英語でエッセイを書く方法

共同執筆者 Michelle Golden, PhD

この記事には:初めに下書きをする推敲する計画を立てる16 出典

エッセイは英語圏の高校や大学の英語のクラスでよく出される課題です。英語でエッセイを書くことは大変だと思われがちですが、必ずしもそうではありません。充分な時間をかけて構想を練り、内容を深めれば、それほど心配はいりません。

パート 1
初めに

  1. 1
    充分な時間を確保する エッセイを10分で仕上げることはできません。下書きと訂正・推敲に充分な時間を取り、草稿(ドラフト)を書き上げたら少し時間を置いてから訂正版を作成できれば理想的です。ただし、締め切りが迫っている場合は、時間を有効に使う工夫が必要です。
  2. 2
    机に向かって書く エッセイを書くための下準備は重要です。いざ書き始める時には、まずそのページの内容を書き出すことから始めます。いつでも前に戻って修正ができること、修正はエッセイ作成のプロセスの一部であることを忘れないようにしましょう。
  3. 3
    仮の主題を書く 主題はエッセイの中で最も重要な構成要素の一つです。主題文はエッセイの主旨や筆者の姿勢を表す一文で、このエッセイで何を説明・証明するかを読者に知らしめます。エッセイの内容はすべて、主題と直接的に関連していなければなりません。[1]
    • よく考えられた主題が冒頭付近で登場するのが、エッセイの定石です。主題文は第1段落の最後に書きましょう。
    • 主題の書き方がわからない場合は、エッセイの出題者(教授、講師、先生)に相談しましょう。主題とはエッセイにおいて重要な概念で、エッセイの課題が出る限り、英語以外のクラスでも逃れることはできません。
  4. 4
    導入部(イントロダクション)を展開する 説得力のある主題文が書けたら、その前に導入部を配置します。導入部を書くのが苦手な人は、エッセイの本文を書いてから取りかかっても良いでしょう。読者の興味を引き付け、もっと読みたいと思わせるのが良い導入部です。効果的な導入部を書くには、以下の手法があります。[2]
    • 個人的な体験談を書く 
    • 驚くような事実や統計を引用する
    • 一般的な勘違いを指摘する
    • 読者に自分の先入観を意識させる
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    忘れないようにアウトライン(概略)を書き留める アウトラインをまとめておくと、エッセイの土台となる骨組みを発展させることができ、また下書きを書く時にも役立ちます。自由発想(パート4の4参照)で書き出した情報やメモ書きに目を通し、その情報をどのように大筋としてまとめられるか、どのような順番で並べるのが良いかを考えます。[3]
    • アウトラインは番号を振って、箇条書きにすると良いでしょう。
    • アウトラインをまとめる際に、内容を詳細に書く必要はありません。基本的な考えを紙にまとめましょう。

パート 2
下書きをする

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    メモや資料をすべて集める エッセイを書き始める前に、出題された質問に答えるために利用したいメモ書き、本、資料などをすべて集めます。効果的なエッセイを書くために裏付けは不可欠です。そのため、資料を使わずにエッセイを書くことは避けましょう。時間があれば、書き始める前にメモ書きにすべて目を通しましょう。
    • アウトラインもいつでも見られるようにしておきましょう。自分で作ったアウトラインを基にして下書きを書きます。並べた順番にそれぞれの項目を膨らませていきましょう。
  2. 2
    各段落をトピック・センテンスで始める トピック・センテンスはその段落の内容を読者に伝える文章です。エッセイでは各段落をトピック・センテンスで始めましょう。書き手の思考の展開が明確に、単刀直入に出題者に伝わります。[4]
    • トピック・センテンスは、その段落の残りの部分で伝えたいことを簡潔に読者に伝える文章であると考えましょう。段落全体の要約でなくても構いません。読者に「垣間見させる」だけで充分です。
    • 例えば、「崩れゆく絆」という作品のオコンクオという登場人物の人生について説明する段落であれば、「オコンクオは元々は貧しい若者であったが、やがて富と名声を築き上げた」といったトピック・センテンスになります。
  3. 3
    自分の考えをできるだけ深める 自分の答えをなるべく詳細に説明しましょう。ただし、意味のない文章や無駄に長い文章で水増しをしても出題者にはお見通しで、得策ではありません。出題者はいままでにおそらく何百、何千という学生のエッセイを読んできているため、ごまかしは通用しません。水増しではなくエッセイに説得力を持たせる、洞察に満ちた詳細を増量しましょう。途中で行き詰ったら、以下のような方法で考えを深めましょう。
    • 発想の段階に戻る  なるべく自分の考えを深めるためには、フリーライティング、リスト作り、考えの分類などの自由発想の段階(パート4の4参照)に戻りましょう。何か見落としや忘れていることがないか、最初のメモや本を見直すのも良いでしょう。
    • 学校のエッセイ指導室(writing lab)を訪れる 大抵の大学にはエッセイ指導室があります。利用可能であれば、執筆途中のエッセイを持参しましょう。学生は無料で指導室を利用でき、作成途上のどの段階であっても、指導員がエッセイの改良を手伝ってくれます。
    • 出題者に相談する  気軽に学生の力になってくれる出題者の先生もいます。決まった時間にオフィスにいる、予約をすれば一対一での指導をしてくれるといった先生がいれば、それを逃す手はありません。提出する前に、エッセイをさらに改善するにはどうすればよいかを出題者と話し合いましょう。
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    MLAフォーマットを使って資料を引用する エッセイの中で何らかの資料を引用・参照する場合は、出題者に指定された形式で記載しなければなりません。英語のクラスではMLA形式が最も一般的に使われるため、その引用形式について学ぶ必要があります。エッセイの最後の引用文献リストだけでなく、文中の引用についてもMLA形式で表示しましょう。
    • MLA形式では、エッセイの最後に新しいページで引用・参考文献のリストを作成し、利用したすべての文献を列挙する必要があります。そこに、文献や資料を容易に特定できる充分な情報を記載しなければなりません。例えば、書籍を参考文献リストに載せる場合は、著者の氏名、書籍のタイトル、出版元情報、出版年、形式を明示します。[5]
    • MLA形式では、資料からの引用文を文中で使用する際に、カッコ内に作者の姓と引用元書籍の該当ページ数を表示します。資料からのいかなる情報(引用、要約、解釈)にも引用元を明記する必要があります。引用元情報は文献からの引用の直後に表示し、カッコ内に作者の姓とページ数を記載します。[6]例えば「崩れゆく絆」の引用元情報は、次のように記載します。引用文……(Achebe 57)。
  5. 5
    結論に向かってまとめる エッセイは一般・普遍的な事柄から結論を導く形にまとめあげるのが基本です。分かりやすく言うと、逆さまにしたピラミッド、もしくは漏斗の形で表すことができます。結論にたどり着くまでに、その結論がごく当然なものだと読者に納得させなければいけません。基本的に、結論はエッセイ全体で証明してきたすべての情報の要約です。[7]しかし、結論を以下のような他の目的に使うこともできます。
    • 文中の情報に条件を付ける、もしくは複雑化する
    • 更なる研究の必要性を提案する
    • 現状が将来的にどれほど変化するかを推測する

パート 3
推敲する

  1. 1
    充分に時間をかける 課題のエッセイをぎりぎりまで放っておくのは得策ではありません。少なくとも数日、できればさらに時間をかけて下書きを推敲しましょう。完成後1、2日置いて新しい視点でもう一度自分のエッセイを読み直し、推敲することが重要です。[8]
  2. 2
    エッセイの内容を改良する エッセイの推敲をする際に、文法や句読点の用法だけしか訂正しない人がいますが、それよりも内容を改善する方が重要です。出題された問題に対する回答を、なるべく多くの詳細を用いて説明しましょう。出題文や課題のガイドラインをよく読み直し、以下の点を確認しましょう。[9]
    • 質問に対して充分な回答ができているか 。
    • 明確な主題があるか。内容が主題からずれていないか。
    • 主張に対する適切な証拠があるか。他に付け加えるべきことはないか。
    • 論理的な展開ができているか。論理の飛躍はないか。もしあれば、どのように論理の整合性を改善すればよいか。
  3. 3
    友達にエッセイを読んでもらう 友達やクラスメイトにエッセイをチェックしてもらうのも効果的です。「灯台下暗し」で見落とした点や単純ミスを、他人の目で指摘してもらいましょう。[10]
    • 同じクラスの友達とエッセイを交換してお互いにチェックしあいましょう。相手のエッセイを読んで、最大限いいものが書けたかを評価します。
    • 指摘された間違いを余裕をもって訂正できるように、エッセイの相互評価は提出期限の遅くとも1日前に行いましょう。
  4. 4
    エッセイを音読する 声に出して読むと、見落としていた単純ミスに気付きやすくなります。[11]鉛筆を用意して(もしくはパソコンですぐに編集できる状態で)、ゆっくりと大きな声で音読しましょう。
    • 読みながら間違いを訂正し、さらに詳細が必要、言葉の明確化が必要といった修正すべき部分に下線を引きます。

パート 4
計画を立てる

  1. 1
    テーマや課題を分析する 課題の出題文やガイドラインをよく読み、何を求められているかを考えます。記述、比較、対象、解説、議論、提案などを表すキーワードに下線を引きます。また、課題が求める主なテーマや考え(自由、家族、挫折、愛など)にも下線を引きます。[12]
    • 課題が求めるものがわからない場合は、出題者に質問しましょう。出題者の要求を明確にしてから課題に取り掛かることは重要です。
  2. 2
    読者について考える まずは出題者が読むことを念頭に置き、書き始める前に、その要求や期待がいかなるものかを考える必要があります。[13]出題者が課題のエッセイに期待するものは、基本的に以下の通りです。
    • 課題の要件に沿った、充分に詳細にわたる回答
    • 明快で直接的な読みやすい文面
    • 誤字やスペルミスなどの凡ミスのない洗練されたエッセイ
  3. 3
    記述するべき内容について考える 出題者の期待について検討したら、この大きな目的を達成する方法、つまり、エッセイに書くべき内容を考えます。
    • 例えば、本の中の登場人物について書く課題であれば、その人物について多くの記述が必要です。そのためには本の必要箇所を読み返したり、授業のノートを見直したりする必要があるでしょう。[14]
    • わかりやすいエッセイにするためには、論理的な順序立てが必要です。そのためにはアウトラインを作成し、完成した時に論理の破綻や飛躍がないかをチェックします。
    • 洗練されたエッセイを作成するには、なるべく早く書き始め、最終稿を提出する前になるべく多くの時間を推敲に当てる必要があります。可能であれば、提出日の1週間前を目標に第一稿を仕上げましょう。
  4. 4
    考えを深める 自由発想は既存の知識の中から必要な情報を引き出す助けになり、エッセイを書き始めるにあたって脳を活性化します。効果的な自由発想の方法には以下のものがあります。[15]
    • フリーライティング これはとにかく止まらずにひたすら書き続けるという方法です。書くことが思い浮かばなくても、思いつくまで「書くことが何も思い浮かばない」などと書き続けます。 書き終わったら読み直して、エッセイに利用できそうな部分に下線を引いたり、マーカーで印をつけたりします。
    • リスティング これは課題のテーマに関連する情報や詳細のすべてをリストにする方法です。思いつくことをすべてリストアップしたら読み直して、エッセイを書く上で最も重要だと思う情報を丸で囲みます。
    • クラスタリング 紙に書いたアイデアを丸と線でつないで発展させていきます。例えば、まず紙の中央にテーマを書き、そこから関連するアイデアを枝分かれさせていきます。これを何も思いつかなくなるまで続けます。
  5. 5
    必要があればリサーチをする エッセイのためにリサーチをするように言われていれば、エッセイを書き始める前に行います。[16]図書館のデータベースや資料などを利用して、課題のエッセイに最も役立つ情報を探しましょう。
    • 英語のエッセイに役立つ資料には、書籍、学術誌の記事、信頼のおける新聞の記事(ニューヨークタイムズ、ウォールストリートジャーナルなど)、政府や大学などのウェブサイトなどがあります。
    • 「リサーチの質」を採点項目にする出題者は多く、ブログや執筆者不明のウェブサイトなどの質の悪い資料を使うと、エッセイの評価が下がることがあります。
    • 見つけた資料の質が良いかどうかわからない場合は、出題者や図書館司書に相談しましょう。

ポイント

  • 人にエッセイを批評してもらう場合は、対象読者に該当する人を探しましょう。小説「アラバマ物語」を読んだことがない人にその作品分析のエッセイを渡したところで、良いアドバイスは望めません。

注意事項

  • エッセイの課題をぎりぎりまで伸ばし伸ばしにしてはいけません。良いエッセイには充分な時間と綿密な計画が必要です。

記事の情報

この記事はMichelle Golden, PhDが共著しています。 ミッシェル・ゴールデンはジョージア州のアセンズ市に住む英語教師です。2015年にジョージア州立大学から英語学の博士号を授与されています。

カテゴリ: 執筆と植字 | 学び・コミュニケーション

他言語版:

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