黒い衣類の多くは、何度も洗濯をし乾燥させていくうちに色が褪せていくので、気がつくとクローゼットの中がくすんだ灰色のようなシャツやズボンだらけになっているということも少なくありません。こうした場合、新しく買い直すのも良いですが、この記事で紹介する方法を用いて家庭で色を復活させてみましょう。

方法 1 の 3:
染料を用いる

  1. 1
    染料を使えるかどうか調べる 布地用の染料は綿、麻、絹といった天然の繊維を素材とした衣類に用いると効果的です。レーヨンやナイロンといった合成繊維でも大丈夫でしょう。その一方で相性が悪い素材もあります。例えばポリエステルやスパンデックス100%の生地の場合は染料の使用は控えましょう。
    • 「ドライクリーニングのみ」と指定されている衣類にも染料は用いないようにしましょう。
    • 素材によって染料の浸透度合いが変わってくるので、仕上がりも異なります。どのような色合いになるのか心配であれば、生地の見本でまず試しましょう。
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    作業環境を整える まず周囲をラップや新聞紙などで覆いましょう。うっかりこぼしてしまった時のためにスポンジやペーパータオルをすぐ手の届く場所に用意しておきます。染料を混ぜる桶として、プラスチック製のバケツ、ステンレス製のバケツ、あるいは、ステンレス製のシンクを使いましょう。
    • 浴槽、あるいは磁器や繊維ガラス素材の容器は使わないようにしましょう。染みが残ります。
    • 必ずゴム製の手袋を着用して、染めからすすぎまでを行いましょう。
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    バケツやシンクを温水で満たす[1] 温度が高いほど色濃く染め上がります。60度が最大で、最も濃い黒に仕上がるでしょう。衣類が完全に沈むよう、十分な量の温水を用意しましょう。
    • 水道の蛇口からの湯では温度が低い場合は、やかんや鍋、あるいは電子レンジを使って温めましょう。
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    別の容器でかなり高温の水と染料を混ぜ合わせる 箸など(色が移っても構わないもの)を使って、よくかき混ぜ、染料を完全に溶かしましょう。液体の染料を用いる際は、よく振ってから容器に注ぎましょう。
    • 染料のラベルに記載されている情報を確認し、染めようとしている衣類の量に合わせて染料を用意しましょう。必要な量は製品によって異なるので、その都度使用方法をよく読み指定されている分量に従いましょう。
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    溶かした染料をバケツ(シンク)に注ぐ 温水とよく混ぜ合わせましょう。衣類を自由に泳がせ、動かすことができるような水量が必要です。こうすることで、むらなく均等に染められるようになります。
    • この中に大さじ1の洗濯用洗剤も加えてみましょう。染料の吸収が良くなります。洗剤を加えた際も、しっかりとかき混ぜて溶かしましょう。
    • 綿、レーヨン、ラミー、あるいは麻といった素材を染める際は、240cc分の食塩を加えてみましょう。色が鮮やかになります。
    • ナイロン、絹、ウールを染める際は、240cc分の酢を加えると、色がより鮮やかになります。
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    衣類を浸す 浸している時間が長いほど、色濃く仕上がります。最大1時間浸したまま放置しておくことができますが、その間は頻繁にかき混ぜましょう。
    • 水温は、できる限り下げずに一定に保つ必要があるので、ガス台、電子レンジ、やかんを用意して水を温め、染料水に注ぎましょう。
    • あるいは、ステンレス製の鍋の中で染料水を作り、火にかけて一定温度を保ちながら染めるのも良いでしょう。
    • 染料水の前に、ただの温水に衣類を浸すと生地が滑らかくなり、染料が染み込みやすくなります。
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    衣類を染料水から取り出し温水ですすぐ 温水によって衣類の表面に付着している染料がよく落ちます。次に冷水ですすぎ洗いをします。流れ出る水が透明になるまですすぎ続けましょう。
    • 染料水から取り出した布は濡れているので、最終的な色合いよりも濃く見えるでしょう。
    • 衣類を裏返しにして洗濯機に入れます。[2] 他の衣類と混ぜずに温水と優しい洗剤で洗いましょう。デリケート洗いなどのコースを選択しましょう。
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    自然乾燥あるいは洗濯乾燥機で乾かす どちらの方法でも構いませんが、吊るして自然乾燥させたほうが濃い色が残りやすくなるので、自然乾燥を習慣づけた方が良いでしょう。乾けば手順は完了です。いつでも着ることができます。
    • 染めたばかりの衣類は初めの3回は他の衣類と分け、冷水、優しい洗いのコースに設定し、漂白成分の含まれていない優しい衣類用洗剤を用いましょう。
    • 4回目以降は、同じ色の(染められていない)他の衣類と合わせて洗濯することも可能ですが、必ず冷水で、優しい洗剤を用いて洗うようにしましょう。
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方法 2 の 3:
コーヒーを用いる

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    衣類を洗濯機に入れる 複数の衣類を染めようとしている時は、すべて同系色であるようにしましょう。水温を低く設定して通常コースで洗いを開始します。
    • この方法は、色褪せた黒のTシャツの様に綿の素材の衣類に最も適しています。その他の素材とは相性が良くありません。
    • 濃く深みのある黒に戻したいのであれば、コーヒーよりも黒の染料の方が効果的でしょう。コーヒーを用いて染めると、より自然な色合いになります。
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    コーヒーを濃くいれる コーヒーが濃いほど最終的な色合いも濃くなるということを念頭に置いてコーヒーをいれましょう。480cc程の量が必要になるので、1杯ずつ用意するものではなく大き目のコーヒーメーカーを使うと良いでしょう。
    • お好みで、コーヒーの代わりに同量の紅茶を使うこともできます。
    • コーヒーのいれかたもお好みで決めましょう。濃く、作りたてであることが大切です。インスタントコーヒーを日常的に飲んでいる人は、インスタントコーヒーを使って染めることも可能です。コーヒーメーカーでいれなければならないという規定はありません。
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    すすぎの段階になったタイミングで作りたてのコーヒ480ccを洗濯機に加える [3]洗濯機の蓋を閉め、コーヒーが混ざった状態ですすぎを行いましょう。普段通りこのまま最後まで洗濯機をまわしましょう。
    • 以前、市販の布地用染料を使ったことがある人は、コーヒーを用いたほうが香りが格段に良いということに気がつくかもしれません。
    • コーヒーは無害なので、洗濯槽に色が付着しても心配する必要はありません。
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    自然乾燥、あるいは乾燥機を用いて乾かす 乾燥機を用いると色が褪せやすいので、自然乾燥を習慣づけましょう。乾いたようであれば手順は完了です。さっそく着てみましょう。
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方法 3 の 3:
色褪せを防ぐ

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    必要な時にだけ洗う 洗う度に色が褪せていくので、洗う頻度が低いほど色も持ちます。この傾向は色が落ちやすいデニム生地で最も顕著に表れます。
    • 洗濯頻度を抑えるためにも、着用後は洗うのではなく空気にあてましょう。ハンガーにかけて1日ほど吊るして空気にあててからクローゼットに戻します。
    • 2~3回着用してから洗濯をしましょう。
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    色と重さ別に衣類を分けて洗濯する 暗い色の衣類同士で洗濯しましょう。明るい色の衣類と混ぜると色移りをする恐れがあります。また、布地の素材や重さも考慮しましょう。
    • 繊細な素材で作られている衣類と、より重量のある素材で作られている衣類を混ぜてしまうと、繊細な衣類が傷むと同時に、重量のある衣類も期待していたほど汚れが落ちないでしょう。[4]
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    デリケートな衣類は手洗いをする かくはんの動きは繊細な衣類には強すぎます。こうした衣類は冷水で手洗いをすることで色と保ち、破損を防ぎましょう。
    • どうしても手洗いをしたくないという人は、洗濯ネットなどに入れて洗濯をしてみましょう。ネットに衣類を入れてから洗濯機に投入します。こうすることで、繊細な衣類にかかる負担も和らぎます。
    • 洗濯方法が分からない衣類は、ドライクリーニングに出しましょう。
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    裏返しにして洗濯をする かくはんから守るために、黒色の衣類は裏返して洗濯しましょう。洗いによって繊維が傷み、破壊されて色が褪せる原因となっています。
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    優しい洗いのコースに設定し冷水で洗う 高い水温に設定して洗うと、色が褪せやすくなります。また、強い洗いのコースで洗った場合も濃い色の衣類は褪せやすくなります。普通コースなどは強すぎるので、例えばデリケートコースで洗うことで衣類を守りましょう。
    • 汚れ具合に関する設定もできる場合は、軽い汚れに合わせましょう(もちろんかなり汚れている場合は除きます)。こうした設定にすることで、より優しく洗えるようになります。[5]
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    色別の洗剤を用いる 漂白成分などが配合されている通常の洗濯用洗剤は黒い衣類に使わないようにしましょう。黒い衣類専用の洗剤(同様に明るい色専用の洗剤)を販売しているメーカーもあるので、こうした製品を探してみましょう。
    • 必要最低限の量の洗剤を用いましょう。洗剤を使い過ぎると色褪せを早める原因となります。
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    吊るして自然乾燥させる 黒の衣類は乾燥機で乾かさないようにしましょう。乾燥機の熱によって色が褪せやすくなります。洗濯機から取り出した衣類は、シワを伸ばして形を整え、すぐに洗濯ラックなどに吊るして乾かしましょう。
    • 完全に乾いた衣類は他の衣類と一緒にクローゼットで保管しましょう。
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