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この記事の共著者 : Michelle Golden, PhD. ミッシェル・ゴールデンはジョージア州アセンズ市に住む英語教師です。2008年に言語技術教授法の修士号を取得後、2015年にはジョージア州立大学にて英語学の博士号を取得しています。
スピーチ原稿を書き上げるには、多くの労力と準備が必要です。自己紹介のスピーチ原稿を書く際には、誰に向けた何のためのスピーチなのか、どれくらいの長さが適切かなど、様々な要素を考慮しなければなりません。スピーチの内容を練り、推敲を重ね、しっかりと準備をすれば、自分を印象付け、聴衆を楽しませる自己紹介スピーチができるでしょう。
ステップ
パート 1
パート 1 の 3:スピーチ原稿の下書きをする
パート 1
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1何のためのスピーチなのかを明確にする 金属加工の講座に参加した理由を説明する、仕事の研修で自分の所属や社内での経歴を説明するなど、スピーチ原稿を書き始める前にその目的を明確にしておき、ページの一番上に書いておきましょう。[1]
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2スピーチに盛り込む重要事項についてブレインストーミングを行う 一般的な自己紹介の場合、出身地や所属、どういった経緯でこの集まりに参加しているのか、好きなことや興味のあること、今回のイベントや集まりで何を得たいと思っているかなどを盛り込みます。仕事関係のスピーチなら、経歴やスキル、自分の信頼性や存在理由などを述べるのがよいでしょう。最終的にどんな内容にするかは自分次第です。[2]
- ブレインストーミングの際に、マインドマップを作成する方法があります。紙と鉛筆を用意し、ページの中央に核となる考えかテーマを書きましょう。その考えやテーマから枝分かれする考えやポイントを書き、線でつなぎます。自己紹介のスピーチの場合は、まず中央の丸の中に「私」と書きましょう。 次に「興味」や「目的」などを書きこんだ丸を3~4個描き、中央の丸と線でつなぎます。それぞれをさらに枝分かれさせていくことで、丸の中身が具体的になっていくはずです。
- 他にも自分に合ったブレインストーミングの方法がないか探してみましょう。スピーチのテーマに関連するものをAからアルファベット順にリストアップしていく、アルファベット法という方法もあります。
- スピーチのテーマについて3つの視点で考える、3視点法という方法もあります。まず、スピーチのテーマ(この場合は自分)について書き出します。次にそのテーマについてさかのぼって掘り下げていきましょう。自分はどこから来て、どこにたどり着いたのか、その過程でどのように変化してきたのか、自分自身の歴史を辿っていきます。最後に全体図をまとめましょう。どんな物事や人が、どのように自分に影響を与えたかを考えます。完成した大きな図の中に、自分がどのように収まっているのかを確認しましょう。[3]
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3聴衆と目的に合わせて内容を決める 職場の同僚、同級生、趣味のグループなど、誰に向けたスピーチなのかを考えましょう。聴衆の規模や年齢層、どんな目的で集まっている人たちなのかも考慮します。また、聴衆が何に興味を持っているのかを考えてみましょう。「みんなはあなたの何を知りたいの?」「どんな情報を得たいと思っているの?」など、自分に質問をして、その答えをスピーチにどう盛り込むかを考えます。[4]
- 聴衆の様々な要素を考慮するのは大切なことです。スピーチの長さやトーンなど、様々な面に影響します。
- 結婚式で花婿付添人としてスピーチを行う場合、聴衆の興味は花婿とあなたの関係性やこれまでのエピソードなどでしょう。ただし、付添人は結婚式の主役ではないので、こうしたスピーチでは長々と話さないように気をつけます。
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パート 2
パート 2 の 3:スピーチ原稿を作成する
パート 2
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1指定された条件を再確認する 書き始める前に、指定されている条件をきちんと理解しておきます。ガイドラインの中身やそれらの指定が設けられている理由を確認しましょう。スピーチはどのくらいの長さにすべきか、どのような内容を盛り込む必要があるのかなどを判断できるはずです。例えば、2分のスピーチと10分のスピーチでは全く違います。ガイドラインの中身によって、原稿の作成方法も変わってくるでしょう。[5]
- 長いスピーチと短いスピーチの最大の違いは、盛り込める情報の量でしょう。クラスでの2分ほどの自己紹介では、導入は短めに簡単な挨拶にとどめます。メイン部分は1~2段落にまとめ、締めの言葉も一言か二言にしておくのがよいでしょう。
- 10~15分のスピーチの場合は、導入そのものに「導入」「メイン」「締め」のパートを設け、最初の挨拶、スピーチの要点の紹介、メインとなるテーマのまとめの順で話していきます。メインのスピーチは4~6段落にまとめ、各段落にメインテーマに関する話と実例を盛り込みましょう。最後にやや長めのまとめを述べたあと、スピーチの内容を広い意味で定義づけるような一言を加えて締めくくります。
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2アウトラインを書く スピーチ原稿を書き始める前に、アウトラインを作成しておきましょう。パソコンを使っても、紙に鉛筆で書いてもどちらでも構いません。まず「導入」「メイン」「締め」と書きましょう。そしてそれぞれのセクションの要点を箇条書きで書き出していきます。きちんとした文章を書く必要はありません。セクションごとにスピーチに盛り込む内容を簡単にまとめて書いていきましょう。[6]
- スピーチの長さによっては、「第1項」「第2項」などのように、メイン部分を複数に分割して書きましょう。
- 2分以内のスピーチの場合、1つか2つの重要ポイントを盛り込みます。メイン部分の1つの段落に収まるようにしましょう。
- 2~5 分間のスピーチでは、2~3つの重要ポイントに触れましょう。メイン部分の段落ごとに1つずつ盛り込みます。
- 5分以上の長めのスピーチでも、盛り込む重要ポイントは5つまでにします。メイン部分の段落ごとに1つずつ取り上げるようにしましょう。
- この段階で、どのような構成にするかも考えます。自己紹介の場合、時系列で語るのがよいでしょう。人生の様々な場面ごとに重要なポイントを紹介していきます。あるいは独立した話題として、重要なポイントごとに紹介してもよいでしょう。
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3冒頭の挨拶を考える スピーチの目的や聴衆のタイプによって、スピーチの冒頭部分も変わります。
- 新しいクラスや集まりでの自己紹介など、シンプルで短いスピーチの場合は、簡単な挨拶、自分の名前、スピーチの目的などの基本的な内容にしましょう。例:「みなさん、おはようございます!~と申します。自己紹介をさせていただきます」
- 単なる自己紹介以上の具体的な目的がある場合は、導入部分にもエンターテイメント性を出し、面白みを加えましょう。挑戦的な質問や衝撃の事実、冗談、イメージを喚起するような言葉などを導入部分に持ってきます。あまり一般的でない職業に就いているなど、自分の人生の独特な側面について紹介する場合、「毎朝目覚めたときに、ありとあらゆる方向からサファリの野生動物の鳴き声が聞こえてくる状況を想像してみましょう」などの一文で始めると効果的です。
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4導入部分を仕上げる 導入部分ではスピーチの概要を説明します。スピーチのメイン部分の内容とスピーチの目的をまとめて話しましょう。
- 新しいクラスでの短い自己紹介の例:「まずは過去のことについて少しだけ話したあと、興味のあることや将来の夢について触れ、最後に今後のキャリアの計画について話したいと思います」
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5スピーチのメイン部分を考える スピーチの目的によってメイン部分の構成は変わります。1つの段落からなる場合もあれば、数段落からなる場合もあるでしょう。いくつかの段落に分けて話す場合は、段落ごとに「導入」「メイン」「締め」を設けます。重要なポイントや考えは1段落につき1つ盛り込むようにしましょう。段落ごとの導入部分で、その段落で伝えたいことや内容、段落の概要を紹介し、その段落の内容とスピーチ全体との関連性を説明します。[7]
- 大学の写真部で自己紹介をする場合、メイン部分の最初で、写真に興味を持ったきっかけについて述べましょう。「写真に興味を持ったのは人生の割と早い段階でのことでした。特に人生の貴重な瞬間に見出しをつけて保存できるという点に惹かれました」といった一文ではじめ、「それ以来、私は素晴らしい写真を撮るために、情熱を持ってあらゆる面で研鑽を摘んでいます」などの一文で締めくくります。
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6きちんと締める 締めの部分では、スピーチの内容を要約すればよいだけなので、あまり考えすぎないようにしましょう。スピーチの要点をまとめ、導入部で提示した疑問の答えを示します。ただし、印象に残るような方法を考えましょう。すべてを結びつけて、スピーチがより多くの人に響く普遍的な内容になるような締めくくりにします。[8]
- 映画業界への興味や経験についてのスピーチであれば、自分の経験と映画の概念を広い意味で結びつけた内容にします。スピーチの根底にある重要なポイントに絞って話しましょう。
- 単なる自己紹介のスピーチであれば、壮大な結末を用意する必要はありません。スピーチの最も重要な部分や自分についての情報を、言い換えたりまとめたりして、自己紹介を締めくくりましょう。
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パート 3
パート 3 の 3:スピーチを練り上げる
パート 3
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1他のスピーチからインスピレーションを得る 実例を目にすることで学べるタイプの人は、自分のスピーチを考える際に、他のスピーチを参考にすると良いでしょう。「自己紹介スピーチの例」で検索すれば、自己紹介スピーチの実例が見つかるはずです。
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2スピーチ原稿を編集する スピーチは読むものではなく聞くものです。そのためスペルや書式の校正までは必要ないかもしれませんが、編集をしなくてもよいというわけではありません。初稿が書けたら全体を読み返しましょう。訂正が必要な文章や文言に印をつけていきます。初稿は完成版ではなく、下書きと考えましょう。[9]
- スピーチを声に出して読んでみます。全体のリズムを確認し、流れるようなスピーチになるよう調整しましょう。説明部分などに従属節を使っても構いませんが、多用しないように気をつけます。また、受動的な言葉よりも能動的な言葉を使うようにしましょう。
- 声に出して読んだときに、一息で話すのには長すぎる文章がないかチェックしましょう。そうした文章は編集時に分割します。
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3目印を設ける スピーチ中に目印を設けることで、あなたの考えやスピーチの展開に、聞き手がついていきやすくなるでしょう。目印があることによって、新しい話題に移ったこと、スピーチ全体のどのあたりの話なのか、スピーチの冒頭・中間・終わりのどの部分の話なのか、2つのアイデアがどう関連しているのかなどを示すことができます。
- 考えを短いリストにして一気に話す場合は、「1つ目は」「2つ目は」「3つ目は」または「第1に」「第2に」「第3に」のように数字を目印にしてもよいでしょう。
- 2つのアイデアがどう関連しているかを示す目印としては「さらに」「その上」「~にもかかわらず」「しかしながら」「その後」「例えば」などがあります。
- スピーチ全体のどのあたりの話なのかを示す目印もあります。例えば最初の段落は「まずは」、最後の段落は「まとめると」などの言葉で始まることが多いでしょう。
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4決まり文句は使わない スピーチの最後には「結論として」や「ありがとうございました」などは言わずに、ただ結論だけを話すようにします。冒頭で「今日は~について話します」と言って始めるのもやめましょう。スピーチで話す話題について、もっと興味をかき立てるような紹介の方法を考えます。使い古された言い回しを使っても、魅力的なスピーチにはなりません。[10]
- 決まり文句を別の言葉に置き換えましょう。まず、その決まり文句の意味を考えます。次に同じことをもっとおもしろい言い方で表すか、その部分を削除しましょう。
- 「結論として」というフレーズは、これまでに述べたすべての考えをまとめようとしていることを意味します。この場合、「これは何を意味するのか?」や 「私自身のことを色々と話してきたその理由はここにあります」などに置き換えることができるでしょう。
- 多くの場合、決まり文句はというのは、スピーチに重要な情報を追加するものではなく、単に文と文の間を埋める言葉に過ぎません。「今日は~について話します」などの前置きは抜きにして、すぐにその話題について話し始めましょう。
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5謙虚さと自信を持って自分のことを話す 自分について話すことを気まずく感じることもあります。聴衆に少しでも興味を持ってもらい、受け入れてもらうために、謙虚さと自信を持って話すようにしましょう。スピーチ原稿をよく読んで、傲慢さを感じる部分や自虐的な部分がないかチェックし、謙虚さと自信がにじみ出るような表現に修正します。
- 自分のことを過剰に高く評価するのはやめましょう。例えば、サッカーチームのメンバー全員の前でキャプテン賞をもらった際に「当然ながら、私がチームで一番の選手です」などと言ったら、何もかも台無しになってしまいます。
- あなたがチームで一番のサッカー選手だとしても、自分の功績を話す際にはもっと謙虚になりましょう。例:「今シーズンは個人記録を更新し、合計12ゴールという記録を作ることができました。記録の更新はとても喜ばしい事ですが、チームメイトの努力と助けがなければ達成できなかったでしょう」
- 気まずい場合は冗談を交えて話しましょう。あるいは自分のことを話すのは気まずいと思っていることを、みんなの前で認めてしまっても構いません。聴衆はあなたに親近感を覚えるでしょう。
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6教師や友人にアドバイスをもらう 自分でスピーチ原稿を読み、一通り編集をしたら、他の人にスピーチ原稿のチェックと編集を頼みましょう。自分以外の視点でスピーチを読んでもらい、改善の余地がないかチェックしてもらいます。自分では気づかなかった点にも、友人や同僚、先生や同業者なら気づいてくれるかもしれません。広告
ポイント
- スピーチを書き上げたら、納得いくまで練習しましょう。
- キューカードを用意しましょう。十分に練習していれば、カードに書かれた言葉を見て、次に何の話をするのかを思い出せるはずです。言葉も自然に出てきますし、(可能ならば)アドリブを入れることもできるでしょう。ただし、カードに書かれた内容を読み上げるだけにならないようにします。
- 常に聞き手に向かって話すことを心がけ、アイコンタクトを取るようにしましょう。
- スピーチを書くときには、内容が脱線しないように注意します。
- スピーチの最初と最後のセリフは暗記しておきましょう。
- 聴衆はあなたの話を聞きに来ています。あなたのために、つまりあなたの自己紹介を聴くために、自分の貴重な時間を割いているのです。彼らが聞きたいのは、あなた自身のことだということを常に頭に置いておきましょう。また、自分よりもすごい人はいるという気持ちを持って、自分を誇るだけでなく謙虚さも忘れないようにしましょう。
- スピーチの内容が素晴らしければ、あなたを見る周囲の目も変わるでしょう。
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出典
- ↑ http://www.forbes.com/sites/jeffschmitt/2013/07/16/10-keys-to-writing-a-speech/
- ↑ http://www.write-out-loud.com/self-introduction-speech.html
- ↑ http://writingcenter.unc.edu/handouts/brainstorming/
- ↑ http://pac.org/content/speechwriting-101-writing-effective-speech
- ↑ http://writingcenter.unc.edu/handouts/understanding-assignments/
- ↑ http://pac.org/content/speechwriting-101-writing-effective-speech
- ↑ http://pac.org/content/speechwriting-101-writing-effective-speech
- ↑ http://www.forbes.com/sites/jeffschmitt/2013/07/16/10-keys-to-writing-a-speech/
- ↑ http://pac.org/content/speechwriting-101-writing-effective-speech
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