    • 発疹またはじんましん
    • 頭痛、記憶障害[5]

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将来の被害を防ぐ

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    家の防水処置をする 家の中で浸水しやすい場所に使われている資材を、石材、タイル、防水加工されたコンクリートや壁材に取り替えます。
    • 亜鉛メッキ処理済またはステンレス製の釘やねじを使いましょう。
    • 地下室には屋内外兼用カーペットを敷きましょう。
    • 日本での入手は難しいかもしれませんが、アメリカやイギリスなどでは、水道管の漏れを感知して自動的に水を止める装置も販売されています。
    • 耐水性に優れた接着剤を使いましょう。
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    水漏れやひび割れを点検する ドアや窓の周りを点検し、しっかりと密閉されているかを確認します。さらに、ペンキやコーキングの変色がないかをチェックします。また、ドア枠や窓枠に水を含んで膨らんだ部分がないかを確認しましょう。
    • 緩んでいるシングル屋根材を張り替えます。煙突や換気口の周りは念入りに点検しましょう。
    • 土台のひび割れを塞ぎます。土台に水が染み込むと、家の安全性が脅かされます。
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    不具合のある水まわりを修理する 水漏れがする水道管、詰まった排水口、うまく流れない排水管は修理するか、取り替えます。
    • 洗濯機や食洗器のホースが破れていないかを確認しましょう。
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    水の侵入を防ぐ 排水管や屋根の雨どいの水が家から離れるように流れるか、また、接続部分がしっかりと密閉されているかを確認します。
    • 大雨が降り続いた15分後に雨どいが溢れ出したら、縦とい(縦に流れる部分)を増やして雨水の流れを改善します。
    • 家の周囲の地面は外に向かって傾斜させ、家の土台や地下室に水が浸入するのを防ぎましょう。
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    電化製品を高い場所に設置する 地下室が浸水被害に遭いやすい場合は、電化製品を台の上に載せて被害を防ぎます。
    • 洗濯機、乾燥機、冷暖房機器、温水器、配線など、被害を受ける可能性のある製品はすべて高い場所に置きましょう。

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保険金の請求をする

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    保険会社の担当者に連絡する 担当者への連絡は、早ければ早いほど手続きが迅速に行われます。損害の補償額は、契約している保険の補償内容によって異なります。担当者は連絡を受けた後、補償の手続きを開始します。
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    リストを作る 掃除を始める前に、損害を受けたすべての物を書き出します。できれば、証拠となる写真やビデオを撮っておきましょう。[6]
    • 健康を害する恐れがある物(水に浸かった食べ物など)を処分した場合は、損害保険調査員にその旨を伝えましょう。これらの物に対しても保険金を請求することができます。
    • 被害の証拠品ついて問い合わせましょう。時には、保険金の請求をするために、カーペットの一部など被害を受けた物の証拠品が必要な場合があります。
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    すべてのレシートを保管する 掃除に使った用具や業者に依頼した費用のレシートをすべて保管しておきましょう。避難時のホテル代も補償される場合があります。

記事の情報

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カテゴリ: 掃除

他言語版:

English: Deal with Residential Water Damage, Español: lidiar con daños causados por agua en el hogar, Italiano: Affrontare gli Allagamenti Domestici, Português: Lidar com o Dano Residencial por Água, Русский: бороться с домашними неприятностями, связанными с наводнением, Deutsch: Mit einem Wasserschaden im Haus fertig werden, Bahasa Indonesia: Mengatasi Kerusakan di Rumah yang Diakibatkan Oleh Air, Français: gérer un dégât des eaux domestique, Nederlands: Omgaan met waterschade in je huis, 한국어: 집이 침수 피해를 당했을 때 대처하는 방법, 中文: 处理住宅水淹损害, Tiếng Việt: Xử lý khi nhà bị hư hỏng do nước, العربية: علاج تلفيات المنزل الناتجة عن أعطال أو تسرب المياه

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