不快害虫として知られるカメムシは、6本の足とまっすぐな触角を持ち、体は盾のような形をしています。翅は通常上翅の下に畳まれていますが、カメムシは飛ぶことができ、気温の上昇とともに飛び回るようになります。カメムシは家屋には害を与えませんが、家の中に侵入してくると不快な昆虫です。また、カメムシは庭、果樹園、農場に害を及ぼすこともあります。幸いにも、自然な方法でカメムシの捕獲や退治をする手段はたくさんあります。カメムシの侵入を防ぐには、家屋の小さな穴を塞ぐ、雑草を刈って隠れ場所や侵入経路をなくすなどの対策をとりましょう。

方法 1 の 4:
カメムシを駆除する

  1. 1
    カメムシの居場所を探す 1匹しか見あたらなければ、その1匹だけで行動していたり、あるいは他のカメムシがどこかに潜んでいたりする場合もあります。暖房の吹き出し口付近や、壁や窓のそばの日当たりの良い場所を調べます。周囲に紛れて見つけにくい茶色、灰色、または緑色のカメムシの抜け殻を探しましょう。[1] 屋外に大量発生している場合は、葉の裏に卵が付着していないかを確認し、変色した葉に注意を払いましょう。
    • カメムシは、トマト、モモ、リンゴ、ブドウ、ベリー類、トウモロコシ、大豆、ピーマン、アルファルファ、小麦などを好みます。これらの植物を重点的に調べましょう。
    • カメムシを潰した覚えがないのに室内にパクチーのような臭いが漂っていたら、カメムシが発生している可能性があります。
  2. 2
    カメムシを掃除機で吸引して駆除する 紙パック式の掃除機でカメムシを吸引します。壁や隙間にいるカメムシは、小型のノズルを取り付けて吸い取りましょう。室内に臭いが充満しないように、直ちに紙パックを捨てましょう。
    • 掃除機のホースの口にストッキングを付け、カメムシが紙パックやフィルターに侵入するのを防ぐこともできます。ホースに付けたストッキングを輪ゴムで固定し、ホースの中に押し込みます。カメムシを吸い込んだら、ストッキングを外して端を縛り、直ちに捨てましょう。
    • サイクロン式の掃除機でカメムシを吸い込むと、何週間も悪臭が残ることがあります。そのため、このタイプの掃除機は避けた方がよいでしょう。[2]
  3. 3
    植物に付いたカメムシは、ガーデンホースで水をかけて除去する 植物に付いているカメムシを見つけたら、ホースの散水ノズルを高圧のジェット水流に設定し、葉からカメムシを洗い流しましょう。その後、その周辺にカメムシが再発生しないかを観察しましょう。[3]
    • 洗い流すことで必ずしもカメムシが死ぬわけではありませんが、その状況から直ちに植物を守るためには良い方法です。
  4. 4
    洗剤液で満たしたバケツの中に、カメムシを弾き飛ばして駆除する 洗剤液をカメムシに散布する代わりに、お湯950mlと食器用中性洗剤180mlをバケツに入れて混ぜ合わせます。壁をよじ登っているカメムシの下にバケツを置き、手袋を着用して指でカメムシをバケツの中に弾き入れます。数時間後、洗剤液を捨ててカメムシの死骸を袋に入れ、直ちに袋を捨てましょう。[4]
    • カメムシは洗剤液の中で動きがとれなくなり、やがて溺死します。
    • こうするとカメムシは比較的早く死滅するため、カメムシの駆除をするには、おそらく最も臭いの少ない方法です。
  5. 5
    屋外で見つけたカメムシは、潰して駆除する 屋外で這い回っているカメムシを見つけたら、丸めた雑誌などの捨てても構わない硬いものを使って叩き潰しましょう。ペーパータオルでカメムシの死骸を掴み取り、雑誌と一緒に袋に入れて直ちに捨てましょう。悪臭が他のカメムシを追い払うかもしれません。
    • 臭いが家の中にも持ち込まれるため、靴底で潰さないようにしましょう。
    • 決して家の中でカメムシを潰してはいけません!室内に悪臭が漂い、後始末も大変です。[5]
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方法 2 の 4:
罠を設置する

  1. 1
    デスクライトを使い、洗剤液を入れたトレイに誘引する 浅い天板またはトレイを洗剤液で満たします。約950mlのお湯と180mlの食器用中性洗剤を混ぜ合わせます。容器が小さければ、洗剤液の量を減らしましょう。カメムシを見かけた場所にトレイを置きます。デスクライトに白色、青色、またはブラックライト電球を付けて下向きにし、トレイを照らしてカメムシを誘引します。
    • そのまま少なくとも12時間は待ちましょう。やがてカメムシが集まり、洗剤液の中で死滅します。[6]
    • カメムシはこれらのタイプの電球に引き寄せられますが、黄色系の白熱球ではあまり効果がありません。
  2. 2
    屋外に濡れたタオルを置き、カメムシを集める タオルを水で濡らし、水が滴り落ちない程度に絞ります。タオルを屋外に運び、デッキの手すり、空の植木鉢、木の枝などに掛けます。タオルを縦に掛けると最も効果的です。そのまま一晩おきましょう。翌日、カメムシはタオルにとまって水を吸っているではずです。カメムシが付いたタオルを洗剤液で満たしたバケツに沈め、カメムシを死滅させます。[7]
    • 数時間後、バケツからタオルを慎重に取り出します。この際、カメムシは残らず水の中に落としましょう。バケツの水を捨て、カメムシをビニール袋に入れて捨てましょう。
    • タオルを他の目的で再度使う場合は、カメムシの捕獲後にきれいに洗いましょう。
  3. 3
    カメムシを空の容器に1匹ずつ捕獲する 逆さになっているカメムシを容器に弾いて入れるか、蓋の付いていない空容器を逆さまにしてカメムシを捕獲します。それから、容器の口の下に紙を挿し込んで一時的に蓋をし、容器を元に戻してカメムシを閉じ込めます。そして、蓋をしっかりと閉めましょう。
    • カメムシを捕獲した後、袋に入れて屋外のゴミ箱に捨てるか、トイレに流します。[8]
    • 容器に洗剤液を入れると、カメムシはすぐに死滅します。
    • カメムシは飛び回ることができますが動きは鈍いため、地上にいるカメムシは捕まえることができるはずです。
  4. 4
    電撃殺虫器を使う 金物店やホームセンターで電撃殺虫器を購入し、製品の説明書に従ってカメムシが集まる場所に設置しましょう。夜に殺虫器の電源を入れ、カメムシを誘引します。カメムシは殺虫器の明るい光に誘われて近づき、感電します。[9]
    • 翌朝、殺虫器の電源を切り、機械を振るか、掃除機で吸い取って死骸を除去しましょう。
  5. 5
    カメムシの通り道にハエ取りシートを貼って捕獲する 窓の敷居、戸口、亀裂、通気口付近、そして家の周りのカメムシの侵入口に粘着性のハエ取りシートを貼ります。ハエ取りシートを毎日チェックしましょう。ハエ取りシートは、金物店、ホームセンター、インターネットなどで購入できます。カメムシの臭いを最小限に抑えるために、カメムシを1匹でも捕まえたらシートを袋に入れて捨て、新しいシートに取り替えましょう。
    • この方法ではカメムシは即座に死なないため、カメムシが捕獲された後に独特の臭いを発するかもしれません。
    • 同量の水、砂糖、コーンシロップを沸騰させ、天然成分のカメムシトラップを作ることができます。材料を沸騰させて冷ましたら、厚紙の上に広げましょう。[10]
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方法 3 の 4:
天然の殺虫剤を使う

  1. 1
    洗剤、お湯、ラベンダーオイルの溶液をカメムシに吹きかける お湯950mlと食器用中性洗剤180mlを混ぜ合わせます。洗剤液をスプレーボトルに入れ、カメムシに直接吹きかけるか、カメムシが集まる植物に散布します。[11] または、同量のお湯、食器用中性洗剤、ラベンダーオイルを混ぜ合わせて使ってもよいでしょう。
    • 体を守る外骨格に洗剤が浸透してダメージを与え、体液バランスを失って脱水状態になり、死に至ります。
  2. 2
    ニームオイルスプレーを使い、カメムシの産卵を阻止する お湯950ml とニームオイル小さじ2 杯(10ml)を、スプレーボトルに入れて混ぜ合わせます。スプレーボトルをよく振ってから、植物の葉や窓の敷居、そして家の周辺のカメムシの侵入口や隠れ場所になりそうな箇所に、洗剤液をたっぷりと散布します。[12]
    • この作業を約1週間、1日おきに繰り返しましょう。
    • ニームオイルは、昆虫の摂食と生殖の本能を抑制します。その結果、ニームオイルに触れた成虫はやがて飢餓状態になり、卵を生まなくなります。
  3. 3
    敷地に珪藻土を撒いてカメムシの侵入を防ぐ 天然成分の殺虫剤として使われる珪藻土は、シリカ、アルミナ、酸化鉄を含む天然の堆積岩です。このチョーク状の粉末を、屋外と屋内の両方に散布します。窓やドアなどの侵入口やカメムシが集まる場所に重点的に撒きましょう。[13]カメムシの居場所に加え、カメムシを見つけたら珪藻土を直接振りかけましょう。
    • 珪藻土は、昆虫の外骨格を覆うワックス状の保護層を破壊するため、カメムシはやがて脱水状態に陥ります。[14]
    • 珪藻土は、金物店やホームセンターで販売されています。
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方法 4 の 4:
カメムシの侵入を防ぐ

  1. 1
    壁、窓、ドアの隙間を塞ぐ 窓枠の隅、戸口、幅木に隙間がないかを調べます。窓やドアのパッキンや隙間テープが傷んでいないかも調べましょう。穴や隙間は、コーキング剤または発砲ウレタンフォームで塞ぎましょう。
    • カメムシはごく小さな亀裂や隙間からも侵入してきます。穴や隙間はできる限り塞ぎましょう。
    • 暖炉、屋根裏、または普段あまり使わない出入り口があれば、そこも忘れずにチェックしましょう。ドアや暖炉の煙道は、必要のないときは閉めておきましょう。[15]
  2. 2
    通気口や窓のスクリーンを修理する、または取り付ける 窓やドアの網戸の穴を修理しましょう。また、乾燥機や煙突の排気口などの外に通じる通気口をメッシュスクリーンで覆いましょう。[16]
    • 窓用エアコンの周りにポリウレタンフォーム付きの隙間テープを貼り、隙間をしっかり塞ぎましょう。
  3. 3
    雑草を生やさない カメムシは、雑草の下の乾いた土の中に潜んでいます。[17]ほんの小さな芝生、または広い敷地に関わらず、こまめに手入れをしましょう。庭の雑草を除去し、自然な方法で芝生管理を行う業者に依頼して、雑草のない健康な芝生を保ちましょう。また、庭の土壌や植物も栄養が行き届いた健康な状態に保ち、こまめに手入れをしましょう。
    • 単に雑草を刈り取るだけでは十分ではありません。それでは、カメムシは近隣の家に移動するだけです。
    • 花や野菜の栽培に興味があれば、敷地内に花壇や菜園を作りましょう。屋外で植物の世話をすることで、雑草やカメムシをより早く見つけることができます。
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注意事項

  • 決してカメムシを室内で潰してはいけません。悪臭が長時間家の中に漂い続けます。
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必要なもの

カメムシを駆除する

  • 掃除機
  • お湯
  • 食器用中性洗剤
  • ガーデンホース
  • バケツ
  • 手袋
  • 雑誌

罠を設置する

  • 浅い天板またはトレイ
  • お湯
  • 食器用中性洗剤
  • 白色、青色、またはブラックライト電球の付いたデスクライト
  • タオル
  • 電撃殺虫器
  • ハエ取りテープ

天然の殺虫剤を使う

  • 食器用中性洗剤
  • お湯
  • ラベンダーオイル
  • ニームオイル
  • 珪藻土

カメムシの侵入を防ぐ

  • コーキング剤
  • メッシュスクリーンまたは網戸パッチ
  • 園芸用具

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