自転車のタイヤを交換する方法

共同執筆者 Chris Atkinson

自転車のタイヤがパンクすると、その場で立ち往生してしまいますが、実は、タイヤ交換は自分で簡単に行うことができます。一般的に、パンク時のタイヤ交換とは、中にあるチューブを交換することを意味します。ただし、タイヤ自体が激しく損傷や消耗していたら、新しいものに交換する必要があるでしょう。タイヤの交換は、まずタイヤを外し、次に、チューブと必要ならばタイヤ本体も交換します。最後に、タイヤを車輪に戻して完了です。

パート 1 の 4:
車輪を外す

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    チェーンを上向きにして自転車を横にする 自転車が直立した状態では、倒れてしまうためタイヤが外せません。チェーンのついている側(ドライビング側)を常に上向きにして、変速機を傷つけないように気をつけましょう。
    • 自転車のハンドルバーを底辺にして上下逆さに置いても交換できます。ただし、ハンドルやサドルが傷つくこともあるので、逆さ置きを好まない人もいます。[1]
    • もしくは、直立の自転車用スタンドを購入してもいいでしょう。スタンドに自転車を固定させて、作業が行えます。自転車用スタンドは自転車店やオンラインで購入できます。
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    後輪を外すときは、一番小さいギアに入れる 通常、一番外側のギアが一番小さいギアです。外側の小さいギアにチェーンをかけておくと、後輪が外しやすくなります。[2]
    • 前輪を外す場合は、ギアの変換は必要ありません。
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    自転車にクイックリリースレバーが装着されていれば、開いて外す 車輪の中央にクイックリリースレバーがあるか確認しましょう。レバーを引いて、180度回して緩めます。車軸からレバーを外して、横に置いておきましょう。[3]
    • 180度回してもクイックリリースレバーが外れない場合は、外れるまでレバーを回しましょう。
    • 車輪の外し方が分からないときは、自転車の取扱説明書や自転車メーカーのウェブサイトを確認するといいでしょう。
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    クイックリリースレバーがない場合は、レンチを使用してナットを緩める ナットにレンチをかけて、回して緩めます。ナットが外れるまで回しましょう。自転車両側の車輪ナットを外します。[4]
    • ナットが固くて緩まないときは、WD-40などの潤滑スプレーやクッキングスプレーを吹きかけると緩みやすくなります。
    • 自転車のナットを緩めるには、通常15mmサイズのレンチを使用します。
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    ブレーキケーブルを取り外す(必要な場合) ブレーキにクイックリリースレバーがあれば、レバーを解放して、ブレーキを外します。この機能がないブレーキのタイプは、ブレーキのキャリパー部分を握ってケーブルを外しましょう。[5]
    • ブレーキの取り外しがうまくいかないときは、自転車の取扱説明書やメーカーのウェブサイトを確認しましょう。ブレーキのタイプによって、外し方が異なります。
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    フレームから車輪を外す タイヤを固定する二股の形をしたスロットからタイヤを取り外します。このとき、タイヤを少し持ち上げる必要があるでしょう。[6]
    • 後輪を外すときは、自転車のチェーンを持ち上げて外す必要があります。
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パート 2 の 4:
タイヤとチューブを外す

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    タイヤの空気を完全に抜く 空気バルブのキャップを緩めます。キャップが外れる場合は、横に置いておきましょう。空気バルブの種類に適した方法で空気を抜いていきます。空気を抜くことでタイヤが外れやすくなります。[7]
    • 米式(シュレッダー)バルブの場合は、レンチなどの小さい工具を使用してバルブ内部にあるプランジャーを下に押して空気を抜きます。
    • 仏式(プレスタ)バルブの場合は、バルブの先端部を回して引っ張り上げると空気が抜けます。
    • 英式(ダンロップ)バルブの場合は、キャップを外して、空気バルブ内にある虫ゴムを引き上げると空気が抜けます。
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    タイヤレバーの先端が丸く曲がった方をタイヤの外縁に差し込む 差し込むとタイヤの縁が外に出て、リムから外れます。レバーのもう片方をスポークに向かって倒しましょう。次に、タイヤを外したまま固定するため、レバーの片側を車輪のスポークに引っ掛けます。[8]
    • レバーの反対側をスポークに引っ掛けて固定しないと、タイヤが元の位置に戻り、再びリムに固定されてしまいます。
    • 自転車タイヤの外縁部分を「ビード」と呼びます。
    • タイヤレバーは、自転車店、アウトドア用品店、オンラインで安く手に入ります。
    • スプーンやねじ回しでタイヤを外すこともできますが、タイヤを傷つける恐れがあります。
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    2本目のタイヤレバーをタイヤの外周に沿って時計回りに動かす 1本目のレバー近くに2本目を差し込み、タイヤを押し上げます。そのまま2本目のレバーを時計回りに動かして、タイヤを外していきましょう。片側のビードがすべてリムから外れるまで動かします。[9]
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    タイヤの中からチューブを引き出す タイヤの横側から指を入れて、チューブをつかみ引き出します。空気バルブ付近にきたら、バルブをリムの穴から押し出します。続けてチューブを外していきましょう。[10]
    • チューブは廃棄してもリサイクルしても構いません。
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パート 3 の 4:
新しいチューブを入れる

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    チューブを箱から出して、ダストキャップ、ロックリング、バルブカバーを外す チューブを広げるときは慎重に行い、傷つけないよう気をつけましょう。空気バルブに装着してあるダストキャップとロックリングは取り外します。タイヤに空気を入れるために、空気バルブのカバーは緩めるか外しておきましょう。[11]
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    チューブに軽く空気を入れて形づくる チューブに空気を入れることで、チューブ挿入時に挟んだり、折り曲げたり、捻れたりすることを防ぎます。また、タイヤにチューブを入れやすくなります。[12]
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    タイヤの内側に刺し傷がないか調べる タイヤのパンク原因と考えられる突起物がないか調べましょう。たとえば、釘、トゲ、ガラス破片などが挙げられます。目視や布、もしくは手袋をはめた指などでタイヤの表面を確認しましょう。[13]
    • タイヤに刺さっている異物を発見した場合、パッチ修理をするなら取り除きましょう。
    • タイヤ内の異物確認を必ず行ってから、新しいチューブを入れましょう。タイヤにトゲや釘などの突起物が刺さっていたら、新しいチューブをパンクさせてしまう恐れがあります。
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    タイヤの中にチューブを収める 指を使ってタイヤの中にチューブを押し入れていきます。チューブはタイヤの形に沿うはずです。チューブに折れ、捻れ、捩れなどがないように注意して入れましょう。[14]
    • チューブ全体がタイヤの中に収まってから、次のステップに進みます。チューブ全部が入らないときは、取り出して初めからやり直しましょう。挿入しやすくするために、空気を少し抜くといいかもしれません。
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    修理不可能な場合やトレッドが摩耗している場合は、新しいタイヤを購入する 大抵のパンクは、チューブを交換すれば修理可能です。しかし、タイヤに大きな破れや傷など、修理できないほどの損傷がある場合は、交換が必要になるでしょう。また、トレッドが擦り減っている場合、タイヤが乾燥腐敗している場合、タイヤが老朽化している場合なども修理不可能となります。近くの自転車店やオンラインで新しく前後輪用のタイヤを購入しましょう。[15]
    • 自転車のモデルに適したタイヤを購入する必要があります。自転車メーカーから購入するのが間違いないでしょう。
    • タイヤは折り畳まれて箱入りで販売されています。2本セットもしくは個別で売られていることが多いでしょう。
    • 新しいタイヤに交換する際は、必ず前後とも交換しましょう。タイヤが一致していないと、片方のタイヤ(特に、古い方のタイヤ)をパンクさせてしまうリスクが生じます。
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パート 4 の 4:
自転車にタイヤを戻す

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    タイヤの片側を車輪にはめる 空気バルブをバルブの穴に差し込みます。次に、片方のビードを車輪と合わせます。リムに沿って、タイヤのビードを元の位置に押し入れていきます。[16]
    • タイヤに、トレッドが向く方向を示す矢印があるか確認しましょう。「進行方向」を示す矢印です。タイヤに矢印があれば、矢印が前方を向いているか確認します。どちらの方向にも回転可能なタイヤには、矢印が書かれていないでしょう。
    • タイヤを交換するときは、工具を使わないようにしましょう。タイヤやチューブを損傷もしくはパンクさせるリスクがあるため、素手で交換しましょう。
    • 新しいタイヤの場合も、従来のタイヤを使用する場合も、同じ手順でリムにタイヤをはめていきます。
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    もう片側のタイヤをリムにはめる チューブがタイヤの中に完全に収まっているか確認します。次に、空気バルブの片側に指を置いて、タイヤを押し入れます。そのままリムを1周してタイヤをはめていきましょう。タイヤがリムに装着しているとき、空気バルブの部分が一番緩くなるため、空気バルブの部分を最後にはめます。[17]
    • タイヤに膨らみがないか確認しましょう。チューブが重なっていたり、捻れていたり、挟まっていたりする可能性があります。
    • 最後にタイヤレバーを使う場合は、チューブやタイヤをパンクさせないよう細心の注意を払いましょう。
    • タイヤをはめるのは、とても固くて大変です。新しいタイヤの場合は尚更でしょう。しかし、タイヤは素手でもはめることが可能です。
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    ロックリングがあれば、空気バルブに回し締める 空気バルブに装着するロックリングが付属してくるチューブもあります。ロックリングは、チューブを車輪上で固定する役割を果たします。ロックリングを空気バルブに差し込み、トレッドと平行になるように回し締めましょう。[18]
    • チューブにロックリングがない場合は、この手順は省略します。
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    タイヤに適正空気圧まで空気を入れる 手動もしくは電動の空気入れを使って、タイヤに空気を入れましょう。ポンプを空気バルブに差し込み、タイヤに空気を入れます。適正空気圧に達したら、バルブキャップを装着します。[19]
    • 適正空気圧の数値はタイヤの側面に表示されているでしょう。自転車の取扱説明書やインターネットで調べることもできます。
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    車輪を自転車に戻して、レバーやナットを元の位置に取りつける 車輪を固定する二股状のスロットに、車輪をはめます。次に、レバーもしくは車軸の金属棒を差し込みます。クイックリリースレバーもしくはナットをしっかりと締め、必要ならば、レンチ工具を使用しましょう。クイックリリースレバーがあれば閉じましょう。[20]
    • 後輪タイヤを修理した場合は、チェーンを持ち上げてタイヤを戻しましょう。
    • 車輪が円滑に回転するか確認しましょう。
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    ブレーキを装着する ブレーキが解放されたままであれば、ブレーキのレバーを閉じるか、キャリパーを再度押してブレーキを固定します。ブレーキを握ったとき、ブレーキが車輪をギュッと挟んでいるか確認しましょう。[21]
    • 自転車に乗る前に、ブレーキが正常に作動するか再確認しましょう。
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ポイント

  • パンク修理は、平らな場所で行うといいでしょう。
  • 自転車のタイヤ交換がうまくできないときは、近くの自転車店に相談してみましょう。工賃が多少かかるかもしれませんが、自転車を使いながら交換方法を教えてくれるでしょう。
  • できれば、パンク修理は室内で行うと自転車が汚れずに済むほか、作業がしやすくなります。

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注意事項

  • タイヤやチューブは経年とともに劣化します。室内保管している自転車は、10~15年毎にタイヤを交換する必要があり、屋外で保管している場合は、7年を目安に交換する必要があります。
  • タイヤバーストの原因となるため、チューブに空気を入れすぎないようにしましょう。タイヤ側面の適正空気圧を必ず確認しましょう。
  • チューブは高温の物体に近づけないようにしましょう。熱はチューブの膨張や破裂を招く恐れがあります。
  • 車輪を外すときは、部品を曲げたりしないよう、車輪の取扱いに細心の注意を払いましょう。誤って自転車の部品を傷つけてしまった場合は、その部品を修理もしくは交換する必要が出てきます。
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このwikiHow記事について

Palo Alto Bicycles(自転車専門店)
この記事はChris Atkinsonが共著しています。 クリス・アトキンソンは1930年創業のカリフォルニア州パロ・アルトの自転車専門店「Palo Alto Bicycles」に2014年に就職、現在では営業部長を務めています。
カテゴリ: 自転車
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