英文学は様々な要素が入った複雑な科目で、学生であればどこかの時点で必ず勉強することになる科目です。膨大な数の作品があるので、どこから始めたらいいのか迷ってしまう人もいるでしょう。試験のための勉強であれ、AP試験の準備であれ、大学のコースを受講する場合であれ、これから紹介する手順は自分が設定した目標を達成する勉強の助けとなるでしょう。

方法 1 の 5:
基礎を固める

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    早めに始める 試験の前夜に勉強を始めても時既に遅し。英文学のような科目は特にそうです。試験では内容を確認する質問以外に解析を求める質問もされるため、学ぶ作品や題材の内容の複雑さに慣れるためには充分な時間が必要になります。プロットを要約できる、何人かの登場人物がわかる程度では話になりません。
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    既に知っていることを確認する 作品を最初に読んだときに覚えた詳細や授業で教わった内容で、記憶に残っていることを書き出してみます。このとき、作品や授業ノートは見ないようにしましょう。確実に覚えていることだけを書き出します。これが勉強の始発点となり、記憶や知識のギャップが明らかになります。
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    知らない文学用語を見つける 英文学の試験では、使用頻度の高い文学用語を理解しているものとして質問されます。スタンザ、アイロニー、アリタレーション、スピーカー、フィギュレーティブ・ランゲージなどがそれです。受験や受講者は文学用語全般を理解していないと想定されていますが、上で述べた単語や重要な概念を覚えておく方が上手く行きます。重要な文学概念の定義を解説したガイドはたくさんありますが、ここでは絶対に覚えておくべき用語を幾つか挙げておきます。
    • 「スタンザ」とは、複数の行に渡る詩的な部分で、散文を書くときの段落と似ています。通常、スタンザは3行よりも多い行数です。2行のものは「カプレッツ」と呼びます。[1]
    • 「アイロニー」とは、基本的に一つのことを言いながらも、その意味するところが異なり、ほとんどの場合、発している言葉とは真逆の意味を示します。例えば、荒れ狂う猛吹雪の中で誰かと会った登場人物が「本当に素敵な天気ですよね?」と言ったとします。これが「アイロニー」です。読者は文脈でこの天気が「素敵ではない」ことを承知しているからです。 ウィリアム・シェイクスピア、ジェーン・オースティン、チャールズ・ディケンズはアイロニー使いの達人として知られています。[2]ただし、アイロニーと「不運」を混同しないようにしましょう。アラニス・モリセットの曲『アイロニック』で歌われている「白ワインの中の黒いハエ」はアイロニーではなく、完璧な不運もしくは災難なので、曲のタイトルに惑わされないようにしましょう。
    • 「劇的アイロニー」とは、登場人物が知らない重要な情報を読者が知っている状態を指します。例えば、オイディプスが父親を殺して自分の母親と結婚しようとする、というようなことです。[3]
    • 「アリタレーション」とは、頭韻ともいい、詩や戯曲でよく使われるテクニックです。単語の始まりの子音を短い文章の中で繰り返し使う方法です。「Peter Piper picked a peak of pickled peppers」はその一例です。
    • 「スピーカー」とは、話し手ともいい、詩の中で表現されている言葉を実感している本人のことであり、小説のナレーターを指す場合もあります。作家とスピーカーを切り離すことが重要で、詩的で劇的なモノローグにおいては特に大事です。ロバート・ブラウニングの詩『My Last Duchess』が良い例で、この詩の中で躁状態の公爵が妻殺しを認めます。しかし、この事実を読者に伝えるのは、作家のブラウニングではなく、詩の中の「スピーカー」なのです。
    • 「フィギュレーティブ・ランゲージ」とは、比喩表現ともいい、この記事のパート2で詳しく説明しますが、これは「文字通り」の表現と対局をなすものです。フィギュレーティブ・ランゲージでは、メタファー、直喩、擬人法、誇張といった技術を使って、表現したい箇所のイメージを鮮明にします。例えば、シェイクスピアの戯曲『アンソニーとクレオパトラ』で、クレオパトラはマーク・アンソニーを次のように言い表します。「彼の両足は大海をまたぎ、天高く上げた腕は世界の頂きに届いた。」 これが誇張です。当然ながら、アンソニーの足は海をまたぐほど長いはずがありません。しかし、そう言い表すことで、クレオパトラが彼と彼の権力を高く評価していることが明らかになるのです。
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    可能であれば例題集をやってみる スタディ・ガイドや例題集をもらっているのであれば、その中に書かれている内容をどれだけ覚えているか確認してみます。覚えていない点が明らかになるので、そこに労力を注ぐ学習計画を立てることができます。
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方法 2 の 5:
作品を読み返す

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    作品を読み返す 既に授業で読んでいるはずですが、試験のために勉強しているのであれば、もう一度読み返してみましょう。最初に見落としていた事柄があるかもしれません。
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    比喩表現を探す 大抵の作家がメタファー、直喩、擬人法というテクニックを使って主張したいポイントを明確にします。この点を押さえることで今読んでいる作品を理解できる場合があります。例えば、メルヴィルの小説『白鯨』では、この白鯨が(他の様々な事柄の比喩でありつつ)エイハブ船長の傲慢さを象徴すると知っていることが、この物語を理解するカギとなります。
    • メタファーは2つの異なる事柄を直接対比させます。直喩よりも強い表現となります。例えば、フィッツジェラルドの『華麗なるギャツビー』の最後の一文は、強い潮流に逆らって進もうとする舟と人生を対比する有名なメタファーです。[4]村上春樹訳では「だからこそ我々は、前へ前へと進み続けるのだ。流れに立ち向かうボートのように、絶え間なく過去へと押し戻されながら」となっています。
    • 直喩も対比を行いますが、「XはY」というような直接的な対比はとりません。マーガレット・ミチェルは小説『風と共に去りぬ』で、スカーレット・オハラがアシュリー・ウィルクスに興味を抱いた様子を直喩を使って次のように表しています。「彼の神秘的な雰囲気は、まるで錠も鍵もない扉のように、彼女の好奇心を刺激した。」[5]
    • 擬人化が起こるのは、表現したいアイデアをパワフルに伝えるために動物や物体を人間のようにキャラクター設定したときです。例えば、エミリー・ディキンソンは頻繁に詩に登場する人間以外のものを擬人化しています。次の詩では蛇を次のように表しています。「草むらの細い男、ときどき顔を出す、あなたも彼に会ったことがあるかも、会っていなかったかしら、彼は突然くるから。」[6] ここで蛇は「細い男」と呼ばれていて、この男はときどき草むらから頭を出します。爬虫類というよりも、ビクトリア朝の紳士が突進してくるイメージを喚起させます。
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    作品の構成を考える 著者がアイデアをどのように表現するのか、その「方法」がアイデアそのものと同じくらい重要なことがあります。文章のフォームと構成が文章の主題に多かれ少なかれ影響することが多々あります。
    • フィクションを読んでいるのなら、出来事がどのように並べられているかを考えてみます。物語の途中で時間を逆戻りする回想シーンや場所が登場するかを考えてみましょう。サンドラ・シスネロスの小説『キャラメロ』は ストーリーの幕引き部分から物語が始まり、家族の歴史の複雑怪奇さを際立たせるために、作中で時間と場所を何度も行ったり来たりします。
    • 詩を読んでいるのなら、その詩のフォームを考えてみます。どんな種類の詩なのか、ソネット (14行詩) やセスティーナ (六行六連詩) のように構造化された形式なのか、リズムや頭韻を使っているがライム (踏韻) の手法はとっていない自由な散文なのか、などを考えてみましょう。詩の書かれ方に詩人が伝えたい雰囲気や空気感が示唆されていることがよくあります。
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    キャラクターの原型を考える 登場するキャラクターの原型は、それがキャラクターではなくて行動や状況のこともありますが、大抵は普遍的な人間性の一部分として信じられている資質です。有名な心理学者カール・ユングは、原型は人類の「集団的無意識」に入り込んでいるものなので、人は原型の中に他者と共有する体験・経験を見出すと定義しています。文学分析の多くはユングの概念の影響を受けているため、読んでいる作品に登場する可能性のあるキャラクターの原型を幾つか知っておくと役に立つでしょう。[7]
    • 「英雄」は良心を具象化したキャラクターで、正義の実現や秩序の回復のために戦うことがしばしばあります。ベオウルフとキャプテン・アメリカは英雄の原型そのままの例でしょう。
    • 「純真な若者」は未熟なキャラクターで、人を信頼する性格ゆえに周囲の人間に好かれます。 チャールズ・ディケンズの『大いなる遺産』のピップ、映画『スター・ウォーズ』のルーク・スカイウォーカーなどが「純真な若者」の原型の好例です。このキャラクターは物語の後半で大人になるために「通過儀礼」的な経験をすることが多々あります。
    • 「良き指導者」は賢明な助言や支援を通して物語の主人公を慈しみ、庇護する役割を与られたキャラクターです。J・R・R・トルーキンの『指輪物語』と『ホビットの冒険』のガンダルフ、『スター・ウォーズ』のオビ=ワン・ケノービは良き指導者の原型の素晴らしい例と言えましょう。
    • 「ドッペルゲンガー」は主人公の「闇の側面」を表現するための影武者的なキャラクターです。主人公とそのドッペルゲンガーに分類される登場人物としてよく知られているのが、メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』のフランケンシュタインと彼が作った怪物、ロバート・ルイス・スティーヴンソンの小説『ジキル博士とハイド氏』に登場するジキル博士とハイド氏です。
    • 「悪役」は邪悪な計画を持ったキャラクターで、主人公と真反対の性質を持っています。悪役は主人公を打ち倒すためなら何でもする上に、非常にずる賢いキャラクターのことが多いです。この原型の好例としては、ラドヤード・キプリングの『ジャングル・ブック』に出てくるシア・カーン、『ホビットの冒険』のスマウグ、コミック版と映画版の『バットマン』に出てくるジョーカーでしょう。
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    状況的な原型を考える キャラクター以外の原型で遭遇する頻度が最も高いのが状況的な原型でしょう。言い換えると、慣れ親しんでいて、続きが簡単に予想できるプロットや物語の進み方です。一般的な状況的原型を幾つか挙げてみます。[8]
    • 「旅」 これは非常に一般的な状況的原型で、アーサー王の伝説からジョナサン・スイフトの『ガリバー旅行記』、トルーキンの『指輪物語』まで、あらゆるものに登場します。この原型では主人公が旅をします。この旅には、実際に旅に出る肉体的なものと精神的なもの、文字通りの旅と比喩的な旅があります。旅の目的は、自分自身を理解する、自分の周りの世界を理解する、とても大事な目標を達成するなどがあり、物語のプロットで非常に重要なものです。『指輪物語』では、サウロンの「一つの指輪」を破壊するための仲間との旅がこれに当たります。
    • 「儀式」 この原型には「旅」との類似点がありますが、主人公が経験を通して成長してゆく姿に焦点が当てられています。このタイプの物語は「教養小説」とも呼ばれていて、ヘンリー・フィールディングの『捨て子トム・ジョーンズの物語』が良い例です。この小説には、スパイダーマンとして成長するピーター・パーカーが「偉大な力と偉大な責任」の扱い方を学んでいく過程のように、コミックブックのヒーローの元ネタが書かれています。
    • 「堕落」 これも非常に一般的な原型です。この原型では、主人公がとった行動の結果として品位が堕落する経験をします。この原型の例はありとあらゆる古典文学の中にあり、シェイクスピアの戯曲『リア王』のリア王、メルヴィルの『白鯨』のエイハブ船長、ジョン・ミルトンの叙事詩『失楽園』のサタンなどが代表的です。
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    衝突から導かれる動きを考える 作品の多く、特に戯曲とフィクションでは「原因となる出来事」があり、これが物語の主軸となる動きをスタートさせます。この出来事が起きた瞬間にある状況の均衡が崩れたり、問題が引き起こされたりして、これをきっかけに物語の終盤へと続く一連の事件や出来事が始動します。[9]
    • 例えばシェイクスピアの『マクベス』では、マクベスは3人組の魔女から自分がスコットランドの王になるという予言を聞きます。この予言を聞くまで王になる気などなかった彼は、この予言をきっかけに王になる野望を持ち、最後には失墜をもたらす殺人へと駆り立てられるのです。
    • その他の例にアーサー・ミラーの戯曲『るつぼ』があります。少女たちが確執や対立に直面するところから話が始まります。森の奥に隠れてはしたない行為をしている姿を目撃された少女たちは罰を受けなくてはいけません。自分たちの罪をごまかすために、彼女たちは村人を魔女として訴えます。この行動が戯曲のその後の進行を導く出来事となり、彼女たちの手に負えない状況へと発展していきます。
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方法 3 の 5:
フィクションと戯曲に使えるノートを作る

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    2度目の読了後に各章や各幕を箇条書きで要約する こうしておくと同じ作品を再読するときに、大まかな要約を押さえてから始められるので便利です。
    • 要約にのめり込まないのがコツです。章や幕で起こるすべての事柄を要約するのは避け、重要な意味を持つ出来事、それに関わる重要人物やテーマに関わる場面に意識を向けてみます。
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    主人公やメインのキャラクターのプロフィールを作る その中には重要な意味を持つそのキャラクターのセリフや行動や、他のキャラクターとのつながりも書き留めておきましょう。
    • 戯曲の場合、非常に重要と思われるスピーチを書き留めるのもよいでしょう。例えば、ハムレットの「生きるべきか、死ぬべきか」で始まるスピーチや、アーサー・ミラーの戯曲『セールスマンの死』の中の「注意を払うべきである」で始まるスピーチなどがよい例でしょう。
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    登場人物が直面する問題の要点を記す これは章の概要をまとめるよりも役立つことがあります。主要な登場人物たちがどのような苦労や衝突に直面するのか、彼らが求める目標は何かなどに注目してみましょう。
    • 例えば、シェイクスピアのハムレットであれば、次のような解決すべき問題があります。(1) 彼を復讐へと駆り立てる父親の亡霊は本当に信用できるのか? (2) 彼の一挙手一投足に大勢の注目が集まる裁判で、どのような方法で叔父に復讐するのか? (3) 考えすぎる気質をどのように克服して、自分が望む復讐を成し遂げる勇気を得るのか?
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    問題が解決したのかを究明する 物語の終盤で問題がきちんと解決する場合があり、例えば、『スター・ウォーズ』ではデス・スターが破壊されます。また『指輪物語』では一つの指輪が破壊されてアラゴルンが中つ国の王になります。しかし、問題は解決するものの理想的な方法ではない場合もあります。例えば、ハムレットは復讐を遂げて父の亡霊を満足させますが、復讐を遂げるために無実の人々を多数殺害し、最後には自分も死んでしまいます。登場人物たちが目的を果たしたのか、果たせなかった原因は何かを理解しておくと、試験で作品の感想などを述べるときに役に立つでしょう。
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    重要な声明を幾つか覚える 重要な声明やスピーチをそのまま覚えるというよりも、どのような主題に沿った声明やスピーチなのかを覚えておくと、作品に対して異論を唱える議論で役に立ちます。
    • 例えばジェーン・オースティンの『高慢と偏見』を勉強しているとします。ミスター・ダーシーがエリザベスの家庭の事情に余計なお節介を焼いたと認めたことを覚えておくと、この二人が物語の前半で互いに相手に怒りを覚えている理由を説明できます (ダーシーはプライドが高すぎてお節介が間違いと認められない、エリザベスは偏見に凝り固まってダーシーにはダーシーなりのちゃんとした理由があったことを認められない、のような説明が可能です)。
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    作品の主題やキャラクター同士の関わり合いの重要性など、細かい内容を書き留める ここではしっかりと詳細を書き留めましょう。「メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』のトーンは非常に邪悪で不吉だ」とだけ書いても、「邪悪で不吉だ」と感じさせた内容が書かれていなければ、試験では使い物にならないのは明らかです。
    • 作品の中でも鮮明な印象を残す場面を書き留めましょう。章でどんな出来事があったのかを思い起こすヒントとなるだけでなく、試験で作品に関する何らかの主張を展開するときの証拠として使うこともできます。
    • 例えば、ヘルマン・メルヴィルの『白鯨』の第41章にあるこの文章を見てみましょう。エイハブ船長がついに白いクジラを捉えたとき、「彼(エイハブ)はアダムの誕生以来、人類が抱いてきた怒りと憎しみのすべてを一身に集めてクジラの白い背に乗った。そして、まるで胸が迫撃砲であったかのように殻を破壊して、熱い心臓をぶちまけた。」[10] この表現は「エイハブがクジラを攻撃した」と単純に言うよりも感情に訴えます。また、エイハブがクジラを追い掛けていた背景には、自分の足を失くした恨みばかりでなく、このクジラとの遭遇後に始まった時間の中で人間が経験した恐ろしい出来事すべてを自分のことと捉えていたことがあり、そのために自滅を自ら選ぶこと、つまりクジラを倒すために彼の胸という大砲から心臓という砲弾を発射することが、この文章によって強調されています。
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    作品の象徴となる事柄とその登場場面をすべて書きだす 象徴化は作家が好むツールです。色や特定のアイテムのように決まった要素が一度や二度ではなく、繰り返し登場する場合、それが重要な事柄を象徴するものであることが考えられます。
    • 例えば、ナサニエル・ホーソーンの『緋文字』では、ヘスター・プリンが姦通の罰として装着を義務付けられた「A」という文字は明らかな象徴ですが、彼女の娘パールも象徴の役割を担っています。「A」の文字同様、パールはヘスターに姦通を思い起こさせる存在、つまり「ヘスターの破廉恥の証し」なのです。 ヘスターはパールに金色と赤の美しいドレスをよく着せますが、これは「A」という文字と彼女の罪を物理的につなげています。
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    現代との関係を探す 試験や小論文では、文化的・社会的に重要な現代の問題と、作品が書かれた当時の関連性を語ることがしばしば奏功します。手持ちの教材を活用して、作品の改訂版の序章に書かれている内容や、図書館のデータベースにある信用できるリソースを使ってリサーチするとよいでしょう。ウィキペディアのようなウェブサイトや自分の知識は正確でなかったり、不十分なことがあるので頼らないのが無難です。[11]
    • 例えば、シャーロット・パーキンス・ギルマンの短編『黄色い壁紙』を研究しているなら、19世紀の女性が置かれた状況について話せることが大事です。ギルマンは、彼女が生きた時代の伝統に基づいた社会構造に反する創作活動を行った、非常に重要なフェミニスト作家です。当時、女性に許されていた役割は妻と母だけでした。この限定された役割は女性のみならず男性の不利益にもなっていると、決まって彼女は論じていました。これはギルマンが書いたフィクションを論じる上で格好の題材となり、その時代の一般的な知識で充分だと考える人では知り得ない情報です。
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方法 4 の 5:
詩に使えるノートを作る

  1. 1
    どのタイプの詩かを書き留める ソネット (14行詩)、セスティーナ (六行六連詩)、俳句など、自分が勉強している詩のタイプを知っていることが、その意味を論じる上で非常に重要なことがあります。韻の配列 (各行の最後の韻のパターン) と韻律 (各行の詩脚の数) を調べると、自分が読んでいる詩のタイプがわかります。
    • 例えば、エドナ・セイント・ヴィンセント・ミレイは『I Will Put Chaos into Fourteen Lines』で、詩を書くことがどれほど大変なのかという現実に正面から挑んでいます。この詩が「ソネットを書くことを表現しているソネット」と知っていると、この詩が向かおうとする着地点が見えてきます。つまり、これは、形式が決まっている非常に古い詩のフォーマットに現代的な「カオス」をちょっとだけ入れてみる、という詩なのです。ミレイがペトラルカ風のクラシックな韻の配置を使っていること、行の多くが弱強五歩格 (5つの連続した弱強格) で1行を構成する (音で表すとta-TUM ta-TUM ta-TUM ta-TUM ta-TUM) ことを知っていると、この詩がソネットであることがわかります。
    • 現代の詩は自由詩として書かれることが多いのですが、自由だからと言って詩のフォームを無視しているかと言えば、そうではありません。自由詩であっても、定型詩を読むときのように「頭韻、母音韻、反復、句またがり」 (行の始まりや終わりの部分) や「リズム」の要素を探してみましょう。
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    可能であれば、詩の語り手と聞き手を特定する これは劇的独白のような詩を読むときに特に重要です。劇的独白では「語り手」は詩人本人ではない設定です。フェリシア・ヒーマンズ、ロバート・ブラウニング、アルフレッド・ロード・テニスンは、彼らとは異なるキャラクターの視点から劇的独白の詩を書いています。
    • ワーズワースやジョン・キーツなどの詩人が書いた抒情詩では、語り手を特定するのに苦労することでしょう。 彼らのような詩人は第一人称の詩を書くことが多く、詩人と語り手の間に明確な区別が設けられていないのです。それにもかかわらず、「私」のような第一人称で書かれている詩であっても、語り手は常に「語り手」であって、詩人ではありません。
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    作品の象徴となる事柄とその登場場面をすべて書きだす  韻を踏んでいない散文であっても、詩であれば象徴化は常に出現します。色や自然の風景のような繰り返す要素に目を光らせましょう。
    • 例えば、ウィリアム・ワーズワースの『ティンターン僧院の数マイル上流で書かれた詩』の「目」は、詩人本人の想像を含む、多くの事柄を表す重要な象徴です。ワーズワースは似た音である「私(I)」と「目(eye)」を何度も行き来して、この2つ概念を深く絡み合わせています。
    • 象徴化はアングロサクソンの叙事詩『ベオウルフ』の至る所に出現します。カギとなる象徴は、ヘオロットの大広間、フロースガール王の金色の宴会場です。ヘオロットはコミュニティ、勇敢さ、温もり、安全、富、文明を象徴しています。そのため、グレンデルがヘオロットを襲撃し、就寝中の戦士を殺害するとき、グレンデルはシルディングのすべての生命を冒涜していることになります。
  4. 4
    勉強している詩を暗記する必要はない 詩の構成、主題、包括的なアイデアやストーリーという、詩の基礎部分をしっかりと押さえておきましょう。
    • カギとなる行を1〜2行暗記するのは、あとで証拠として使うときに役立つでしょう。例えば、ウォルト・ウィットマンの大作『草の葉』を研究しているのなら「dismiss whatever insults your own soul; and your very flesh shall be a great poem」を暗記したほうがよいでしょう。この短い抜粋は長い詩の内容をかなり要約しているので、これを試験で使うことができれば自分の主張を論じるときに役立ちます。
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    勉強している詩の背景や事情を調べる 詩における背景や事情はフィクションや演劇のそれと同じように大切なものです。詩が指し示す問題を知ることで、その詩の着地点がどこかを予測できるようになります。
    • 文脈情報も間違った主張を防ぐ助けとなります。例えば、シェイクスピアの時代のソネットは女性に対する愛の告白が基本ですが、シェイクスピアが書いたソネットがすべて女性の恋人に向けたものでないことを知っていることが重要です。事実、ほとんどのソネットが「美しき若い人」に向けて書いたもので、詩人がロマンスに近い深い感情を持っている若い裕福な男性に向けたものなのです。[12]
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方法 5 の 5:
難しい作品を扱う

  1. 1
    理解できない部分を読み返す 詩の中に登場することが多い表現方法で、詩人は読者に強烈な印象を与えるために型破りな語順で言葉を並べることがあります。最初のうちは意味を理解するのに苦労するかもしれませんが、もう一度その文章を注意深くゆっくりと読み返してみると、徐々に意味が見えてくることでしょう。[13]
    • 脚注やその他の説明を探してみます。学生向きに編集された書籍の場合、編集者の手によって説明の脚注、言葉の定義、その他の説明が加えられ、読者の理解を手助けします。必ず読んでみましょう。理解が難しい文章の意味がわかるはずです。
  2. 2
    おいしいとこ取りは避ける 詩や戯曲を読んでいるのなら、最初から最後まで通読することがとても大事です。シェイクスピアの戯曲のト書きを読み飛ばすと、物語に関わる重要な情報をみすみす見逃すことになります。また、詩で使われる言葉は厳選されていて、特別な効果を狙った配置と構成になっています。そのため、単語1つ見逃しても全体を理解できなくなる可能性があります。
  3. 3
    声に出して文章を読む このテクニックは詩と戯曲に特に役立ちますが、小説に書いてある濃密で長い散文のような文章を理解する助けになることがあります。特にチャールズ・ディケンズの小説のように、長い文章が1段落に及ぶときにやってみるとよいでしょう。声に出して読むことで、リズム、頭韻、反復などのポイントに気付くはずです。そして、このポイントについて語る問題が試験で出されることだってあるのです。
  4. 4
    フラッシュカードを作る 覚えるのに苦労するときにはフラッシュカードを作ってみましょう。一度書き留めたものを他のものに書き写すこと (例えばノートからフラッシュカードへ) で効果的に記憶できる場合があります。
    • フラッシュカードは文学用語や登場人物の名前のような事柄を暗記するのに特に効果を発揮します。それ以上に複雑な情報の暗記には向いていないかもしれません。
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ポイント

  • 読み返すときに見えやすいように重要な部分はマーカーで色をつけます。
  • 勉強中の作品は時間の許す限り何度も読み返しましょう。
  • ノートはスパイダー・ダイアグラムかマインド・マップ方式で書きましょう。この方式だと、肝心なポイントをラクに思い出せます。
  • SparkNotes、York Notes、Shmoopのようなオンライン・ガイドも活用できますが、分析に使う唯一の情報源として扱うのは避けましょう。教師・教授たちはこういうガイドサイトをよく知っています。これらのサイトにある情報程度の内容では彼らを納得させることはできないでしょう。

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注意事項

  • ストーリーラインを暗記するだけでは足りません。分析できるようにしましょう。
  • 作品の抜粋や推薦文だけ読まずに、作品を最初から最後まで読み通しましょう。
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