プラスチックの色あせの原因は様々ですが、ほとんどは酸化によるものです。プラスチックが酸化すると、表面が摩耗してざらざらになるでしょう。幸いにも、酸化が原因で退色した場合は、サンドペーパーやホワイトビネガー、漂白剤などを使って色を復元できます。色あせて黄色や茶色になったプラスチックには臭素が含まれているため、時間が経つと変色します。臭素が原因で変色した色を元に戻すには、過酸化水素を使いましょう。自動車に使われているプラスチックは、日光にさらされると汚れが浸透して色あせしますが、洗ってからヒートガンで温めれば色を復元できるでしょう。

方法 1
方法 1 の 3:
酸化によって色あせたプラスチックの色を復元する

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    石鹸水とサンドペーパーを使って、硬質プラスチックの色を復元する 塗装されていない硬質プラスチックの色を復元するには、バケツ1杯の石鹸水を作りましょう。#120のサンドペーパーを石鹸水に浸し、プラスチックの表面を円を描くようにこすります。色あせた部分を5、6回ずつこすりましょう。その後、#180のサンドペーパーに替えて、同じようにこすります。色あせた部分を5、6回ずつこすってからすすぎましょう。[1]
    • 一般的に、プラスチックの色があせても変色していなければ、色あせの原因は酸化です。酸化したプラスチックの色を復元する場合は、異なる洗浄液を使う方法がたくさんあるので、色あせたプラスチックの種類に応じて洗浄液を選びましょう。
    • この方法で色を復元できる硬質プラスチックは、収納棚、まな板、アクリル製の水槽、プラスチック製家具などに使われています。

    ポイント:プラスチックに引っかき傷が残っている場合は、細目のサンドペーパーに替えてこすり続けてもかまいません。 しかし、硬質プラスチックの場合は、#180のサンドペーパーでこすれば#120のサンドペーパーでこすった時についた細かい傷は消えるでしょう。

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    ポリ塩化ビニルの色を復元するには、ホワイトビネガーと水をスプレーする ポリ塩化ビニルの色を復元するには、蒸留ホワイトビネガー1.2リットルと温水3.8リットルを混ぜましょう。混ぜ合わせたら清潔なスプレーボトルに入れます。ポリ塩化ビニル製品を屋外に持ち出し、30~60㎝離れた場所からスプレーします。たっぷり吹き付けて、2、3分放置しましょう。水ですすぎ、布やペーパータオルで拭きます。[2]
    • まだ色あせている場合は、繰り返しましょう。ただし、今回はスプレーした後放置するのではなく、清潔なスポンジで表面をこすります。
    • 一般的に、ポリ塩化ビニルは、建物の外部羽目板や自動車のフロアマット、PCケース、ジムマットなどに使われています。ポリ塩化ビニル製のレコードにこの方法を用いるのはやめましょう。
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    軟質プラスチックの色を復元するには、洗濯洗剤とマルチクリーナー、漂白剤を使う 厚手のゴム手袋と保護ゴーグルを着用しましょう。液体洗濯洗剤80mlとマルチクリーナー160mlを混ぜます。そこに、漂白剤 950mlと水3.8リットルを加え、混ぜ合わせてスプレーボトルに入れましょう。プラスチック製品を屋外に持ち出し、色あせた部分にスプレーしましょう。2、3分放置してから水ですすぎます。[3]
    • この方法で色を復元した後は、プラスチック製品を石鹸と水できれいに洗いましょう。洗剤や漂白剤が残らないようにします。
    • 一般的に軟質プラスチックは、子供のおもちゃ、柔軟な保存容器、土産物などに使われています。プラスチックが簡単に曲げられる、または軽い場合は、軟質プラスチックです。
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    プラスチックが塗装されている場合は、塗料を塗って色あせを隠す 塗装されたプラスチックが色あせした場合、色を復元するには塗料を塗り直すしかありません。屋外に養生シートを敷いてプラスチック製品を置き、プラスチック用プライマーを全体にスプレーしましょう。1、2時間放置してプライマーを乾かします。次に、20~30㎝離れた場所からプラスチック用のスプレー塗料を吹き付けましょう。スプレー塗料を左右に動かしながら吹き付けます。1、2時間放置して塗料を乾かしましょう。[4]
    • 塗料を塗りたくない部分にはマスキングテープを貼っておきましょう。
    • 必要に応じて、プラスチック用のアクリル塗料とペイントブラシを使ってもかまいません。ただし、ブラシで塗るとブラシの跡が残るかもしれません。
    • 色を濃くしたり暗くしたりするには、塗料が乾いてから数回塗り重ねましょう。
    • 色あせた部分だけに塗料を塗ると、古い塗料が塗られている部分と新しい塗料を塗った部分の色に差が生じるかもしれません。
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方法 2
方法 2 の 3:
色あせたプラスチックの色を復元する

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    色あせた部分に過酸化水素ヘアクリームを塗る 髪をブリーチする時に使う過酸化水素9~12%クリームを用意します。厚手のゴム手袋を着用し、丈夫な作業台の上にタオルを敷いてプラスチック製品を載せましょう。天然毛のペイントブラシに過酸化水素クリームをつけ、色あせた部分に塗ります。色あせた部分が完全に覆われるように厚く塗りましょう。
    • この方法は、塗装されていなければ、どんな種類のプラスチックにも有効です。
    • 製造前に臭素が混合されたプラスチックは、黄色や茶色に変色します。臭素にはプラスチックを燃えにくくする作用がありますが、時間が経つと日光によってプラスチックが黄色やくすんだ茶色に変色します。

    アレンジ:プラスチック製品が非常に小さい場合は、ボウルにオキシドール(過酸化水素3%水溶液)を入れ、プラスチック製品を24時間浸しましょう。時間はかかりますが、簡単に色を復元できます。[5]

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    過酸化水素クリームを塗ったプラスチック製品をラップで覆うかビニール袋に入れる プラスチック製品が袋に入る大きさなら、透明な食品保存袋に入れましょう。プラスチック製品が大きい場合は、透明な食品用ラップフィルムを使います。色あせた部分の広さに合わせてラップを切り、過酸化水素クリームを塗った部分にラップをかけましょう。
    • 必要に応じて、ラップを複数枚使いましょう。
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    色あせたプラスチック製品を屋外に置いて日に当てる プラスチック製品を屋外に持ち出しましょう。地面や屋外用家具の上に置き、過酸化水素クリームを塗った部分に直射日光が当たるようにします。
    • 外が寒い場合や庭がない場合は、日が差し込む窓辺にプラスチック製品を置きましょう。
    • 複数の面に過酸化水素クリームを塗った場合は、面ごとにこの手順を繰り返しましょう。
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    過酸化水素クリームが乾かないように、必要に応じて1時間ごとに塗り足す 1時間ごとにプラスチックをチェックして、過酸化水素クリームが湿っていることを確認しましょう。湿っていたらそのまま放置します。乾いているように見えたら、プラスチック製品を袋から取り出すかラップを外して、ペイントブラシで過酸化水素クリームを塗り足しましょう。その後、プラスチック製品を袋に入れるか、ラップを元に戻します。
    • 色が元に戻るには3~6時間かかるかもしれません。色が元に戻るまで、必要に応じて何度でも繰り返しましょう。

    注意:過酸化水素クリームが乾くと、プラスチックが摩耗する可能性があります。時々様子を見て、クリームが湿っていることを確認しましょう。

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    袋から取り出すかラップを外して、水ですすぐ 色が元に戻ったら、プラスチック製品を屋内に移しましょう。プラスチック製品を袋から取り出すかラップを外し、流水ですすぎます。プラスチック製品に電子部品が使われている場合は、色あせた部分を柔らかいスポンジで拭き、過酸化水素クリームを取り除きます。
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方法 3
方法 3 の 3:
自動車に使われているプラスチックの色を復元する

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    自動車の外側に使われているプラスチックやフェンダーをカーシャンプーと水で洗う プラスチックの周りの塗装面にマスキングテープを貼りましょう。バケツにカーシャンプーと水を1対2の割合で入れて混ぜ、スポンジを浸して色あせたプラスチックをこすります。円を描くようにこすり、汚れをきれいに落としましょう。水ですすぎ、マイクロファイバークロスでプラスチックを乾かします。[6]
    • この方法は、プラスチック製のサイドミラーやバンパー、フェンダーに最適です。この方法を塗装面に用いるのはやめましょう。

    アレンジ:ヘッドライトに使われているプラスチックが色あせた場合は、きれいに洗ってからホワイトビネガーと水で色を復元しましょう。

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    プラスチックの周りの塗装面にマスキングテープを貼って保護する ヒートガンを使ってプラスチックの色を復元しますが、塗装面が熱くなると損傷する可能性があります。プラスチックの周りの塗装面を保護するために、プラスチックの周囲15~30㎝にマスキングテープを貼りましょう。[7]
    • ガラスやゴムが使われている部分を心配する必要はありませんが、クロムメッキ加工された部分には確実にマスキングテープを貼る必要があります。
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    ヒートガンでプラスチックを30~45秒温める ヒートガンのコードを差し込み、最低温度に設定しましょう。ヒートガンをプラスチックの表面から15~25㎝離し、スイッチを入れて温めます。同じ場所をずっと温めるのではなく、ヒートガンを動かしながら温めましょう。30~45秒かけてプラスチック全体を温めます。[8]
    • 同じ場所を長時間温め続けると、プラスチックが溶ける可能性があります。
    • プラスチック製のフェンダーを温める場合は、フェンダーに沿ってヒートガンを小刻みに動かしながら、全体を均等に加熱しましょう。
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    ヒートガンを左右に動かしながら、色あせたプラスチックの色が元に戻るまで温める ヒートガンを最低温度に設定し、プラスチックから10~15㎝離しましょう。ヒートガンの先端を左右に動かしながら、20~25㎠ずつ温めます。色あせたプラスチックの色が元に戻るまで続けましょう。その部分が終わったら次の部分に移動して同じように繰り返し、全体の色を復元します。[9]
    • 自動車に使われているプラスチックの色あせの原因は、汚れと日光による損傷です。これにより、プラスチックの表面が退色します。この方法は、ヒートガンで色あせた表面を溶かして色を復元する方法です。プラスチックの表面は摩耗しているため、傷んでいない奥のプラスチックよりも低い温度で溶けます。
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必要なもの

酸化によって色あせたプラスチックの色を復元する

  • ゴム手袋
  • ホワイトビネガー
  • スプレーボトル
  • 柔らかい毛の歯ブラシ
  • 洗濯洗剤
  • マルチクリーナー
  • 漂白剤
  • 保護ゴーグル
  • サンドペーパー
  • スプレー塗料
  • プライマー

色あせたプラスチックの色を復元する

  • ゴム手袋
  • 過酸化水素
  • 過酸化水素クリーム
  • 天然毛のペイントブラシ
  • 食品保存袋、または食品用ラップフィルム

自動車に使われているプラスチックの色を復元する

  • マスキングテープ
  • カーシャンプー
  • ワックス
  • サンドペーパー
  • 厚手の手袋
  • ヒートガン

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このwikiHow記事について

Susan Stocker
共著者 ::
自然派ハウスクリーニング専門家
この記事の共著者 : Susan Stocker. スーザン・ストッカーはシアトル州随一のエコフレンドリーなハウスクリーニングサービス会社、「Susan’s Green Cleaning」の経営者で、ビジネス改善協会の2017年度倫理・公正の灯賞を受賞しました。同社は卓越したカスタマーサービス、また公正な賃金制度と従業員の福利厚生、そして環境に配慮した清掃手法で知られています。 この記事は1,011回アクセスされました。
カテゴリ: 掃除
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