コケは極小の植物がたくさん集まって形成され、小さな無脊椎動物のすみかになります。大抵のコケは自生のもので害はなく、自然植生の一部です。コケは地面を覆い、土壌の浸食を防ぐこともあります。コケが芝生を枯らすことはありませんが、芝が枯れ始めている際に発生することがあります。コケは掻き取るか、除草剤を使って除去します。最近では、コケの美しさが注目され、また除草剤の使用を控るために、コケを積極的に自宅の周辺に取り入れる人が増えています。芝生に多少のコケが生えていても問題はありませんが、見栄えが気になる場合は、記事を読み進めましょう。

パート 1 の 3:
掻き取るまたは除草剤を使う方法

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    ゆるんだコケを掻き取って除去する 芝生の表層の枯れ草を除去する作業はサッチングと呼ばれ、ゆるんだコケや堆積した刈草(サッチ)などを激しい動きで掻き取ります。[1]
    • 狭い芝生であれば、手で掻き取ることもできます。ハンドスプリングレーキを使い、コケを引き抜くほどの十分な力で芝生全体を掻き出しましょう。
    • 芝生が広い場合は、芝刈り機にサッチング刃を取り付けて掻き取ることもできます。刃が地面すれすれになるように高さを調節します。刃が低すぎると、芝草も掻き取ってしまうため注意しましょう。芝刈り機で芝生全体をサッチングし、掻き取ったコケを廃棄します。
    • さらに広い芝生であれば、サッチングマシンをレンタルする方法もあります。回転軸に付いている平らな刃がサッチをほぐして吸い込みます。最寄りの工具レンタル店でこの機械をレンタルできるか問い合わせてみましょう。
    • コケを駆除するために除草剤を使う場合は、芝生のサッチングを行う前に散布することが重要です。除草剤の説明書に従い、薬剤が作用するまで待ってからサッチングを行いましょう。
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    グリホサート系除草剤を試す グリホサートを主成分とする除草剤は、近年広く使用されていますが、コケの駆除に関しては効果はまちまちです。[2]
    • この除草剤は葉から吸収されて根に移行し、植物全体を枯らします。
    • 現時点では、グリホサートがコケに効果を発揮する正確な条件はわかっていません。しかし、除草剤が枯らす他の植物が周辺にない場合に限り使用しましょう。
    • 他の除草剤と同様に、製品の説明書に従って使用しましょう。
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    硫酸鉄などの硫酸塩を主成分とする除草剤を使う この種の除草剤はあまり一般的ではありませんが、他の除草剤よりコケの駆除には効果があります。硫酸第一鉄がよく使われますが、硫酸アンモニウムまたは硫酸銅も効果的です。[3]
    • 鉄分はコケを弱らせるため、枯死させたり、手で抜き取るのが楽になったりします。
    • 約300平方メートルの芝生に、20Lの駆除剤を散布しましょう。20L の水に対して、約90mlの硫酸鉄を加えます。
    • 硫酸銅を使う場合は、16Lの水に対して60~150mlの硫酸銅を加えます。この分量で約300平方メートルの芝生に散布できます。
    • 使用の際は、必ず製品の説明書に従いましょう。
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    逆性石鹸でコケを駆除する 逆性石鹸を散布してコケを枯らすことができます。逆性石鹸と呼ばれる塩化ベンザルコニウムは、コケを黄白色に変色させて枯らします。この薬剤をコケに軽く散布しましょう。
    • この薬剤は歩道や建造物には害を及ぼしません。
    • コケが弱る乾燥した時期に散布すると効果が高まります。
    • 薬剤の説明書に従って慎重に散布しましょう。芝に窒素肥料を適切な方法で与えると、芝生の密度が増します。秋と春に窒素肥料を軽く散布するとよいでしょう。
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パート 2 の 3:
コケが好む環境をなくす

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    日陰を好む多年草や低木を植える 芝草は日陰ではよく育ちませんが、残念ながらコケは日陰を好みます。芝生に当たる日射量をコントロールできない場合は、日の当たらない場所に日陰でも育つ植物を植え、コケの発生を防止しましょう。
    • 日陰を好む植物には、アスチルベ、ブルンネラ、ヒューケラ、ギボウシ(ホスタ)、ヘレボルス、シダ、アジサイ、プルモナリア、ティアレアなどがあります。[4]日陰でもよく育つ植物や低木は他にもたくさんあります。次回ガーデンセンターや種苗店を訪れる際に探してみましょう。
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    芝生に日光を当てる コケは日陰を好みますが、大抵の芝草の品種はそうではありません。芝生を健康に保ちたければ、移動可能な障害物を庭から排除し、芝生への日射量を増やしましょう。[5]
    • 薪やレンガなどの山があれば、車庫や物置などの保管場所に置きましょう。
    • 物置を設置する際、芝生が影にならないかを考慮して場所を決めましょう。
    • 大きな樹木や生い茂った低木を剪定し、芝生の日当たりを改善しましょう。
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    芝生への水のやりすぎに注意する コケは湿った場所を好みます。何らかの理由で芝の状態が不良で、すでにコケが生えやすい状態であれば、水のやりすぎはコケの発生を早めるだけです。[6]
    • コケの生長が活発な早秋や早春は、特に夜間の水やりは控えましょう。
    • 芝生が常に湿っている場合は、芝生の下地を入れ替える、エアレーションやサッチングを行う、または暗渠を設置して水はけを改善しましょう。
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    芝生に適切な量の水を与える 水のやりすぎはコケの生長を促しますが、水が不足していても芝草が弱るためコケが生えやすくなります。
    • 芝生が極度に乾燥していたら、芝草は茶色く変色して弱っていきます。そうなると、雨などの水分にも反応しなくなります。その結果、芝生は枯れていき、雨が降った後にすぐにコケが発生します。
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パート 3 の 3:
芝生を健康に保つ

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    芝生の傷みを防ぐ 芝生は十分に活用したいものですが、あまり激しく扱うと芝草は著しく弱ってしまいます。芝草が枯れてくると、さらにたくさんのコケが発生し始めます。
    • 芝生の傷みは、運動をしたり、自転車に乗ったり、犬が掘り返したりすることで起こります。
    • ガガンボの幼虫も芝生に害を与えます。居住地域にたくさんのガガンボがいる場合は、駆除や防除を考慮しましょう。
    • ダンゴムシ、ヨトウムシ、アリなどの昆虫も問題を起こします。米国に居住の場合は農務省のウエブサイト、日本に居住の場合は農林水産省または自治体のウエブサイトで、居住地域の害虫の被害や対策について検索しましょう。
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    エアレーションを行う 時間が経つにつれて芝生の表層の土が固まり、空気、水、肥料が芝草の根に行き渡らなくなります。その結果、芝草が枯れてそこにコケが発生します。定期的にエアレーションを行うと、この問題を防ぐことができます。特に、土が乾燥しているときに行うのが効果的です。[7]
    • エアレーターをレンタルする、知人に借りる、購入するなどして、エアレーションを行いましょう。機械に付いている空洞の突起が芝生に刺さり、直径2cm以下の小さな土の塊(コア)を抜き取ります。
    • コアを抜き取って穴をあけることで、固まった土が緩むスペースができるとともに、排水性や通気性が改善されます。手動のローンパンチやローンスパイクを使うこともできます。
    • この作業を生長期の始めと終わりに最低1度は行いましょう。
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    定期的にサッチングを行う サッチングはエアレーションよりも芝生の奥深くまで作用します。エアレーションを定期的に行っている場合は、サッチングはそれほど頻繁に行う必要はありません。それでも、コケの問題が深刻であれば、サッチングも合わせて行うとよいでしょう。[8]
    • サッチングは1年おきに春に行うのが最も効果的です。
    • 芝刈り機に付いているサッチング刃は芝生の奥まで届き、土は掘り起こさずに芝生の表面の枯れ草を掻き取ります。コケは芝生の表層で生育するため、サッチングを行うとコケの定着を防ぐことができます。
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    芝生が薄い場所に種を蒔く 芝生が薄くなっている場所があれば、芝草の種を蒔くことでコケの発生を防ぐとともに、景観も向上します。
    • 日陰に強い芝草の種を蒔きましょう。日陰に強い品種には、ホソムギ、ファインフェスク、ラフストークブルーグラス、ベントグラスなどがあります。数種類の品種がミックスされている種を購入してもよいでしょう。
    • 新たに種を蒔く場合は、5mmほどの厚さの柔らかい土または砂とともに芝生の表面に蒔き、芽が出て芝草が定着するまで湿った状態を保ちます。
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    芝生に肥料を施す 土壌が肥えていないと、芝草が生長するための養分を得られないため、コケが発生しやすくなります。一般的な肥料を施して、この状態を改善しましょう。
    • 芝生の専門業者に、コケが生えている場所の土壌テストを依頼する手もあります。しかし、日当たりの良い乾燥した場所にコケが生えている場合は、一般的には芝生の栄養不足が原因といえます。
    • 窒素が豊富で、十分な量のカリウムと鉄分が含まれている肥料を使いましょう。
    • 施肥は1年に4回行うのが理想的です。早春、晩春、真夏、そして早秋に肥料を施しましょう。最大限の効果を得るためには、季節ごとの定期的な施肥を心がけましょう。
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    農業用石灰を散布する 石灰は酸性土壌を中和させるために使われます。土壌が酸性に傾いて芝草が栄養不足に陥ると、コケが発生しやすい状態になります。
    • 炭酸カルシウムを主成分とする石灰肥料が最も効果的です。
    • 土壌のpH値を測定しましょう。理想的な値は、中性の6.5~7です。値が6以下であれば酸性、7より高ければアルカリ性です。
    • 石灰は酸性土壌にのみ使いましょう。アルカリ性の土壌に使ってはいけません。
    • 土壌が酸性であれば、石灰肥料を生長期に2度施します。サッチングやエアレーション後に行いましょう。エアレーションでできるコアは、やがて分解して土の湿気や養分を保つのに役立つため、芝生の上に残しておきましょう。
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必要なもの

  • サッチングマシン
  • エアレーター、ローンパンチ、ローンスパイク
  • 除草剤または逆性石鹸
  • 陰性植物
  • 肥料
  • 耐陰性の芝草の種
  • 農業用石灰
  • 土壌pHテスター

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このwikiHow記事について

Anthony "TC" Williams
共著者
造園家
この記事の共著者 Anthony "TC" Williams. アンソニー・TC・ウィリアムズはアイダホ州在住の造園家です。アイダホ州の造園企業登録会社、「Aqua Conservation Landscape & Irrigation」を設立し、オーナーを務めています。造園業界にて21年以上の経験を持ち、アイダホ州ボイシのアイダホ植物園などの造園プロジェクトに参加。アイダホ州登録独立請負業者で、元テキサス州認定散水設備士。 この記事は2,145回アクセスされました。
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