この記事の共著者 : Shannon O'Brien, MA, EdM. シャノン・オブライエンはマサチューセッツ州のボストンにあるキャリアと人生戦略のコンサルティング会社「Whole U」の設立者、そしてプリンシパルアドバイザーです。Whole Uでは相談者たちがライフワークを達成すると共にバランスのとれた意義のある人生が送れるよう、コンサルティングやワークショップ、そしてeラーニングを用いたサポートを行っています。Yelpのレビューではキャリアコーチとライフコーチのカテゴリーにおいてそれぞれ第一位を獲得しており、その業績は Boston.com、 Boldfacers、そしてUR Business Networkで取り上げられました。ハーバード大学にてTIE(テクノロジー、イノベーション、教育)の修士号を取得しています。
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自己紹介をしようとすると戸惑ってしまう、あるいは緊張してしまうなどといった悩みを持っているのはあなただけではありません!学校での自己紹介、職場の新入社員たちに対する自己紹介、パーティーで初めて出会った人に対する自己紹介など状況は様々ですが、自己紹介は多くの人にとって気が進まずストレスに感じるものです。しかし、そんな人に朗報があります!自己紹介を楽にし、良い第一印象を与えるための簡単なコツがいくつかあります。練習をすれば、どう自己紹介したらよいかなどと悩むことなく自然と上手くできるようになるでしょう。
ステップ
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1相手の目を見ましょう。相手の目を見ることで会話に集中しているということが伝わります。アイコンタクトは人が他人とつながる方法、注意を向けていることを示す方法の1つです。相手の目を見て、自分の心は相手に対して開いていること、そして関心を持っていることを伝えましょう。
- 相手の目をじっと見つめていると落ち着かない場合は、眉間を見るようにしましょう。相手にその違いは分かりません。
- グループの中で自己紹介する場合は、周りの人と断続的にアイコンタクトを取りましょう。
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2笑顔を見せましょう。初対面の人の前では偽りのない明るい笑顔を保つことが大切です。新しい人に出会えたこと、その人と有意義な時間を共有できることを純粋に喜びましょう。そうすれば心からの笑顔を出すのに役立つはずです。また、笑顔を作る時には顔の上部を動かすことで、無理やり作られた印象の少ない、本物に近い笑顔になります。
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3適切な身振りや手振りをしましょう。身振り手振りで自信と落ち着きを表現する必要があります。うつむかないように頭の位置を高く保ち、背筋をまっすぐにして立ちましょう。また、周りの人の身振り手振りを真似したり、話すペースやトーンを周りの人と合わせたりすると親密な関係を築くことができます。[1]広告
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1お互いに名乗りましょう。改まった場で自己紹介をする場合は挨拶をした後にフルネームを伝えますが、そうでなければ名字のみを名乗っても構いません。自分の名前を名乗ったら、すぐに明るいトーンで相手の名前を尋ねましょう。相手の名前が分かったら「よろしくお願いします、田中さん」、「お会いできて光栄です、鈴木さん」といったように名前を復唱しましょう。
- 名前を復唱すると名前を覚えやすくなるだけでなく、この自己紹介が2人にとって特別なものであるという印象を与えることができます。
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2お辞儀や握手など、その土地の文化に合った挨拶をしましょう。ほとんどの文化では挨拶をする際に身体的な接触が行われます。日本の場合は握手もしくはお辞儀のみをすることが多いでしょう。握手をする場合は手短に、弱々しくもなく骨が折れるほど強くもない適切な握手を心がけましょう。
- 文化の違いに気を付けましょう。例えば、中国では力強く握手をすると失礼にあたるとされています。
- アメリカでは、特に友人の友人や義理の家族に初めて会う時にハグをするのが適切であるとする場合がよくあります。ハグは握手よりも心を開いていることを示すことができるからです。また、男性に比べて女性の方が握手よりもハグを好む場合が多いでしょう。
- 多くの文化圏では、挨拶をする時にキスをするのが適切であるとされています。例として、南米の場合全ての女性に対してキスをし、フランスでは女性の両頬に1回ずつキスをします。適切な挨拶の方法が分からない場合は、相手に従うか周りの人を観察しましょう。
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3質問をしましょう。相手に関心を示すことが大切です。相手の出身地や職業、共通点などについて尋ねましょう。また、相手の趣味や人生において情熱を傾けていることについて質問するのも良いでしょう。このようにして相手の回答に興味や関心を持っていることを示すのです。
- 会話を盛り上げ、自分自身について知ってもらうために自分のことを少しだけ話しても構いません。この際には、自分の職場や趣味について話すのが適当です。これによってさらなる話題につながるかもしれません。
- 自分のことばかりを話してはいけません。わがままでつまらない人だと思われてしまいます。
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4会話を締めくくりましょう。初対面の人との会話を終える時には、会えて良かったということを再度伝える必要があります。改まった場での会話であれば「田中さん、本日はお会いできて光栄でした。またすぐにお目にかかることを楽しみにしております」などと言いましょう。改まった場でなければ「鈴木さん、今日は楽しかったです。また会えるといいですね」のように話しましょう。広告
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1聴衆に挨拶し、自分の名前を述べましょう。スピーチをする時には自分のフルネームを明らかにすることが大切です。挨拶と名前ははっきりと自信を持って話すようにしましょう。
- 「おはようございます。私は高橋清と申します」、「皆さん、本日はお集まりいただきありがとうございます。私の名前は鈴木和子です」のように挨拶をしましょう。
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2自分自身に関する情報を共有しましょう。名前を言った後には自分自身とスピーチの内容の関連性を聴衆に共有して信頼感を与えるようにしますが、その内容は聴衆とスピーチの主題によって異なります。例えば、有機食品を食べることの重要性についてのスピーチをするのであれば自分が科学者や料理人、環境に関する専門家であることを話しましょう。また、子どもの発達についてのスピーチをする場合は児童心理学者であるということを内容に必ず含めるようにしましょう。
- 他の関連情報も伝えましょう。例として、「私は東京大学で環境科学の教授をしている高橋清と申します。アマゾンの熱帯雨林での調査を行って以降、この熱帯雨林を保護する方法について広めていくことの大切さを実感しました」のように、説得力を高められる経験を簡潔に話すと良いでしょう。
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3効果的にコミュニケーションを取りましょう。スピーチの最初から全員によく聞こえるような大きな声で話すようにします。もぞもぞと話すのは止めましょう。また、しっかり聞こえているかどうか聴衆に尋ねてみても構いません。声が聞こえなければ聴衆はあなたの話を理解し、尊重することができません。
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4体を動かしましょう。話す時には姿勢良く立ち、自由に体を動かしましょう。前かがみにならないようにまっすぐと立って胸を張り、必要に合わせて手振りを加えられるように両手には何も持ちません。また、演壇の後ろに立つ必要がない時には歩き回って心の余裕があることを示し、体がこわばっているように見えないよう心がけましょう。広告
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1フルネームで名乗りましょう。相手に自分の名前を覚えてもらえるように、フルネームを伝えるようにします。「こんにちは、私は高橋清です」、「初めまして、鈴木和子と申します」のように自己紹介をすれば、自分のことを覚えてもらえやすくなります。
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2自分が何をしている人なのかを一言で説明しましょう。交流会では、様々な人に自分の職業を話すことになるはずです。そのため、新しく出会った人に「何の仕事をしていますか」と聞かれた際に自分のキャリアについて長々と話し始めたり、自分の専門分野における業績を延々と説明したりするべきではありません。長い会話をするのでなければ、以下の情報を含めて簡潔に説明をする準備をしておく必要があります。[2]
- 職業は何なのか(教師、プロジェクトマネージャー、医療従事者など)
- 誰を相手に仕事をしているのか(子ども、多国籍のプロジェクトチーム、マイクロファイナンス機関など)
- どんな仕事をしているのか(2年生の子どもたちの作文能力を高める、多国籍のプロジェクトチームが予算内で目標を達成できるようにサポートする、マイクロファイナンス機関が途上国に市場を展開するためのサポートをするなど)
- 上記の内容を1文にまとめましょう。自分の職業、仕事において関わる人々、仕事内容をまとめて話します。
専門家情報ライフ&キャリアコーチShannon O'Brien, MA, EdM
ライフ&キャリアコーチ会社の面接では、履歴書の重要な部分を選んで自己紹介をしましょう。 面接官の多くはまず自己紹介から面接を始めます。全く関係のない話をするのではなく、履歴書の中から応募した仕事に関係する内容を選んで話を始めるようにし、自己紹介の後半では個人的な話を加えても構いません。
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3相手の空間を尊重しましょう。何か物を持っている場合は、それを面接官や発表者の机の上に置いてはいけません。相手の空間を尊重し、圧力を与えないようにしましょう。また、ポスターを叩いたりパンフレットを汚したりして相手が準備した資料を乱してはいけません。そして、名刺や履歴書を渡すのは求められるまで待つようにしましょう。[3]
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4質問を続けましょう。相手が先に自分の職業について尋ねてきた場合、質問に答えたらその場を立ち去って「なかなか上手く受け答えできた」などと自画自賛するのでなく、同じことを尋ね返しましょう。こうすれば礼儀正しさだけでなく、相手のキャリアに興味があって有意義な関係性を築きたいという気持ちを示すことができます。
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5プロらしく別れの挨拶をしましょう。手を振りながら「お会いできてよかったです」と言って立ち去ってはいけません。交流会で出会う人々は将来自分の人生において助けになるかもしれません。そのため、しっかりと目を見て相手の名前を復唱し、名刺交換およびその他の情報交換をしてから立ち去りましょう。広告
ポイント
- 目の前の相手に集中し、自分が受けて嬉しいと思うような敬意を払いましょう。
- 歯にくっつきやすい物は食べないようにしましょう。
- 違う所を見たりボーっとした態度を取ったりしてはいけません。退屈で関心がないのかと思われてしまいます。
- 口に食べ物が入っている時に喋ってはいけません。
- 良いことに集中しましょう。自己紹介の中では自分や他人の悪い部分を話すべきではありません。
- まず冗談や褒め言葉を言って雰囲気を明るくしてみましょう。
- 手に汗をかきやすい人は、自己紹介を始める前にナプキンで拭いておきましょう。
- 気楽に構えましょう。あまり知らないけれど知り合いになりたいという人がいる場合はまずアイコンタクトから始め、翌日に自己紹介をしてみましょう。そして、心の準備ができたらこの記事で紹介した手順を実行します。